メニエール病でお悩みの50代女性Iさんー症例ブログー船橋市西船

船橋市西船から沖縄へ

 今回2024年6月3日から6日まで船橋市西船にある整体院ゆいまーる店長山城が故郷の沖縄に帰省してきました^^

 初日の6月3日は成田空港から14時の飛行機の便で出発し夕方には沖縄に到着し1年ぶりに家族と晩御飯を頂いたんですけどやはり家族というものは安心しますね。

 毎回帰る度にしみじみと感じます。

 そのご晩御飯を一緒に食べその後は家族とは解散し友達とお酒を飲みに国際通りへ出発、朝方まで飲み、3時間ほど就寝しその後は友達と8時間ドライブし、夜はまたお酒を飲みに国際通りにいきまた朝方近くまで、、、

 いっぱい飲みました。。汗

 お酒には強い体質なので二日酔いとかにはならないんですが睡眠が足りないのは身体に来ますね。。

 帰ってきて3時間ほど就寝し、6月5日は知り合いのサロンの場所を借りて親や友達、また紹介して頂いた方の施術をしてきました^^

 船橋市西船整体院ゆいまーる出張営業ですね♪

 今回はそこで診させて頂いた症例を書いて行きたいと思います。

メニエール病50代Kさん 紹介に至るまでの経緯

 今回施術する方は母親の紹介で仕事仲間のKさんです。職場が母と昔から一緒で私が小さいときにも良く遊んでもらいました。

 性格はとても明るく優しい方なんですが6年前程からめまいと耳鳴りが酷く、病院に行ったらメニエール病の疑いがあると言われ、

 色々な薬、整体、マッサージなども行ったそうなんですがあんまり症状の改善がみられず困っていたそうです。

 そんな時に私が1年前に船橋市西船にお店をオープンしたと聞いて「是非受けてみたい!」と思っているところに今回帰省すると私の母親から聞いて施術をすることになりました。

 では今回のメニエール病でお悩みのKさんについて書いて行きます。

メニエール病でお悩みの50代Kさんについて 問診

 メニエール病でお悩みのKさんについて書いて行きます。

 年齢性別は50代女性、仕事は主にデスクワークで1日8時間以上はパソコンを見ている、運動はしない、ストレスは多い、大きな病気やケガは無し。

 この時の主訴はメニエール病というか左耳の耳鳴りと耳の詰まっているような圧迫感との事でした。

 詳しく書いて行くと6年前から頭痛や左側の耳鳴りが酷く、当時の耳鳴りはずっとキンキン鳴っておりうるさくて眠れないや集中出来ないという状態だったそうです。

 しかしそこから時間が経過するとともに慣れては来たが6年たった今でもが酷いときは寝れないそうで、さらに少しの音で頭に響く感じもあるとの事でした。

 皿の擦れるカチャという音などはとてもしんどいそうで、なので普段は左耳に耳栓をしないと生活に支障がでるとの事でした。

 他にも肩こりや腰痛の痛みを始めめまい、倦怠感などもあり色々しんどくて病院に行くと「メニエール病の疑いがある」と言われて薬を処方されたが効果は無し。

 それからずっと色々な病院に行ったり整骨院、ヘッドスパ、マッサージなどにも行ったが改善の兆しがみられず、そのストレスなのか仕事でのストレスなのか分からないが突発性難聴や時には吐き気があって実際に吐いたこともあるとの事でした。

 ではここまでのお話をまとめていきます。

分かった事
・50代女性 デスクワーク
・主訴 メニエール病?による左耳の耳鳴り 耳の圧迫感
・耳栓を付けないと生活が出来ないほど音に敏感
・ストレス多い
・眩暈、吐き気、頭痛などの自律神経症状もあり
という感じになりました。

 次にメニエール病の検査編を書いて行きます。

メニエール病の検査

 メニエール病の検査は基本医療機関での聴力検査やMRIなどの検査をして診断されます。

 徒手検査でも音叉を使って左右の聴力検査を行う場合もありますが今回は持っていなかったのでメニエール病の検査というよりかは現在Iさんの身体がどういう状態なのかを確認するための検査を行う事にしました。

 行ったことは以下の通りです。

・座ってもらって首の可動域に問題はないか
・痛みや違和感は出ないのかを確認すること
・身体が正しく使えているのか

 では検査していきます。

 まずは首の可動域を確認します。やり方は坐位で実際に左右と上を向いた際に違和感や痛み、もしくは今回はメニエール病の疑いもあるのでめまいや耳鳴りが出ないのかという所です。

 結果として首の可動域に関しては問題はなかったのですが右を向いた際に左側の首の横が突っ張る感じがあり、左を向くと左の首が詰まる様な感じがありました。

 では次にベットに仰向けになってもらい身体が上手く使えているのかの検査を行いました。

 今回は腰の筋肉腸腰筋の検査と、Kさんの仕事がデスクワークという事で目の可動域の検査を行いことにしました。

 目の可動域のチェックはIさんにベットに仰向けになって頂き術者の人差しを追ってもらうというやり方です。

 患者さんの目の周りを円を書くようにぐるっとしていくような感じですね。

 実際にこの目の検査をやってみるとどこに動かしても辛い感じがするという事が分かったのと、たまに来るめまいと同じような感覚がするとの事でした。

 あとでまとめるのですが普段のめまいと同じが感じがするという事は少なからず眼精疲労や目の可動域が普段のめまいに関係しているかも?という事が考えられます。

 次に腰の筋肉と股関節の可動域の検査です。

 股関節の可動域の検査はベットに仰向けになって頂き、術者が患者さんの股関節をぐるぐる回し引っかかっている所はないか確認する検査です。

 この時引っかかっている角度や動きでどこが悪いのかわかるのですが、Kさんの場合動きが悪いのはL5当たりの腰椎か仙腸関節だと分かりました。

 次に腰の筋肉の腸腰筋の筋力の検査です。これは単純に足を支えたりする腰の筋肉が上手く使えているか確認する検査となります。

 やり方はベットに仰向けになって頂き股関節、膝を屈曲し、術者が抵抗を掛けるのでそれに対抗してもらうというやり方です。

 結果として全く足に力が入らない事が分かり、つまり自立神経&にちゃんと力が入らない事が分かりました。

 ここまでの検査の分かった事をまとめその後、メニエール病の問診、検査で分かった事を元に何が考えられるのかという事について書いて行きます。

検査で分かった事
・首の可動域は問題ないが左右を見た際に左側の首に違和感
・目の可動域が悪い、目を動かすとめまいとしてる時を同じような感覚になる
・股関節の動き、筋力からL5当たりの腰椎、仙腸関節の動きが悪い
という事が分かりました。

ではまとめて何が考えられるのか、どういう施術をしていけばいいんだろうかという推測を書いて、その後施術編を書いて行きます。

メニエール病の問診、検査で分かった事、考えられること

 メニエール病の問診、検査で分かった事を再度まとめ、そこから何が考えられるのかについて書いて行きます。

 問診で分かった事
・50代女性 デスクワーク
・主訴 メニエール病?による左耳の耳鳴り 耳の圧迫感
・耳栓を付けないと生活が出来ないほど音に敏感
・ストレス多い
・眩暈、吐き気、頭痛などの自律神経症状もあり

 検査で分かった事
・首の可動域は問題ないが左右を見た際に左側の首に違和感
・目の可動域が悪い、目を動かすとめまいとしてる時を同じような感覚になる
・股関節の動き、筋力からL5当たりの腰椎、仙腸関節の動きが悪い

 問診検査でわかった事はこのようになります。ではここから何が考えられるのか?という事を書いて行きます。

 まずは
・デスクワーク
・目の可動域が悪い
・目を回すとめまいと同じが感じがする

 という3つの点から眼精疲労と目の筋肉が固まっている、視神経が炎症まではいかないかもしれないけど悪くなっているという事が考えられます。

 また視神経は脳神経の1部でもあり自立神経と密接なかかわりがあります。

 次に
・ストレス多い
・めまい、吐き気、頭痛などの症状
・L5辺り、仙腸関節の動きが悪い
・耳栓を付けないと生活が出来ないほど音に敏感

という点から自律神経の乱れが考えられます。
解剖学的な目線から診ても仙腸関節の動きが悪いという事は副交感神経がはたいていないという事も考えられます。

音に敏感という点においては内耳神経の問題もあると思いますがおそらく神経が異常に興奮してしまっていて神経の働きが過敏になってしまっている

 つまり自律神経で言うと交感神経が常に高まっているという事が考えられます。


 自律神経について興味のある方はこちらの記事を参考下さい。
自律神経について1
自律神経について2 胃の痛みの事例と共に

 最後に、
・首の可動域は問題ないが動かしたときに首の左側に違和感がある
・主訴 メニエール病?による左耳の耳鳴り 耳の圧迫感

 という所なんですが首の左側に関して身体の左側には胃や心臓がある為、心臓の症状、例えば動悸や不整脈がある人は左側の首がしんどかったり

 胃が痛くなったり胃が悪い人は同じく首の左側に症状が出たりします。

 検査編では書きませんでしたが実際に触ってみると胃のあたりも硬くなっていたり、胃は痛くなったりしますか?という事を聞くと良く痛くなりますと言っていたので

 おそらく胃や心臓に何かしら問題があるのかなと推測出来ました。

 ここまでをまとめていくと、おそらく6年以上前から眼精疲労やストレスによって交感神経が高まり、常に神経が興奮してしまっている状態が続き耳鳴りが酷くなってしまい

 めまいや吐き気、倦怠感という症状が出てしまった結果メニエール病になってしまった。

 という事が考えられます。

 つまり今回の施術は耳の施術もするんですが主に自律神経の施術をすれば改善される可能性があるんじゃないかなと推測できたので今回は自律神経の施術をしていきます。

メニエール病の施術編 結果

 では実際にメニエール病の施術をしていきます。

 今回の施術は主に自律神経の施術なんですがまずは仙骨の調整と頭蓋骨の調整を行いました。

 なぜ頭蓋骨と仙骨なのかは自律神経2つ目の記事を参考にしてください。

 やり方は患者さんに仰向けになって頂きその状態で仙骨の動きをサポートするような施術と、頭蓋骨の歪みと頭蓋骨の浮腫みを流していくような施術になります。

 詳しいやり方は文章だと伝えにくいので省きます。

 この時の時間が問診検査で15分程度経過し、施術に関してはまず頭蓋骨に10分、仙骨に10分で合計35分程経過し、

 施術開始15分あたりを過ぎてくるとKさんのお腹がぐるぐる鳴り始め、本人もびっくりするぐらい施術終わりまでずっとお腹がぐるぐるなっていました。

 そして頭と仙骨の調整が終わった段階で動きを確認すると、左右を向いた時の左側のツッパリ感が無くなり耳鳴りはあるものの音は小さくなり

 ずっと耳鳴りと共にあった耳の嫌な圧迫感というか閉塞感が無くなっていました。

 これには本人びっくりしたのと、凄い眠そうにあくびをしていました^^

 副交感神経が働きリラックスしてきたという証拠ですね。

 残りの時間は少し耳周りの鍼と首の可動域に関係のある僧帽筋に鍼を打ち10分程置鍼。

 施術はこれで終了しました。

 結果はというと耳鳴り自体はまだなってはいるが音が小さくなったのと耳の圧迫感が取れた、そして凄い眠くなったという感じになりました。

 あと個人的な主観ですが最初あったときは元気だけど切羽詰まった感じというか空元気な感じが見受けられたんですが終わった後は、

 目が優しくなり、とろんとした目になっていました。

 最後に目の可動域と腰の筋肉の動きも確認したのですが目はまだ動きにくいが最初よりは全然楽になり、腰の筋肉に力が入るようになっていました。

 全て自立神経が関係していたという事ですね。

 今回のメニエール病の耳鳴りの原因は主にストレスによって自律神経が乱れてしまった事が原因した。ストレスに加え眼精疲労や運動不足などの要素も加味され症状が酷くなっていったという事ですね。

 Kさんにもストレスによる自律神経が原因ですと伝え、ストレスはどうしようもないので大事なのは自律神経のオンとオフ、要は身体の切り替えなので

 それに規則正しい生活と、運動は必須になる事。あと眼精疲労も関係するので仕事は仕方ないが普段から目の運動をしたり、目の周りを温めたり

 プライベートの携帯やパソコンを控えた方が良くなりやすいという事をアドバイスを指導し終了。

 Kさんも「沖縄にいたら絶対お店に通うのに!!悔しい!」といわれましたがすでに私山城は船橋市西船に店舗を構えているので「ですよね(苦笑い)」と返しKさんは笑いながら帰られました。

 もしこの記事をご覧の方でメニエール病の症状に悩んでいる方が入れば力になれるかもしれません。

 是非ご相談ください^^