全身の倦怠感と生理痛でお悩みの20代女性Aさんー接客業ー市川市田尻在住

来店された経緯

　2024年8月5日、全身の倦怠感と生理痛でお悩みの20代女性Aさんがご来店されました。

　来店された経緯としていつも全身が倦怠感というか主だるい感じが何となく色々調べているとGoogleマップで当店の事を知り気になっていて旦那さんに相談すると

　「一緒にいく？」

　という言葉を言って頂き旦那さんと一緒にご来店されたそうです。

Aさんのお話を聞いて行く（問診）

　性別年齢は20代女性、仕事はネイリストをしており普段ずっと座って下を向く姿勢がおおい。　

　Aさんのお悩みは常にある肩こり、全身の倦怠感、生理痛。

　ネイリストの仕事をして5年ほどになるが仕事を仕事をしだしてずっと肩こりは酷いとの事。

　全身の倦怠感は常にあるが、中学の頃から生理痛が重く生理痛が酷くなると全身の倦怠感や腹痛などが出てき始め普通に生活するのもしんどくなるとの事でした。

　既往歴として中学の頃に過敏性腸症候群と診断、大学生の頃には嚢胞性卵巣症候群と診断されそこから定期的に生理が酷くなると婦人科に行き薬をもらうそうです。

　あと診断などは受けていないが昔から気管支が弱く風邪をひいたりすると咳が長引いたり酷くなると喘息のようなヒューヒューと音がするときもあるそう。

　現在運動はしていない。

　お酒は2週間に1度ぐらい。

　ストレスは5段階中４。

　来店された時服用している薬は無し。

　という事が分かりました。

検査をしていく

　では検査をしていきます。

　行う検査は以下の通りです。

・脊柱の粘弾性検査（皆に行っている）
・骨盤の歪み検査（皆に行っている）
・胸郭の粘弾性と肋骨の関節の検査
・お腹の圧力検査

　上記の4つを診ていきます。やり方は長くなるので省きます。

　結果として以下のようになりました。

　脊柱
・ｔ２ーｔ５両側が硬い
・ｔ１２ーＬ２両側硬い

　骨盤
・左の腸骨が前方に変位

　胸郭
・粘弾性（柔軟性）殆どない

　肋骨
・両１、２番目の肋骨の動き悪い
・左の4番目の肋骨の動きが悪い

　お腹の圧力
・触ると全体的に圧痛があり特に下腹部が痛い

　というような事が分かりました。

　では問診と検査の結果から何が推測出来、Aさんの悩みである全身の倦怠感はどこが原因なのか、またどこを施術すればいいのか書いて行きます。

推測していくっ

　まず全身の倦怠感とは身体が何となくだるい、身体が重い、力が入らないような脱力感がある状態の事を差します。

　ではなぜAさんは倦怠感を感じているのか問診と検査をまとめ推測していきます。

　簡単にそれぞれまとめます。

　問診
・性別年齢は20代女性　仕事はネイリスト（接客業）　座って下を向いている事が多い
・主訴は全身の倦怠感、肩こり、生理痛、その他自律神経的症状あり
・中学の頃から生理痛は酷かった
・既往歴として中学の頃に過敏性腸症候群、大学生の頃に嚢胞性卵巣症候群と診断され痛みの度合いに応じて投薬
・気管支なども弱い
・お酒は2週間に1度ぐらい
・運動はしていない
・ストレスは5段階中４
・来店した時は投薬は無し

　検査
　脊柱
・ｔ２ーｔ５両側が硬い
・ｔ１２ーＬ２両側硬い
　骨盤
・左の腸骨が前方に変位
　胸郭
・粘弾性（柔軟性）殆どない
　肋骨
・両１、２番目の肋骨の動き悪い
・左の4番目の肋骨の動きが悪い
　お腹の圧力
・触ると全体的に圧痛があり特に下腹部が痛い

　という事が分かりました。

　ではここから何が考えられるのかに付いてなんですがまず考えられることは主に2つあります。

　1つ目にｔ２ーｔ５とｔ１２が硬い、胸郭の柔軟性がないという事は肺や気管支、横隔膜など呼吸に関係する組織が上手く機能できない事が推測出来ます。

　次2つ目に考えられることは全体的なお腹の圧痛と特に強い下腹部の圧痛です。

　今回のAさんのお悩みは主に全身の倦怠感と生理痛になるのでそれと合わせていくと、押すと下腹部が痛いという事はざっくりとですが下腹部には子宮や卵巣、腸などがあるのでいずれかの臓器の動きが悪い、もしくは何かしらの問題があるという事が推測出来ます。

　他にも気になる箇所はあったのですが特に大事な部分はこの2つだと推測出来ました。

　ではどんな施術をすればいいか考えていくとまずは1つ目は胸郭の柔軟性を出すための施術、2つ目は下腹部の圧痛の原因がどの臓器なのかを見極めて施術、この2点の施術を主に行っていきたいと思います。

施術を開始！！

　施術の様子を書いて行きます。

　行う施術は胸郭への施術と下腹部への施術と書きました。

　では下腹部への施術とはどのようなものかというと、Aさんのお話と合わせていくと恐らく原因は生理に関係する子宮や卵巣にあるのではないかと推測できたので少し検査というか触診も混ぜながらどこに問題があるのかを診ていくと、

　右の卵巣に強い圧痛と硬さがあり、恐らく下腹部の圧痛の原因は右の卵巣と関係していると推測できたので右の卵巣の施術をしました。

　卵巣への施術のやり方は卵巣を蝕知し痛くない範囲で一定の圧を加えながら振動を与えたり卵管へ伸張刺激を与えたりして卵巣が正常通り動くように誘導していくというものです。

　この施術は約5分ちょっと？ぐらい行いました。

　では結果はどうなったかというと先ほどまでのお腹全体の張り感が10→5ぐらいになり、特に痛かった下腹部の圧痛も10→3までに下がりました。

　次に胸郭への施術です。

　胸郭への施術は腋下、胸郭前面（胸に触れない程度）、背中への筋肉を揉みほぐしその後リコイルテクニックというテクニックを使い胸郭の柔軟性を高めていくというやり方で行きたいと思います。

　まずは胸郭周りの筋肉への揉み解しを約15分程度。

　これだけでも凄い気持ちよく呼吸がしやすくなってくる感じがあるとの事でした。

　最後に胸骨前面へリコイルテクニックを使い関節面へアプローチ。

　これは時間にし約2分程度。

　問診検査合わせると約45分程度の施術となり施術自体はこれで終了。

　では胸郭への揉み解しとリコイルを行った結果どうなったかというと先ほどまで柔軟性が全然なかった胸郭の柔軟性がでていました。

　その結果Aさんも

　「息がめっちゃ吸いやすくて肩こりも凄く楽です！！」

　という実感とお言葉を頂きました。

　10から5に減ったお腹全体の圧痛も5から2程度に減り、下腹部の圧痛も10から程度になっていました。

　推測通りですね。

　あとはAさんに身体の説明として

　「恐らくおおもとの原因は右の卵巣の動きが悪いせいでお腹の圧痛や緊張が生まれる＋気管支の弱さと胸郭の柔軟性のせいで今回の主訴である全身の倦怠感や生理痛などが辛くなってたと思います。施術は何回かしてその後は胸郭の柔軟性を高めるために有酸素運動を日常に取り入れると体調はすごく良くなると思います。」

　と伝えて次回の予約を取りお帰りになられました。

今回のまとめ

　今回の記事は全身の倦怠感と生理痛でお悩みの20代女性Aさんー接客業ー市川市田尻在住という題名で書かせて頂きました。

　問診検査の結果、Aさんの主訴である全身の倦怠感や生理痛の原因は右の卵巣の動きの悪さでした。（機能障害）

　少し豆知識を書くと身体の中で卵巣も動いていて少しですが右の卵巣は左回り、左の卵巣は右回りに動くと言われています。

　その動きが何らかの理由で正常通りに動かないとAさんのように生理痛が重たかったり腹痛が出たり様々な症状が出たりします。

　勿論ホルモンや体質、病気なども関係はしてくるので一概には言えませんがもしこの記事を読んでいてAさんのような女性で生理痛が辛かったり倦怠感がある方はもしかすると卵巣が原因かもしれません。

　この記事が参考になれば幸いです。