頭痛でお悩みの40代女性Sさんー保育士ー船橋市印内在住
始めに
2024年9月5日、頭痛でお悩みの40代女性Sさんがご来店されました。
来店された経緯としては以前Sさんの旦那さんがギックリ腰をしてしまいその際当店にご来店いただき1回で腰の痛みが取れた事を聞いていていつか行ってみたいなーと思っていたところ、
ここ1か月ぐらい元々昔からなりやすくなった偏頭痛が酷くなってしまいどうにかしたいと思い今回来店に至ったそうです。
では今回書いて行く内容は以下の通りです。
・頭痛でお悩みの40代女性Sさんについて
・身体の検査編
・まとめと推測
・施術と結果
・この記事のまとめ
もし同じような頭痛でお悩みの方の参考になれば幸いです。
頭痛でお悩みの40代女性Sさんについて

ではSさんについて書いて行きます。
性別年齢は40代女性、仕事は保育士をしておりよく前かがみの姿勢が多いとの事。
今回の主訴は頭痛で、中学生の頃から側頭部や前頭部などに2,3か月に1回は頭痛が出たり、天気が悪くなると頭痛が出てきたりしていたみたいです。
20代30代の頃は波はあるものの辛いときは痛み止めなどを飲めば痛みは治まっていたのですが40代になり何となく頭痛の頻度が増え、
ここ1か月の間2.3日に1回場所はその日によって違うのですが頭痛が出てしまい酷いときには少し座って休まないと倒れそうになるぐらいの痛みがあるとの事で何とかしたいとのことでした。
主訴の頭痛以外にも肩こり、腰痛、軽い尿漏れなどの症状もある。
既往歴は3年前に逆流性食道炎と診断を受けなんとなく胃がむかむかするかな?というときには胃酸を抑える薬を飲んでいるとの事。
現在は子供は2人いてそれぞれ高校2年生と小学6年生の二人とも男のこだそうです。
学生の頃はバスケをしていたが社会人になってから運動はしていない。
アルコールは嫌いではないが友達と飲むことも減った為、現在は週に1回350ミリを晩酌程度。
喫煙やアレルギーなどは無し。
視力は両目とも1.0。
足は良く冷えるそうです。
検査編
次には検査編を書いて行きます。
整体の中で頭痛に関する検査というものは現在存在しないのですが頭痛というものは基本的に血流不足や浮腫み、眼神経の使い過ぎによる神経の炎症と当店では考えており、
なぜ血流が悪くなるのかを考えて施術を行います。
頭痛自体の検査はないのですがSさんの身体がどうなっているか全体的な検査を行いたいと思います。
今回行う検査は脊柱の粘弾性のテストや首肩の筋肉を触って粘弾性や可動性を確認と尿漏れも気になるという事で腹圧の検査もしていきたいと思います。
粘弾性のテストとは要は硬いか柔らかいかという事になります。
結果として分かった事は以下の通りです。
・右のc1動きがない
・左右共にt1ーt4辺りは硬い
・L4,5辺りは共に粘弾性弱い(硬い)
という事が分かりました。
次に筋肉の粘弾性なんですがこれは明らかに僧帽筋、広背筋、三角筋などは盛り上がりカチカチな感じで頭の側頭筋や咬筋などもかなり張っている感じが強くありました。
筋肉はイラストを貼っておくので興味のある方は参考にして頂けるとイメージしやすいと思います。


次に腹圧の検査です。
この検査のやり方は単純でSさんにベットに仰向けになって頂き、仰向けのまま私がお腹を各部位ごとに圧迫をかけ圧痛や硬さを見ていくというものです。
気になる方はこちらの記事を見てみると分かりやすいかもしれません。
・猫背 首の痛みでお悩みの30代女性ー立ち仕事Kさんー船橋市西船橋在住
結果を書いて行くと,
・みぞおち部分は硬い
・押すと強い圧痛があり
・おへそ部分は張っている感じがあり押すと痛いというより強めの圧迫感がある
・下腹部は痛みはないが逆に柔らかい感じ
というような感じになりました。
では問診検査で分かった事をまとめどんな施術をすればSさんの頭痛は解消に向かうのか推測していきたいと思います。
まとめと推測
まとめ
まずは問診と検査で分かった事をまとめます。
問診
・性別年齢は40代女性 仕事は保育士で前かがみの姿勢が多い
・主訴は頭痛 中学生の頃から 来店の1か月前から特に酷く2.3日に1回
・痛い場所はその日によって違う
・痛みで倒れそうな時になる事もある
・頭痛以外に肩こり、腰痛、軽い尿漏れなどもあり
・既往歴 3年前に逆流性食道炎と診断 たまに胃薬
・子供は2人 高校2年生と小学6年生
・運動は現在していない
・お酒は週一350ミリ
・視力は両目とも1.0
・足が冷え性
検査編
・右c1動いていない
・左右t1-t4硬い
・左右l4,5硬い
・僧帽筋、広背筋、三角筋全てがちがち
・みぞおちは硬く強い圧痛あり
・おへそ部分は張っている感じ有、押すと強い圧迫感があり
・下腹部は異様に柔らかい
というような事が分かりました。
推測
ここから現在のSさんの身体について推測し、どのような施術を行えばSさんの頭痛を改善出来るのか考えていきます。
まず頭痛自体は頭へ血流不良や神経の炎症などが考えられます。
Sさん自体視力は正常だし眼精疲労も強くは感じていないので恐らく頭への血流不足だと推測。
ではなぜ頭への血流不足が起こっているのかというと今回のポイントは以下の通りです。
・みぞおち部の強い圧痛、張り感
・下腹部の柔らかさ
みぞおち部の圧痛と張り感は胃の機能障害やストレス過多、自律神経の乱れを表し、下腹部の柔らかさは腹筋が上手く使えてない又は出産時に傷跡の癒着が残っている事が考えられます。
なので今回最初に行う施術は胃に対する施術と自律神経系への施術、下腹部への筋トレ指導を行っていきます。
施術と結果
では施術と結果を書いて行きます。
まとめと推測で今回行うのは胃と自律神経系への施術と下腹部へのトレーニング指導を行うと書きました。
最初はまず胃の施術をしていきます。
これは内臓マニュピレーションと呼ばれる手技になるのですがやり方患者さんがベットに仰向けになった状態で行います。
胃の入り口である噴門と呼ばれる部分は左第7肋骨肋軟骨連結部分にありその下あたりぐらいから胃が蝕知できるようになるので胃を蝕知した状態で胃を動かしていくというのが胃のマニュピレーションとなります。
この胃のマニュピレーションをSさんに3分程度行い変化があるかどうか確認します。
結果として検査で硬さが認められた背中のt1ーt4辺りの硬さが緩和されSさん曰く胸が張れる感じがして息が吸いやすくなったとの事感想を頂きました。
次に自律神経の調整と筋肉の緊張緩和を目的として背部への揉み解しと鍼灸施術を行いました。
結果はというとSさん曰く背中がすっきりして目が開くように頭もスッキリしている感じがするとの事でした。
胃と背部への施術の時点で45分が経過し、
最後にトレーニング指導として腹横筋の筋トレを指導しこの日の施術は終了。
Sさんが来店されたこの日は頭痛が出て居なかったのでそのばで頭痛自体の比較はできていないのですが効果として、
背中のt1-t4の硬さが緩和、肩回りの筋肉、僧帽筋、広背筋、三角筋などの筋肉の緊張緩和、みぞおち部の圧痛の緩和が出来ました。
Sさんの実感的には身体全体がすっきりし息が吸いやすい、肩も頭もスッキリした感じがするという事で大変喜んでおられました^^
しかし今回の主訴である頭痛自体はまだ比較が出来ていないのと基礎に運動不足や体幹の筋力不足がある為また近いうちに診させて下さいと伝え次回の予約を1週間後に取りお帰りになられました。
後日談
では時間が経過しSさんの頭痛はどうなったのか書いて行きます。
最初にSさんがご来店いただいたのは2024年9月5日でこの記事を書いているのは2024年9月30日です。
その間に初回と合わせて3回来ていただきました。
それぞれの経過を書いて行くと、
1回目 3日ほど身体が凄く軽くて頭痛はなかったが4日以降に頭痛が出始めた。
2回目 10日ほど身体が軽くて何となく頭に重さはあったが頭痛自体は出なかった。
3回目 肩凝りなどはまだあるが頭痛はでていない。
このような結果になりました。
Sさんも頭痛が改善されてきて嬉しそうにしてました。では今回の記事のまとめを書いて行きます。
今回の記事のまとめ
今回の記事は頭痛でお悩みの40代女性Sさんー保育士ー船橋市印内在住という題名で書かせていただきました。
SさんやSさんの頭痛についてなど。
結果としてSさんの頭痛の原因は胃の問題、自律神経系の乱れ、産後の体幹の不安定さなどが絡み合い頭痛を引き起こしていたので1つずつその問題を良くしていく事で3回程度で改善がみられました。
もし同じように頭痛で悩んでいる方は是非ご相談ください^^