【施術事例】肩こりと吐き気が改善!50代女性Aさん‐デスクワーク‐船橋市西船在住

挨拶から☟

初めまして!船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です^^

今回は肩こりと吐き気にお悩みの50代女性Aさんについての記事を書かせて頂きます。

・肩こりが酷い
・肩が凝ってくると吐き気がする
・自律神経が乱れてる

そのような方はこのAさんの記事が参考になるかもしれません。

以下の順番で書いて行きますね^^

・一般的知識:肩こりについて
・一般的知識:吐き気について
・当店の考え:肩こりと吐き気の関係性
・50代女性Aさんについて(問診、検査、施術、経過)
・まとめ

一般的知識:肩こりについて

肩こりとは、首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が緊張し、重い、だるい、張っている、痛いといった不快な症状が慢性的に続く状態を指します。医学的な病名ではなく、非常に多くの日本人が悩む症状の総称です。


主な症状と発生メカニズム

肩こりの中心となるのは、首から背中上部にかけて広がる大きな筋肉である僧帽筋(そうぼうきん)や、首を支える筋肉の持続的な緊張と言われています。

1. 血行不良の悪循環

肩こりの発生は、主に筋肉の緊張による血行不良の悪循環によって起こるとされています。

  1. 筋肉の収縮: 長時間のデスクワークや不良姿勢により、筋肉が持続的に収縮します。
  2. 血管の圧迫: 筋肉が固く緊張することで、内部を通る血管が圧迫され、血流が悪くなります。
  3. 酸素・栄養不足: 血液の流れが滞ると、筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなります。
  4. 老廃物の蓄積: 疲労物質である乳酸などの老廃物が排出されずに筋肉内に溜まります。
  5. 痛みの発生: これらの老廃物や化学物質が神経を刺激し、「凝り」や「痛み」として感じられます。この痛みや不快感がさらに筋肉を緊張させ、悪循環に陥ります。

2. 関連する症状

肩こりの緊張が広がることで、他の不調も引き起こすことがあります。

  • 緊張型頭痛: 首や肩の筋肉が緊張することで、頭部全体が締め付けられるように痛むことがあります。
  • 眼精疲労: 首や肩の血流不良が、目の周りの血流にも影響を与え、目の疲れが取れにくくなります。
  • めまい・吐き気: 慢性的な強い緊張が、自律神経のバランスや平衡感覚に影響を与えることで生じることがあります。


肩こりの主な原因

肩こりは単一の原因ではなく、生活習慣、精神状態、体の構造など、複数の要因が絡み合って発生します。

原因分類具体的な要因メカニズム
構造的負荷不良姿勢(猫背、ストレートネック)頭部(約5kg)の重さを首や肩の筋肉が過剰に支える必要があるため。
長時間の同一姿勢(デスクワーク、スマホ操作)筋肉が動きを失い、血流が停滞するため。
運動不足筋力低下や柔軟性の低下により、疲労が蓄積しやすくなるため。
精神的要因ストレス、不安、緊張自律神経のうち交感神経が優位になり、無意識に全身の筋肉をこわばらせるため。
環境的要因冷え(エアコンなど)体温を保とうとして血管が収縮し、血流が悪化するため。
寝具の不適合(合わない枕)睡眠中も首や肩に不自然な負担がかかり続けるため

ここまでが一般的な肩こりについての知識でした。

次に吐き気についてです。

一般的知識:吐き気について

吐き気(はきけ)とは、正式には悪心(おしん)や嘔気(おうき)とも呼ばれ、「胃の内容物を吐き出したい」という差し迫った不快感、またはみぞおちのムカムカとした不快感を指します。

これは、体にとって有害なものや異常を知らせる防御反応の一つであり、多くの場合、実際に胃の内容物を口から吐き出す嘔吐(おうと)を伴うか、その前兆として現ると言われています。


1. 吐き気のメカニズム

吐き気は、脳の延髄(脳と脊髄をつなぐ部分)にある嘔吐中枢が刺激されることで生じます。この中枢に刺激が伝わるルートは大きく分けて2つあります。

① 反射性嘔吐(末梢性嘔吐)

主に内臓からの刺激が迷走神経などを介して嘔吐中枢に伝わることで起こります。

  • 消化管の異常: 胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、腸炎などによる胃や腸の炎症、伸展(膨らみ)、痛み。
  • その他の内臓: 心臓、肝臓、腎臓、腹膜などの疾患による強い痛みや刺激。

② 中枢性嘔吐

脳自体が刺激されたり、血液中の物質が影響したりして嘔吐中枢が直接刺激されることで起こります。

  • 脳の異常: 脳腫瘍、髄膜炎、脳出血、片頭痛などによる頭蓋内圧の上昇。
  • 平衡感覚: 乗り物酔いやメニエール病など、内耳の平衡器官(前庭器官)への刺激。
  • 血液中の物質: 薬の副作用(抗がん剤、麻薬性鎮痛薬など)、毒性物質、糖尿病ケトアシドーシスなど代謝の変化。
  • 精神的要因: 強いストレス、不安、恐怖も、自律神経を介して嘔吐中枢を刺激し、吐き気を誘発します。


2. 吐き気の一般的な原因

吐き気の原因は多岐にわたりますが、日常的によく見られるものから、緊急性の高い病気まで様々です。

分類具体的な原因
消化器系急性胃腸炎(ウイルス性・細菌性)、急性胃炎、逆流性食道炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、腸閉塞(イレウス)など。
生活習慣・精神的強いストレスや不安、暴飲暴食、アルコールの多飲、乗り物酔い、疲労。
脳・神経系片頭痛、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、くも膜下出血、メニエール病など。
その他妊娠(つわり)、薬剤の副作用(抗がん剤など)、糖尿病による代謝異常、尿管結石など。

※危険な吐き気 医療機関を受診すべき目安

以下の症状を伴う場合は、重篤な病気が隠れている可能性があるため、速やかに医療機関(消化器内科や救急外来)を受診してください。

・水分が全く摂れず、脱水症状が進んでいる場合
・激しい頭痛を伴う場合
・意識障害やろれつが回らないなど神経症状がある場合
・胸の痛みや息苦しさ、発熱を伴う場合
・吐いたものに血が混じっている場合

ではここまで一般的知識として肩こりと吐き気について書いて行きましたが次は当店が考える肩こりと吐き気についての関係性について書いて行きます^^

当店の考察:肩こりと吐き気について

上記で色々書きましたがまず病的な原因がある吐き気については肩こりどうのこうのの前に医療機関での対処が必要になるのでこの記事では割合します。

他にも吐き気や肩こりの原因は色々ありますが今回は題名通り「肩こりと吐き気」に関係する事を考えていきます。

当店に来る方で肩こりと吐き気がある人の多くは「肩が凝ってくると吐き気がしてくる」という方が多く吐き気→肩こりより肩こり→吐き気の順番で症状を感じる方が多いです。

そんな場合どんな事が考えられるのか今回は原因を3つ挙げてみました。

・背中の緊張
・腕のコリ
・精神的な緊張

なぜこの3つなのかというと以下の通りになります。

・背中の緊張
→背中の胸椎と肋骨前面にある交感神経管(交感神経の束)が刺激されっぱなしになる→身体の調整機能が乱れる→延髄の嘔吐中枢に影響が出て吐き気

・腕のコリ
→腕の神経は首から出ている為、腕のコリが神経をけん引してしまいおおもとの首肩に緊張や辛さを生んでいる→首が辛いと全身に影響が出やすい(脳への循環も滞りやすい)→延髄の嘔吐中枢に影響が出て吐き気

・精神的な緊張
→ストレス、または緊張が多いと胸部、腹部に分布する迷走神経が正常に働かなくなり胃や心臓の機能を乱してしまう→迷走神経は直接脳に繋がっているor延髄の嘔吐中枢に影響が出て吐き気

という事になるんじゃないかなと考えています。

簡単にまとめると

では上記の考えを踏まえた上で実際の今回肩こりと吐き気でお悩みのAさんについて書いて行くので参考になれば幸いです^^

肩こりと吐き気でお悩みの船橋市西船在住50代女性Aさん

来店された経緯

Aさんがご来院されたのは2025年8月15日。長年、治らない肩こりと、特に疲れた時やストレスを感じた時に起こる吐き気に悩まされ、吐き気止めが手放せない状態でした。

複数の病院で検査を受けても「異常なし」「ストレスでしょう」と言われ、根本的な改善を求めてネットで「船橋 西船 整体 吐き気」を検索し当店を見つけ今回来店されたそうです。

問診編:船橋市西船在住Aさんの身体を知る

Aさんの状態を把握するためにお話を聞いて以下のように簡単にまとめてみました。

項目詳細考察されるリスク
性別年齢50代女性更年期以降の自律神経の不調と関連
職業デスクワーク(事務職)で1日7時間以上PC作業重度の肩こりと猫背姿勢、眼精疲労
主訴慢性の肩こり、週3〜4回の吐き気と胃のムカつき交感神経の過剰優位、迷走神経の機能低下
気になる動作と時間下を向く動作、仕事後の夕方首への負荷増大、自律神経の疲労蓄積
他に気になる症状緊張型頭痛、眼精疲労、冷え性自律神経の乱れ
既往歴二年前に逆流性食道炎と診断全身の血行不良と慢性的な筋緊張
運動しない自律神経の乱れ、横隔膜の機能低下
ストレス5段階中4自律神経の乱れ、背中の凝り

検査編:吐き気の原因を特定する

検査項目Aさんの所見整体的推測される原因
姿勢分析強い猫背とストレートネック僧帽筋や肩甲挙筋への恒常的な負荷、首・胸郭の圧迫
頸部(首)の緊張首の付け根と前側の筋肉が非常に硬い。(c6、7辺り)迷走神経、自律神経節(星状神経節)への物理的刺激、腕のコリ
胸郭と背中の硬さ胸骨と肋骨の動きが硬く、呼吸が浅い、
背中の緊張がとても強い(t4辺り)
自律神経の乱れ、長時間の猫背、運動不足
腹部の硬さ胃の裏側(みぞおち付近)に強い圧痛胃の緊張、迷走神経の支配領域の機能低下

検査は上記の様な結果になりました。

問診と検査からの原因特定

Aさんの「肩こり」と「吐き気」は、以下の二重の悪循環によって引き起こされていると推測しました。

  1. 構造的な神経圧迫: デスクワークによる猫背や腕のコリよる緊張が、胸椎部分にある交感神経を刺激し自律神経を乱している(交感神経が優位になる=興奮が抜けない)
  2. 自律神経の混乱: 慢性的な肩こりによる交感神経の過緊張と、胃の機能低下による迷走神経の機能低下が重なり、自律神経のコントロールが効かなくなっている。

施術と結果:神経解放と内臓機能へのアプローチ

Aさんの症状改善のため、「神経の通り道」と「内臓の働き」を正常化する施術を行いました。

ステップ1:腕と胸郭出口の解放(約15分)

まずは神経の繋がりを考え腕のコリからほぐしました。

腕がほぐれる→首から腕に繋がる神経のけん引が無くなる→首の緊張が和らぎリラックスしやすくなる

という感じですね。

次に迷走神経が圧迫されている首の前側(斜角筋群)と、交感神経節が集まる胸郭の付け根を、ソフトな手技で丁寧にゆるめました。

施術直後のAさんの変化:「首がスッと軽くなって、頭まで血が通う感じがしました」と、視界のクリアさを実感されました。

ステップ2:横隔膜と腹部の調整(約15分)

吐き気の原因となっていた胃の裏側(みぞおち)の緊張と、浅い呼吸の原因である横隔膜の硬さを、呼吸に合わせた手技で内臓マニュピレーションと呼ばれる内臓の機能を手で整える技術です。

迷走神経の働きを直接的に活性化する目的もあります。

施術中の変化:Aさんは強いリラックス状態に入り、「お腹のムカムカが消えて、胃が温かくなった感じがする」と話されました。

ステップ3:全身の姿勢調整と背骨の柔軟性改善(約15分)

最後に肩こりの元凶である猫背と背骨(胸椎)の硬さを改善する矯正を行い、正しい姿勢を定着させるための調整で施術を終了しました。

結果:吐き気が起こる頻度が激減し、肩こりも大幅改善!

問診、検査、施術の合計50分で施術は終了。

Aさんからは、「肩の重さが嘘のように消え、一番辛かった吐き気の症状が、施術後からピタッと治まりました。本当に胃がスッキリした感じです」と、特に吐き気への即効性を感じていただくことができました。


5. その後の経過報告とまとめ

  • 1週間後のご来院時: 「この一週間、肩は凝ったが吐き気は一度もなかった。胃薬を飲む必要がなくなった」とご報告。
  • 継続施術後: Aさんが来店されたのは2025年8月15日でこの記事を書いているのは2025年10月11日になり約2ヶ月の間で6回程度来店頂きました。

    その結果慢性的だった肩こりも徐々に緩和され、吐き気の症状はほぼなくなりました。現在は、仕事で疲労が溜まった時に予防としてご利用いただいています。

記事のまとめ:肩こりと吐き気でお悩みのAさんについて

Aさんの事例から、長年の肩こりが、ただの筋肉のコリではなく、迷走神経を含む自律神経の機能不全を引き起こし、それが吐き気という形で現れることが分かりました。

今回の場合簡単にまとめると腕のコリ、背中の緊張、継続的ストレスの3つによって身体の緊張が抜けず自律神経の中枢である延髄の機能が乱れた結果、嘔吐中枢を刺激し吐き気を催していたという事ですね。

「病院で異常なしと言われたが、吐き気やムカつきが治らない」とお悩みの方へ。それは自律神経の乱れと体の構造的な緊張が原因かもしれません。

船橋市・西船橋エリアで肩こり、吐き気の相談ならゆいまーるへ!!

当店は船橋市西船にあり船橋市西船在住のAさんのご自宅とは近い距離にありました。

当店は船橋市西船のAさんはじめ、その周辺エリアで、慢性的な肩こりや自律神経の不調による吐き気でお悩みの方は、ぜひ一度、整体院ゆいまーるにご相談ください。あなたの不調の根本原因を特定し、お力になれるかもしれません!

【整体院ゆいまーる 基本情報】

  • 住所: 千葉県船橋市西船6-2-27 鹿鳴館 1-b
  • アクセス: 京成西船駅から徒歩約3分 / JR西船橋駅から徒歩約10分
  • 営業時間: 10:00~20:00(木曜定休)
  • 駐車場: 1台分あり