【事例】右足首の痛みが改善!40代女性Sさん‐介護職‐船橋市西船在住
はじめに:足首の痛みが仕事と生活を奪う
こんにちは!船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です。
今回の記事では繰り返す足首の痛みでお悩みの船橋市西船にお住まいの40代女性、Sさんの改善事例をご紹介します。Sさんは介護職として働かれており、長年の右足首の痛みと、それが原因で引き起こされる膝や腰の痛みに悩まされていました。
- 昔の捻挫(ねんざ)が原因で足首の痛みが続いている方
- 仕事中に足首や膝、腰に痛みが出る立ち仕事の方(特に介護職)
- 船橋市西船橋周辺で足首の痛みの根本改善を目指したい方
そのような方は今回の記事が参考になるかもしれません^^
Ⅰ. 一般的知識:なぜ足首の痛みが慢性化するのか?
1. 足首の痛みの主な原因
足首の痛みは、単なる外傷だけでなく、全身のバランスの崩れから起こることがあります。
- 外傷の後遺症(最も多い): 過去の捻挫が完全に治りきらず、靭帯や関節包(かんせつほう)が緩んだり、関節の動きにクセがついてしまった状態。
- 構造的な問題: 扁平足やハイアーチといった足のアーチの崩れ。
- 職業的な負担: 長時間の立ち仕事や重労働による、足首への繰り返し加わるストレス。
- 全身の影響: 股関節や骨盤の歪みが、地面に接する足首への負担を増大させる。
2. 足首の痛みが全身に波及するメカニズム
足首は、地面からの衝撃を吸収し、体のバランスを取る「土台」です。この土台が不安定になると、その上に乗っていると歪みや負荷が連鎖していきます。
特に介護職のように中腰やねじる動作が多い場合、不安定な足首をかばおうと膝や腰が過剰に働き、痛みを引き起こします。
Ⅱ. 症例:Sさんの痛みと構造的問題
📌 Sさんのプロフィールと来店の経緯

| 項目 | 詳細 |
| 年齢 | 40代 |
| 職業 | 介護職 |
| お住まい | 船橋市西船 |
| 主訴 | 右足首の痛み、連動する右膝・腰の重さ |
| 来店の経緯 | 痛みで仕事に支障が出始め、根本原因の改善を目指し、自宅近くの当院を検索して来院。 |
🧐 問診編:お悩みの把握
Sさんへの問診で以下の点が明らかになりました。
- 右足首の捻挫歴: 高校時代に運動中に右足首を重度に捻挫して以来、1年に1回程度捻挫を繰り返している。
- 仕事中の負担:
- 排泄介助時の中腰・ひねり動作で足首に力が入り、右足首と右膝に痛みが出る。
- 長時間の立ち仕事で夕方になると右腰が重くなる。
- 痛みの部位: 右足首の外側(くるぶし周辺)と、その不安定さからくる右膝の内側、右腰部。
🔎 検査編:原因の特定
Sさんの体の状態を詳細に検査したところ、以下の構造的問題が特定されました。
| 検査項目 | 結果と考察 |
| 右足首 | 内反(うちがえし)方向への可動域が異常に大きい。(過去の捻挫による靭帯の緩みと内反させる筋肉の短縮)。 →足首の関節が不安定&ない反作用のある後脛骨筋が短縮 |
| 足底・アーチ | 右足の外側アーチ(縦アーチ)が低下し、足の裏のバランスが悪い。 |
| 骨盤 | 右の腸骨(骨盤の骨)が前方に回旋し、全体的に右脚重心になっている。 →不安定な右足首をかばうため、無意識に右脚に体重をかけている。 |
| 全身の連動 | 右足首の不安定さが原因で、右膝と右股関節が内側にねじれ、結果的に腰に負担をかけていた。 |
これらの検査から、Sさんの痛みは足首の痛みは後脛骨筋の短縮と靭帯の緩さによって引き起こされているものと推測出来ました。
Ⅲ. 施術と改善へのアプローチ
Sさんへの施術は、「右の後脛骨筋の柔軟性を挙げる」のと「連鎖した歪み(膝・腰)の解除」を主軸に行いました。
後脛骨筋のイラストも貼っておくので何となく頭の中でイメージ出来ると良いと思います。
ちょっとイラストでは分かりにくいですが後脛骨筋とはすねの内側にある筋肉で内くるぶしから膝に向かってすねの内側を触っていくと触れる筋肉です。
詳しい位置を知りたい方は検索してみてもいいかもしれません。

1回目:急性期を脱し、土台の安定化
- アプローチ: まずは、短縮している後脛骨筋を丁寧に5分程ほぐしその後鍼を3本ほど刺し10分置鍼。
- 骨盤調整: 右脚重心の癖をリセットするため、前方に回旋した右腸骨を優しく調整し、左右のバランスを整えました。約5分。
- その他の腰や腸腰筋などの硬い筋肉を揉みほぐし、約15分程度。
- 結果: 施術直後、長年の右足首の不安定感が軽減。「地面に足がしっかりついている感覚がある」とコメントされ、歩行時の不安感が減少しました。
2回目〜4回目:連鎖した歪みの解除と仕事への適応
- アプローチ: 安定し始めた足首を土台として、連動して歪んでいた右膝、股関節のねじれを調整。また、仕事の負担で硬くなっていた腰部と背骨を緩めました。
- 内臓調整: 介護職特有のストレスや自律神経の乱れも考慮し、頭蓋仙骨療法と内臓マニュピレーションを組み合わせ、全身の回復力を高めました。
- 結果:
- 3回目来院時:足首の痛みは殆ど消失し腰の重さも10から4程度に軽減。
- 4回目来院時:介助動作で膝に痛みが出なくなった。右足首の痛みも再発なし。
5回目以降:セルフケア指導とメンテナンスへ
痛みはほぼ消失し、仕事のパフォーマンスが向上したSさんには、再発防止のためのセルフケアを指導しました。
- 指導内容: 不安定になりやすい足首を強化するためのタオルギャザー(足の指でタオルを引き寄せる運動)と、正しい立ち方の意識づけ。
- 経過: 現在は月1回のメンテナンスに移行し、長年の悩みが解消されたことで、笑顔で介護の仕事に励まれています。
Ⅳ. まとめ:足首の痛みは原因さえわかれば早期改善出来る
🌈 Sさんの改善から得られた教訓

Sさんの事例からわかるように、過去の捻挫による足首の不安定性や繰り返す痛みなどは原因さえ特定できれば意外とすぐ改善出来たりします。
たかが足首の痛みと思って放置していると時間の経過とともに膝、腰、全身へと負荷を連鎖させ、慢性的な痛みの原因となります。
特に介護職や立ち仕事の方は、体の土台である足首のわずかな歪みが、全身の大きな負担につながるため、早期の根本治療が必要です。
「昔の捻挫だから」「仕事のせいだから」と痛みを諦めず原因を突き止め改善することで快適な日常を送ることが出来ます。
船橋市、西船橋エリアで足首の痛み、それに伴う膝・腰の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度、整体院ゆいまーるにご相談ください。
お力になれるかもしれませ^^


