【施術事例】頸椎ヘルニアと腕の痺れが改善!50代男性Iさん‐デスクワーク‐市川市東大和田在住

初めに

こんにちは!整体院ゆいまーるの山城です^^

今回は繰り返す頸椎ヘルニアとたまに出る肩と腕の痺れにお悩みの市川市東大和田在住50代男性Iさんについての記事を書いて行きます。

書いて行く内容は以下の通りです。

・頸椎ヘルニアと腕の痺れについて
 頚椎椎間板ヘルニアとは
 主な症状
 腕のしびれを引き起こす原因
 頸椎ヘルニアと腕の痺れに対する整体的アプローチについて
・頸椎ヘルニアと腕の痺れでお悩みのIさんについて
 来店された経緯
 問診編:お話を聞いて行く
 検査編:悪い部位の特定
 施術編:悪い箇所を取り除く
 結果とその後の経過
・まとめ

この記事がIさんと同じように頸椎ヘルニアや腕の痺れでお悩みの方の参考になれば幸いです^^

🦴 頸椎ヘルニアと腕の痺れについて

まず最初に「ヘルニア(Hernia)」という言葉は、医学用語として使われる場合、「体内の臓器や組織が、本来収まっている場所から逸脱したり、飛び出したりした状態」を広く指す言葉です。

簡単に言えば、「飛び出し」を意味します。腰椎から飛び出せば腰椎ヘルニア、今回のように頸椎から飛び出せば頸椎ヘルニアとなります。

そしてヘルニアの代表的な症状の1つとして神経が障害されたことによる痺れがあります。

1. ⚡️ 頸椎椎間板ヘルニアとは?

椎間板ヘルニアのイラスト

(上から見た図)

ヘルニアのイラスト

(横から見た図)

頸椎椎間板ヘルニアは、首の骨(頸椎)の間にあるクッション材(椎間板)が、加齢や首への負担によって後方または側方に飛び出し、近くを通る神経根(脊髄から枝分かれした神経の根元)や脊髄本体を圧迫・刺激することで症状を引き起こします。

🔹 頸椎ヘルニアの主な症状

頸椎ヘルニアの症状は、圧迫される神経の場所や程度によって異なりますが、最も特徴的なのは「上肢の神経症状」です。

  • 首の痛み・こり: 首や肩甲骨の周りに痛みや重だるさを感じます。
  • 腕や手の痛み・しびれ: 圧迫された神経が支配する領域に沿って、肩から腕、指先にかけて鋭い痛みや電気が走るようなしびれが発生します。
    • 例:特定の指だけに症状が出る(C6神経根の圧迫なら親指側、C7なら中指など)。
  • 筋力低下: 進行すると、握力が低下したり、細かい作業がしづらくなったりします。
  • 感覚障害: 皮膚の感覚が鈍くなったり、触っている感覚が分かりにくくなったりします。

2. 💪 腕の痺れを引き起こすその他の原因

腕のしびれ自体は、頸椎ヘルニア以外にも、さまざまな原因で起こります。

以下のように纏めました。

原因特徴圧迫
される場所
胸郭出口症候群腕や手のしびれ、だるさ、握力低下。なで肩の女性や、重いものを運ぶ職業の人に多い。首から鎖骨の下を通る神経や血管が、首の筋肉(斜角筋)や鎖骨と肋骨の間で締め付けられる。
手根管症候群手のひらから親指・人差し指・中指にかけてのしびれ。特に夜間や明け方にしびれが強くなる。手首(手根管)の中で正中神経が圧迫される。
肘部管症候群小指と薬指の半分にしびれや感覚異常。肘(肘部管)の中で尺骨神経が圧迫される。
筋・筋膜性疼痛首や肩の極度のこりや緊張が、神経ではなく筋肉の血流を悪化させ、しびれに似た感覚(放散痛)を引き起こす。首や肩甲骨周りの筋肉(トリガーポイント)。

3. ⚖️ 頸椎ヘルニアや腕の痺れへの整体アプローチ

基本的に当店に腕が痺れるや、首が痛いなどの症状がある方が来店された場合は過去に頸椎ヘルニアやむち打ち、頚椎症など既往歴がないかを問診の中で確認します。

そのうえで既往歴がない、もしくは病院を受診していないなどの場合はジャクソンテストやスパーリングテスト、モーレーテストなど徒手検査という手でやる検査を行いそのシビレはどこが原因で起こっているのかを明確化し施術します。

主なアプローチは以下の通りです。

神経の絞扼部位の解放: ヘルニアの症状と似た胸郭出口症候群などが併発している場合、鎖骨周辺や脇の下など、神経の通り道(トンネル)の緊張を緩め、腕への血流と神経伝達を改善します。

首・肩の筋肉の緊張緩和: 首や肩甲骨周りの筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、斜角筋など)を緩め、頸椎にかかる負担を軽減します。

姿勢の改善: 猫背(前方頭位・ストレートネック)を改善し、頭の重さが真っすぐ頸椎にかかるよう、胸郭や背骨の柔軟性を高めます。

ここで大事なのが少しややこしいのですがもし頸椎ヘルニアや頚椎症などと診断されている場合飛び出してしまっているものや骨の変形自体は治せません。

しかしなぜヘルニアになりやすくなっているのか、なぜ首に負荷がかかりやすくなっているのかを考え施術することで症状の改善をすることは可能です。

では実際の施術事例を書いて行くので1つの参考になれば幸いです^^

頸椎ヘルニアと腕の痺れでお悩みのIさんについて

来店の経緯

首肩が辛い男性のイラスト

2025年、7月5日頸椎ヘルニアと腕と肩の痺れでお困りの市川市東大和田在住Iさんが来店されました。

来店された理由として元々奥さんが肩こり改善の為に4回ほど当店に来ていたそうで「ゆいまーるいいよ!」と紹介されていたが仕事の忙しさのせいで中々行けないまま過ごしていましたが、

車の運転中やPCを使った仕事の最中首が辛くあるのと肩から腕の痺れが酷くなってくる頻度が増えこれはやばいと来店されたそうです。

次に問診編です。

問診編:お話を聞いて行く

ではIさんのお悩みを改善するためにお話を聞いて行きます。

聞いた内容を以下の通りにまとめてみました。

項目詳細整体的考察
性別・年齢50代男性、市川市東大和田在住結構なストレートネック(猫背)
職業デスクワークが多い(1日7時間程度)肩甲骨前方移動、股関節の屈曲気味
主訴首の痛みと肩から腕の痺れ(週に3日程度)神経の障害or血流不足
痛みの場所左の首と左肩から腕、手にかけて神経の障害(圧迫やけん引)
痛みの特徴首はしんどい痛み、肩から腕はずっとビリビリする感じ、感覚は問題なし神経の障害
既往歴高校生の頃サッカーで首を痛めむち打ちに、そこから何度か首が痛くなり3回ほど頸椎ヘルニアと診断された。
最後は5年間に診断を受けた。
むち打ちによる後遺症or頸椎ヘルニアorデスクワークなどによる腕の筋肉が神経をけん引など

簡単にですが聞いた内容はこんな感じです。記事の題名に頸椎ヘルニアと書きましたが頸椎ヘルニアと診断を受けてすぐ来店されたというよりかは過去に何回も頸椎ヘルニアと診断されその症状が酷くなった為来店されたという感じですね。

次は検査編です。

検査編:悪い部位の特定

まず今回考えないといけないのは過去に頸椎ヘルニアと診断はされているが今回の肩から腕の痺れはほんとにヘルニアや頸椎から来るものなのか判断することです。

そのため行った検査はスパーリングテストとジャクソンテストというものです。

頸椎に向けって上から押し神経根の症状の有無を調べるという検査です。イメージイラストも貼っときます。

ジャクソンテストのイラスト
スパーリングテストのイラスト

これで神経が首で障害されているのか分かるのですが結果としてスパーリングテストで左側の頸椎に陽性反応が出たため首で神経が障害され腕の痺れが出ていることが確定です。

ではどうしたらこの症状を改善出来るのかというと以下の検査を行い身体の悪くなっている箇所を探し悪い箇所を施術し正常に近づけていく事で首への負担が軽くなり結果として症状の軽減が出来ることが多いです。

今回Iさんに行った他の検査は以下の通りです。

検査項目Kさんの所見整体的推測される原因or影響
スパーリングテスト左側で陽性(肩から腕の痺れが増幅)ヘルニアまたは神経が頸椎部分で障害されている
骨盤の歪み(関節のズレ)右恥骨が下方にズレ腰と股関節に影響が出る可能性or脊柱全体の可動性に影響
脊柱の粘弾性右のc1,2右のt1-t3辺り硬め右肺や右肩、右腕の柔軟性低下の可能性
腕の筋肉の張り感両腕ともパンパンデスクワークなどによる筋肉の緊張
肩・肩甲骨周りの筋肉左の棘下筋に強い緊張、コリ感有仕事での過負荷 昔からの不良姿勢

ここから問診検査で分かった悪い箇所を施術し症状を改善していきます。

施術編:悪い箇所を取り除く

まず関節の調整を行います。

最初は右恥骨下方を調整。約2分程。

次に硬くなっている筋肉をほぐします。

前腕の屈筋群、伸筋群をほぐします。特に右腕のコリが強いので了解を得て鍼灸とほぐしを合わせて約20分程。

次に左の棘下筋と両方の起立筋を丁寧にほぐします。時間にして約15分程。

最後に硬くなっている胸椎t1-t3に対してマニュピレーションを3分程かけて施術は終了。

問診検査と合わせると約50分程の施術となりました。

ここで再検査としてジャクソンテストを行うと左のジャクソンテストで陽性だったはずの痺れが全くなくなっていました。

Iさんも「首がめちゃくちゃ楽でなんか身体全体がポカポカしています!」との喜びの声。

この日はこれで施術終了。

これで1週間どうか様子を見てまた来店下さいと伝えIさんは1週間後に予約を取りお帰りになられました。

1週間後のIさんの様子とその後の経過

では1週間後のIさんの頸椎ヘルニアと肩と腕の痺れはどうなったかというと多少首が何となく凝る感じはあるものの痺れは全くでなかったそうです。

Iさん曰く「この1週間身体が久々に軽いと感じました!」と喜んでいました。

2回目のこの日も検査で悪い箇所を探し施術しIんは満足げ笑顔を浮かべお帰りになられました^^

経過を書いて行くと以下の通りです。

・1回目(2025年7月5日):施術後、ジャクソンテストが陽性から陰性へ 肩と腕も軽くなった
・2回目(2025年7月12日):施術前、首のコリ感はあるけどシビレはなかった、身体全体が何となく楽に 
・3回目(2025年7月26日):施術前、何となく肩がしびれる気がした時があったけど全然前程酷くなく、疲れると肩は凝る
・4回目(2025年8月9日):施術前、仕事でかなり疲れると何となく違和感は出るがそれ以外は不調なし、いい感じ
・5回目(2025年8月30日):施術前、最初のようなシビレは出ない、肩こりはある
・6回目(2025年10月4日):施術前、1か月以上空いてもシビレは殆ど無し、仕事が激務だと肩は凝る
・7回目(2025年11月1日):施術前、軽いウォーキングを始めたら身体の調子がいい感じ!

という感じになりました。

Iさんが来店されたのは2025年7月5日でこの記事を書いているのは2025年11月9日になり、この間約4月の内に7回程度来店し腕の痺れ自体は3.4回で改善されたという事ですね。

一応Iさん曰く身体は大事にしていきたいので定期的に来店したいとの事でした^^

では今回のまとめを書いて行きます。

💡 まとめ:繰り返す頸椎ヘルニアの痛みと痺れは「全身の連携」の崩れが原因

今回の市川市東大和田にお住まいのIさんのケースは、「過去に頸椎ヘルニアと診断され、再発や症状の悪化に悩んでいる」という方の典型的な事例です。

Iさんの長年の首の痛みと、度々出る肩・腕の痺れが早期に改善した要因は、症状の出ている「首」だけでなく、「体全体の構造的な安定性」にアプローチした点にあります。

🚨 Iさんの痺れが改善した主な要因

  1. 首(頸椎)への負担を増幅させていた全身の歪みへのアプローチ: Iさんの場合、痺れの原因が頸椎にあることは確定しましたが、右の恥骨のズレや硬い胸椎(T1-T3)が首の土台である背骨全体の柔軟性を低下させていました。この土台の不安定性が、首への負担を増幅させ、症状を繰り返す根本原因となっていたため、関節の調整と胸椎へのマニュピレーションで改善を図りました。
  2. 神経の絞扼(こうやく)を強めていた筋肉の緊張の解放: デスクワークによる両腕の強い張りと、左の棘下筋のコリ感が、頸椎から腕へ伸びる神経や血管を物理的に締め付け、痺れを助長していました。前腕や肩周りの筋肉を丁寧にほぐしたことが、施術直後に痺れが消失した大きな理由です。
  3. 再発を防ぐためのメンテナンス: 症状が改善した後も、Iさんは仕事の激務や不規則な生活による体の消耗を理解し、定期的なメンテナンスを継続されています。

🏠 市川市・東大和田エリアで頸椎ヘルニアや腕の痺れにお悩みの方へ

Iさんのように、

  • 頸椎ヘルニアと診断され、腕や手に痺れが出ている
  • 車の運転中やPC作業中に首の辛さや痺れが悪化する
  • 病院で異常なしと言われた肩・腕のだるさや痛みに悩んでいる

といった症状でお悩みなら、それは症状が出ている首だけでなく、「全身の構造と、神経・血管の通り道」に問題があるかもしれません。

整体院ゆいまーるでは、市川市東大和田からお越しのIさんのように、頸椎ヘルニアや腕の痺れの根本原因である姿勢、関節のズレ、筋肉の過緊張に的確にアプローチし、再発しにくい体作りをサポートします^^

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