変形性膝関節症でお悩みの６０代女性Dさんー事務職ー船橋市本中山在住

変形性膝関節症で来店された経緯

　２０２３年９月１２日、変形性膝関節症でお悩みの６０代女性ー事務職ー船橋市本中山在住Dさんがご来店されました。

　来店された経緯として当院がオープンしてから近隣へ数回チラシを配っていたのですがチラシを見て試しにいってみるか、と思い来店されたそうです。

　当店が船橋市西船にありDさんの住んでいるのは船橋市本中山なので歩いてすぐのところですね。　

　一応今回変形性膝関節症を題名に書かせて頂いていますが症状自体は膝の痛みでした。

　それを踏まえて今回書いて行く内容は

・膝の痛みの問診
・膝関節の膝の痛みの検査
・変形性膝関節症とは
・膝の痛みの考えられる原因
・施術、結果
・まとめ

　の順番で書いて行こうかと思います。

　では変形性膝関節症と膝の痛みの問診を書いて行きます。

膝の痛みの問診

　性別年齢は６０代女性、仕事は事務職をしており基本的には座りっぱなしでよくパソコンを使っているそう。

　主訴は階段の昇降時に右膝が痛くて登れない、普段も歩けはするが歩きにくい膝の痛み。

　既往歴として１０年前に転倒し左の脇腹辺りの肋骨を骨折し手術はせずに安静。

　７年前に膝が痛くて病院に行ったら変形性膝関節症と診断され、そこから月に２回程度ずっとヒアルロン酸を膝に打っているみたいです。

　運動は昔学生の頃はバスケをしていたが社会人になってからは全然やっていないし普段は全然運動しない。

　喫煙無し、お酒は誘いがあったら少しだけ飲む程度でそれも２、３ヶ月に１回あるかないかとの事。

　睡眠は平均的に多分６時間ぐらいは寝れていると思うがたまに夜中起きたりするし、何となく寝た感じがしないとの事。

　たまにお腹はゆるい感じ、便秘は無し。

　手足が少し冷え症。アレルギーなどはなし。

　という事が分かりました。

　では変形性膝関節症の問診はこれぐらいで分かった事をまとめていきます。

・性別年齢は６０代女性　仕事は事務職ですわりっぱなし　
・主訴は右膝の痛み　階段の上り下り、歩行が痛い
・１０年前に左わき腹の肋骨を骨折　手術はしていない　
・７年前に変形性膝関節症と診断されている　経過観察
・睡眠時間は平均６時間で質は悪そう
・手足は冷え性
・運動、喫煙は無し　
・お酒は２、３ヶ月に１回程度

　という事が分かりました。

膝の検査

　変形性膝関節症の検査自体は基本的に医療機関で画像検査（MRIやレントゲン）などを行う事で変形の度合いなどが明確の分かります。

　当店は整体屋さんなので画像検査では出来ないですが今回は膝の可動域や、圧痛の確認などを行い変形性膝関節症の検査というか

　どれぐらいまで膝や周りの組織が正常なのか銅貨を見ていきます。

　まずは痛い動作の確認です。

　普通に歩くと右膝が軽く痛く、ミシミシするようなキリキリするような痛みらしいです。

　当店に階段がないので階段の上り下りの痛みは確認できないのですが立った状態で屈伸を行うと右ひざの前が痛い感じがするとの事。

　一応両膝とも変形性膝関節症とは言われているが変形も痛みも右膝が強いそうです。

　次にベットに仰向けになった状態で術者（私）が膝の可動域の検査をしていきます。

　まずは痛みがあまりない左ひざの方から診ていくと、屈曲は全然曲がるし痛みもない、内反、外反も特に問題なく、

　あえて言うのであれば膝が伸び切らないというような状態でした。

　次に痛みが強い右膝の確認をすると膝を術者が他動的に屈曲しても痛みはなく、膝の外反は平気で内反にすると膝の内側が少し痛み、

　こちらも膝が伸び切っていないような状態で膝を伸展するように膝をまっすぐにしお皿部分を押すと痛みが強くなるようでした。

　他にも足首の硬さや見た目的に猫背ぽい感じだったりなどもありましたが変形性膝関節症の痛みに関係してそうな所だけを書いて行きました。

　では変形性膝関節症の検査で分かった事をまとめていきます。

・痛い動作は歩行時体重をのっけた際に痛い、膝を屈伸するときに右膝の前が痛い
・ベットに仰向けになった状態では左ひざの可動域は問題なく、右膝は内反時に痛みと可動域制限あり
・両膝とも膝は伸び切らない、右膝は伸ばそうとすると膝の痛みが強くなる

　という事が分かりました。

　では実際には変形性膝関節症の施術に移るんですがまずは変形性膝関節症について少し書いて行きます。

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは、体重や加齢などの影響から膝の軟骨がすり減り、膝に強い痛みを生じるようになる病気です。

https://medicalnote.jp/diseases/%E5%A4%89%E5%BD%A2%E6%80%A7%E8%86%9D%E9%96%A2%E7%AF%80%E7%97%87?utm_campaign=%E5%A4%89%E5%BD%A2%E6%80%A7%E8%86%9D%E9%96%A2%E7%AF%80%E7%97%87&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo

　変形性膝関節症とはこのように定義されている病気の事です。

　要因として主に加齢によって起こると言われていますが他にも外傷や生活環境、運動などによって大きく左右されるとされています。

　症状としては基本的に膝、もしくは膝の周囲、多いのは膝の内側ですがお皿自体が痛い、

　膝全体が痛い、内側が痛いなど感じる症状は人によって違います。

　もし変形性膝関節症と診断を受けると医療機関では膝の痛みの程度、触って熱感や圧痛確認、

　画像検査、膝の水のたまり具合などを確認し以下のような処置をします。

・対処療法（ヒアルロン酸や局所に痛み止めの注射、または投薬）
・水を抜く
・膝の骨や組織に対しての手術
・人工関節への取り換え

　などを行い痛みの軽減や変形の治療を行います。

　手術の種類についても何種類かあるのでそちらの方は医療機関で直接聞くと良いと思います。

痛みの原因　当院の考え

　一般的には変形性膝関節症の痛みの原因は変形した膝の骨や軟骨がすり減ったために起こると言われています。

　そしてここから少し当院の考えが入ってくるのであくまで１意見として参考下さい。

　まず一般的には変形性膝関節症の原因は軟骨のすり減りと言われていますが軟骨自体には痛みを感じる受容器はないとされています。

　なので軟骨がすり減っただけで痛みは感じない、というのは当店の結論です。

　勿論軟骨が明らかになくなって骨同士が直接ぶつかっている場合は骨が原因ですが少し軟骨がすり減ってだけなぐらいでは痛みは出ません。

　それならば別のところに原因があるはずだ、という風に当院では考えます。

　それはファシア（膜）が原因で痛みを出しているという風に当院では考えました。

　詳しくはこちらのファシアの記事をお読みください。
・筋膜整体について（ファシア）

　今回の船橋市本中山在住のDさんも膝は７年前に変形性膝関節症と診断され変形があるとしたうえで今回は膝のファシアへの施術をしていきます。

実際の施術　結果編

　では変形性膝関節症の施術編に付いて書いて行きます。

　施術編を書いて行くのですがあらかじめ注意事項として、まず膝の変形自体は当店では治せません。

　骨の変形自体は手術でしか治せません。

　今回行うのは骨への変形のせじゅつというよりかは基礎に変形性膝関節症があった上で現在出ている膝の痛み「症状」改善への施術という感じになります。

　まず検査で分かった事を振り返るとDさん膝の屈伸をする時に右膝が痛いのと、

　ベットに仰向けになった状態で膝を伸ばし切ろうと術者が圧を加えた時に痛いのと、

　右膝を内反した時に痛みが強くなるという点から、おそらく筋肉の走行を考えると大腿四頭筋の中の大腿直筋が原因の１つじゃないかと考えました。

　なので今回行う施術は大腿直筋への施術と膝関節周囲のファシアを施術していこうかと思います。

　まずは大腿直筋の施術なんですが行った方法は大腿直筋への鍼灸治療です。

　左右の大腿直筋へ５本分ほど刺し５分程置鍼。

　その後に両方の大腿直筋へ揉み解しを行い膝の可動域を確認すると先ほどまでよりか膝が伸びやすくなりました。

　その状態でもう一度屈伸をしてもらい痛みを確認すると

　「痛みはまだある、けど１０から６ぐらいまで痛みが減りました」

　というお言葉を頂き、まだ痛みが残っている位置を確認すると右膝のお皿の周囲となんか右膝の内側が気になりだしたようでした。

　次に少し気になりだしたという右膝の内側にまた鍼を３本ほど刺し５分置鍼。

　その後に右膝関節周囲へファシアの調整を１０分程度かけて丁寧に行いました。

　ファシアの調整のやり方自体はとてもやさしい刺激でやられている本人はあんまり何してるか分からないぐらいの刺激になりますが

　これが効くんです。

　この時点で問診検査施術を合わせると５０分程度になっていたので最後にもう一度膝の痛みを確認してみると、

　先ほどのまでの右膝の痛みが１０→２へ減っていました。

　Dさんも

　「なにしたんですか！膝が軽いです！！すごい！」

　という言葉と明るい表情で喜んでくれました＾＾

　その後の説明として、基礎的に変形性膝関節症があるので膝を痛めやすい状態になっているかもしれませんが

　症状の緩和と改善は出来るので何回か診させて下さいと伝え次の予約を取りお帰りになられました。

　この記事を書いているのは２０２４年７月７日ですが去年来ていただいた時から合計で１５回ほど来ていただいています。

　最初の５回ぐらいで膝の痛みはなくなりその後は元々腰痛や手首、肩の痛みもあったらしいのでそれを少しずつ施術し、

　現在ではたまぁぁぁに膝が気になる時はあるが痛みはなく生活は快適になっているそうです。

　毎回差し入れにビールを頂きます笑

　有難い。

　では今回のまとめを書いて行きます。

今回のまとめ

　今回は変形性膝関節症でお悩みの６０代女性Dさんー事務職ー船橋市本中山在住で記事を書いて行きました。

　変形性膝関節症について、問診、検査、施術、結果まで。

　当店は船橋市の整体院となっており、整体では骨の変形は治せません。

　しかし余程重度の変形性膝関節症でもない限り膝の骨が直接ぶつかり痛みを出すという事はないので恐らく、

　手術まではいかない変形性膝関節症、関節自体に大きな問題はないけど膝が痛い、

　そのような方は当院の膝のファシアに関するテクニックが聞くかもしれません。

　もし変形性膝関節症や膝の痛みでお悩みの方がいればご相談下さい＾＾