【施術事例】仙骨?尾骨?座ると痛いお尻の骨の痛みが改善!デスクワーク‐50代男性Dさん‐千葉市花見川区検見川在住
初めに
こんにちは!整体院ゆいまーるの山城です。
今回は、長時間のデスクワークで「座るとお尻の骨が痛い」「尾骨が当たって痛い気がする」というお悩みを抱えていた50代男性、Dさんの改善事例をご紹介します。
もし、あなたも同じように座るたびに感じるお尻の痛みや、尾骨・仙骨の不快感に悩まされているのであれば、この記事が解決への糸口となるかもしれません。ぜひ最後までお読みください。
あなたも当てはまる?「座るとお尻の骨が痛い」と感じるデスクワーカーの悩み

現代社会において、デスクワークは私たちの生活に欠かせないものとなりました。しかし、それに伴い増加しているのが、座りっぱなしによる身体の不調です。特に、「座るとお尻の骨が痛い」「尾骨が当たって痛い」といった症状は、多くのデスクワーカーが抱える深刻な悩みの一つです。
「もしかして、お尻の筋肉が落ちたせい?」「歳のせいかな…」と自己判断してしまう方も少なくありません。しかし、その痛み、実は身体の別の場所に根本原因が隠れているかもしれません。
長時間座ることの弊害と仙骨・尾骨の痛み
私たちの身体は、長時間同じ姿勢を取り続けることに適応していません。特に座るという行為は、腰椎や骨盤、そして仙骨や尾骨に大きな負担をかけます。

- 仙骨(せんこつ): 骨盤の中央に位置する逆三角形の骨で、背骨の一番下と連結しています。上半身の重みを支え、歩行や座るといった日常動作において非常に重要な役割を担っています。
- 尾骨(びこつ): 仙骨の下にちょこんと突き出た小さな骨で、昔は尻尾があった名残と言われています。普段意識することはありませんが、座った時に直接座面に当たることで痛みを感じやすくなります。
これらの骨は、周辺の筋肉や靭帯と連携し、身体のバランスを保っています。しかし、長時間のデスクワークによって姿勢が悪くなったり、運動不足で筋肉が凝り固まったりすると、仙骨や尾骨周辺に過度な負担がかかり、炎症や痛みを引き起こすことがあります。
50代男性Dさんのご来店:友人の紹介で知った整体院
2025年3月25日、整体院ゆいまーるにDさんがご来店されました。千葉市花見川区検見川にお住まいのDさんは、普段から漠然とした腰の辛さを感じていたそうです。
ご来店のきっかけは、友人からの何気ない一言でした。
「俺、ここたまに行ってるけど結構いいよ~」
この一言で当院を知り、半信半疑ながらも「もしかしたら…」という期待を胸にご予約いただいたとのこと。ご友人様、ご紹介いただき本当にありがとうございます。
では、Dさんの身体は一体どんな状態だったのでしょうか。詳しくお話を伺っていきます。
Dさんの問診:深掘りする痛みの原因と生活習慣
問診は、お客様の身体の状態を正確に把握し、痛みの根本原因を探る上で最も重要なステップです。Dさんには、お仕事の内容から日々の生活習慣、既往歴まで、じっくりと時間をかけてお話を伺いました。
Dさんのプロフィールと主な症状
- 性別・年齢: 50代 男性
- お仕事: 基本的にパソコンを使ったデスクワーク。1日9時間程度の座り仕事が中心。
- 主訴(最も気になる症状): 座った際の尾骨?仙骨?の痛み。
- 痛みの発症時期: 数年前から気になっていた。
- Dさんご自身の認識: 「年だし、お尻の筋肉がないせいで直接骨が当たって痛いのかな」と考えていた。
- 痛みの特徴:
- 日によって程度の差はある。
- ソファや柔らかい椅子に座っている分には大丈夫。
- 硬めの椅子や長時間座りっぱなしだと痛くなる。
- 病院でのレントゲン検査では異常なし。
その他の気になる症状と生活習慣
Dさんの主訴は尾骨・仙骨の痛みでしたが、それ以外にも身体の不調を抱えていらっしゃいました。
- 肩こり: デスクワークの方に多い典型的な症状です。
- 足の外側の張り感: 長時間の座り姿勢や骨盤の歪みが影響している可能性があります。
- 運動習慣: 週に2回程度ジムに通い、有酸素運動を30分から60分程度行っている。しかし、筋力トレーニングやストレッチはほとんど行っていなかった。
- 喫煙: 有り。
- 飲酒: 普段は飲まないが、友人と会う際にたまに飲む程度。
- 既往歴: 特になし。
- 消化器系の不調: たまに胃が痛くなったり、便が緩くなりやすい。病院では異常なし。
- 冷え性: 手足の冷えを感じる。
- アレルギー: 無し。
これらの情報から、Dさんの身体全体の状態、そして痛みを引き起こしている可能性のある要因が見えてきます。特に注目すべきは、「数年前からの痛み」と「病院での異常なし」という点です。レントゲンで骨に異常がないということは、骨そのものよりも、骨盤や脊柱の歪み、筋肉の硬直、関節の動きの悪さなど、機能的な問題が痛みを引き起こしている可能性が高いと考えられます。
また、運動習慣があるにもかかわらず、筋力トレーニングやストレッチをあまり行っていないという点は、身体の柔軟性や筋力のバランスに影響している可能性を示唆しています。
徹底的な検査:痛みの真の原因を特定する
問診で得られた情報を基に、Dさんの身体の状態をより詳細に把握するため、専門的な検査を行いました。整体院ゆいまーるでは、お客様の悩みの原因を特定するために、以下の3つの項目を重点的に検査します。
- 脊柱周りの粘弾性(柔軟性)
- 骨盤の歪み(関節のズレ)
- お腹の張り感
これらの検査は、単に「どこが痛いか」だけでなく、「なぜ痛いのか」という根本原因を探るために不可欠です。
Dさんの検査結果
Dさんの検査結果は以下のようになりました。
1. 脊柱の粘弾性(柔軟性)
- 脊柱全体的な緊張感あり: 背骨全体が硬くなっている状態です。特にデスクワークの方は猫背になりやすく、背中全体が丸まって固まりがちです。
- 両方のT4-T6辺り硬め: 胸椎(T4-T6)は肩甲骨の間、つまり背中の中央部に位置します。この部分の硬さは、肩こりや呼吸のしやすさにも影響します。
- 両L4辺り硬め: 腰椎(L4)は腰の少し下あたりに位置します。この部分の硬さは、腰痛だけでなく、骨盤の動きや下肢への影響も考えられます。
これらの結果から、Dさんの身体が全体的に硬くなっていることが明らかになりました。特に、座り姿勢で負担がかかりやすい胸椎と腰椎の柔軟性が失われていることが分かりました。
2. 骨盤の歪み(関節のズレ)
- 仙骨の可動性がなく後湾気味: 仙骨の動きが悪く、後ろに傾いている状態です。本来、仙骨は座ったり歩いたりする際にわずかに動くことで、衝撃を吸収したり、身体のバランスを保ったりしています。その可動性が失われると、直接座面に当たる尾骨への負担が増大しやすくなります。
仙骨が後湾気味であることは、長時間座る姿勢や、腹筋・背筋のバランスの悪さなどが影響している可能性があります。
3. お腹の張り感
- 胃の付近に圧痛あり: 問診で「胃がたまに痛くなる」とおっしゃっていた通り、胃の周辺に圧痛が確認されました。ストレスや食生活の乱れ、姿勢の悪さなどが原因で内臓が緊張し、お腹が張ることがあります。内臓の緊張は、脊柱や骨盤の歪みにも影響を与えることがあります。
- 右下腹部に少し圧痛あり: こちらも内臓の不調や、骨盤の歪みからくる腸の緊張などが考えられます。
検査結果と問診からの推測:Dさんの尾骨痛の真の原因
これらの問診と検査結果を総合的に判断し、Dさんの主訴である「座った際の尾骨の痛み」の根本原因を推測しました。
Dさんの場合、
- 50代という年齢
- 9時間ものデスクワーク
- 運動はしているものの、筋トレやストレッチはほとんど行わない
という点から、関節や筋肉全体に柔軟性が失われている可能性が非常に高いと推測できました。
そして、検査結果がその推測を裏付けました。脊柱全体的な緊張感、特に胸椎や腰椎の硬さ、そして仙骨の可動性の低下です。仙骨自体は後湾気味ではありましたが、関節が完全にロックされているわけではありませんでした。
これらの情報を合わせると、Dさんの尾骨の痛みは、
「脊柱全体の柔軟性が失われており、仙骨の可動性が低下している。つまり、身体全体を支えるための柔軟性が足りていない」
から起きている可能性が高いと推測できました。
仙骨の動きが悪くなることで、座った際に仙骨や尾骨が直接座面に当たりやすくなり、衝撃を吸収する機能が低下します。さらに、脊柱全体の硬さは、骨盤の動きにも悪影響を与え、結果として尾骨周辺に過度な負担がかかり、痛みを引き起こしていると考えられます。
施術と劇的な変化:たった1回の施術で痛みが0に!
Dさんの痛みの原因を特定できたところで、いよいよ施術に移ります。整体院ゆいまーるの施術は、お客様一人ひとりの身体の状態に合わせて、最適なアプローチを組み合わせます。
施術内容とプロセス
Dさんの施術は、以下の手順で行いました。
- 脊柱周り全体のほぐし(約15分):
- まずは、硬くなっていた脊柱全体、特に起立筋や多裂筋といった背骨周りの深層筋を丁寧にほぐしていきました。
- 特に硬さの目立った胸椎のT6-T8部分を入念にアプローチしました。これは、脊柱全体の柔軟性を取り戻すための土台作りとなります。
- 胸椎・腰椎への関節マニピュレーション:
- うつ伏せの姿勢で肘を立ててもらい、脊柱にゆっくりと刺激を与え、関節の柔軟性を高めていきます。
- 関節の可動域を広げることで、脊柱本来のしなやかさを取り戻し、身体のバランスを整えることを目指します。
- 仙骨の可動性改善(約5分):
- 最後に、動きが悪くなっていた仙骨に対し、慎重にアプローチし、可動性を付けていきました。
- 仙骨の動きがスムーズになることで、座った際の衝撃吸収性が高まり、尾骨への負担が軽減されます。
ここまでの施術で、問診・検査約15分、施術20分、合計で35分が経過しました。
施術直後の驚きの変化
施術後、Dさんに座っていただき、痛みの状態を確認しました。
「さっきまで座って痛かった尾骨の痛みが…10→0になっていました!」
Dさんも「気のせいか、今は全然痛くない」と、少し不思議そうな、しかし心底驚いたような表情をされていました。
こちらも嬉しくなってしまいました。
肩こりへのアプローチと今後のアドバイス
まだ少し時間が余っていたため、問診でおっしゃっていた肩こりの症状に対しても、10分ほどほぐしの施術を行いました。
結果としてさらに身体がらくとのこと。
この日の施術はこれで終了。合計で約45分。
最後に、Dさんに自宅で簡単にできる背中周りのストレッチ方法を軽く指導させていただきました。そして、症状がどのように変化するかを確認するため、1週間後の再来店をお願いし、ご予約をいただきお帰りになられました。
1週間後のDさん:痛みのない生活の喜び
1週間後、再びDさんが整体院ゆいまーるにご来店されました。
「どうでしたか?」と伺うと、Dさんからは嬉しいお言葉が!
「痛みは0のままでした!まさか1回で楽になると思いませんでした」
私たち施術者にとって、お客様からいただくこの一言が何よりも励みになります。Dさんの長年の悩みが解消され、痛みのない日常を取り戻せたこと、心から嬉しく思います。
この日は、初回施術で改善した脊柱と仙骨の柔軟性をさらに高めるための施術と、肩こりに対するアプローチを重点的に行いました。身体全体のバランスを整え、再発しにくい身体づくりを目指します。
そして、Dさんには「いきなり痛みが戻ったり、辛くなることはないと思いますが、月に1回程度、メンテナンスでご来店いただけると良いかもしれません」とお伝えし、この日の施術は終了しました。
定期的なメンテナンスは、症状の再発予防だけでなく、日々の身体の疲れをリセットし、健康な状態を維持するために非常に有効です。Dさんが今後も快適な日々を送れるよう、整体院ゆいまーるはサポートを続けてまいります。
今回のまとめ:「座るとお尻の骨が痛い」原因は仙骨・尾骨の痛みだけではなかった!
今回の記事は、【施術事例】仙骨?尾骨?座ると痛いお尻の骨の痛みが改善!デスクワーク50代男性Dさん・千葉市花見川区検見川在住という題名で書かせていただきました。
Dさんの事例を通して、「座るとお尻の骨が痛い」という症状の原因について、ご理解いただけたでしょうか。
Dさんの場合、仙骨や尾骨の痛みは、
「脊柱全体の粘弾性(柔軟性)の低下」と、それに伴う「仙骨の可動性の低下(後湾気味)」によって引き起こされていました。
つまり、痛みを感じていた尾骨・仙骨そのものに問題があったのではなく、身体全体の柔軟性の欠如、特に背骨の硬さが、仙骨の動きを悪くし、結果的に尾骨への負担を増大させていたのです。
長時間のデスクワークと運動不足が引き起こす身体の連鎖反応
Dさんのように、長時間のデスクワークや運動不足が続くと、身体は少しずつ硬くなり、様々な不調を引き起こします。
- 猫背や前傾姿勢: デスクワークでパソコンに向かう時間が長いと、自然と猫背になり、頭が前に突き出た姿勢になりがちです。これにより、首や肩、背中の筋肉に常に負担がかかり、脊柱全体の柔軟性が失われます。
- 股関節・骨盤の硬さ: 座りっぱなしの姿勢は、股関節や骨盤周辺の筋肉を硬くし、関節の可動域を狭めます。これにより、骨盤の歪みが生じやすくなります。
- 仙骨の可動性低下: 脊柱や骨盤の硬さ、そして姿勢の悪さは、仙骨の動きにも悪影響を与えます。仙骨の可動性が失われると、座った際の衝撃吸収ができなくなり、直接座面に当たる尾骨に痛みが生じやすくなります。
- 内臓の緊張: 姿勢の悪さやストレスは、内臓にも影響を与えます。胃の不調や便通の問題など、一見関係なさそうに思える症状も、実は身体全体のバランスと密接に関わっています。
このように、身体は一つ一つの部位が独立しているのではなく、すべてが連動し、影響し合っています。そのため、痛みを感じる部分だけにアプローチするのではなく、身体全体を総合的に見て、根本原因に働きかけることが、真の改善へと繋がるのです。
あなたも諦めないで!仙骨・尾骨の痛みは改善できます
Dさんの事例は、長年の痛みでも適切なアプローチによって改善できることを示しています。
もし、あなたもDさんのように「座るとお尻の骨が痛い」「尾骨が当たって痛い気がする」といったお悩みをお持ちであれば、是非ご相談下さい^^