脊柱管狭窄症の痛みとシビレでお悩みの90代女性Yさんー船橋市西船在住

脊柱管狭窄症の痛みとシビレでご来店された経緯

 2024年5月24日に脊柱管狭窄症の痛みとシビレでお悩みの90代女性、船橋市西船在住Yさんがご来店されました。

 来店された経緯として船橋市西船に当店があるのですが今回のYさん近くに住んでいるとのことで元々気になっていたそうです。

 しかし来店するきっかけがなかったのですが今回右足の太ももの後面のシビレと痛みが強すぎて歩けなくなったとの事でご来店されました。

 では実際に問診と検査、施術編を書いて行きます。

脊柱管狭窄症の痛みとシビレ 問診

 早速お話を伺うと年齢は90歳、仕事は現在していない。

 今回の主訴は右足の後面の痛みとシビレとの事で、感覚として右足の後面がずっとズンズン響いているというかずっと痛みが出ている感じとの事でした。

 何もしてない状態でも痛みとシビレが辛い状態で特に辛くなるのが立った状態でそらすようにすると痛みとシビレがしんどくなるとの事。

 既往歴は特に大きなけがや病気はないとの事でしたが薬は何種類か飲んでいるそうです。

 こういっては失礼かなと思いますが年齢と状態的に詳しい話までしにくい感じだったので症状と年齢的に

 「脊柱管狭窄症」って言われたことありますか?と聞くと「20年前に言われた」との事だったので、

 明らかに脊柱管狭窄症が進んでいるのだろうという推測が出来ました。

 脊柱管狭窄症についてはこの記事でも書いているのでご参考にしてください。
 脊柱管狭窄症について

 記事でも書いているのですが脊柱管狭窄症自体を整体で治すことは出来ません。

 しかし出来ることはあったりするので後ほど詳しく書いて行きます。

 まずは検査編を書いて行きます。

脊柱管狭窄症の痛みとシビレの検査

 脊柱管狭窄症の検査としては基本的に問診から始まり、確実に診断するためには画像検査をしなければわかりません。(MRIやレントゲン、CTなど)

 なので正直当店や整体のお店で脊柱管狭窄症と確実に分かる検査というものはないのですが今回のYさんはすでに20年前に脊柱管狭窄症と診断されているため

 症状と時間の経過的に脊柱管狭窄症が進んでいるのだろうと思いました。

 ではそんな方に実際に何か出来るのかというものを考えていかねばなりません。

 そこで今回行った検査と施術は腰椎付近へのファシア(膜)への調整です。

 ファシアに関しては明らかな検査法が無く文字で伝えるのが難しいのですがYさんをベットにうつ伏せに寝かせおそらく狭窄しているであろう腰椎付近でファシアの動きが悪いとこを探していきます。

 そうすると腰椎の4,5番あたりで動きが悪くなっているのが分かりました。

 このファシアの検査が少し感覚的になるので詳しく伝えるのが難しいのですが背骨というものは呼吸によって少し動いているんです。

 厳密にいうと背骨と椎間板の関節ですね。動きとして開いたり閉じたりする動きなんですが、、

 この動きがとても細かい動きの為少し練習や感覚が必要になってくるのですが私が見た感じ腰椎の4、5番の動きが悪そうだなという判断になりました。

 一応ここまでの問診と検査で分かった事を書いて行きます。

問診 分かった事
・90代女性
・主訴は右足後面のシビレと痛み
・何もしなくても痛い、痺れている感じ
・20年前に脊柱管狭窄症と診断されいる 処置無し

検査 分かった事
・腰椎4、5番目のファシアの動きが悪い

 という事になりました。

 なので腰椎の4、5番付近にファシアの調整を行いどこまで脊柱管狭窄症の痛みとシビレが取れるかを見ていきたいと思います。

 その前にファシアとは?と皆さん思っていると思います。なのでファシアについて少しだけ書いて行きたいと思うんですが

 日本ではファシアの研究や知識があんまり広まっていません。

 なのでネットで調べるとあんまり数が出てこなかったり海外の論文が出てくると思います。

 この記事でも詳しく紹介はしたいのですが凄い長くなってしまうのと、記事を書く以上画像で上手く説明したいのですが、

 あまりいいフリー画像がないので分かりにくいかもですがすいません。。

ファシアとは

 ファシアとは日本語で訳すと膜という表現になります。

 簡単に説明すると血管や内臓、筋肉、靭帯など身体の組織を覆っている膜になります。

 ファシアはコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質と水分で構成された組織で、網目状の組織になっており互いに引っ張り合って張力を保っており、様々な方向へ伸縮します。

 よく言われる筋膜などもファシアの一つになります。こんな感じですね。

  イメージとして身体全体にこのファシアが張り巡らされており、さらに細かく見ていくと筋肉や血管などにもこのような構造がみられます。

 詳しい画像を載せたかったのですがフリー画像が無くて載せれませんでした、、すいません。。。おそらく調べるとリアルな実際のファシアの画像が出てくると思うので興味ある方は調べてみてください。

 今回の脊柱管狭窄症のYさんはもうすでに脊柱管狭窄症と診断を受けていて脊柱管狭窄症なのは間違いないのと、

 脊柱管狭窄症自体は整体では治せません。この治せない問題を構造的問題とします。

 しかし構造的に問題があったとしてもその周りのファシアを施術することで症状の緩和がみられる場合があります。

 では実際の脊柱管狭窄症の施術を書いて行きます。

脊柱管狭窄症の痛みとシビレの施術 結果

 脊柱管狭窄症の痛みとシビレの施術編を書いて行きます。

 問診検査で明らかに原因は脊柱管狭窄症から来ている痛みとシビレという事と腰痛の4,5番あたりの動きが悪いことが分かりました。

 なので施術するのは腰椎の4,5番目あたりのファシアの施術です。

 やり方はYさんにうつ伏せになってもらい動きの悪い、おそらく狭窄しているであろう腰のところに指をあて呼吸による背骨の動きをサポートし関節の動きを良くしていくというやり方です。

 実際に受けてみないと想像しにくいかもしれませんがそんな感じです。

 この施術は本来は短時間で終わるんですが症状が強いので時間にして30分ぐらい行いました。普通は5分ぐらいです。

 では結果というと、右足のシビレと痛みが10→3になる事が出来ました。

 本人の感想としても「まだズンズンする痛みはあるけどさっきより全然いい」という言葉を頂きました。

 施術はこれで終了なんですがあくまで脊柱管狭窄症が治ったわけでは無いないことを伝えご帰宅されました。

 しかしその2時間後Yさんがまたご来店され、エビチリの差し入れを下さいました^^

 「さっきより痛みが全然いいの、お礼に挙げる」と言われて頂きました。嬉しいですね。

 では今回のまとめを書いて行きます。

脊柱管狭窄症の施術のまとめ

 今回のお客様は脊柱管狭窄症の痛みとシビレでお悩みの90代女性Yさんー船橋市西船在住でした。

 別の記事でも書きましたがあくまで脊柱管狭窄症自体は治すことが出来ません。

 しかし症状を緩和が出来たり、その結果手術までいかなくなる事もあり得ます。

 yさんにも原因は脊柱管狭窄症なのでもし痛みが再発したら素直に病院に行った方がいいかもしれませんと伝えました。

 けれどもYさんも年齢が90歳になるのでこの年で手術はしたくないとの思いだったので緩和でも死ぬ時まで辛くなければいいわとのお言葉を頂きました。

 皆さん手術はしたくないですよね。自分の身体に傷もつけたくないし体力も落ちてしまいますし。

 船橋市西船ににある当店では脊柱管狭窄症自体を治すことは出来ませんが手術したくない、けど症状を緩和することは出来るのでお悩みの方は力になれるかもしれません。

 そのような方は是非一度ご相談ください。

 良ければこちら別の脊柱管狭窄症の例になるので参考にしてください。
脊柱管狭窄症の事例