【事例】左踵の痛みが改善!50代女性Hさん‐介護職‐船橋市本中山在住

初めに

こんにちは!船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です^^

今回は踵をつくと痛い足底筋膜炎でお悩みの船橋市本中山在住50代女性Hさんについての記事を作成していきたいと思います。

・朝の一歩目の踵が痛い
・仕事で疲れてくると踵が痛い
・病院で足底筋膜炎と言われた

そのような方は参考になるかもしれません。

この記事で書いて行く内容は以下の通りです。

・踵の痛みと足底筋膜炎について
 足底筋膜炎とは
 主な症状
 原因
 他の原因
・左踵の痛みでお悩みの50代女性Hさんについて
 来店の経緯
 問診編:お悩みの把握
 検査編:悪い箇所の特定
 施術と結果
 経過
・まとめ

この記事がHさんと同じように踵の痛みや足底筋膜炎でお悩みの方の参考になれば幸いです^^

踵の痛みと足底筋膜炎について

まずは定義の話になります。

「踵の痛み」は症状のことで、足底筋膜炎(そくていきんまくえん)はその痛みの原因となる病気の一つです。

「足底筋膜炎」は、一般的には「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」と呼ばれることもあり、基本的には同じ病気を指しています。

👣 足底筋膜炎(足底腱膜炎)とは

足の裏には、かかとの骨から足の指の付け根にかけて、足のアーチ(土踏まず)を支える足底腱膜(そくていけんまく)という強靭な線維組織があります。

足底筋膜炎は、この足底腱膜に繰り返し負担がかかることで、特にかかとの骨に付着する部分に炎症が起き、小さな損傷(微小断裂)が生じて痛みを引き起こす病気です。

💡 主な症状

最も特徴的な症状は、かかとや土踏まずの痛みです。

  • 朝起きて最初の一歩や、長時間座った後に立ち上がったときなど、動作の最初に特に強い痛みを感じる。
  • 歩き始めると徐々に痛みが和らぐことが多い。
  • 長時間歩いたり、運動したりすると痛みが再び強くなることがある。
  • かかとの内側の少し前方(足底腱膜の付着部)を押すと痛む。

🩺 原因

一般的に言われている原因は以下の通りです。

  • オーバーユース(使いすぎ):ランニング、ジャンプ、長時間の立ち仕事など、足裏に繰り返し強い衝撃や負荷がかかること。
  • 加齢:腱膜が硬くなったり、クッション機能が低下したりすること。
  • 足の形の異常:扁平足(へんぺいそく)やハイアーチ(凹足)など、足のアーチが崩れていることで、足底腱膜に不均等な負荷がかかること。
  • ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性の低下。
  • 合わない靴の使用(クッション性の低い靴、ハイヒールなど)。

🚨 踵の痛みの他の原因

踵の痛みの原因は足底筋膜炎以外にもあります。

  • アキレス腱炎/アキレス腱付着部炎:アキレス腱の周囲や踵の後ろ側に痛みが生じます。
  • 踵骨棘(しょうこつきょく):炎症が慢性化することで、かかとの骨にトゲのような突起ができることがあり、痛みの原因になることがあります。
  • その他の骨・関節・神経の疾患。

ではそんな足底筋膜炎なんですが当店ではどのように改善していくのか内容を書いて行きます。

左踵の痛みでお悩みの50代女性Hさんについて

ここからは、実際に当院にご来院いただいた、左踵の痛みでお悩みの50代女性Hさんのケースをご紹介します。Hさんと同じような症状でお悩みの方は、ご自身の状況と照らし合わせて参考にしてみてください。

来店の経緯

Hさんは、約1ヶ月前から左の踵に痛みを感じ始めました。特に朝起きて最初の一歩が一番痛く、仕事(立ち仕事)で疲労が溜まってくると、夕方にも痛みが強くなるという状況でした。

痛みが続くため、近所の病院を受診したところ、「足底筋膜炎」と診断され、痛み止めの薬と湿布を処方されたものの、症状の改善が見られず、当院へご相談にいらっしゃいました。

問診編:お悩みの把握

まず、Hさんから現在の症状や生活習慣について詳しくお聞きしました。

項目Hさんの状態
主訴左踵の痛み(特に内側)
痛みの強さ朝の一歩目が一番強く、日中は歩き始めが痛い
職業介護職で基本立ち仕事が多い
既往歴特になし
趣味ウォーキングを週に2回?程度
クッション性の高いスニーカーを履いている

Hさんの話から、典型的な足底筋膜炎の症状である「始動時痛(動き始めの痛み)」が強く出ていること、また長時間の立ち仕事による慢性的な負荷が原因の一つにあることが推測されました。

検査編:悪い箇所の特定

次に、痛みの原因がどこにあるのかを特定するために、様々な検査を行いました。

1. 圧痛点の確認

  • 左踵の内側(足底腱膜の付着部)を指で押すと、強い痛みを訴えられました。これは病院での診断(足底筋膜炎)と一致しています。

2. アライメント(骨格の配列)と柔軟性のチェック

  • 足のアーチの崩れ:左足にわずかな扁平足傾向が見られました。この状態で立ち仕事を続けると、足底腱膜が常に引っ張られ、付着部に負担がかかりやすくなります。
  • ふくらはぎ・アキレス腱の柔軟性:ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が非常に硬く、アキレス腱の柔軟性も低下していました。この硬さが原因で、歩行時に足首が十分に背屈(つま先を上げる動き)できず、足底腱膜にさらに強いストレスをかけている状態でした。
  • 骨盤・姿勢:立ち仕事の癖から、右恥骨のズレや、無意識に左足へ体重をかける偏った姿勢が見られました。

これらの検査から、Hさんの左踵の痛みは、単なる足底筋膜炎だけでなく、ふくらはぎの硬さと扁平足傾向による歩行時の過度な牽引ストレスが主な原因であると推測しました。

施術と結果

踵の痛みを取り除くべく問診検査で分かったHさん身体の悪い箇所に合わせて、以下の施術を行いました。

1. 緊張の緩和

  • 痛みの原因となっているふくらはぎ、アキレス腱、そして足裏の足底腱膜に対して、手技による丁寧なストレッチとマッサージを行い、硬さを緩めていきました。

2. 姿勢・骨盤の調整

  • 介護職や立ち仕事で生じ右恥骨のズレを矯正し、左右均等に体重をかけられるようにバランスを整えました。

3. 動作指導とセルフケアの指導

  • ご自宅でできるふくらはぎとアキレス腱のストレッチを重点的に指導しました。
  • テーピングで一時的に足のアーチをサポートし、歩行時の負担を軽減する指導も行いました。

【施術直後の結果】

ではHさんの痛みはどうなったのかというと施術直後、「立った時の足の着き方が楽になった」という感覚をいただきました。特に、検査で最も痛んだ圧痛点(踵の内側)の痛みが軽減していることを確認できました。しかし、慢性的な炎症があるため、朝の一歩目の痛みはまだ完全には取りきれていない状況でした。

経過

その後、Hさんは最初は早めに、痛みが取れてくると日にちを開けてのペースで通院されました。

期間と回数症状の変化施術内容の重点
2025年8月10日~8月20日の間に2回施術後の楽な状態が持続するように。朝の一歩目の痛みが10→4程度に軽減。ふくらはぎと足裏の柔軟性回復。
2025年8月20日~9月10日の間に2回仕事後の夕方の痛みがほぼ消失。朝の一歩目の痛みが4→1程度に軽減。骨盤と姿勢の安定化、再発防止のための歩き方指導。
2025年9月10日~10月15日に2回朝の一歩目の痛みもほとんど感じなくなった。日常生活で痛むことはほぼなくなり、ウォーキングも再開。メンテナンス期へ移行し、セルフケアの徹底を指導。

Hさんのケースでは、病院で「足底筋膜炎」と診断された痛みが、踵だけでなく、ふくらはぎの硬さや姿勢の歪みから来ていることを特定し、根本的な原因からアプローチすることで、計6回で症状が大幅に改善しました。


まとめ

今回の記事では、船橋市本中山にお住まいの50代女性Hさんの症例を通して、踵の痛み(足底筋膜炎)を根本的に改善するためのアプローチをご紹介しました。

簡単に記事のまとめを書いて行きます。

🔑 踵の痛みの原因と解決策

項目Hさんの状態当院のアプローチ
痛みが出ている場所左踵の内側(足底腱膜の付着部)炎症している箇所だけでなく、痛みの原因にアプローチ
根本的な原因立ち仕事によるふくらはぎの硬さと、骨盤の歪みによる左足への偏った負荷硬くなった筋肉を緩め、骨盤のズレを矯正して足への牽引ストレスを解消
最終的な結果朝の一歩目の強い痛みが、計6回の施術でほとんど感じないレベルまで改善し、趣味のウォーキングも再開。痛みの再発を防ぐためのセルフケア(ストレッチ)を指導し、根本改善を達成

🎯 船橋市・本中山エリアで踵の痛みや足底筋膜炎ならお任せを!

足底筋膜炎の痛みは、朝の最初の一歩や、仕事で疲れた夕方に現れるため、日常生活の質を大きく低下させます。

病院で「足底筋膜炎」と診断されても、湿布や痛み止めだけで症状が改善しない場合、それは「足の使い方」や「全身の姿勢バランス」に根本原因が潜んでいる可能性が高いです。

Hさんのように、長時間の立ち仕事や日常の癖で生じた体の歪み(このケースではふくらはぎの硬さや骨盤のズレ)を整えることで、足底腱膜にかかる過度なストレスが軽減し、つらい踵の痛みの改善へと繋がります。

もし、あなたが船橋市や本中山周辺で、Hさんと同じように

・仕事や家事を気にせず楽に歩きたい
・朝の一歩目の踵の痛みに悩んでいる
・病院での治療や電気治療で変化がない

そのような方は是非一度ご相談下さい^^

お力になれるかもしれません。