鍼灸はなぜ肩こりに効く?船橋市・西船エリアのゆいまーるが解説☟
初めに
こんにちは!船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です^^
当院では整体と併せて鍼灸施術も行っておりますがよくこのような質問を頂きます。
・鍼って痛そう…
・肩こりに本当に効くの?
・どういうものに効くの?
今回は、鍼灸がツラい肩こりに効く3つの科学的なメカニズムを解説します。
鍼灸に興味がある、慢性的な肩こりを鍼灸で改善出来るか知りたい、そのような方は参考になるかもしれません^^
鍼灸について
鍼灸で使用される鍼(はり)には、治療の目的や部位、症状に応じてさまざまな種類と長さがあります。ここでは、治療で最も一般的に使われる毫鍼(ごうしん)を中心に、その種類と寸法について解説します。
💉 治療用「毫鍼(ごうしん)」の基本

現代の鍼灸治療で最も広く使われているのは、髪の毛ほどの細さを持つ毫鍼(ごうしん)と呼ばれる鍼になります。大体の鍼がディスポ鍼という使い捨て滅菌されている状態で包装されておりで衛生的に管理されています。
🔹 鍼の太さ(直径)
鍼の太さは、細ければ細いほど痛みを感じにくく、太くなるほど刺激が強くなります。鍼灸院では、患者さんの体質や治療部位によって使い分けられます。
| 太さ(直径) | 特徴と用途 |
| 0.12~0.16 mm | 極細。髪の毛に近い太さ。顔面部や手足の敏感な部位、痛みに非常に敏感な方への治療に使用。 |
| 0.18~0.20 mm | 標準的。最も一般的に使われる太さ。ほとんど痛みを感じないか、チクッとする程度。 |
| 0.25~0.30 mm | やや太め。腰や臀部など筋肉が厚い部位や、強い刺激が必要な場合に使用。 |
🔹 鍼の長さ
鍼の長さは、皮膚の浅い部分にあるツボ(経穴)に刺す場合から、分厚い筋肉の深部にまで到達させる場合まで、治療の目的によって大きく異なります。
| 長さ(寸) | 寸法(mm) | 特徴と用途 |
| 寸 3分(いっすん さんぶ) | 約 40 mm | 最も汎用性が高い。首、肩、背中、四肢など広い範囲で使用。 |
| 寸 6分(いっすん ろくぶ) | 約 50 mm | 比較的厚い筋肉(腰、臀部、太ももなど)の深部を狙う際に使用。 |
| 8分(はちぶ) | 約 24 mm | 浅い部位(顔、手足の末端)や、デリケートな部位に使用。 |
| 2寸(にすん)以上 | 60 mm以上 | 非常に筋肉量の多い部位や、特殊な治療法で使用。 |
🥢 鍼灸治療で使われるその他の鍼
毫鍼以外にも、接触や皮膚への軽い刺激を目的に使われる特殊な鍼があります。
- 円皮鍼(えんぴしん):
- 特徴: シール状の絆創膏の中央にごく短い鍼(長さ1~1.5mm程度)がついたもの。
- 用途: 慢性的な痛みやコリのある部位に貼り付け、数日間持続的に軽い刺激を与える。スポーツ選手などがよく使用。
- 鍉鍼(ていしん):
- 特徴: 刺入しない、先の丸い鍼。
- 用途: 皮膚の表面をなでたり、ツボに軽く押し当てたりして刺激を与える。特に小児鍼(しょうにしん)として使われる。
- 灸(きゅう):
- 鍼ではありませんが、鍼と組み合わせて使われます。もぐさ(ヨモギの葉の裏の毛)を燃やし、熱刺激を与えて血行促進や免疫機能の調整を行います。
💉 鍼灸が肩こりに効く3つの科学的メカニズム
なぜ鍼を刺すだけで、肩や首の頑固なコリが緩むのでしょうか?その効果は、東洋医学だけでなく、現代医学の視点からも裏付けられています。
メカニズム①:筋肉の深部緊張と血流の劇的改善
肩こりの本質は、筋肉が持続的に収縮し、酸素不足と老廃物の蓄積が起こっている状態です。
例えば下のイラストのような感じです。

鍼を刺すことでこの筋肉の緊張やコリをほぐすことで血流を改善し肩こりや身体の不調を改善することが出来ると言われています。
- トリガーポイントへの直接アプローチ: 鍼は、マッサージでは届きにくい筋肉の奥深くの最も硬い部分(トリガーポイント、しこり)に直接的に刺激を与えます。
- 筋ポンプ作用の回復: 鍼による刺激は、過緊張した筋肉に「緩みなさい」という反射を引き起こします。これにより、圧迫されていた血管が解放され、滞っていた血流が急激に改善します。
- 老廃物の除去: 血流が回復することで、筋肉に溜まっていた疲労物質(乳酸など)や痛みの原因物質が効率よく洗い流され、コリが解消に向かいます。
メカニズム②:天然の鎮痛剤を分泌!鎮痛作用の活性化
鍼の刺激は、体内で最も強力な「痛み止め」を放出させると言われています。
- 内因性オピオイドの放出: 鍼が皮膚や筋肉に微細な刺激を与えると、脳内や脊髄からエンドルフィンやエンケファリンといった内因性の鎮痛物質(天然のオピオイド)が分泌されます。
- これらの鎮痛物質が痛みを感じる神経経路に作用し、まるで脳内麻薬のように痛みを緩和する作用があります。
メカニズム③:ストレスによる自律神経の乱れを整える
慢性的な肩こりや緊張型頭痛は、自律神経の乱れが原因となっていることが多々あります。
- 副交感神経を優位に: 鍼灸は、過剰に働きすぎた交感神経(緊張・興奮モード)を鎮静させ、副交感神経(リラックスモード)を優位にします。
- 体がリラックス状態になることで、血管が広がり、全身の血流がさらに改善。ストレスや不安からくる筋肉の過緊張の悪循環を根本から断ち切ることができます。
📝 鍼灸が効果的な肩こり・首こりの特徴

鍼灸は特に以下のような症状でお悩みの方に効果を発揮しやすいです。
- 長期間続く、頑固な慢性的な肩こり
- コリが原因で頭痛(緊張型頭痛)や眼精疲労を併発している
- マッサージでは届かない深部のコリやしこりがある
- ストレスや季節の変わり目に症状が悪化しやすい
逆に不向きな方は以下の通りです。
- 注射や先がとがったものへの恐怖症があるかた
- 常に吐き気やめまいなどがある方
- 癌など血流を良くすると健康被害が出る可能性のある方
🏥 船橋市・西船エリアで鍼灸をしてみたい方はゆいまーるへ^^
当院「整体院ゆいまーる」では、鍼灸で肩こりや腰痛など筋肉の深部にある頑固なコリを解消し、整体で姿勢の歪みや骨盤・背骨のバランスを整えるという、両面からのアプローチを行っています。
- 筋肉と血流の問題: → 鍼灸で深部を緩め、血流を良くする。鍼灸の刺激で内因性オピオイドを放出させ鎮痛作用を引き出す。
- 構造と姿勢の問題: → 整体で土台を整え、再発を防ぐ
しぶとい肩こりや腰痛、筋肉のコリなどは鍼灸が効果的です♪
是非肩こりなどでお悩みの方は鍼灸施術を受けてみてください^^


