【施術事例】2か月続いた首の痛みが改善!30代女性Kさん|デスクワーク・船橋市西船在住


はじめに

長引く首の痛みは、日常生活の質を大きく低下させます。特に、デスクワークを主とする現代人にとって、首や肩の不調は切っても切り離せない問題かもしれません。しかし、その痛みが「いつものこと」となり、諦めかけている方も少なくないのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、2ヶ月以上にわたり首の痛みに苦しんだ船橋市西船在住の30代女性、Kさんの施術事例です。Kさんの症例が、同じような悩みを抱える多くの人にとって役に立てば幸いです。この記事では、彼女が抱えていた具体的な症状から、私たちがどのような施術とセルフケアを提案し、どのように痛みを克服していったのかを詳しくお伝えします。

Kさんのプロフィールと抱えていた症状

首の痛み

Kさんは30代の女性で、ご職業はデスクワーカーです。仕事でPCを長時間使用することが多く、慢性的な目の疲れや肩こりを感じていました。趣味は山登りで、以前は週末ごとに山へ出かけていましたが、最近は忙しさからなかなか行く時間が取れていないとのことでした。

彼女が訴えていた主な症状は、首を左に倒すと右の首に痛みが走るというものでした。この痛みは、首を動かすたびに鈍い不快感として現れ、日を追うごとに強くなっていったそうです。2ヶ月以上もこの痛みが続いたため、仕事にも集中できなくなり、精神的なストレスも感じ始めていました。

初めてお会いした時、Kさんの表情は少し硬く、痛みへの不安がにじみ出ていました。「このまま痛みが治らなかったらどうしよう」「何か大きな病気なのではないか」という彼女の言葉から、心身ともに疲弊している様子が伝わってきました。


なぜ首が痛くなったのか?

Kさんの症状を詳しく伺い、身体の状態を観察した結果、いくつかの原因が考えられました。

1. 長時間のデスクワークによる姿勢の悪化

デスクワークでは、無意識のうちに頭が前に突き出た前傾姿勢になりがちです。これにより、首の筋肉は常に頭の重さを支えようと過剰に働き、硬直してしまいます。特に、Kさんの場合は首を左に倒すと右が痛むという症状から、右側の首の筋肉(僧帽筋や肩甲挙筋など)が過度に緊張していることが推測されました。

2. 胸郭の動きの制限と呼吸の浅さ

長時間のデスクワークでは、胸を張ることが少なくなり、背中が丸まりやすくなります。この姿勢は、胸郭(肋骨と胸骨で構成される部分)の動きを制限し、呼吸を浅くします。呼吸が浅くなると、十分な酸素が体に行き渡らず、筋肉が硬直しやすくなります。また、呼吸筋である横隔膜や肋間筋が十分に機能しないため、代わりに首や肩の筋肉(斜角筋など)が呼吸を助けようと働き、その結果、首の筋肉に過剰な負担がかかります。

3. 前腕や手の筋肉の緊張

PCのマウスやキーボードを長時間使用することで、前腕の筋肉群(手首や指を動かす筋肉)も緊張します。この緊張は、腕全体を伝わり、肩、そして首の筋肉にまで影響を及ぼします。Kさんの場合、右側の首が特に痛むという症状から、PCのマウスを頻繁に使う右腕の筋肉が特に硬くなっている可能性が考えられました。

4. 運動不足

趣味の山登りができていないことも、痛みの要因の一つでした。山登りは、全身の筋肉をバランス良く使い、特に体幹や下半身の筋肉を鍛えるのに適した運動です。しかし、それができなくなったことで、身体全体の筋肉量が減少し、姿勢を支える力が弱まっていた可能性があります。また、運動は血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果もありますが、それが失われたことも痛みを助長する一因となりました。


施術とセルフケアで痛みと向き合う

Kさんの抱えている問題を踏まえ、私たちは以下の2つのアプローチを提案しました。

  1. 根本原因にアプローチする施術
  2. 日常生活で実践できるセルフケア

これらのアプローチを組み合わせることで、一時的な痛みの緩和だけでなく、痛みの根本的な解決を目指しました。

施術内容

施術は、Kさんの身体全体を一つのつながりとして捉え、首の痛みだけでなく、その根本原因にアプローチすることを重視しました。

  • 呼吸を深くするための施術: まず、硬くなった胸郭や横隔膜周辺の筋肉を緩め、呼吸が楽にできるように促しました。これにより、呼吸が深くなり、身体全体に酸素が行き渡りやすくなりました。
  • 大胸筋・小胸筋をほぐす: デスクワークによる猫背姿勢で硬くなりやすい胸の筋肉(大胸筋、小胸筋)を丁寧にほぐしました。これらの筋肉が緩むことで、胸が開きやすくなり、自然と良い姿勢を保ちやすくなります。
  • 前腕の筋肉群をゆるめる: マウスやキーボードの使用で緊張していた前腕の筋肉を緩めました。これにより、腕から肩、首への負担が軽減されました。
  • 背骨と背中の筋肉を動きやすくする施術: 長時間同じ姿勢で固まっていた背骨や背中の筋肉を動かし、柔軟性を取り戻しました。背骨の動きがスムーズになることで、首への負担が減り、本来持っている身体の機能を取り戻すことができます。

これらの施術を組み合わせることで、Kさんの首の痛みは初回の施術から明らかに軽減しました。特に、「首を左に倒しても、右の首が突っ張る感じがしなくなりました」という言葉は、私たちにとって大きな喜びでした。

指導したセルフケア:ウォーキング

施術の効果を持続させ、再発を防ぐために、日常生活でできるセルフケアとしてウォーキングを指導しました。

「ウォーキングなんて、首の痛みと関係あるの?」と思われるかもしれませんが、実は非常に重要なのです。

  • 全身の血行促進: ウォーキングは、全身の血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。特に、デスクワークで硬くなった下半身の筋肉を動かすことで、全身の血流が改善されます。
  • 姿勢の改善: 正しい姿勢でウォーキングを行うことで、体幹の筋肉が鍛えられ、自然と良い姿勢を保つことができます。
  • ストレスの軽減: 運動は、精神的なストレスを軽減する効果もあります。Kさんが趣味の山登りに行けていないことも、ストレスの一因となっていました。ウォーキングは、手軽に始められる運動として、精神的なリフレッシュにも役立ちました。

初めは「毎日30分」という目標を設定しましたが、Kさんは無理のない範囲で、週に数回からウォーキングを始められました。「近所の公園を歩くだけでも気持ちが良いですね」と、前向きに取り組んでくださったことが、痛みの改善をさらに加速させました。


船橋市西船在住Kさんのその後

施術とウォーキングを継続することで、Kさんの首の痛みは着実に改善していきました。2ヶ月以上続いていた痛みは、1ヶ月後にはほとんど気にならないレベルにまで軽減。「痛みを気にせず、仕事に集中できるようになりました」「顔の表情も明るくなったと周りの人にも言われます」と、嬉しい報告をいただきました。

痛みが改善したことで、彼女は再び趣味の山登りに挑戦する意欲も湧いてきたそうです。

Kさんのケースは、長引く痛みの原因が、必ずしも痛む場所だけにあるわけではないことを示しています。姿勢、呼吸、生活習慣など、身体全体を包括的に捉えることの重要性を改めて感じさせてくれました。

首の痛みでお悩みなら船橋市・西船橋エリアにあるゆいまーるへ

もしあなたが今、船橋市西船在住Kさんのように長引く身体の不調に悩んでいるなら、諦めないでほしいと思います。痛みは、身体が発しているSOSのサインです。そのサインに耳を傾け、根本的な原因に向き合うことで、必ず変化は訪れます。

私たちは、一時的な痛みの緩和だけでなく、その方が「本来の自分を取り戻し、やりたいことを思い切り楽しめるようになる」ことを目指しています。Kさんのように、痛みを克服し、新しい一歩を踏み出すお手伝いができれば幸いです。

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