【施術事例】頚椎後靭帯骨化症・手術後の可動域が改善!50代男性Mさん‐船橋市本中山在住
初めに
こんにちは、整体院ゆいまーるの山城です。
今回は「頚椎後靭帯骨化症で頸椎を3回手術した50代男性が、整体によって可動域制限と首の辛さが改善した実例」をご紹介します。同じように頸椎の手術を受けた方や、慢性的な首の不調に悩まれている方の参考になれば幸いです。
頚椎後靭帯骨化症とは?
頚椎後縦靱帯骨化症(けいついこうじゅうじんたいこっかしょう)は、首の骨(頚椎)を縦に走る後縦靱帯が徐々に骨のように硬くなっていく病気です。この硬くなった靱帯が、すぐ後ろにある脊髄や神経を圧迫することで、手足のしびれや運動障害などのさまざまな症状を引き起こします。
頚椎後靭帯骨化症の原因
後縦靱帯がなぜ骨化するのか、明確な原因はまだわかっていません。しかし、以下のようないくつかの要因が関係していると考えられています。
- 遺伝的素因: 家族内で発症することが多いため、遺伝子が関与しているとみられています。
- 性別・年齢: 40〜60代の中年男性に多く見られます。
- 生活習慣病: 糖尿病や肥満との関連が指摘されています。
症状
頸椎後靭帯骨化症の初期には無症状であることが多いですが、骨化が進行し神経を圧迫すると、以下のような症状が現れます。
- 手足のしびれや感覚異常: 指先のしびれや、ボタンをかけられないなどの細かい動作(巧緻運動)が難しくなります。
- 歩行障害: 足のつっぱり感や脱力感が出て、つまずきやすくなったり、階段の昇降が困難になったりします。
- 首の痛みやこり: 首の動きが悪くなり、痛みやこりを感じます。
- 膀胱直腸障害: 進行すると、排尿や排便のコントロールが難しくなることもあります。
軽度の外傷(転倒など)が引き金となり、症状が急激に悪化し、四肢麻痺にいたるケースもあるため注意が必要です。
一般的治療
症状の程度に応じて、治療法が異なります。
- 保存療法: 症状が軽度な場合は、薬物療法(痛み止めやビタミン剤など)、頚椎カラーによる安静、理学療法などが行われます。
- 手術療法: 手足の麻痺が進行している場合や、日常生活に大きな支障が出ている場合は、手術によって神経の圧迫を取り除く治療が検討されます。
後縦靱帯骨化症は、厚生労働省によって難病指定されており、長期的な経過観察が重要となります。
船橋市本中山在住Mさんの来店の経緯と背景

2025年3月1日、船橋市本中山在住のMさん(50代男性)が当院に初来店されました。
主訴は「首の辛さ」「左手指の痺れ」「首の可動域制限」「全身のだるさ」。
通勤で西船橋周辺を通ることもあり、首の状態を改善したいと整体や鍼灸院を探していたところ、当院のホームページをご覧いただき、好印象を持っていただいてのご来店でした。
問診と症状のヒアリング
船橋市本中山在住Mさんは普段、パソコン業務を中心としたデスクワークを行っており、慢性的な首の不調が仕事の効率や日常生活にも影響しているとのこと。
過去の医療歴
- 2006年:交通事故によるむち打ち症
- めまいや動悸が出現 → 頸椎の初回手術
- 2023年1月:左腕の痺れ悪化
- 頚椎後靭帯骨化症と診断され、頸椎の2度目の手術
- 2023年6月:めまい・吐き気・痺れ増強
- 頸椎の3度目の手術(C3~C7にボルト固定)
以降、めまいや吐き気は改善するも、左首~第2・第3指にかけての痺れ、首の可動域制限が強く残る状態。
日常生活の状況
- 睡眠時間:約8時間
- ストレスレベル:2/5(比較的低い)
- 飲酒習慣:毎晩350ml缶を2本程度
- 薬の服用:複数あり(痛み止め・糖尿病薬など)本人曰く薬が多すぎて全部把握はしていない
- 自覚症状:たまに息苦しさ、寝つきにくさ
検査結果
当院では基本的に3つの検査とその方に関係が深そうな検査をプラスで実施しています。
Mさんの場合は3つの検査と首の可動域の検査をプラスし見ていきます。
基本検査と結果
- 脊柱の柔軟性
→頸椎1番~胸椎4番までガチガチに固まっている状態 - 骨盤のズレ
→特に問題なし - 腹部の緊張
→みぞおち・へそ周囲に強い圧痛あり
頸椎可動域(正常値と比較)
動作 | 正常可動域 | 初回Mさんの可動域 |
---|---|---|
屈曲(下を見る) | 約45° | 約20° |
伸展(上を見る) | 約45° | 約10° |
側屈(首を横に倒す) | 約45° | 約10° |
回旋(横を見る) | 約60° | 約15° |
表の正常可動域とMさんの可動域を比べると可動域は全体的に著しく低下しており、誰が見ても首がほとんど動かない状態という事が分かります。
施術方針とアプローチ
船橋市本中山在住Mさんの状態は、頸椎の複数回の手術によって可動性が著しく低下していることが根本原因と考えられました。頸椎の可動性の改善に加え、神経圧迫や筋緊張の緩和も必要と考え以下の施術を行いました。
施術では以下の手順を取りました。
1. 鍼施術(うつ伏せ)
- 頸椎1~胸椎4番付近に約12本
- 手足バランス調整に約6本
- 合計約18本の鍼を刺鍼
- 置鍼時間:約10分
2. 関節マニュピュレーション(仰向け)
- 時間:約20分
- 非常にソフトな手技で頸椎の自然な動きを促進
- 頸椎1番~7番の連動性を意識した施術
3. 揉み解しと仕上げ
- うつ伏せで再度頸椎・胸椎周辺を緩める(起立筋や多裂筋、菱形筋)
- 手足も含めて全身調整(約20分)
今回Mさんは初回でしたが75分コースを選択いただき、丁寧に時間をかけて施術を行いました。
初回施術後の変化
では施術後船橋市本中山在住Mさんの首はどうなったかというと、
可動域の偏か
動作 | 施術前 | 施術後 |
屈曲 | 20° | 20° |
伸展 | 10° | 10° |
側屈 | 10° | 15° |
回旋 | 15° | 20° |
数値的な変化は小さいものの、Mさんご本人は「めちゃくちゃ気持ちいいです、最高です」との感想を頂きました。
Mさん自体症状は重い方なので何回か様子は見たいですと伝えると「分かりました!全然来ます!」と1週間後に予約を取りお帰りになられました。
2回目(1週間後)
初回後、3日間ほど体が重くしんどい感じがあったが4日目以降は驚くほど軽く感じたとのことでした。
2回目も初回と同様の施術を行い、さらに1週間後に予約を取りお帰りになられました。
3回目(初回から2週間後)
では三回目の来店ではどうなったかというと腕と指の痺れが軽減し、身体全体がすっきりしているのが持続しているとの事。
そして主訴である首の可動域制限は以下の通りになりました。
可動域の変化
動作 | 初回 | 3回目 |
屈曲 | 20° | 30° |
伸展 | 10° | 15° |
側屈 | 10° | 25° |
回旋 | 15° | 35° |
これを見ると初回と比べて可動域が改善しているのがわかると思います。
船橋市本中山在住Mさん曰く首の辛さなどもめちゃくちゃ楽になっているとの事でした。
頚椎後靭帯骨化症Mさん現在(2025年7月時点)
この記事を書いているのは2025年7月22日で船橋市本中山在住Mさんの初回来店から約4ヶ月が経過し8回の施術を継続して頂きました。
頸椎のボルト固定の影響で完全な回復は難しいものの、結果として
- 可動域は明らかに向上
- 左手の痺れは軽減
- 全身の倦怠感も改善
「身体が本当に軽い。来て良かった!」と笑顔でお話しいただいています。
これからも辛くなりたくないから定期的に通いたいとのお言葉も頂いています♪
まとめ
今回は【施術事例】頚椎後靭帯骨化症・頸椎手術後の可動域制限が改善!50代男性Mさん‐船橋市本中山在住という題名で記事を作成し紹介しました。
頸椎にボルトが入っていても、整体や鍼によって可動域の改善や体の不調が緩和される可能性は十分にあります。
船橋市・本中山付近で頚椎後靭帯骨化症の相談をするなら整体院ゆいまーるへ
当院「整体院ゆいまーる」は、船橋市西船にあり、頸椎後靭帯骨化症でお悩みの船橋市本中山在住Mさんの首の辛さをはじめ、肩こりや頚椎症など、様々な症状に対して根本改善を目指した施術を行っています。
もしこの記事を読んで、ご自身の症状と船橋市本中山在住Oさんの事例が似ていると感じた船橋市、または本中山付近の方がいらっしゃれば、決して一人で悩まずに、ぜひ一度当院にご相談ください。
整体院ゆいまーる
- 所在地: 〒273-0031 千葉県船橋市西船6丁目2-27 鹿鳴館1-b
- 電話番号: 047-316-0333
- 営業時間: 月~金 10:00~20:00 / 土・日・祝 10:00~20:00
- 定休日: 木曜日
長年の不調から解放され、心身ともに快適な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。