「目の奥がえぐられる激痛、もう無理…」頸椎ヘルニアと群発性頭痛に悩む船橋市西船の40代看護師Sさんを救った施術とは

初めに

こんにちは!整体院ゆいまーるです。

「激しい頭痛で体が動かせない…」「頸椎ヘルニアの手術を受けたのに、また首が痛くなってきた…」

もしあなたが、そんな辛い症状に悩まされているなら、今回の記事はあなたの希望になるかもしれません。特に、多忙な日々を送る船橋市西船にお住まいのあなたにとって、共感できる内容かもしれません。

2023年5月、当院に頸椎ヘルニアと頭痛でお悩みのSさん(40代女性、看護師)がご来店されました。Sさんは、当院のオープン時に配布したチラシをご自宅で見て、「そのうち行こうかな」と思っていたそうです。しかし、あまりにもひどい頭痛に襲われ、緊急を要する状態で西船橋にある整体サロンゆいまーるへ駆け込んできたのです。

ご来店当初、Sさんは頭痛のせいで動くこともできない状態でした。どんな痛みか尋ねると、「目の奥がものすごく痛くて、しんどい感じ」とのこと。念のため、過去にも同様の頭痛があったか、病院を受診したかを確認すると、「たまに病院には行くが異常はない」とのことでした。この症状から、おそらく群発性頭痛と呼ばれる、原因不明の激しい頭痛の一種だと考えられました。

もし頭痛について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

今回は、Sさんの激しい群発性頭痛と、再発気味の頸椎ヘルニアが、どのように改善へと向かったのかを詳しくご紹介します。


過労とストレスが引き起こした体のSOS:問診と推測

群発性頭痛の痛みは非常に強く、人によっては動けないほどの激痛や、冷や汗、動悸などを伴うことがあります。今回のSさんも、目の奥の痛みと共に**冷や汗と眩暈(めまい)**があり、体調に余裕がない状態でした。そのため、状態を考慮し、軽く問診をしました。

Sさんは40代女性の看護師で、非常にハードな仕事と多くの疲労・ストレスを抱えていらっしゃるとのこと。

今回の主な症状は、冒頭でも触れた群発性頭痛(時々発症)と、元々診断されている頸椎ヘルニアでした。

実はSさん、過去に首の痛みと手のしびれがひどく、病院を受診したところ、5年前に頸椎ヘルニアと診断され、手術を受けられています。手術によってしびれと首の痛みは緩和されたそうですが、時々出ていた頭痛はあまり変化がなく、辛いままだったとのこと。

また、頸椎ヘルニアも、しびれはないものの、首の痛みはこの1年ほどで再発してきているとのことでした。医療機関でも、「また頸椎ヘルニアが再発しているかもしれない」と言われたそうです。

ここまでの情報をまとめると、以下のようになります。

  • 40代女性、ストレス過多、ハードワーク
  • 今回の主な症状:頭痛(群発性頭痛、時々発症)
  • 既往歴:頸椎ヘルニア(5年前に手術したが再発気味)、元々頭痛持ち(片頭痛、緊張性頭痛)

この情報から、Sさんは元々ストレスや仕事、環境のせいで身体がボロボロになっており、自律神経の症状も出ていると推測できました。今回、頸椎ヘルニアやストレス、眼精疲労などが複合的に重なり、この激しい群発性頭痛が引き起こされたのだと考えられます。

通常であればこの後に検査を行うのですが、Sさんの体調が非常に悪く、検査をする余裕がなかったため、ここからは実際の施術と状況についてご紹介します。


緊急対応と症状の緩和:施術と状況

この時、Sさんは頭痛と冷や汗で立っているのも辛い状況でした。そこで、まずはSさんの状態を慎重に確認しました。

  • 過去に同じような経験はあるか?
  • 医療機関は受診しているか?
  • 救急車を呼ぶ必要はないか?

これらの確認と同意を得た上で、施術を開始しました。群発性頭痛は、頭痛の最高潮時にはわずかな刺激、光でも非常に辛いため、店内の照明を最小限に抑え、目に飛び込む刺激を極力抑えるようにしました。

その後、10分程度は何も触らず、気分や体調の変化、脈の状態などを注意深く観察しました。Sさんの体調が少しずつ落ち着いてきた様子が見えたので、施術を開始しました。


群発性頭痛と体のつながり:少し深掘り解説

ここで、少し群発性頭痛について補足しておきましょう。頭痛や眼精疲労について興味がある方は、以下の記事も参考にしてください。

これらの記事でも群発性頭痛については触れていますが、現代医学ではその原因は完全には解明されていません。しかし、当院では、視神経と脳の繋がり、また痛みの場所や性質を考えると、視神経の炎症、あるいは眼圧が高くなりすぎたことで視神経から脳(後頭葉)へ過剰な刺激が送られ、そのあまりの刺激に脳から心臓などへ迷走神経を通して迷走神経反射を起こしているのではないかと考えています。

そのため、まずは安静が最も重要です。その上で、視神経の炎症を抑えるような行動や日常生活の見直しが必要になります。そして、当院では、視神経や迷走神経が自律神経の一種であることから、自律神経へのアプローチが有効だと考えています。


鍼と手技によるアプローチ:劇的な改善への道

Sさんの様子が落ち着いてきたところで、いよいよ施術を開始しました。

まず、神経の興奮が高ぶって痛みを出している状態だったので、遠隔的な施術として四肢の末端に刺激を入れるように鍼(はり)を行いました。鍼灸でいう**合谷(ごうこく)太衝(たいしょう)**というツボです。(末端に刺激が入れば、鍼に限らず他の方法でも効果が期待できます。)

その後、Sさんの脈を確認すると、少し落ち着いてきていることが分かり、痛み自体も軽減してきたため、目の周り、頭周り、そして後頭部への施術を行いました。

施術方法としては、仰向けで寝てもらい、ゴリゴリと強くではなく、軽くほぐすような刺激と、視神経に対するアプローチ(これは文章で説明するのが難しい手技です)を、ゆっくりと合計30分程度行い、痛みの変化を見ました。

結果: 痛みは「10」から「5」まで減少しました。立っていられないほどの激しい痛みは改善することができました。これ以上の施術は、神経の炎症や自律神経も深く関わっていることから、これ以上触ることは控え、睡眠が必要だと判断しました。「近いうちにまた様子を見させてください」とSさんにご説明し、ご帰宅いただきました。


1週間後の再会と継続的なケア

少し時間が経ち、1週間後。再びSさんがご来店されました。前回の辛そうな様子とは打って変わり、

先生!あの痛み、次の日にはなくなっていて、すごく楽でした!今度、肩こりがひどいので肩こりを治してください(笑)

と、明るい笑顔で話してくださいました。私たちも安心しました。その日は、またSさんの様子を見ながら、肩こりと頭痛の施術を行い、終了しました。

この記事を書いているのは2024年5月9日ですが、現在もSさんは月に1回くらいのペースでご来店いただいています。毎回来店される際は、お疲れでボロボロの状態ではありますが、今回の記事で書いたような激しい頭痛の状態にはなっていません。看護師というハードワーク、いつも本当に大変ですよね。お互いに頑張りましょう。

今回の記事は、内容的に群発性頭痛に関する部分が多くなっていますが、Sさんの元々の疾患に頸椎ヘルニアがあったため、頸椎ヘルニアと合わせて記載させていただきました。

これは間接的なお話になりますが、**頸椎ヘルニアになるということは、「首に負担がかかりやすい状態になっている」**ことが考えられます。頸椎ヘルニアや頚椎症(けいついしょう)を患っている方は、首や頭が自律神経と非常に深く関わっているため、今回の群発性頭痛のような自律神経的な症状が出やすい傾向にあります。

なぜ首が自律神経に深く関わるのかは、今後も詳しく解説していく予定ですが、もしご興味があれば、これまでの記事も参考にしてみてください。


頸椎ヘルニアとは?原因と自然治癒の可能性

頸椎ヘルニアの基礎知識

今回は頸椎ヘルニアについて詳しく見ていきましょう。

まず「ヘルニア」とは、椎間板(ついかんばん)の中にある髄核(ずいかく)というゲル状の組織が、外に飛び出してしまった状態を指します。この飛び出した髄核が神経を圧迫することで、しびれなどの症状を引き起こします。頸椎ヘルニアは、このヘルニアが首の骨である頸椎(けいつい)で起こってしまった場合の病名です。

頸椎ヘルニアの原因

頸椎ヘルニアの原因は様々ですが、当院では主に「首だけに負担がかかりやすい状態になっていること」が原因だと考えています。

身体が悪くなる順番として、背骨が悪くなり、腰が悪くなり、腕が悪くなり、最終的に首だけに負担が集中してしまう、ということも考えられます。また、人間の頭は体重の約10分の1の重さ(例えば、体重50kgの人なら約5kg、お米の袋と同じくらい)があると言われています。デスクワークや不良姿勢が続くことで、首だけでその重さを支え続けることになります。このような状態が続けば、首の骨と骨の間にあるクッション(椎間板)が潰れてしまったり、骨が変形してしまったりすることも考えられますよね。

ですので、大まかに言うと「首だけに普段から大きな負担がかかりやすい状態」になっていることが原因と考えられます。

頸椎ヘルニアは自然に治る?(自然治癒)

頸椎ヘルニアの症状や診断に関する情報は、インターネットでたくさん見つかりますが、ここでは別の視点から解説したいと思います。

ズバリ、頸椎ヘルニア自体が自然に治るのかどうかについてですが、「治ったり、治らなかったりします!」という、少し複雑な答えになります。これは非常に難しい問題なのですが、要は神経を圧迫している飛び出た髄核が問題なので、この髄核がなくなれば良いのです。

そして、この髄核は、なんと**白血球(はっけっきゅう)が食べてくれる(処理してくれる)**ことが確認されています。つまり、放っておいても免疫の働きによってヘルニアが消失し、治る可能性があることは科学的に証明されているのです。

しかし、治らないパターンも存在します。それは、明らかに椎間板自体が減りすぎていたり、頚椎症自体が進行していたりする場合です。また、首以外にも身体の状態が非常に悪く、免疫が正常に機能しない場合や、首だけに負担がかかり続ける状態から抜け出せない場合は、免疫が頸椎ヘルニアを治そうとする働きよりも、首への負担の方が大きいため、自然には治りません。

頸椎ヘルニアへの対処法

では、どのように対処すれば良いのでしょうか?

明らかに日常生活に支障が出ていたり、医療機関で手術しかないと言われた場合は、手術という選択肢が考えられます。(おそらくその場合は症状が非常に重いことが多いです。)

しかし、医療機関でも「様子を見ましょう」と言われたり、薬物療法をしている段階であれば、悪化を防いだり、症状を緩和したりすることは可能かもしれません。まずは、首に負担のかかりにくい生活を心がけることが大切です。

例えば、

  • スマートフォンやゲーム、パソコンの使用時間を減らす
  • なるべく首だけで下を見ないようにする
  • 肩周りや股関節をしっかりとストレッチをする

などが挙げられます。

しかし、「もっと本格的に悪化を防ぎたい」「症状を緩和したい」といった方は、早めに専門家にご相談されることをお勧めします


頸椎ヘルニア・頭痛に対する船橋市西船橋の整体サロンゆいまーるのアプローチ

今回は頸椎ヘルニアと頭痛でお悩みのSさんのケースについてご紹介しましたが、最終的に皆さんが求めているのは「頭痛や頸椎ヘルニアを良くしたい!」ということですよね。

では、船橋市西船にある整体院ゆいまーるでは、どのように施術を行うのかを解説していきます。

当院は、あくまでも以下のケースを対象に施術を行います。

  • 頸椎ヘルニアと診断されているが、手術まではいかない方
  • 頸椎ヘルニアの症状がそこまでひどくない方
  • これ以上悪化させたくない方
  • 頸椎ヘルニアによる頭痛だけでなく、それ以外の症状も改善したい方

まずは、詳細な検査と問診を行い、どこが一番の問題となっているのかを特定します。自律神経が関係しているのか、筋肉の問題なのか、内臓の問題なのか、などを徹底的に調べます。その上で、以下のような施術を行うことで、症状の早期改善を目指します。

  • 内臓へのアプローチ(内臓マニピュレーション): 腸内環境が悪い方や体質的に内臓が弱い方は、内臓の血流が悪くなり、それが首や頭の症状に影響している可能性があります。そのため、内臓マニピュレーションという特別な手技を用いて、内臓の動きや血流を改善し、症状の緩和を図ります。
  • 筋肉へのアプローチ(筋膜への徒手療法、鍼治療): 筋肉の凝りや緊張が原因で痛みを感じている場合は、原因となっている筋肉に対し、揉みほぐしのような徒手的な刺激を入れたり、鍼(はり)を用いたアプローチで筋肉の緊張を和らげ、痛みを改善していきます。
  • 骨格へのアプローチ(関節モビライゼーション): 関節の動きが悪いと、身体全体のバランスが崩れ、首や頭に負担がかかることがあります。その際には、関節に動きをつけるように関節を動かしていきます。バキバキと音が鳴るような方法もありますし、音が鳴らない方法もあります。お客様の好みや疑問点があれば、遠慮なくお伝えくださいね。

これらの施術はあくまで一例です。Sさんのように激しい頭痛や頸椎ヘルニアの症状にお悩みでしたら、ぜひ一度、船橋市西船にある整体サロンゆいまーるにご相談ください。あなたの辛い症状を改善するため、全力でサポートさせていただきます。