チック症 肩こりでお悩みの10代男性N君ー船橋市東中山在住

チック症 肩こりでご来店された経緯

 2023年12月18日、チック症 肩こりでお悩みの10代男性N君ー船橋市東中山在住がご来店されました。

 ご来店された経緯として当店整体院ゆいまーるが2023年5月12日にオープンし、そこから3ヶ月間の6月7月8月とお店近辺の皆様に向けてチラシを配っていたところ今回のN君のお父さんがそのチラシを見て「なんかよさそうだな」と思いまずはお父さんがご来店されました。

 お父さん自体は左の肩の痛みとシビレが来店2週間前から出ており医療機関に行ったところ湿布と痛み止めで様子を見ましょうといわれて不安で当店に来たという事でした。

 お父さん自体は来店されて1回で痛みが取れたのでその後(来店日が2023年12月1日あたりでこの記事を書いているのが2024年5月13日)ご来店されていませんが、その後「息子の肩こりも相談できますか?」と言われ息子さんを紹介して頂きました。

 この時点では何も言われていなかったのですがいざ息子のN君が来店されお話を聞いて行くと、

 酷くはないですが口と目、鼻にチック症特有のピクピク動く症状がみられ、実は3歳頃からチック症を発症してしまっていたらしく、チック症はしょうがないと思うので

 肩凝りだけでもなんとかできませんか?という事で今回来店されました。

チック症 肩こり問診編 

 ではチック症 肩こりでお悩みの10代男性N君ー船橋市東中山在住の問診を書いて行きたいと思います。

 今回の主訴自体は肩こりなんですがおそらくチック症も関係していると思われる為まずはチック症について伺っていきました。

 チック症自体は3歳?ごろからあるらしく、最初は酷くなかったが中学2年生あたりから症状が気になるようになってきて現在(この時は中学3年生)では受験のストレスもあるせいか日によってチック症の症状が酷くなるとの事でした。

 また今回の主訴の肩こりは基本何をしなくてもずっと感じるとの事でしたがチック症の症状が酷くなるにつれて肩が重く辛くなるそうです。

 運動は小学校から野球をずっとしており運動自体は好きだが今は高校受験という事で勉強にいそしんでおり、野球はこの三か月ぐらいはしていないとの事。

 では分かったことを軽くまとめていきます。

・肩こりはずっと、チック症の症状が酷くなると肩も凝ってくる(特に右肩の後ろ)
・中学2年生からチック症が特に酷くなった(来店の1年前)
・ストレスが強くなるとチック症も症状が強くなってくる

 という事になります。次に検査編を書いて行きます。

チック症 肩こりの検査編

 ではチック症 肩こりの検査編を書いて行きます。

 まずチック症自体には検査がないので明確な基準を出すのは難しいですが症状で言うとN君のチックの場合、眼球が外側に少し逃げるようなチック、鼻が少しピクっとするようなチック、手足の指がピクっと動くようなチック症状がみられました。

 個人的にはチック症の中で言えば軽い方じゃないかなと思います。

 主訴の肩こりも自体には検査はないので可動域の検査と実際に凝っている箇所を確認と筋肉の硬さの確認を行いました。

 まずは可動域の確認です。

 首の後屈(上を見る)はなんとなく首の後ろが詰まる感じ、首の前屈は問題なし、右に向くのは少し右肩の方に詰まり感を感じる、左に向くのは平気、肩を上げるのは特に問題はなさそう、

 肩が凝っていると感じるのは僧帽筋の上部で首と肩の境目あたりですね。実際に触って診ると硬い感じというか強く張っている感じがありました。

 では今回の分かったことをまとめていきます。

・チック症の症状は軽い方
・首の後屈で首の詰まり感有。
・首の右を向いた際に肩に詰まり感有。
・凝っていると感じるのは両肩の僧帽筋上部

 という事が分かりました。

 次は施術編に入っていこうと思うのですが施術編の前にチック症について書いて行こうと思います。

チック症とは

 チック症とは、目の瞬きや首が動いてしまう、急に声を発してしまうなどの行動を本人の意思に関係なくしてしまう疾患の事です。現在の医学ではチック症自体原因は分かっていません。

 この記事ではチック症による自分で意識せずに起こしてしまう行動を「チック」と定義させていただきます。基本的にチック症は成人までの18歳以下の子供に発症するとされており発症したとしても成人までに治ったり軽減するケースもあります。

 しかし軽快せずにそのまま症状が続き成人になっても治らないケースもあります。

チック症の種類

 チック症にも2種類ありそれは運動チックと音声チックです。
 例を書いて行きます。

・運動チック
➡まばたきや口元がピクっと動いたり手足が勝手に動く
➡首を上下に振ったりする
➡肩をすくめたり

・音声チック
➡急に奇声を発する
➡「あー」や「うー」などの唸り声を発したりする
➡咳払い
などがあります。またこれらに感情が入ったりストレスを感じたりすると複雑な行動(チック)を取ることもあります。これも例えを書いて行きます。


・運動チック
➡まばたき→顔をしかめたり目があちこちに動いたり
➡肩をすくめる→腕を振り回す

・音声チック
➡「あー」や「うー」などの声→大声で叫ぶ、文句を発する
などになります。これらも感情が入らない単純な発作(チック)を「単純チック」と呼び感情が入ったりすると出てしまうチックを「複雑チック」などに分類されています。またチック症と似た疾患でトゥレット症というものもあります。

チック症と肩こりの施術編 結果

 まずチック症自体原因不明な病気となっており治療法はないのが現状です。

 しかし上記の問診や様々な資料を基にした結果、身体の運動を司るのは身体の運動野と呼ばれる部分であり場所は大脳皮質の頭頂葉にある中心前回と前頭葉の後半部にあります。

 もしかするとその部分や運動野を中心とし運動神経の経路であるい脳幹や脊髄に何かしらの異常があるかもしれませんが詳しい原因自体は分かっていません。

 なので今回この記事で書くのは身体に出て居る症状からどこを施術しすればいいか考え施術していきます。

 まずは症状的にストレスがかかってしまうと悪化、またはチックが複雑になってしまう事からストレス=自律神経や何かしらの異常が出てしまい、結果として運動神経が興奮(大脳皮質)、または僧帽筋上部の副神経(脳神経)が筋肉を緊張、チックを増悪させているのではないかと考えました。

 つまりストレスによって筋肉に緊張または、チックが強く出てしまうという事です。

 なので当店ではストレスをなくすことは出来ませんが自律神経を調整するような施術をすることで筋肉の過緊張を取り肩こりの緩和、チックの緩和が出来るのはないかと考えました。

 施術の方向性としてはこのようになります。

・肩回りの筋肉(特に右)+自律神経にアプローチ
・首周りの筋肉+自律神経にアプローチ

 自律神経への調整は頭仙骨系へのアプローチ、筋肉への施術は細めの鍼灸で行う事にしました。

 なぜ頭と仙骨なのかこの記事で書くとこちらの記事を読んでいくと自律神経系について分かってくると思います。
自律神経のお話1 
自律神経のお話2
病気になったら バセドウ病

では実際の施術を書いて行くと頭蓋骨調整と仙骨アプローチをまずは合わせて15分ぐらい施術いたしました。

そうすると施術している最中からチックが出ていた手足の指、鼻と目なんですがチックが小さくなっていく事が確認できました。

チックが収まっていくと共に本人も大分眠そうにしており、筋肉の過緊張が取れたところで僧帽筋へ鍼を左右合わせて6本ほど刺鍼し5分程置鍼。

 この時点で問診検査と合わせて経過40分程度でした。

 では鍼を抜いて結果はどうなのかというと見た目にもチックの症状がかなり収まっており今回の主訴である肩こりも10→4まで減っていました。

 最後10分程気になる肩回りを指でほぐしていきこの日の施術は終了。

 本人の肩こりも最初来た時と比べて10→1になっているという事で大分お喜びの様子でした^^

 この日はこれでお帰りになられたのですが、お母様からも「チックが小さくなっている!!(驚き)」というお言葉を頂きました。

 嬉しいですね。では簡単に今回の結果をまとめていきます。

 結果
・肩こりが10から1になった。
・チックが良くなった?(症状が小さくなった、明らかに診てわかるぐらい)

になります。あとこの時N君受験生なのでどうしてもストレスがかかるからなるべくストレス発散するのとどうしてもチック自体は治せるとは言えないけど悪化させないために来た方がいいですよと伝えご帰宅されました。

 
 それから3ヶ月の間に6回程度来てもらいましたが回数を重ねるたびにチックの症状が改善している気がしているらしくお母さんもN君も喜んでいました^^

チック症、肩こりに対する船橋市西船橋整体院ゆいまーる的アプローチ

 今回はチック症 肩こりでお悩みの10代男性N君ー船橋市東中山住みについて書いていきましたが最終的にみなさん「チック症を良くしたい!!」これにつきますよね。では船橋市西船にある整体院ゆいまーるではどのように施術するかを書いて行きます。

 当店ではこういう風に考え、施術した結果チックが緩和されたという事を書いているのであくまで参考の1部にして頂けたら幸いです。

まずは検査、問診を行いどこが一番問題になっているのか。自律神経?筋肉?内臓?など原因の特定を行い以下のような施術を行うことで腰痛の早期改善を行うことが出来ます。

・内臓→内臓マニュピュレーション
腸内環境が悪い方、または体質的に弱い方は内臓の血流が悪くなり腰痛が発生している可能性があるので内臓に対する施術として内臓マニュピレーションという特別な手技を行い改善を図ります。

・筋肉→筋膜への徒手的療法、鍼治療
筋肉が原因で痛みを感じている場合は原因筋への揉みほぐしや鍼灸アプローチを行い疼痛改善を行います。

・骨格→関節モビライゼーション
関節の動きがわるいと腰痛になることがあります。その際には関節に動きを付けるように関節を動かしていきます。バキバキする時もあるし、バキバキしない方法もあります。好みや疑問点などがあれば遠慮なく教えてください^^

今回のまとめ

 今回はチック症 肩こりでお悩みの10代男性N君ー船橋市東中山在住という題名で記事を書かせていただきました。

 施術内容、チック症、肩こりについて。

 今回の主訴は肩こりであり基礎疾患でチック症があるというものでした。

 チック症自体は治せるとは言いにくいですが少なくとも症状の緩和は出来ると思います。

 もし同じようにお悩みの方が相談して頂けると症状の改善のお手伝いが出来るかもしれません。

 良ければご相談お待ちしてます。