頭痛について考えられること
頭痛とは
まず頭痛とは「頭に痛みを感じる「頭が重くなんとなく痛い感じがする」など頭部や頭頚部の一部、または全体的に痛む感じがするという感覚の話であり病気自体の名前ではなく一つのジャンルとなります。
基本的には日常生活に問題が出るほど痛みが出ることは少ないとされていますが頭痛の種類や原因によって日常生活に支障をきたしたり重大な疾患が見つかることもありたかが頭痛と軽視すると危険な事になる可能性もあります。
頭痛の種類
頭痛の中で一次性と二次性というものがありそれぞれの種類と分類について書いて行きます。
一次性 いわゆる原因が分からずに慢性的と言われるもの
・片頭痛
・緊張性型頭痛
・群発性頭痛
二次性
・脳や他の病気と呼ばれるものがあるせいで痛みが出ていると考えられる頭痛。(クモ膜下出血や腫瘍など)
になります。
二次性の頭痛は病理の範囲になるのでこの記事では病理ではない一次性の頭痛についてそれぞれの特徴を書いて行きます。
頭痛の種類別特徴と考察
・片頭痛
特徴
側頭部の方側、または両側に痛みを感じる頭痛です。また拡張性頭痛と言われたりするものもあります。痛みの性質としてズキズキやドクンドクンと脈を打つような痛みが特徴です。
酷くなると眩暈(めまい)や吐き気を感じたり日常生活に支障をきたす場合もあります。また緊張性頭痛と併発する事もあります。
現在日本では男性が3%、女性が12%ほどの頭痛で悩んでいるとの事で国民病と言っても差支えのないものとなっております。
この頭痛が出やすいのはストレスを感じた時や悪天候などの気圧の変化などになりますが心臓や肺の疾患、体質にもよって出やすいことが確認されています。
考察
解剖的的に考えていくとまず側頭部には側頭筋と呼ばれる筋肉がありその筋肉や筋肉付近にある血管に何かしらの循環障害が生じることで痛みを感じていると予想されます。
片頭痛ではズキズキ、またはドクドクと脈打つような痛みが特徴ですが当店ではドクドクとズキズキは少し痛みを感じる機序が違うのではないかと考えています。
ドクドクする痛みはイメージとしてホースをつまんでいる状態を意識してください、水が流れているとこをつまむとその先の水の勢いは強くなりますよね、
つまりドクドクする痛みの正体は側頭部のどこかで1部の血管が狭窄しているために起きている痛みだと考えられます。
医学的にもドクドクする頭痛は別名拡張性頭痛と呼ばれており血管性の頭痛だと言われています。
ズキズキする痛みは神経の炎症や組織の酸欠が起きているのではないかなと思います。
慢性的な痛み自体は組織の酸欠と医学的に解明されています。なので側頭部の筋肉が硬くなり組織の循環不良が生じている。
または眼精疲労やストレスなどが原因で神経に炎症が起きる、起きやすくなっているのではないかなと考えます。
実際にそのような頭痛は側頭部や首の胸鎖乳突筋辺りをほぐすと血流が改善され一時的に頭痛が緩和されたりします。
・緊張性型頭痛
特徴
後頭部に出やすく痛みの性質としてズーンと重い感じ、ズキズキ、締め付けられるなどの痛みを感じます。
また頭痛まで行かなくても頭が重い感じなどを感じるかたもいます。普段から肩が凝っている、眼精疲労、デスクワーク、文字通り緊張によって気が抜けないなどのかたが多いとされています。
考察
この緊張性頭痛には眼精疲労とストレスが関係していると当店では考えます。なぜなら後頭部には視覚情報を処理するための後頭葉と後頭葉に繋がる視神経がある為です。
解剖学な詳しい説明はこちらの記事で書いているので参考にしてください。眼精疲労と脳神経のお話
その根拠を裏付けるための1つの根拠としてコンタクトをしている方はコンタクトを外したうえでやってほしいのですがこの緊張性頭痛がたまにある方は目を10秒間程度グーと痛く程度で押してみてください。
そうすると後頭部になにか響くような感覚があるはずです。これが視神経と後頭部の繋がりを表す1つの根拠と眼精疲労が関係しているかもしれないという推測にもつながります。
またストレスに関してなんですが解剖的には後頭部には様々な種類の筋肉がついておりその筋肉たちを後頭下筋群と呼びます。この筋肉は組織的に固有受容器とよばれる受容器が他の組織に比べ多く存在していると言われています。
固有受容器とはマイスネル小体、筋紡錘、パチ二小体など他にもありますがこのような名前の受容器があり筋や腱の動き、圧、速度など様々なものを感じる役割をしています。
つまりこの後頭下筋は体の全ての衝撃やストレスなどを受け止める部分であるということです。
また姿勢不良によって頭蓋骨が背骨にうまく乗っていない状態だと緊張しやすい筋肉です。
簡単に言えば主に後頭下筋群に循環不良がしょうじ痛みが生じやすくなっている状態で、原因としてストレス、姿勢不良、怪我や硬さなどが挙げられますが詳しく考えていくとこのような感じになります。
群発性頭痛
特徴
特徴として目が抉られるような痛み、激しい痛み、立っていられない、意識が飛びそうになるなどの強い痛みを伴うとされています。
頭痛の中では少ない割合ですがこの頭痛が起こる方は日常に支障が出ているかたが多いのでとても困っている方がとても多いです。
しかし現在の医療では原因は群発性=原因不明と言われておりこの頭痛が発生すると速やかに安静することが推奨されています。
考察
解剖と痛みの質、感覚、実際に施術をしている上での考察ですがこの頭痛の正体は視神経の炎症や眼圧の高さが問題だと考えます。
群発性頭痛を持っている方にお話を聞いていくと目の奥や頭の中が痛いと訴える方が多く解剖的に視神経というのは脳神経の一部であり直接脳と繋がっています。
別名第二脳神経とも呼ばれています。つまり目の炎症、使いすぎによって視神経に炎症が起き、視神経の奥、脳との連結部分に痛みを感じていることが考えられます。ま
た群発性頭痛を持っている方というのは元々肩こりやデスクワーク、自律神経の乱れなどの症状を持っていることが多く首や目に負担がかかりやすい状態になっていることが考えられます。
実際の症例としてこちらの記事で当店にお越し下さったお客様のの紹介をしています。よろしければご参考下さい。
・頸椎ヘルニアと頭痛 症例
・眼精疲労と脳神経のお話
頭痛に対する一般的療法について
医療機関の場合基本的に頭痛に対して行われる治療は痛み止めの処方や安静になります。
もちろん痛みが酷い場合はレントゲンやMRI検査などの画像検査を行い脳や血管に異常はないか調べ脳の中で出血や何らかの異常が認められた場合には手術を行う事もあります。
しかしそのような事はまれであり頭痛を感じている方の9割は器質的以上の見つからない場合の事が多いとされています。
頭痛に対する当店の頭痛アプローチ
西船橋にある整体院ゆいまーるではまず問診検査のなかでどのタイプの頭痛なのか、どこに原因があるのかを見極め施術して行きます。
どのタイプの頭痛なのか、どこに問題があるのかでアプローチは変わりますが選択される施術として、
内臓マニュピュレーション
→この施術方法は内臓の疲労や症状によって頭痛が起きている方向けに行う施術方法です。
筋膜リリース
→筋肉が原因の頭痛に対して行う施術方法です。揉み解すような感じで刺激を入れたりすることもありますし鍼を用いることもあります。個人の好みや症状に合わせて施術していきます。
関節モビライゼーション
→関節の動きが悪く首に悪影響を起こしている方に向けて行う施術方法です。軽くパキっとなる事もありますが基本は痛くない施術方法です。もし不安な事がある場合はお声がけください。
あくまで一例ですがこのような施術方法をを行い改善をおこなっていきます。
しかし強い頭痛にはくも膜下出血など重大な疾患が隠されていることもあるので強い痛みの場合は医療機関での受診をお勧めしています。もし医療機関で異常がないと言われた方は力になれるかもしれません。
症例のご紹介
整体院ゆいまーるでは様々な頭痛の施術を行っています。
日々そんな頭痛の症例を記事にして紹介させて頂いています。
下にリンクを張っておくので興味のある方は参考にしてください♪
・吐き気がするほどの偏頭痛でお悩みの50代女性Uさんーパート
・雨が降ると頭が痛い(片頭痛)とお悩みの30代女性Uさんー事務職
・おでこの頭痛でお悩みの40代女性Sさんー看護師
・後頭部の頭痛と肩こりでお悩みの40代女性-美容師Kさん
・手首の痛みと頭痛でお悩みの40代男性ー介護職Oさん
・頸椎ヘルニア 頭痛でお悩みの40代女性Sさんー看護師
・頭痛でお悩みの40代女性Sさんー事務職