【施術事例】腰椎ヘルニアと臀部の痺れが改善!40代男性Nさん‐運送業‐船橋市東中山在住
挨拶から☟

初めまして、船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城と申します^^
今回は腰椎ヘルニアと臀部の痺れでお悩みのNさんについて記事を書いて行こうと思います!
・座ると痺れが強くなる
・ヘルニアを繰り返す
・過去にギックリ腰をしたことがある
そのような方の参考になれば幸いです。
まずはヘルニアについての一般的知識を書いて行き、そこから当院の考え、船橋市東中山在住Nさんについて書いて行こうと思います。
「ヘルニア」と「腰椎ヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)」は、しばしば混同されますが、「ヘルニア」はより広い意味を持つ言葉です。
一般的知識:ヘルニア(Hernia)とは?
「ヘルニア」とは、体内の臓器や組織の一部が、本来あるべき場所から逸脱(はみ出し)してしまった状態を総称する医学用語です。
語源はラテン語で「飛び出す」という意味です。
ヘルニアの具体例
「ヘルニア」は、発生する部位によって様々な種類があり、腰以外にも体のあちこちに起こります。
ヘルニアの種類 | 発生部位と内容物 | 俗称 |
鼠径(そけい)ヘルニア | 腹部(腸や腹膜の一部)が足の付け根(鼠径部)から飛び出す | 脱腸 |
臍(さい)ヘルニア | 腹部(腸など)がおへそから飛び出す | でべそ |
食道裂孔ヘルニア | 胃の一部が、横隔膜の穴(食道裂孔)を通って胸腔側に飛び出す | - |
椎間板ヘルニア | 脊椎のクッション(椎間板)の一部が飛び出す | - |
このように、「ヘルニア」は臓器が飛び出す現象全般を指す言葉であり、「腰椎ヘルニア」はその中の特定の一種です。
一般的知識:腰椎ヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)とは?
「腰椎ヘルニア」は正式には「腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア」と呼ばれ、背骨(脊椎)の腰の部分(腰椎)で起こる椎間板ヘルニアを指します。
椎間板の構造
背骨は「椎骨」という骨が積み重なってできており、その椎骨と椎骨の間には「椎間板」というクッション材があります。椎間板は二層構造になっています。
いいイラストがあったので参考にしてください^^

- 線維輪(せんいりん):椎間板の外側を覆う、硬いバウムクーヘンのような軟骨組織。
- 髄核(ずいかく):椎間板の中心にある、水分を多く含んだゼリー状の組織。
腰椎椎間板ヘルニアの状態
加齢や前かがみ、重労働、喫煙などによって椎間板に大きな負担がかかると、外側の線維輪に亀裂が入ったり、破れたりします。
この亀裂から、内部の髄核が押し出されて外に飛び出してしまった状態が、「腰椎椎間板ヘルニア」です。
こんな感じです。☟

主な症状
飛び出した髄核(ヘルニア)が、近くを通っている神経(主に坐骨神経の根元)を圧迫することで、様々な神経症状を引き起こします。
症状 | 詳細 |
坐骨神経痛 | お尻から太ももの裏側、ふくらはぎ、足先にかけての痛みやしびれが特徴的です。電気が走るような、ビリビリとした痛みとして感じられます。 |
腰痛 | 椎間板が損傷している部位を中心に、強い痛みを伴います。 |
筋力低下・知覚障害 | 圧迫されている神経が支配する筋肉に力が入りにくくなったり(麻痺)、皮膚の感覚が鈍くなったりします。 |
排尿・排便障害 | (重症の場合)脊髄の末端にある馬尾神経が強く圧迫されると、尿が出にくい、便が出にくいといった排泄の障害が起こることがあり、緊急手術が必要となる場合があります。 |
ではそんなヘルニアなんですが当店ではどう考えるのか書いて行きます。
当店での考え:腰椎ヘルニアについて(腰椎椎間板ヘルニア)
当店でのヘルニアに対する考えはというと腰椎椎間板ヘルニアになってしまう原因は2つあると思っていて、それは以下の理由です。
1つ目が腰椎に負担が掛かりすぎている
2つ目が腰椎の動き過ぎ(骨盤の関節のズレ)
この理由を解説していくと、1つ目の腰椎に負担が掛かりすぎているというのは上記で述べた通り、ヘルニアって要は椎間板の繊維輪が少しずつ破壊されて起きたものですよね。
この繊維輪が破壊されるほど腰椎に負担が掛かりやすくなる理由として、過去に事故や強い衝撃を受けた事がある、デスクワークや前かがみの姿勢、猫背、腰椎以外の柔軟性の低下などの理由によって「腰椎だけ」に負担が集中しやすい状態になっているという事が考えられます。
2つ目の腰椎の動き過ぎ、これは当店で考えているギックリ腰の原因と同じなんですが腰椎って身体の軸にあり作りもしっかりしていてそんなに動かないんですが、そんな腰椎をサポートする関節が骨盤の仙腸関節と恥骨結合と呼ばれる関節になるんです。
骨盤について詳しく知りたい方はこちら☟
・【解説】姿勢矯正・骨盤矯正とは│船橋市西船の整体院・整体院ゆいまーる | 整体院ゆいまーる
この部分がズレていたり上手く腰椎のサポートが出来ていないと強固に身体を支えるはずの腰椎が動きすぎて椎間板の繊維輪を破壊してしまいヘルニアになりやすくなるという事が考えられます。
ではヘルニアになったらどうするのか?当店での考えと施術方法
当店でのヘルニアになってしまう理由について書いて行きましたが簡単に言うとヘルニアになったら腰椎への負担を減らしてあげる事でヘルニアは改善出来ると当店では考えています。
腰椎椎間板ヘルニアの方に対して行う事が多い施術は以下の施術になります。
・骨盤のズレの調整(ソフトな刺激)
・腰回りの筋肉のほぐしや鍼(多いのが腸腰筋)
・頸椎の調整(過去にむち打ちや強い衝撃を受けた方)
このような施術を行う事で腰椎への負担が軽減され突出してしまったヘルニアは自然に消え症状も楽になる方が多くいらっしゃいます。
今回の記事ではその一人である船橋市東中山在住40代男性Nさんについて紹介したいと思います。
※明らかに痛みが痺れが強すぎる、緊急性がありそうな痛みの場合は整形外科の受診をオススメします。
腰椎ヘルニアと臀部の痺れでお悩みの40代Nさんについて
来店された経緯

Nさんが初めて当院にご来院されたのは2025年7月15日のことです。
20年来の慢性的な腰痛や腰椎ヘルニアに加え、2年前にぎっくり腰を経験されてから、右臀部から太ももにかけての坐骨神経痛がひどくなり、「何とかしたい」と強く思われていました。数軒の整骨院や整体を回ったものの効果を実感できずにおられたところ、ご友人の紹介で当院のホームページをご覧になり、「なんとなく良さそう」と感じてご予約くださったそうです。
問診編:Nさんの身体を知る
項目 | 詳細 | 考察されるリスク |
性別/年齢 | 50代男性 | 加齢による組織の回復力低下 |
職業 | 運転が主 | 長時間の坐位による腰椎・椎間板への持続的負荷 |
居住地 | 船橋市東中山 | 地域社会での生活 |
主訴 | 腰痛と右臀部の坐骨神経痛(軽い痛みと痺れ) | 神経圧迫または関連筋の緊張(坐骨神経痛) |
気になる動作 | 長時間座っている、坐位からの立ち上がり | 股関節や骨盤の機能低下、体幹深部筋の不活動 |
既往歴 | ぎっくり腰を計3回(10年前、5年前、2年前) 1年前に腰椎ヘルニアと診断され保存療法 | 過去の外傷による関節・筋膜の組織的ダメージ |
ストレス | 5段階中「4」と高め | 自律神経の乱れ、全身の筋緊張の亢進 |
さんの症状は、長年の仕事による慢性的な腰椎への負荷の蓄積と、3度にわたるぎっくり腰という急性外傷が複雑に絡み合って起こっていることが推察されました。
他にも1年前に整形外科で腰椎ヘルニアと診断され痛み止めと湿布を処方され保存療法を行っていたそうです。
検査編:Nさんの腰椎ヘルニアと坐骨神経痛の原因特定
Nさんの不調の根本原因を特定するため、以下の検査を実施しました。
検査結果
検査項目 | Nさんの所見 | 整体的推測される原因 |
脊柱の柔軟性 | 背中全体の緊張と右の胸椎(T7, 8辺り)の硬さ | 全身の疲労、自律神経系の興奮、肝臓の機能障害 |
骨盤の歪み | 右の恥骨が下方にズレている | 骨盤の土台の不安定化、体幹機能不全、姿勢制御の異常 |
お腹の圧痛・張り | みぞおち部と下腹部に強い圧痛と張り感 | 内臓疲労(肝臓など)、ストレスによる自律神経の乱れ、腹腔内圧の異常 |
足の筋肉 | 両方のふくらはぎが「バリ硬い」 | 血流・リンパの滞り、体の後面の筋膜ラインの牽引、坐骨神経の緊張 |
問診と検査からの原因特定と推測
検査の結果、Nさんのヘルニアとと2年来の坐骨神経痛の主な原因は、以下の2つの構造的・機能的な問題にあると特定しました。
- 右恥骨の下方へのズレ:3度のぎっくり腰などにより、骨盤の安定性が破綻し、恥骨結合にズレが生じた。これが仙腸関節や腰椎に継続的な歪みと負担をかけ、腰椎ヘルニアの根本原因となっている。
- ふくらはぎの極度の硬さ:運送業や血行不良、ストレスなどにより下腿三頭筋(ふくらはぎ)とヒラメ筋が硬くなり、臀部から太ももの後面を牽引。これが臀部深層の筋肉(梨状筋など)を介して坐骨神経を引っ張り、坐骨神経痛の症状を悪化させている。
これまでの経緯の推測:長年の仕事などによる筋肉疲労や内臓疲労(高ストレスやアルコール摂取も影響)で慢性腰痛が続く中、過度な負荷が関節に集中した結果、ぎっくり腰を発症。その際に関節(恥骨など)がズレたまま固定され、機能的な問題を解消できずに今日まで症状を引きずってきたと推測されました。
施術編:腰椎ヘルニアと臀部の痺れを改善するアプローチ
Nさんの不調の原因に特化した施術を、以下の手順で行いました。
ステップ1:骨盤の土台(恥骨)の矯正(約5分)
まず、根本原因と特定した右恥骨の下方へのズレを矯正しました。当院の矯正は、呼吸法と腹筋運動を組み合わせた運動療法を用いるため、刺激は穏やかで負担が少ないのが特徴です。
- 施術直後の変化:「長時間座っていないので痛みは分からないが、座っているのがとても楽で、勝手に正しい姿勢になっている」と驚きの感想をいただきました。骨盤の土台が整うことで、すでに体幹の安定性が回復し始めたことを示しています。坐位からの立ち上がりやすさも改善しました。
ステップ2:坐骨神経痛の原因、下腿の緊張解除(約20分)
次に、坐骨神経痛を悪化させている「バリ硬い」ふくらはぎ(下腿三頭筋、ヒラメ筋)の緊張を解除しました。
- 手技:手による丁寧な揉み解しと、深層の硬結に直接アプローチするための鍼を組み合わせました。
- 施術中の変化:Nさんは「身体の力がぬけていくようだ」と、深いリラックス状態に入られ、筋肉の緊張が解けていくのを実感されていました。
ステップ3:仕上げの体幹リリー ス(約10分)
最後に、最初に硬さが確認された背中全体と胸椎(T7, 8周辺)の筋肉を軽めにほぐし、全身のバランスを調整しました。
結果:腰椎ヘルニアの症状と臀部の痺れが改善
問診、検査、施術の合計50分で施術は終了。再検査では、脊柱全体の緊張は取れ、恥骨のズレの反応も消失し、非常に良い状態にすることができました。
Nさんからは、「身体全体がふわふわして、腰もお尻もめちゃくちゃ楽な気がします。眠いです」という、深いリラックスと改善を実感いただく素晴らしい感想をいただきました。
1週間後の経過報告とまとめ
1週間後(7月22日)にご来院いただいた際のNさんからの報告:
- 「この1週間、ここ数年で一番身体が楽になって最高でした!」
- 最も悩まされていた座っている時の右のお尻の痛み(坐骨神経痛)は、全くなかったそうです。
その後、Nさんは現在この記事を執筆している2025年9月13日までに計6回の施術を受けていただきました。現在では、仕事で多少の疲労を感じることはあっても、初回のような腰痛や坐骨神経痛による臀部の痺れなどは全くないそうです。現在は、予防とメンテナンスのために定期的なご来店を希望されています。
まとめ:腰椎ヘルニアと臀部の痺れでお悩みのDさんについて
今回の記事はどうでしたでしょうか?
運送業、船橋市東中山在住の40代男性Dさんの事例は、長年の仕事や過去のぎっくり腰などにより腰椎への負担が多くなってしまい、ヘルニアになってしまったことが考えられ、その原因を一つ一つ取り除くことで症状の改善が出来ました。
Dさんは「関節のズレ(恥骨)」という構造的な問題と、「筋肉の極度の緊張(ふくらはぎ)」という機能的な問題が複合して引き起こされていたことを示しています。
もしヘルニアと診断されたとしてもDさんの症例のように、根本的な関節のズレや、症状と関連性の深い遠隔の筋肉を適切に施術していけば、長年の腰痛や坐骨神経痛、ヘルニアも改善することが多いのです。
船橋市・東中山エリアで腰椎ヘルニアや臀部の痺れならゆいまーるへ!
当店は船橋市西船にあり船橋市東中山在住のNさんの自宅とは近い距離にありました。
もちろん船橋市東中山在住のNさん以外にも西船、市川市など多数のエリアからのご相談や、ヘルニアや痺れ以外にも肩こり、五十肩など幅広い症状にも対応しています。
もしこの記事を読んでいる貴方が船橋市東中山在住のNさんのように
・繰り返すヘルニアで悩んでいる
・腰痛や痺れが辛い
・坐骨神経痛がしんどい
などお悩みの場合はお力になれるかもしれません^^
船橋市東中山をはじめ、市川市、若宮、本八幡など、船橋市西船橋周辺で腰痛や坐骨神経痛の症状にお悩みの方は、ぜひ一度、整体院ゆいまーるにご相談ください♪