【施術事例】座っていると辛い腰痛が改善!30代男性Jさん‐デスクワーク‐船橋市西船在住
最初は挨拶から☟

初めまして!船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です^^
今回は座っていると辛い腰痛でお悩みのJさんについて記事を作成していきます。
・座っているだけで腰が辛い
・ギックリ腰では無いけどじんわり腰が痛い
・1時間以上座っていると腰がしんどくなってくる
・坐位から立とうとしたときに腰がしんどい
もし上記のような悩みがある方は参考になるかもしれません。
書いて行く記事の内容は
・一般的な腰痛とは(慢性と急性について)
・当店の腰痛への考え
・Jさんについて
来店の経緯
問診
検査
推測
施術と結果
経過
・まとめ
の順番で書いて行きます。少し長くなるかもですが最後までお読みいただくと腰痛への理解が深まるかもしれません^^
では書いて行きます。
一般的知識:最初に腰痛とは?
腰痛とは、背骨の腰の部分(腰椎)やその周囲の筋肉、関節に感じる痛みや不快感の総称です。その状態の持続期間によって、急性腰痛と慢性腰痛に分類されます。
1. 腰痛の分類(急性vs慢性)
腰痛は、発症からの期間を目安に、以下の通り分類されます。
🚨 急性腰痛(ぎっくり腰など)
- 定義: 発症してから4週間未満の腰痛を指します。
- 特徴: 突然発生し、強い痛みを伴うことが多いです。最も一般的な例は、ぎっくり腰(急性腰痛症)です。
- 原因: 不意の動作や中腰での作業など、腰に急激な負荷がかかることで、筋肉や関節、靭帯などに損傷が生じることで起こります。
- 予後: 通常、原因が単純な筋肉や関節の炎症であれば、安静や適切な処置により比較的短期間(数日〜数週間)で改善に向かいます。
⏳ 慢性腰痛
- 定義: 痛みが3ヶ月以上持続、または再発を繰り返す腰痛を指します。
- 特徴: 痛みの強さは急性期ほどではないものの、鈍い痛みや重だるさが続き、日常生活に支障をきたします。
- 原因:
- 構造的要因: 椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、構造的な問題がベースにある場合。
- 非特異的要因(最も多い): 筋肉や関節の疲労、姿勢の不良、運動不足、そして特にストレスや不安といった心理的・社会的な要因が深く関与し、痛みを慢性化させます。
- メカニズム: 慢性化すると、痛みの信号を処理する脳の機能が変化し、痛みがなくても痛みを感じやすい状態(痛みの閾値の低下)に陥ることが指摘されています。
2. 共通する主な原因
急性、慢性に関わらず、腰痛を引き起こす主な要因は以下の通りとされています。
- 不良姿勢と体の使い方: 長時間のデスクワークによる猫背や、女性に多い反り腰など、姿勢が崩れることで腰椎への負担が増加します。
- 筋力の低下: 体幹を支えるインナーマッスル(腹筋や背筋)が衰えると、骨格の安定性が失われ、腰の筋肉が代わりに過度に緊張します。
- 柔軟性の低下: 股関節や太もも裏の筋肉(ハムストリングス)が硬くなると、前かがみなどの動作時に腰が過度に動くことになり、負担が増します。
- 心理的・社会的ストレス: ストレスは自律神経のバランスを崩し、筋肉を緊張させやすくするとともに、痛みをより強く感じる脳の状態を作り出します。
3. 緊急性の高い症状(レッドフラッグ)
以下の症状が見られる場合は、急性・慢性に関わらず、重篤な疾患の可能性があるため、直ちに医療機関を受診してください。
- 安静にしていても痛みが治まらない(特に夜間)
- 発熱、体重減少など全身の衰弱を伴う
- 足のしびれが急激に悪化し、排尿・排便の障害(尿が出にくい、便が出ないなど)を伴う
- 転倒などの明らかな外傷の後に痛みが始まった
ここまでが腰痛への一般的知識でした。さらにここに加えると一般的には慢性的な腰痛の80%が非特異性(検査しても異常がない)と言われています。
では次に当店の腰痛への考えを書いて行きます^^
当店の考え:腰痛について☟
まず上記で書いたように腰痛には急性と慢性の2つがあります。
当店では慢性と急性それぞれ以下の事が原因だと考え施術しています。
・慢性腰痛=腰周辺の組織の酸欠
例 ずっと座りっぱなしで腰周辺の血流が悪くなる→腰痛
・急性腰痛=腰椎(腰の関節)の不安定さにより関節に炎症が起こる
例 重いものを持とうとした際に急に腰にグキっと激痛→関節がズレて炎症が起こり腰痛
などですね。どうですか?まずは何となく「そうなんだ」ぐらいでイメージ出来ればいいと思います。
詳しくは他の腰痛の記事に沢山書いてあるので気になる方は別の記事をも読んでみると理解が深まるかもしれません^^
HPのトップから色々飛べるようになってます!
では実際のJについての記事を書いて行きます。
座っていると辛い腰痛でお悩みの30代Jさんについて
来店の経緯

Jさんが初めて当院にご来院されたのは、2025年8月10日。
IT企業のエンジニアとして、毎日平均8時間以上パソコンに向かい続ける生活を数年送る中で、徐々に腰の痛みが悪化してきたそうです。
特に辛かったのは、午後になり疲労が溜まってくると、腰の中心部と両側のお尻が締め付けられるように痛み出すことでした。
痛みのせいで集中力が途切れ、仕事のパフォーマンスも低下。このままではいけないと、「船橋 西船 デスクワーク 腰痛 整体」で検索し、当院の根本改善のアプローチに興味を持たれて今回来店下さったそうです。
問診:Jさんの身体を把握していく
Jさんの身体の状態と生活背景を詳しくお伺いしました。
問診で聞いた内容を分かりやすく表にしてみました^^
項目 | 詳細 | 整体的考察 |
性別・年齢 | 30代男性、船橋市西船在住 | 若年層に多い不良姿勢(反り腰)の傾向が強いと推測 |
職業 | ITエンジニア(座りっぱなし) | 股関節と腰椎への恒常的な負荷、運動不足 |
主訴 | 座っている時の腰の中心のじんわりとした痛み、立ち上がり時の動作時痛 | 腰椎の過度な反り(伸展)による椎間関節の圧迫 |
痛みの場所 | 腰の中央辺り、両側のお尻の上部(中殿筋付近) | 腰部と骨盤周辺の深部筋群の機能不全 |
痛みの特徴 | 炎症的な鋭い痛みというよりは、持続的な「張り」と「圧迫感」 | 筋肉の緊張と、関節への機械的負荷の蓄積 |
既往歴 | 慢性の肩こり、特になし | 体幹の安定性が不足している可能性 |
検査:腰痛の原因を特定していく
Jさんの身体を詳しく動かし、痛みの原因となっている部位を特定しました。
検査項目 | Jさんの所見 | 整体的推測される原因 |
姿勢分析 | 立位・座位ともに強い反り腰傾向(腰椎の過前弯) | 体幹前方の筋肉(腹筋群・腸腰筋)の機能的破綻 |
骨盤の歪み | 左仙腸関節が下方にズレ | 腰と股関節に影響が出る可能性 |
股関節の動き | 股関節の屈曲(曲げる)と伸展(伸ばす)に強い制限と痛み | 腸腰筋や大腿直筋など、股関節屈筋群の重度の短縮 |
お尻の筋肉 | 中殿筋・梨状筋付近に強い圧痛と硬結 | 座面による圧迫と、反り腰を代償するための過剰な筋活動 |
腰椎の動き | 後ろに反らす動き(伸展)と、前に曲げる動き(屈曲)の可動域が狭い | および脊柱起立筋の硬化 |
呼吸チェック | 呼吸が浅く、腹部の緊張が強い | インナーユニット(体幹深部筋)の機能不全 |
推測:座っていると辛い腰痛の原因
問診と検査の結果、Jさんの「座っている時の腰痛」は、デスクワークによる以下の3つの構造的な問題が複雑に絡み合って引き起こされていると特定しました。
- 股関節の「前側ロック」と反り腰の強制:
- 長時間座ることで、股関節前面にある腸腰筋(腰の深部から太ももに繋がる筋肉)が極端に短縮し硬化。
- この硬さが骨盤を常に前に傾かせ(前傾)、結果的に腰椎を過度に反らせる「強制的な反り腰」を引き起こしていました。
- 椎間関節への持続的な圧迫:
- 強制された反り腰により、腰の骨(腰椎)の後ろ側にある椎間関節が、座っている間ずっと押し潰されるような持続的な圧迫を受けていました。これが腰の中心の痛みの主な原因でした。
- 左の仙腸関節のズレにより関節面に負担が掛かっている事が推測された。
- お尻の代償と神経刺激:
- 反り腰の状態で無理やり座り姿勢を保とうとするため、お尻の中殿筋や梨状筋が過剰に働き、硬くなりました。この硬さが坐骨神経を刺激し、お尻から太ももにかけてのや張りを生んでいました。
- 反り腰の状態で無理やり座り姿勢を保とうとするため、お尻の中殿筋や梨状筋が過剰に働き、硬くなりました。この硬さが坐骨神経を刺激し、お尻から太ももにかけてのや張りを生んでいました。
つまり、Jさんの腰痛は、股関節と骨盤の機能障害によって腰周辺に酸欠が起こり腰痛になっていたのです。
4. 施術と結果:股関節・骨盤の機能改善アプローチ
船橋市西船在住Jさんの症状を改善するため、「仙腸関節の矯正」「股関節のロック解除」と「骨盤・腰椎の正しい連動性の再構築」に重点を置いて施術を行いました。
ステップ1:股関節前面(腸腰筋)と深部筋群の解放(約20分)
反り腰の直接的な原因である腸腰筋、大腿直筋など、股関節屈筋群の重度の緊張を、呼吸に合わせたソフトな圧とストレッチで丁寧にリリース。
これにより、骨盤が後傾方向へスムーズに動ける土台を作りました。
ステップ2:骨盤とお尻(殿筋群)の調整(約15分)
座面で圧迫され機能不全に陥っていたお尻の筋肉(中殿筋や梨状筋)の硬結を解除。
そして、骨盤の関節である仙腸関節や腰椎の微細な歪みをソフトな手技で矯正し、腰への負荷を分散できる正しい骨盤の傾きを取り戻しました。
ステップ3:体幹の安定化と姿勢指導(約10分)
最後に、腰痛の再発を防ぐため、腹圧を高めるための呼吸法と、普段の仕事中にできる正しい座り方のポイント(骨盤を立てる、膝の高さを調整するなど)を集中的に指導し、セルフケアを習得していただきました。
結果:長時間座っても痛みが激減!仕事の集中力も回復
初回施術直後、Jさんは「腰の張りがスーッと取れて、特に立ち上がるときの突っ張る感じが全くない」と驚かれました。腰の中心にあった圧迫感も大幅に軽減し、姿勢が自然と楽になったことを実感されました。
5. 経過とまとめ:座ってると辛い腰痛でお悩みのJさん
船橋市西船在住Jさんが来店されたのは2025年8月10日でこの記事を書いているのが2025年10月12日です。
その間の変化は以下の通りです。
経過
- 初回施術から1週間後: 「あの座っているとしんどかった腰の痛みが、仕事中ほとんど出なかった。座っている時間が格段に楽になった」とご報告。
- 継続施術(計5回)後: 慢性的な腰痛はほぼ解消され、長時間のデスクワークでも痛みを感じることは稀になりました。今では、疲労が溜まった時でも、指導したセルフケアで自分でリセットできるようになっています。
- 現在は、パフォーマンス維持と予防のため、月に1回のペースでご来院いただいています。
まとめ:座っていると辛い腰痛でお悩みのJさんについて
Jさんの事例から学べる最も重要なことは、デスクワークによる腰痛、特に座り姿勢で悪化する痛みは、腰だけを揉んでも改善しないということです。
原因は、股関節の硬化によって引き起こされる強制的な反り腰であり、腰の構造を正常に戻すためには、股関節、骨盤、そして体幹の連動性という全体構造にアプローチすることが不可欠です。
参考になりましたでしょうか?^^
一言に腰痛といっても急性と慢性があり、それぞれ原因が違いますし、1人1人の身体の状態も変わるので腰痛の根本的解決には問診と検査、的確な施術が大事になると当店では考えています。
もし船橋市西船在住Jさんのように座っている時の腰痛でお悩みの方の参考になれば幸いです♪
船橋市・西船橋エリアで腰痛でお悩みならゆいまーるへ!

当店は船橋市西船にありJさんのご自宅とは近い距離にありました。
Jさんと同じように船橋市西船在住で、長時間のデスクワークによる腰痛、お尻の痛み、立ち上がりの辛さにお悩みの方は、ぜひ一度、整体院ゆいまーるにご相談ください。
あなたの痛みの根本原因を特定し、快適な仕事生活を取り戻すお手伝いをいたします!
【整体院ゆいまーるの基本情報】
- 住所: 千葉県船橋市西船6-2-27 鹿鳴館 1-b
- アクセス: 京成西船駅から徒歩約3分 / JR西船橋駅から徒歩約10分
- 営業時間: 10:00~20:00(20:00からのご予約も可能)
- 定休日: 木曜日
- 駐車場: 1台分あり