【事例】ギックリ背中が改善!40代女性Mさん‐保育士‐船橋市印内在住

初めに

こんにちは!整体院ゆいまーるの山城です^^

今回は急に痛くなってしまったギックリ背中でお悩みの40代女性Mさん‐保育士‐船橋市印内在住という題名で記事を書かせて頂きたいと思います。

・朝起きたら背中に激痛が
・仕事中に背中を痛めた
・背中にギックリ腰のような痛み
・数日たっても背中が痛い

そのような方は参考になると思います。

この記事で書いて行く内容は以下の通りです。

・一般的知識:ギックリ背中とは
 主な症状と特徴
 主な原因
 危険なサイン
・ギックリ背中と背中の痛みでお悩みの40代女性Mさんについて
 来店の経緯
 問診編:悩みの把握
 検査編:原因の特定
 施術編と結果
 経過
・まとめ

この記事が船橋市印内在住Mさんと同じような方の参考になれば幸いです。

一般的知識:ギックリ背中とは?

一般的に「ギックリ背中(ぎっくり背中)」とは、突然、背中に激しい痛みが走る症状を指す俗称です。「ギックリ腰」の背中版のようなものとして広く認識されています。

正式な医学用語ではありませんが、一般的には背中の筋肉や筋膜、靭帯などが急激に損傷したり、炎症を起こしたりした状態を指します。

🚨 主な症状と特徴

痛みは特に肩甲骨の間や背骨の脇あたりに集中しやすいのが特徴です。特徴をまとめてみました。

  • 突然の激痛: 「ピキッ」「ズキッ」といった鋭い痛みが突然走り、その場から動けなくなることがあります。
  • 動きの制限:
    • 体をひねる、伸ばすといった動作で激痛が走る。
    • 痛みのせいで背筋をまっすぐ伸ばせない。
    • 寝返りや横になる姿勢が苦しい。
  • 呼吸時の痛み: 深呼吸や咳、くしゃみをしたときに、背中全体に痛みが響くことがあります。
  • 筋肉の硬直: 痛みをかばう防御反応として、痛む部分の筋肉がカチカチに硬くなります。

🤕 なぜ起きるのか?(主な原因)

ギックリ背中は「急な出来事」のように感じられますが、実際には、日頃の負担の蓄積が限界を超えた瞬間に発症することが多いです。

  • 姿勢の悪さ・疲労の蓄積: 長時間のデスクワークやスマホ操作、猫背などにより、背中の筋肉に持続的にストレスがかかり、硬直・血行不良を起こしている。
  • 急な動作: 疲労が蓄積した状態で、急に体をひねる、後ろを振り向く、重い物を持ち上げる、あるいはくしゃみや咳をした。
  • 運動不足・筋力低下: 筋肉の柔軟性が不足していると、急な負荷に対応できません。
  • ストレスや冷え: ストレスや冷えによる自律神経の乱れが、筋肉の過剰な緊張を引き起こす要因となります。

🏥危険なサイン

ギックリ背中は基本的に筋肉や関節の炎症などによって起こりますがもし以下のような痛みや身体からのサインが出たら心臓や肺、ウイルスや細菌、何かしらの病気が隠れているかもしれないので注意が必要です。

  • 胸の痛みや圧迫感がある(心臓や肺などの病気の可能性)
  • 高熱がある(細菌やウイルス、腫瘍など)
  • 手足にしびれや麻痺がある(心臓や脳の病気、ウイルス、細菌など)
  • 吐き気や嘔吐を伴う(脳や心臓の病気やウイルス、細菌など)

しかし上記の様な痛みや兆候がない、もしくは病院に行っても異常がないと言われた方は今回の施術例が参考になるかもしれません。

では実際のぎっくり背中でお悩みの船橋市印内在住Mさんについて書いて行きます。

ギックリ背中と背中の痛みでお悩みの40代女性Mさんについて

来店の経緯

背中が痛い女性のイラスト

2025年11月11日、勤務中に子供を抱っこしようとした際に背中を痛めた俗にいうギックリ背中でお悩みの40代女性Mさんが来店されました。

来店された経緯として元々自宅と当店の距離が近く、通勤の際に通っており気にはなっていたが中々来店までは至らずにいた所日常生活に支障が出るほどの背中の痛みが出てしまいこれはなんとなかしないといけないという事で今回来店されました。

問診編:悩みの把握

まずはMさんの状況を把握するためにお話を聞いて行きます。

簡単なMさんのプロフィールは以下の通りです。

項目詳細
年齢40代
職業保育士
お住まい船橋市印西
主訴ギックリ背中の激痛(肩甲骨の間、背中の中央)

Mさんは勤務中、しゃがんだ状態から急に重さのあるお子さんを抱き上げた際、背中の中央付近に「ピキッ」という鋭い痛みが走り、動けなくなってしまいました。

😢 初回問診での状態

来院時、Mさんは常に背中を丸めた状態で、痛みの度合いを10段階で評価してもらうと「8〜9」と非常に高い状態でした。他の

  • 激痛: 背中を少しでも伸ばそうとすると激痛が走る。
  • 動作制限: 体をひねる動作や、前かがみになることが不可能。
  • 呼吸困難: 痛みがひどく、深呼吸や咳、くしゃみを我慢しなければならない状態。
  • 睡眠への影響: 痛みのせいで仰向けで寝ることができず、寝不足が続いていました。

また、Mさんは以前から慢性的な肩こり、腰の重さ、そして抱っこによる手のしびれを感じており、今回のギックリ背中はまさに「長年の負担の蓄積が限界を超えた結果」であると推測されました。


🔍 検査編:原因の特定

Mさんのぎっくり背中を改善するために何が原因で痛みが出ているのか検査を行いました。

結果と項目は以下の通りです。

項目検査結果考察される問題点
痛みの部位胸椎のT5~T7(肩甲骨中央部)周辺に強い圧痛と硬結。姿勢維持筋(広背筋、脊柱起立筋)の過緊張と損傷。
胸郭・肋骨肋骨の動きが非常に硬く、呼吸が浅くなっている。呼吸筋が硬直し、背中の筋肉の緊張を助長している。
脊柱の柔軟性胸椎全体が後弯し、動きが少ない(特に可動域が少ない)。慢性的な猫背が、局所的な負荷を集中させていた。
骨盤の歪み仙骨が後湾気味仙骨が後湾していると猫背やストレートネックになりやすい。

🧐 考察:保育士Mさんの背景にある構造的問題

今回の急性的な痛みは、単なる「抱き上げ動作」が原因ではなく、以下の構造的な問題がベースにあったと考えられます。

  1. 慢性的な負担の蓄積: 保育士という仕事柄、中腰での作業、片側での抱っこ、前かがみの姿勢が多く、背中の筋肉や靭帯が長期間にわたり引き伸ばされ、疲労が蓄積していました。
  2. 土台の不安定さ: 骨盤の歪みにより、背骨の配列が崩れ、特にT5〜T7付近に力が入り緊張している状態でした。
  3. 呼吸の浅さ: 肋骨と胸椎の動きの硬さにより呼吸が浅くなり、酸素供給が不十分な状態が続いていたため、筋肉の柔軟性が低下していました。

結果として、限界に達した背中の組織が、急な負荷(お子さんの抱っこ)に耐えきれず損傷したのが、今回の「ギックリ背中」の発症メカニズムじゃないかと推測出来ました。


施術と結果

Mさんの施術は、「まず激痛を取り除くこと」を最優先とし、その後「再発しない土台作り」へと移行する2段階で構成しました。

1回目:急性期の鎮静と土台作り(来院日)

  • まずは背中だけにかかっている負荷を軽減させる。
  • 施術内容:
    1. 脊柱全体への関節マニュピレーション:背中だけではなく脊柱全体で負荷を支えれるように関節に柔軟性を持たせる。
    2. 骨盤の調整: 仙骨を後湾から前腕へ調整し猫背になりにくく背中に負担をかけにくくする。
    3. 周辺筋のリリース: 痛む部位の上下(腰部と首)の筋肉を優しく触診し、連動した緊張を取り除きます。
  • 結果: 施術直後、痛みが「8」から「5」程度に軽減。深呼吸の際の痛みが和らぎ、自力で立ち上がることができるようになりました。「これで寝られそうです」とMさんも少し笑顔になられお帰りになりました。

2回目:機能回復と可動域の改善(2日後)

  • 状態: 痛みが「3」まで軽減。仕事は休んでいるが、日常生活の動作はほぼ可能に。
  • 施術内容:
    1. 胸椎と肋骨の矯正: 硬くなっていたT5-T7を中心に、非常にソフトな関節モビライゼーションを行い、背骨と肋骨の連動した動きを取り戻します。
    2. 深層筋のリリース: 残っているトリガーポイント(しこり)を特定し、揉み解しと鍼で丁寧に緩め、血液循環を促進。
  • 結果: 施術後、背中を大きく反らす動作が可能に。痛みはほとんど感じなくなり、「あと少しで治りそう」という状態まで改善しました。

3回目・4回目:再発防止とメンテナンス(1週間後~)

  • 状態: 痛みはほぼ消失(「1か0」程度)。仕事への復帰に向けて体の使い方を指導。
  • 施術内容: 姿勢分析に基づき、保育の現場で負担の少ない抱っこの仕方や中腰姿勢のコツを指導。再発を防ぐためのセルフケア(胸郭のストレッチと腹式呼吸)をお伝えし、月1回のメンテナンスへ移行することになりました。

まとめ:急な痛みは慢性的な負担の表れ

最後までお読み頂き有難うございました。

今回の記事では、保育士という職業柄、長年の負担が蓄積し「ギックリ背中」を発症した40代女性Mさんの改善事例をご紹介しました。

まとめとしては以下の通りです。

📌 Mさんのぎっくり背中改善のポイント

項目詳細
根本的な原因保育業務による慢性的な猫背と疲労の蓄積、そして土台である仙骨の後弯による背骨全体の不安定さ。これがT5~T7付近への集中的な負荷となり、急な動作で損傷を引き起こしました。
発症のきっかけしゃがんだ状態からのお子さんの抱っこ。
初期の対応激痛が出ている背中だけでなく、仙骨(骨盤)の調整と脊柱全体の柔軟性回復を優先し、背中にかかる負荷を分散させました。
改善のために胸椎・肋骨の動きを取り戻す施術と、残った硬結に対する深層筋リリース(揉み解し・鍼)で痛みを消失させ、再発防止のための仕事中の動作指導を行いました。

💡 結論

Mさんのように、急な動作で起こるギックリ背中は、土台となる骨盤の歪みや慢性的な姿勢不良という背景があることがほとんどです。

長引く背中の痛みや、繰り返すギックリ背中でお悩みの方は、痛い部分だけでなく、体の構造全体(特に骨盤や背骨)から根本的な原因を探る施術が有効です。

船橋市・印内エリアでギックリ背中ならゆいまーる!

整体院ゆいまーるの院長山城正弥の施術の写真

当店は船橋市西船にあり船橋市印内在住のMさんの自宅とは近しい距離にありました。

また当店は船橋市印内だけではなく小岩や、本中山などの地域からも多数のご相談を頂きます。

身体の事でお困りなら是非ゆいまーるへご相談下さい、お力になれるかもしれません^^