後頭部の頭痛と肩こりでお悩みの40代女性-美容師Kさんー船橋市西船在住

後頭部の頭痛と肩こりで来店された経緯

 2023年9月6日、後頭部の頭痛と肩こりでお悩みの40代女性-美容師Kさんー船橋市西船在住がご来店されました。

 来店された経緯として、当店は2023年5月にオープンしたのですがKさん船橋市西船に住んでいるという事でご近所だったみたいです。

 なのでお店が工事している段階から気になっていたとの事でした。

 「整体が出来るんだ、いつか行こう」と思って思っていたところ元々持っていた頭痛が最近酷くなり辛くなってきたのでそろそろ行かないとやばいと思い来店されたそうです。

 では後頭部の頭痛と肩こりの問診、検査、施術編を書いて行きます。

後頭部の頭痛と肩こり 問診

 後頭部の頭痛と肩こりの問診を書いて行きます。

 年齢性別は40代女性、職業は美容師をしておりずっと立っていることが多いそうです。

 主訴は後頭部の頭痛なんですが他にも、肩こり、たまに腰痛、ふくらはぎは両方ともずっと張っている、たまに手首も痛くなったりするという様々な症状がありました。

 しかし今回は主訴の後頭部の頭痛と肩こりについて詳しく書いて行きたいと思います。

 20代のころから後頭部の頭痛はあるとのことだったんですがストレスも多くストレスのせいか年齢のせいなのか痛みが酷くなってきて酷いときには吐き気まで出てきてしまう程との事でした。

 痛くなる頻度は週1以上では痛くなるそうですが痛み自体不規則に出るらしくなんで後頭部に頭痛に出るのか分からないという感じでした。

 この時点で眼精疲労かなと思ったので視力はいくつぐらいですかと質問すると両目ともに0.1ぐらいらしく明らかに眼精疲労という事が推測出来ました。

 なぜ後頭部の頭痛が眼精疲労なのかというとこちらの記事で書いているのでお読みください。
眼精疲労と頭痛に関して
頭痛の種類

 さらに話を進めていくと本人曰く肩こりが酷くなってくると頭痛も出てくるような気がしているらしく肩こり自体は仕事中も家に帰った後も気になるとの事でした。

 こちらでも肩こりについて書いているので興味のある方は読んでみてください
肩こりについて

 今回の後頭部の頭痛と肩こりについて分かった事をまとめていきます。

 分かった事
・40代女性 職業は美容師 立ちっぱなしが多い
・主訴は後頭部の頭痛 週に1回以上 吐き気もある
・視力は両目とも0.1以下
・肩こりはずっと
という事が分かりました。

 では後頭部の頭痛と肩こりについての検査をしていきます。

後頭部の頭痛と肩こりの検査編

 後頭部の頭痛と肩こりに関しての検査をしていきます。

 頭痛に関しての徒手検査と呼ばれるものはないのと、来店された時に頭痛があるわけでは無かったので首の可動域や目の可動域を見ていって確認をしていきたいと思います。

 まずは座った状態で上を向いてもらい首に違和感や痛みが出るか診ていきます。そうすると上を向いた時に普段痛くなる後頭部あたりに詰まり感があるとの事。

 次にそのまま座った状態で首だけで右を向いていただくと右肩の方に詰まり感、左を向いた時には右側の首が引っ張られるような感じがするとの事でした。

 主に右側の首肩に違和感を感じているものの首をむいた際の可動域に問題はなく関節自体には問題はなさそうでした。

 少し話が脱線するかもしれませんが施術において大事な事はどこが原因で痛みや症状が出ているのかです。

 筋肉なのか、神経なのか、内臓なのか。など

 今回のKさんの場合見た感じ首の動き自体には問題はなさそうだったんですが右側の首肩に違和感を感じたため少し私生活について2つほど質問を致しました。

 お酒は飲みますか?便秘や下痢はありますか?という2つの質問です。

 そうするとKさん毎日500ミリのお酒を2本は飲んでいる、基本下痢をしている、という返事がありました。

 この時点で分かった事は関節に問題はなさそうだが肝臓が悪そうだな、という事です。なので検査を腹圧の検査と目の可動域の検査を行う事にしました。

 目の可動域の検査のやり方はベットに仰向けになって頂き首を固定した状態で術者の指を追ってもらって目がどこまで動くのかという方法です。

 結果として右上と真上が見にくいことが分かりました。

 では腹圧の検査です。腹圧の検査についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
・腹圧について

 こちらもやり方は仰向けになって頂き術者がお腹を押しお腹の張り感を確かめるように行います。

 そうするとおへその周りに圧痛があるのと右の肋骨の際、肝臓のある位置に圧痛があることが分かりました。

 ではここまで分かった事を書いて行きます。

分かった事

・坐位で上を向いた時に後頭部に詰まり感
・坐位で首を動かすと右側の詰まり感と張り感
・目は右上と真上が見にくい
・お酒を毎日飲む、肝臓あたりとおへその周りに圧痛がある

という事が分かりました。

 ここまで問診検査で後頭部の頭痛と肩こりについて分かった事をまとめ施術の方向性を決めていきます。

後頭部の頭痛と肩こりのまとめ 施術の方向

 後頭部の頭痛と肩こりについて分かった事のポイントをまとめていきます。

 後頭部の頭痛の分かった事のポイント
・視力が悪い
・ストレスも多い
・右上と真上をむきにくい

 肩こりのポイント
・美容師
・首肩は右側に違和感
・お酒を毎日飲む
・下痢がしやすい

という点がポイントになります。

 ではここから何が考えられるのかというと別の眼精疲労の記事で目と頭痛の関係は書きました。なのでまずは眼精疲労を取ることで頭痛は楽になるんじゃないかなと推測出来ました。

 肩こりのポイントなんですがこれに関しては肩こりだけではなく後頭部の頭痛、眼精疲労、下痢などのにも繋がるんですが

 おそらくお酒の飲みすぎによって下痢がしやすくなったり首肩に影響が出ている事が考えられます。

 なぜ肝臓が悪くなると右側の首肩や下痢に繋がるのかという話はどこかでまた書きたいと思いますが実際肝臓が悪い方は右肩や右首、

 胃や脾臓、心臓などが悪い方は左側の首肩に影響が出たりします。

 なので今回、肩こりと頭痛の施術として肝臓の施術も取り入れようと考えました。

 まとめると後頭部の頭痛と肩こりに関して行う事は眼精疲労の施術、肝臓の施術を主に行い、プラス凝っている筋肉をほぐしていく、という方向性で行こうと思いました。

 では実際の施術を書いて行きます。

後頭部の頭痛、肩こり 船橋市西船在住Kさんの施術編

 では後頭部の頭痛、肩こり 船橋市西船在住Kさんの施術を書いて行きます。

 最初は目の運動から始めます。やり方はKさんにベットに仰向けになって頂き目をぐるぐるする運動です。

 ポイントは目を可動域いっぱい動かすことです。まずは時計回りに5回、半時計周りに5回程度行いました。

 その次にKさん鍼が好きとの事で目の周りに20本ほど鍼を指し10分程置鍼。

 この時点で問診検査と合わせると25分程度です。

 次は肝臓の施術を行います。やり方はそのままベットに仰向けに状態で寝てもらい術者が肝臓に触れ肝臓の動きをサポートするように動かしていきます。

 内臓マニュピュレーションと呼ばれるやり方になります。時間にしては5分程度。

 では肝臓の施術も終了し効果はどうなったのかという確認すると、坐位で首を上を向いた時の首の詰まり感はなくなり、

 右肩の詰まり感や首の引っ張られる感じもなくなりました。

 頭痛に関してはその場で確かめることは出来なかったんですがKさん曰く頭が凄いスッキリしていると喜んでおられました。

 腹圧もチェックしたのですが肝臓付近の圧痛はなくなり、おへそ周りの圧痛はまだ少しありましたが表面の張り感はなくなりました。

 あとは残りの時間で肩と背中、腰を軽く15分程度揉み解してこの日の施術は終了いたしました。

 原因として今回の後頭部の頭痛と肩こりは眼精疲労とお酒の飲みすぎが主な原因なので日ごろから目を休めたり目の運動をした方がいいという事と

 お酒は減らした方がいいと伝え「そうですよね、頑張ります汗」と返事を頂き船橋市西船在住Kさんはお帰りになられました。

 その後何回か船橋市西船にある当店に来られているんですが明らかに頭痛は減ったしお酒も減らしたからか身体が軽いと言っていただきました。

 ではまとめになります。

 今回の後頭部の頭痛と肩こりの原因は眼精疲労とお酒の飲みすぎが原因でした。

 頭痛や肩こりにも色々なパターンが多いですが近年はパソコンや携帯が普及しそのせいで頭痛が多くなっているように感じます。

 なのでもし頭痛がする方でこの記事を呼んでいる方は少し目を休めたりすると良いかもしれません。

 またお酒を飲みすぎている方も減らせると身体にいいかもしれません^^

 是非小さなことからチャレンジしてみてください♪