冷え性でお悩みの50代女性Mさんー船橋市西船在住

冷え性で来店された経緯

 2024年6月8日 冷え性でお悩みの50代女性Mさんー船橋市西船在住さんがご来店されました。

 実はこの方以前から船橋市西船にある当店整体サロンゆいまーるに通って頂いていたのですが元々は腰痛で通っておりました。

 来店はじめは3月の後半ごろでしたが回数を重ねるにつれて腰痛は軽くなり、今では全然平気になっているとの事。

 しかし腰痛は取れ、痛みはあまりなく身体もいい状態との事でしたが実は冷え性で常に足先が冷たいんです、なんとかできたりしますか?

 と相談されたので今回は冷え性についての施術を書いて行こうと思います。

 今回のこの記事は
・冷え性の問診編
・冷え性について考えられること
・冷え性の施術編
・冷え性のほかに考えられる可能性

 の順で書いて行きます。

 Mさんの前回の様子を知りたい方はこちらの記事をご参考にして下さい。
子宮筋腫と腰痛の症例

冷え性の問診

 では冷え性の問診から書いていくのですが今回のMさんについて書いて行こうと思います。

 詳しいことは前回の記事でもご紹介したので軽く書いて行きます。

 年齢は50代、性別は女性、仕事はデスクワークで1日10時間以上座っている。

 既往歴として、
・高脂血症(投薬中)
・20年前に卵巣嚢腫(手術済み)
・多分20年前ぐらいに盲腸(手術済み)
・2年前から子宮筋腫があり経過観察中(悪性ではない)
 がありました。

 元々は腰痛持ちで3月頃にギックリ腰のような痛みがあり当店に来店。

 最初に来店された時は靴を履くのもしんどいぐらい腰が痛くなっていたがその痛みは改善され、身体は好調。

 しかし実は20代の頃から足先の冷えが凄いらしく、何してても冷えており、寝る時に靴下はダメだと知ってはいたが靴下を履かないと寝る時に気になるそうで

 何とかしたいとずっと思っていたがどうしていいか分からない、という事でした。

 なので今回の施術は主訴を冷え性とし冷えに対する施術をしていきたいと思いますが冷え性について考えられることを書いて行きます。

冷え性について考えられること

 では冷え性について書いて行きます。

 意外と若い方から高齢の方まで多い冷え性、なんでなるのか気になりますよね?

 実は冷え性の原因は様々な事が考えられ実験されたりしていますが基本的には血流不足で起こっていると考えられています。

 なぜなら身体の熱というものは血液が運んでいるからです。

 別の記事でも冷え性について書いてあるので興味のある方はご覧ください^^
冷え性について考えられること

 そこで大事なのは「なんで血流不足になっているのか」になります。

 まず風邪や神経の圧迫、病気などを除いて考えられることを上げていくと、

・運動不足
・筋肉の硬さ
・自立神経の乱れ

 当店ではこの3つが有力ではないかと思います。

 理由を1つ1つ解説していきます。

・運動不足
 筋量が少なかったり運動をしないと筋肉のポンプ作用が働かずに血流が悪くなることが考えられます。

・筋肉の硬さ
 筋肉の中や側には大きな血管が通っています。本来であれば筋肉が動くのと同時に血管にも刺激が行きポンプ作用が働くのですが、筋肉が硬いと逆に血管を圧迫し血流を妨げてしまう事が挙げられます。

・自立神経の乱れ
 正直個人的にはこれが1番有力だと思います。なぜかというと血管というものは身体が緊張すると収縮し、リラックスすると拡張されるように出来ています。

 特に女性に多いのですが、ストレスや運動不足によって身体の緊張が抜けない=交感神経がずっと働いておりリラックス出来ないという状態の方が非常に多く

 そのような方は自立神経が乱れ、その結果血管がずっと収縮しぱなっしになっている。

 つまり血管をずっと締め付けている=血流が悪くなっている=冷え性になっている事が考えられまっす。

 今回の船橋市西船在住のMさんも仕事の環境や現在の身体的に自律神経から来ているのではないかなと推測出来ます。

 では実際の冷え性の施術編を書いて行きます。

冷え性の施術編 結果

 今回の冷え性の施術はおそらく自律神経が関係しているのとMさんは当店で何回の鍼をやって大丈夫との事なので、先に顔に美容鍼をしました。

 美容鍼って肌の代謝にもいいし顔や頭は自律神経と凄い密接なかかわりがあるので自立神経を調整するときに顔を施術するのはとても効果的なんです。

 なぜ美容針なのはこちらの記事を参考にすると分かりやすいと思います。
美容鍼について

 まずは顔に鍼を20本ほど刺し10分程置鍼。

 そうするとMさんから

 「足先がジンジン?してきた気がします」

 というお言葉が。

 早速効果があったという事ですね。冷えているという事は血管が細くなり血液があまり通っていないことが考えられるので、

 そんな血管に血液が流れ始めるとMさんのようにジンジンや、ポカポカ、人によっては痺れているような感覚になる事があります。

 施術中にそのような感覚になればしっかりと冷え性に効いているという証拠です。

 これだけでも冷え性の施術にはなるんですがさらに効果を高めるために股関節の施術と、腰の施術を両方行いました。

 やり方は単純に股関節の腸腰筋や、腰のL5、仙骨回りの多裂筋、脊柱起立筋などを揉み解す感じです。

 Mさん腰の筋肉が凄い硬くて、、、汗

 ここまでの時間は問診で約5分、美容鍼を打つのと置鍼で25分、腰回り、股関節周りの揉み解しで20分行い合計50分となり、

 結果はというとMさん曰く

 「足先がジンジンするようなポカポカするような感じと身体全体が凄いスッキリしました!」

 という嬉しいお言葉を頂きました^^

 あとはMさん少し運動不足な所もあるので少し運動指導を行いこの日の施術は終了となりました。

 長年の冷え性が改善しそうで嬉しそうな表情でしたね。

自律神経の他に考えられる可能性の例

 今回のMさんは自律神経が原因の冷え性でした。

 では他のパターンの冷え性はどうなのか?という事について1例を書いて行きます。

 冷え性の原因で有力なのは運動不足、筋肉の硬さ、自立神経の乱れと書きましたが運動不足は想像しやすいと思うのと

 自律神経は記事の中で書いたので省き、残った筋肉の硬さによる冷え性の例を書いて行きます。

 例えば足が冷えたりする方は股関節の筋肉が固まり股関節の血管を圧迫して冷え性になっていることが考えられます。

 実際の解剖学の画像をご参考下さい。

こちらは股関節を解剖した画像になるのですが股関節の鼠径部には見てわかるように大きな血管、リンパ、また画像にはありませんが大腿神経と呼ばれる太い神経が通ります。

 この血管やリンパなどを硬くなった大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)や腸腰筋などが圧迫することで血流を障害している可能性もあります。

 筋肉の硬さによる冷え症とはこのように硬くなった筋肉が血管を圧迫することで起こることが推測されます。

 また手の冷え性で言えば胸鎖乳突筋や斜角筋、大胸筋などが圧迫することで冷え性になっていることも考えられます。

 手の冷え性についてはまた機会があれば別の記事で書いて行きたいと思います。

 もし冷え性の方でお困りの方がいれば是非ご相談ください^^