【施術事例】肩こりと背中の重さ、猫背が改善!西船橋在住20代男性Nさん

初めに


こんにちは!船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるです。

「肩がいつも重い…」「背中がガチガチでつらい…」「猫背が気になって、姿勢を正してもすぐ元通り…」

もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、今回の記事はきっとお役に立てるはずです。

2023年6月10日、当院に肩こり、背中の重さ、そして猫背でお悩みのNさん(20代男性)がご来店されました。西船橋にお住まいのNさんは、当院の近所に自宅があり、毎日お店の前を通っていたそうです。2年前からこれらの不調が気になっていたものの、今回当院のホームページやInstagramを見て、ついにご来店を決意されました。

お話を伺うと、Nさんはデスクワークが中心のお仕事で、仕事中に姿勢が悪くなる自覚があるとのこと。集中力も落ちてしまうため、整体院を探していたそうです。

今回は、Nさんの肩こりや背中の重さ、そして猫背の根本原因を探り、どのように施術を進めていったのかを詳しくご紹介します。


肩こり・背中の重さ・猫背の「本当の理由」とは?Nさんの問診と検査から推測


Nさんの主な悩みは肩こりと背中の重さでしたが、最終的には**「姿勢も良くしたい」**というご希望をお持ちでした。

「学生時代から背中が丸まっているのが気になっていて、最近では日常生活でも姿勢の悪さが目立ち、どうにかしたいと思っていました」とNさんはお話ししてくださいました。仕事だけでなく、プライベートにも影響を及ぼす姿勢不良は、本当にお辛いですよね。

しかし、まずは今一番つらい肩こりと背中の重さを何とかする必要があります。そこで、肩こりを含め、体全体の状態を詳しくお伺いしていきました。

問診でわかったこと

  • 年齢・性別: 20代男性
  • 主な悩み: 肩こり(2年前から)、背中の重さ(1〜2週間前から特に気になる)
  • 運動習慣: なし
  • ストレス: 仕事でのストレスが多いと感じる

検査でわかったこと

次に、Nさんの体の状態を詳しく検査していきました。

1.肩の状態と「バンザイ」の動き

肩こりに悩むデスクワーカーの方に多いのが、肩関節やその周辺の異常です。代表的な例が、バンザイをした時に腕がまっすぐ上に挙がらないことです。

Nさんにもバンザイをしてもらったところ、やはり腕が顔の横に位置してしまい、耳の横や耳の後ろまでは上がりませんでした。これは、普段から肩関節の可動域が狭い状態で生活している(俗にいう猫背の状態)のが原因の一つと考えられます。

(※ちなみに、正常な方はバンザイをした時に腕が耳の横、あるいは耳の後ろまで上がります。肩こりが気になるデスクワーカーの方は、ぜひ画面の前でご自身の「バンザイ」を確認してみてくださいね!)

2.猫背のメカニズム:腕と肩甲骨の連動

この肩の可動域が狭い状態は、単に背中が丸まっているからだけではありません。

  • 腕の骨のねじれ: 肩関節の一部である腕の骨が、前方にねじれてしまっている(俗に「内巻き肩」とも呼ばれます)
  • 肩甲骨のずれ: それに伴い、肩甲骨が肋骨に沿って外側へずれていく

このような状態だと、自分で意識して腕を正しい位置に戻すことが難しくなり、気づけば猫背になっていることが多いのです。

そして、肩甲骨が外側にずれると、背骨から肩甲骨に伸びる**菱形筋(りょうけいきん)**という筋肉が硬くなります。さらに、姿勢が悪くなることで呼吸が浅くなり、背中周りの神経がリラックスできないため、背中から腰に伸びる筋肉まで一緒に緊張してしまい、あの「背中の重さ」を感じさせていたのです。

3.姿勢不良の「本当の原因」:腕の過緊張

さらに細かく検査を続けると、Nさんの姿勢不良の本当の根っこが見えてきました。それが**「腕の過緊張(かきんちょう)」**だったのです。

「腕と猫背って関係あるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、パソコン作業や筆記などで腕を使う頻度が極端に多いデスクワーカーの皆さんは、知らず知らずのうちに腕の力が抜けなくなっていることがよくあります(しかも、無意識で自覚がないパターンが多いです)。

この腕の緊張は、神経を介して腕→肩→首→脳という順番で情報を送ります。そのため、この経路上の部位まで緊張させてしまい、

  • 「仕事を始めてからだんだん首肩こりがひどくなってきた」
  • 「マッサージ屋さんでほぐしてもらってもすぐ戻る」
  • 「姿勢を正しても数分後には元の猫背に戻ってしまう」

といったことが起きてしまうのです。まさに、これは現代の「職業病」と言えるかもしれません。

問診と検査からわかったことのまとめ

  • 背中、肩甲骨、肩関節の可動域が狭くなっている。
  • 肩甲骨は外側にずれ、肩関節はバンザイができないほど前にねじれている(内巻き肩)。
  • 自分で猫背を改善できないほど、体を酷使している。
  • 呼吸が自然と浅くなり、背中の張りがなくならない。
  • 腕のメンテナンス不足が、猫背や肩こりの根本原因となっている。

このような状態が続くと、当然ながら自律神経も乱れてしまいます。そこで今回は、**「腕」と「自律神経」**という2つの柱で施術を組み立てることにしました。


肩こり・背中の重さへの施術と驚きの結果!


Nさんが初回でご予約されたのはスタンダードコースでした。そこで、Nさんには「整体 × 頭蓋骨調整」のコースをおすすめし、受けていただきました。

今回の問診と検査で明らかになった、自律神経の乱れと腕の過緊張に対して、それぞれ集中的にアプローチしました。

1.腕の筋肉の緊張緩和:閉じた手のひらを開放する

まず、腕の筋緊張に対して何をするかというと、**「閉じてしまった手のひらを開くこと」**から始めました。

手をよく使う方は、野球のボールを持つように5本の指を深く曲げた状態で固まってしまう傾向があります。指を曲げる筋肉は肘から手首の間に密集しているので、こうなると自動的にこれらの筋肉が硬くなり、老廃物を流したり新鮮な血液や栄養を送ったりするための血管の動きも鈍くなってしまいます。これがさらに筋肉の緊張を抜けにくくするという悪循環に陥ってしまうのです。

施術では、腕や指の筋肉の緊張を和らげるとともに、関節一つ一つの緊張を取り除き、狭くなってしまった可動域と間隔を広げていきました。Nさんは腕の施術が終わる頃には、寝ながらにして「肩が軽い!」と実感されていたようで、施術後の状態確認が楽しみでした。

2.自律神経へのアプローチ:頭蓋骨調整

続いて、自律神経にアプローチするために頭蓋骨調整を行っていきます。

当院では、基本的にお客様に「痛い」と感じさせるような施術はしないように心がけています。なぜなら、「痛い」と感じると脳から「筋肉を硬くして体や内臓を守るように」という指令が出てしまい、せっかく施術を受けに来たのに疲れてしまったり、余計な痛みが出てしまう恐れがあるからです。

逆に「気持ちいい」と感じると、脳から「体を緩めたり、痛みを緩和させる」という指令が出るため、改善速度が飛躍的にアップします。

そんな前提条件は崩さないのですが、この頭蓋骨調整は、自律神経が乱れていたり、睡眠不足が続いている方ほど、施術中に痛みを感じやすいという特徴があります。

様々な理由が考えられますが、当院ではやはり脳や神経との関係が深いと考えています。体で起こる全てのことは、各所の神経から首を通り、脳へと伝えられます。痛みだけでなく、むくみや爪の変形、タコができているだけでも、神経を経由して脳に情報が送られ続けるため、首と脳は常にストレスを受けてしまいます。

そうすると、脳から直接走ってくる**三叉神経(さんさしんけい)**という顔を担当する神経が緊張しやすくなり、顔の筋緊張やむくみが出やすくなることが考えられます。さらに、先ほど述べたように首も神経刺激で硬くなりやすいので、首と顔をつなぐ筋膜(本当は足から体の前後でつながっています)も緊張してしまうことで、顔だけでなく頭皮なども緊張してむくみやすくなってしまうため、施術をすると最初は痛みを感じやすいのです。

もちろん、むくみや緊張がなくなれば自然と痛みは消え、心地よい刺激へと変わっていきます。中には頭の施術だけでぐっすり眠ってしまう方もいるほどです。

つまり、逆説的に考えれば、頭皮や顔の緊張やむくみなどを取ることで、間接的に神経を介して脳に「体を改善させるための指令」を出させる可能性があるということです。

ちなみに、自律神経は睡眠や呼吸、身体バランスの安定など、私たちが無意識に行っている作業を担当しています。そのため、頭蓋骨調整を受けていただいた多くの方から、初回から「深い睡眠が取れた」「バランスが安定した」というお声をいただくことが多いです。

施術後のNさんの変化

ここまでの施術で、Nさんは「肩のコリ感と背中のハリ感が改善した!」と実感してくださいました。ご本人の感覚では、ご来店時を「10」(最高の痛み・重さ)として、何も感じない状態を「0」とした場合、この時点で**「3〜4」くらいまで下がった**とのことでした。

そして、猫背の指標でもある「バンザイ」をしてもらったところ、なんと耳の横まで自然と腕を上げることができました!

ここからさらに細かな筋肉などにアプローチするため、残りの時間で全身をほぐしていき、施術は終了。もう一度体のチェックをしたところ、肩と背中の重さは「2」まで下がり、何の気なしに座っていただいた姿勢が、明らかに良い姿勢へと改善していました!

最後に、今後の生活指導として、**「手を開くセルフケア」の実施と、全身の血流アップと自律神経調整の目的でウォーキング(30分が望ましい)**を指導させていただきました。Nさんはそれから毎日ウォーキングを行ってくれているそうです。


肩こり・猫背と腕の意外な関係


今回のNさんの施術で重要なポイントでもあった「腕」について、もう少し詳しく解説します。

皆さんは、片方の腕が何キログラムあるかご存知でしょうか? 平均して3〜4kgあると言われています。つまり、標準的な体型の方でも、両腕を合わせると6〜8kgもの重さが常に肩にぶら下がっているということです。

もし腕を酷使することで筋肉が発達して重くなったり、老廃物が溜まってむくんでしまえば、それだけでも腕の重量が増え、自然と肩で持ち上げなければならない負担が増えることは想像しやすいと思います。

そして、腕の筋膜(特に筋肉の周りにある繊維状の物質)は肩の前面や後面まで伸びていますが、特に手のひらと関係が深いのは肩の前面です。この部分の柔軟性がなくなると、肩が自然と内巻きの状態で固定されてしまい、なかなか改善しない猫背を作ってしまうのです。

今回行った施術の真意は、まずこの猫背の「ロック」を外すことです。そして、そのロックを外すための手段として、腕の施術を入れた、というのが正しいと言えます。

もちろん、これで全ての姿勢不良が改善するわけではありませんが、多くのマッサージ屋さんや整体院、接骨院では、ここまで腕を細かく施術することはないでしょう。そういった「肩だけ揉むだけじゃ改善しない」と悩んでいたお客様が、当院にご来店いただき、改善されているケースが非常に多いのです。

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船橋市西船橋の整体院ゆいまーるの肩こり・背中の重さへのアプローチ


今回は、肩こり、背中の重さ、そして猫背にお悩みのNさんの症例についてご紹介しました。最終的に皆さんが求めているのは「肩こりや背中の重さからの解放」ですよね。

船橋市西船橋にある整体サロンゆいまーるでは、どのように施術を行うかをご紹介します。

まずは徹底した検査と問診を行い、あなたの体のどこが一番問題になっているのかを特定します。関節なのか、筋肉なのか、それとも内臓なのか…原因を見極めた上で、以下のような施術を行うことで、肩こりや背中の重さの早期改善を促すことが可能です。

  • 内臓へのアプローチ:内臓マニピュレーション 肝臓や心臓の機能が低下していたり、慢性的なストレスを受けている場合、肩こりや背中の重さとして症状が現れることがあります。そのような場合、内臓マニピュレーションという特殊な手技で内臓にアプローチし、機能改善を図ります。
  • 筋肉へのアプローチ:筋膜への徒手療法、鍼治療 筋肉や筋膜が原因で痛みを感じている場合は、痛みを出している筋肉への揉みほぐしや鍼灸アプローチ、筋膜の柔軟性を高めるための徒手療法を行い、痛みの改善を目指します。
  • 骨格へのアプローチ:関節モビライゼーション 首や肩といった関節の動きが悪いと、肩こりになりやすくなります。その際には、関節に適切な動きをつけるように関節を動かしていきます。いわゆる「バキバキ」という音が鳴ることもありますが、基本的に強い刺激を加えることはないのでご安心ください。「バキバキしない」方法も選択できます。

これらの施術はあくまで一例です。お客様一人ひとりの状態に合わせて、最適なアプローチを組み合わせます。

まとめ

 緊急性はないけどずっと続くとどこにでも出かけたくなかったり動きたくなくなる肩こりや背中の重さ、

 相談してみると意外とすぐ解決するかもしれません。

 良ければ是非ご相談下さい^^