手足の冷え性の原因8選と解決策について解説【整体・マッサージ+α】

冷え性について

よく聞く冷え性ですが、最近は男女関係なく悩まされていることをご存知でしょうか?

実際に男女1,212名を対象に調査をしたところ、なんと54%の人が自分は冷え性であると回答したそうです(手足の冷え性がダントツで多かったです)

これほど多くの方が感じている冷え性ですが、対処法といえばお風呂に入ったり、温かい食べ物や飲み物を飲むといったものが代表的なように感じます。

もちろんこれらの方法も有効ではありますが、”冷えやすい体質”という根本的な部分をどうにかしないと一時的な効果で終わってしまうことも多いと思います。

冷え性はただ体が冷えているだけではなく、全身症状につながる可能性のある不調の一つです。

この記事では冷え性の原因や対処方法を解説していきますので、冷え性の自覚がある方は"冷えやすい体質"を改善していき豊かな生活を送れるように活用してみてください。

出典:https://www.thermos.jp/info/pdf/20231101101015.pdf

冷え性の原因8選

冷え性は血行が悪いからなるというイメージが一般的に強いと思いますし、確かに血行が悪いことで手足の先(末端部)が冷えやすくなるのは事実なのですがそれは結果論ということをご存知でしょうか?

血行が悪くなるのはそこに至るまでのバックストーリーがあります。

そういった原因たちをここでは解説していきます。

過度なストレス

過度なストレスを受けると体はリラックスできなくなります。

体はリラックス時に血管が広がり、緊張時に血管が縮むようになるのでストレス過多な状態だと日常的に血管内が狭い状態なので自然と血流の速度が落ちたり、血流量が少なくなる可能性が高くなるので冷え性になりやすくなります。

自律神経の乱れ

自律神経は交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)という二つの神経の総称ですが、血管や筋肉をはじめとした体の全てを調整している大事な神経です。

正常な体では緊張とリラックスが程よいバランスで訪れることで体を良い状態にキープします。

ところが自律神経が乱れてしまうと血管内が狭くなったり、熱を生み出す筋肉の緊張が抜けにくくなり上手く熱を生み出せないことで体が冷えやすくなってしまいます。

自律神経については以下の記事でも解説していますのでご覧になってみてください。

西船橋で自律神経を整えたい方へ

こんにちは!船橋市西船橋にある整体サロンゆいまーるです。今回の題名は西船橋に住んでいて「自律神経」を治したいと思っている皆様に向けて書いて行こうと思います。 個…

筋肉量不足

先ほど筋肉は熱を生み出す作用があるとお伝えしましたが、その筋肉量自体が少なければ自律神経が乱れれていなかったとしても体が冷えやすくなってしまいます。

これは運動不足の在宅デスクワーカーに特に多くみられるので心当たりのある方は意識的に運動習慣を取り入れることをオススメします。

ただ筋トレが苦手という方もいらっしゃると思うので後ほどそういった方にも取り入れてもらいやすい解決策もお伝えしますので生活に取り入れてみてください。

基礎代謝不足

基礎代謝のイメージとしては家電の待機電力のようなもので、生きているだけで消費するエネルギーのことを言います。

なので人間は寝ていてもわずかにエネルギーを消費しているのですが、この代謝量が減ってくるにつれて熱を生み出す能力も下がるため体の冷えに繋がってしまうのです。

基礎代謝量は筋肉量と相関関係があるので筋肉量が多くなれば基礎代謝も多くなっていきます。

毛細血管の減少

これまで血流の悪さが問題とお伝えしてきましたが、毛細血管という手や足の指先に多い血管が少ないと流れが良くても指先に温かい血が巡らないので末端冷え性の原因となってしまいます。

長期にわたって末端冷え性がある方ほど指先の毛細血管は細くなり、ひどい方だとほとんど生えていません。

家に物を届けようとしても道が無ければそもそも物を運ぶことができないですよね?

体の中でもそのようなことが起きている方が現代では多くなっているのです。

栄養不足

実は普段食事から摂る栄養素が不足することでも冷え性になりやすくなります。

現代人が特に不足しやすいのがビタミンとタンパク質です。

最近だとタンパク質は意識的に摂取する方も増えましたが、ビタミン類はまだまだ意識していないという方が多い印象です。

ビタミンと一口に言っても多種多様な種類がありますので、血管などに作用しやすいビタミンだけを下の表にまとめてみました。

食生活の参考にしてみてください。

余談ですがタンパク質の吸収効率を上げるためにもビタミンは必須なので相乗効果という意味でも意識的にビタミンを摂るようにしてみてください。

喫煙習慣

タバコと冷え性では関係ないように感じる方も多いかもしれませんが、タバコの作用として血管を縮める作用があるので、喫煙の習慣が長いほど全身への血流が滞りやすくなるので冷え性の原因となります。

禁煙ができればベストですが、難しければ少なくすることでも改善する可能性がありますので冷え性で悩む喫煙者の方は取り組んでみてください。

睡眠不足

本来寝ている間はリラックス状態にあるので血管が広がり血流が良くなります、ですが睡眠の時間が少なかったり、質が低かったりすると副交感神経(リラックス)の作用が弱まり交感神経(緊張)が優位になってしまいます。

これにより血管内が狭くなることで血流量が減り冷え症へと繋がってしまいます。

また温まった体が徐々に冷めてくる過程で入眠することで良質な睡眠を手に入れやすくなりますが、最初から冷えていては体温の落差が少ないため睡眠の質も下がり、それによってまた冷え性が進行するといった悪循環に陥ってしまいます。

冷え性に効果的な4つの対処法

先ほど書いたものが冷え性の代表的な原因になりますが、ここではそれらの対処法や解決策をご紹介します。

運動療法

筋トレやランニングなどがこれに分類され、効果としては筋肉量の向上・基礎代謝UP・自律神経の調整・ストレスの緩和が期待できます。

運動は筋肉量の向上の側面が強いイメージですが、実は体のホルモンにも作用するのでストレス耐性が強くなりやすいのと、基本的に運動自体は交感神経(緊張)作用が強いですが運動後は疲労しているので交感神経から副交感神経に切り替わります。

散歩

「筋トレとかランニングは時間的にもモチベーション的にもやりたくない…」 「ムキムキになりたくない」

という方には散歩をオススメします。

特に”日光浴をしながら”散歩することが冷え性の方には有効で、太陽の光には体を暖める作用のほかにも毛細血管を生やす作用や睡眠の質を高めるセロトニンという脳内にある神経伝達物質を生成する効果もあるので運動ついでに睡眠の質も改善できるお得な運動法なのです。

睡眠の質改善

先ほど書いた散歩も睡眠の質改善に関与しますが、ほかにもやり方はたくさんあります。

多種多様な方法があるためここではご紹介しきれないので基本的な部分を書いておきます。

  • 寝る1時間前にはお風呂から出る(体温の落差を作るため)
  • 運動をする場合も1時間より前には終わらせる(興奮がおさまりやすいため)
  • 夕食時にコーヒーを飲まない or 控えめにする(カフェインは最大8時間効果が持続します)
  • スマホは寝る1時間前から使わないのがベスト、難しければ30分前にはやめる

これらが基本的な部分ですが、これ以外にもアロマ(逆効果なものもあるので注意が必要)や寝具、朝のルーティンを見直すなど様々な手法があります。

もし睡眠の質が低いと感じている方はご相談ください。

経絡経穴療法

意外と知られていませんが、鍼の施術も冷え性に効果が出ます。

簡単にいうと経絡経穴(一般的にツボと呼ばれる)に鍼の刺激を入れることで、神経に作用して全身の血流が改善され冷え性に効果がみられます、人にもよりますが鍼を1、2本打った時に手足をはじめとした全身の温かさを感じる方もいらっしゃいます。

鍼を知っている方は多いですが、体験する機会はそこまで多くないと思うので本当に冷え性で悩んでいる方は試してみると冷え性の改善など体の変化を感じられるかもしれません。

対処法を書いてきましたが

ここまで対処法や解決策について書いてきましたが、1つ注意点があります。

それは冷え性には”体質改善”が必須ということです。

つまり”たった1回の施術”とか"短期的なケア”だけではすぐに元通りになる可能性が高いということです。

冷え性はそこに至るまでのバックストーリーがあるとお伝えしましたが、冷え性になってからの期間も改善までの期間に関係してきます、なので改善をしていこうと思った時は”長期的な計画”で少しずつ改善させるようにしてください。

ゆいまーるでは冷え性対策に様々な取り組みを行っています。

整体サロン ゆいまーるでは冷え性の方ひとりひとりに合わせて施術内容をカスタマイズしています。

例えば整体・鍼施術・パーソナルトレーニングを組み合わせて冷え性改善プログラムを行うことが多いですが、内容としては整体で内臓調整や筋肉・骨格を調整して、鍼で血流の改善を行なった後にパーソナルトレーニングで基礎代謝を上げながら体調を整えるという流れになります。

※パーソナルトレーニングはジムのように筋肉をつけるのが目的ではなく正しい体の使い方を覚えるのが目的です。

もちろん組み合わせ方や手法は他にもありますので、長年冷え性に悩んでいる方や自分でセルフケアや対策グッズを試してみたけど改善しきれなかったという方はLINEの方からご相談ください。

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