バセドウ病と向き合う船橋市宮本在住50代女性Aさん:整体で体と心のバランスを整え、日常の質を取り戻した事例


初めに

こんにちは!船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるの山城です。

バセドウ病。この病名は多くの方が耳にしたことがあるかもしれませんね。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、動悸や息切れ、だるさ、イライラなど、様々な身体と心の不調を引き起こす病気です。医療機関での適切な治療はもちろん不可欠ですが、薬で症状が安定しても、「なんだか体が重い」「疲れがとれない」「不安な気持ちが消えない」といった、日々の生活の質を低下させる状態に悩まされ続けている方も少なくありません。

今回の記事では、まさにそうしたお悩みを抱えて当院にご来院された、船橋市宮本にお住まいの50代女性、Aさんの施術事例をご紹介したいと思います。整体はバセドウ病そのものを治療するものではありません。しかし、Aさんのように病気と向き合いながら、その症状に伴う身体の不調や自律神経の乱れを整えることで、日常の快適さや心の安定を取り戻すためのサポートができることを、この事例を通じてお伝えできれば幸いです。


バセドウ病とは?整体から見た体の不調の背景

バセドウ病は、甲状腺が過剰に刺激され、甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されてしまう「甲状腺機能亢進症」の一つです。これは自己免疫疾患であり、本来体を守るはずの免疫が、誤って自分の甲状腺を攻撃してしまうことで起こります。

甲状腺ホルモンは、私たちの全身の代謝を活発にする働きがあります。そのため、ホルモンが過剰になると、以下のような様々な症状が現れることがあります。

  • 動悸、脈が速くなる(頻脈)
  • 汗をかきやすい、暑がりになる
  • 体重減少(たくさん食べるのに痩せる)
  • 手足の震え(特に指先)
  • 疲れやすい、だるさ(全身倦怠感)
  • イライラしやすい、落ち着かない、不眠
  • 眼球突出(目が飛び出すように見える)、目の症状(複視、異物感など)
  • 甲状腺の腫れ(甲状腺腫)

これらの症状は、体の代謝が常に速く動いているような状態を意味します。これは、私たちの自律神経(体を活動させる交感神経と、リラックスさせる副交感神経)のバランスが、体を興奮させる交感神経優位に傾きやすい状態でもあります。

【重要】当院の整体は、バセドウ病そのものや、甲状腺ホルモンの分泌を直接治療するものではありません。医療機関での適切な診断と治療(内服薬など)が最も重要です。

では、なぜ整体がバセドウ病の方の体の不調の改善に貢献できるのでしょうか? それは、バセドウ病に伴う、あるいは病気によって悪化しやすい**「自律神経の乱れ」「慢性的な筋肉の緊張」「血の巡りの悪さ」**といった身体の機能的な問題に対して、整体がアプローチできるからです。これらの問題が解決されることで、病気と共存しながらも、より快適な身体と心の状態を目指すことができるのです。


「体が重くて…」船橋市宮本在住50代Aさんのご来院までの経緯と抱えていたお悩み

Aさん(50代女性、船橋市宮本在住)は、数年前にバセドウ病と診断され、それ以来、内科で定期的に診察を受け、内服薬による治療を続けていらっしゃいました。ホルモン値は概ね安定しているものの、Aさんご自身は、以下のような症状に悩まされ、日々の生活の質(QOL)が思うように上がらないと感じていらっしゃいました。

  • 慢性的な全身のだるさ: 特に午後から夕方にかけての疲労感がひどく、横になる時間が増えてしまう。
  • 動悸や息切れに伴う不安な気持ち: 薬でコントロールできていても、時折感じる動悸や息切れが、漠然とした不安な気持ちに繋がり、外出や軽い運動にもためらってしまう。
  • 頑固な首・肩のこり、背中の張り: 長年続く慢性的なこりで、マッサージを受けても一時的。特に首の付け根から肩甲骨周りが常にガチガチ。
  • 不眠: 寝つきが悪く、夜中に何度も目が覚めてしまう。ぐっすり眠った感じがなく、朝から体が重い。
  • 気分の波: イライラしたり、気分が落ち込んだりすることが多く、気持ちをコントロールするのが難しいと感じる。

Aさんは、バセドウ病の症状そのものというよりは、**病気が引き起こすこれらの「身体と心の連鎖的な不調」**に対して、何かできることはないかと探していらっしゃいました。インターネットで「自律神経の乱れ 整体」「バセドウ病 疲労 整体」といったキーワードで検索された結果、当院のウェブサイトをご覧になり、自律神経の調整や内臓へのアプローチに力を入れている点に興味を持たれ、ご予約くださいました。

ご来院いただいたAさんの表情には、長年のだるさや不眠からくる疲労の色が見え、何とかこの状況を改善したいという切実な思いが伝わってきました。私はまず、Aさんが抱えるお悩みすべてに耳を傾けることから始めました。


体のサインを徹底的に読み解く:「問診」と「検査」から見えてきたAさんの身体の状態

Aさんの症状と生活背景を詳しく理解するために、丁寧な問診と、全身のバランスをチェックする「検査」を行いました。

Aさん(50代女性)の問診から分かったこと:

  • 仕事: デスクワークが中心で、一日中パソコンに向かう時間が長い。座りっぱなしの時間が長く、姿勢が悪くなりがち。
  • ストレス: 仕事や家庭でのストレスを自覚しており、ストレスレベルは5段階中「4」と高め。
  • 食生活: 食べる量自体は普通だが、消化器系の不調(胃もたれ、便秘気味)を感じることがある。
  • 既往歴: バセドウ病以外に特筆すべき大きな病気や怪我はなし。
  • : 主治医の指示通り、バセドウ病の治療薬を服用中。

問診では、Aさんが常に緊張した状態にあること、そしてそれが身体の各部位に影響を与えていることが推測されました。特に、バセドウ病の症状と、デスクワークによる身体への負担、そしてストレスが複雑に絡み合っていると考えられました。

Aさんの身体に見られた具体的な検査所見:

  • 姿勢分析:
    • 猫背姿勢: 長時間のデスクワークにより、背中が丸まり、肩が内側に入り込んでいる典型的な猫背姿勢でした。これは呼吸が浅くなる原因や、首・肩への負担に直結します。
    • 頭が前に出ている状態: 頭が体よりも前に突き出ており、首の付け根に強い負担がかかっていることが分かりました。
  • 背骨の柔らかさ:
    • 首の骨(頸椎)全体が非常に硬い: 特に甲状腺の裏側を通る首の付け根から背中の上部にかけての硬さが顕著でした。この部分が硬いと、首周りの血の巡りや神経の伝わり方に影響を与え、自律神経の乱れや首・肩のこりの原因となります。
    • 背中の骨(胸椎:T2~T7あたり)が硬い: 胸のあたりの背骨の硬さは、自律神経のバランス、特に心臓や肺、胃腸の働きを司る神経に影響を与えます。呼吸の浅さや動悸、背中の張りと深い関係がありました。
  • 胸郭(肋骨の動き):
    • 肋骨全体、特に前面が硬い: 呼吸をする際に胸全体が十分に広がらず、呼吸が浅くなっていることが分かりました。これが息苦しさや不安な気持ちの一因になっている可能性がありました。
  • 頭蓋骨・骨盤のリズム:
    • 頭蓋骨と骨盤の土台となる仙骨のわずかな動きが制限されており、脳と脊髄を巡る液の流れがスムーズでない可能性が示唆されました。これは、自律神経の働きや体全体のリラックス状態に影響します。
  • お腹の状態(押した時の痛みや硬さ):
    • みぞおちからおへその周りにかけて硬さがあり、押すと痛みがある: ストレスや自律神経の乱れは、胃腸の働きに影響を与えることが多く、Aさんの胃もたれや便秘気味の症状と関連していました。

Aさんの不調を整える:「推測と施術方針」

問診と検査の結果を総合的に分析し、Aさんがバセドウ病と診断されている中で抱えている身体の不調(だるさ、動悸による不安な気持ち、こり、不眠、気分の波)の根本原因は、甲状腺ホルモンの影響を受けやすくなった自律神経のバランスの乱れと、それに伴う全身の慢性的な緊張と血の巡りの悪さにあると推測しました。特に、デスクワークによる姿勢の悪化が、その状況をさらに悪化させていると考えました。

【再確認】当院の整体は、バセドウ病そのものを治療するものではなく、あくまで病気に伴う身体の機能的な不調を改善し、QOL(生活の質)の向上を目指します。

Aさんの施術方針は、以下の3つの柱を立てました。

  1. 自律神経のバランスを整え、体と心の深いリラックスを促す: 特に体を興奮させる交感神経が優位になりがちな状態を、体を休ませる副交感神経が働きやすい状態へと導き、動悸に伴う不安な気持ちや不眠の改善を目指します。
  2. 全身の筋肉の過度な緊張を和らげ、血の巡りとリンパの流れを改善する: だるさやこりの原因となっている筋肉の硬さを取り除き、酸素や栄養が全身に行き渡りやすい体にすることで、疲れが取れやすい状態を目指します。
  3. 姿勢を整え、身体への負担を減らし、呼吸の質を高める: 猫背姿勢を改善し、胸が広がるように整えることで、内臓への圧迫を減らし、深い呼吸ができるようにすることで、自律神経の安定と身体の機能向上を図ります。

これらのアプローチを組み合わせることで、Aさんの「バセドウ病と共存しながら、より快適な日常生活を送る」という目標達成をサポートすることにしました。


希望の光が見えた!Aさんの施術と体調改善のプロセス

具体的な施術内容と、それに伴うAさんの身体の変化についてお話しします。

初回施術(約60分)

まず、Aさんの体が非常に緊張している状態を考慮し、とても優しく心地よい施術から始めました。

  1. 頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー): 仰向けで、頭蓋骨と仙骨に微細なタッチでアプローチし、脳と脊髄を巡る液のリズムを整えました。これは、自律神経に直接働きかけ、体と心を深いリラックス状態へと導く非常に効果的な手技です。施術開始から数分で、Aさんの呼吸が穏やかになり、体全体の緊張が緩んでいくのが感じられました。
  2. 首の骨・背中の骨の調整と胸郭の開放: 次に、硬くなっていた首の骨や背中の骨(特に甲状腺や心臓、肺、胃腸を司る自律神経の通り道と関連が深い部分)を丁寧に調整し、柔らかさを取り戻しました。また、猫背で潰れていた胸郭を広げる手技も行い、深い呼吸ができるようにアプローチしました。
  3. 内臓マニピュレーション(胃腸へのアプローチ): お腹の硬さや押すと痛みがあったみぞおちやへそ周りに、優しいタッチで内臓の動きを促すマニピュレーションを行いました。これにより、胃腸の血の巡りの改善と自律神経の調整をサポートしました。
  4. 全身の筋肉調整: 最後に、全身、特に肩、背中、腰など、慢性的に硬くなっていた筋肉を、心地よい圧で和らげていきました。

初回施術後のAさんの変化: 施術後、Aさんは「頭の中がスッキリして、体がフワッと軽くなった感じがします」「呼吸がこんなに深くできたのは久しぶり」と、驚きと安心した表情で話してくださいました。特に、常に感じていた背中の張りが軽くなったことを喜んでいらっしゃいました。この日、Aさんにはご自宅でできる簡単な深呼吸の練習と、寝る前のリラックス法についてアドバイスさせていただき、1週間後に再度ご予約を取り、ご帰宅いただきました。

2回目以降の施術と段階的な改善

2回目のご来院時、Aさんは「少しですが、夜眠れる時間が長くなりました」と報告してくださいました。また、全身のだるさも「午後のだるさが少しマシになった」とのこと。この日も、前回同様の基本アプローチに加え、Aさんのその日の体調に合わせて、特に疲労感が強い部位や自律神経の乱れが顕著な部位に焦点を当てて施術を行いました。

数回施術を重ねるごとに、Aさんの身体は着実に変化していきました。

  • だるさの軽減: 特に大きな変化は、慢性的だった全身のだるさが徐々に軽減されていったことです。「朝起きるのが少し楽になった」「仕事中に集中できる時間が増えた」といったお声をいただきました。
  • 睡眠の質の向上: 寝つきが良くなり、夜中に目覚める回数も減って、ぐっすり眠れる日が増えていきました。よく眠れるようになったことは、体と心の回復力を高める上で非常に重要です。
  • 身体のこりの緩和: 首や肩の頑固なこりは、「常に辛い」という状態から「たまに気になる程度」へと変化し、背中の張りもほとんど気にならなくなりました。
  • 精神的な安定: 動悸や息切れに伴う不安な気持ちが以前より和らぎ、気分の波も穏やかになりました。体が楽になることで、精神的な余裕が生まれ、以前よりも前向きな気持ちで日常を過ごせるようになったと話してくださいました。
  • 生活の質の向上: 体調が良い日が増え、外出や趣味の活動にも意欲が湧いてきたとのことでした。

約2ヶ月半で計6回の施術を終える頃には、Aさんの「体が重くて…」「不安な気持ちが…」といったご来院時の悩みは、大幅に軽減されていました。

Aさんからは、 「バセドウ病自体が治るわけではないけれど、まさか体がこんなに楽になるなんて思わなかった」 「いつも感じていた不安な気持ちが減って、前向きになれたのが本当に嬉しい」 といった、喜びの言葉をいただきました。

現在は、体調の維持とさらなる向上を目指し、月に1回のペースでメンテナンスにご来院いただいています。


まとめ:バセドウ病と共に、より快適な日々を送るために~整体が提供できること~

今回の船橋市宮本にお住まいの50代女性Aさんの施術事例は、バセドウ病という病気そのものを治療するのではなく、病気に伴う身体の不調(だるさ、こり、不眠など)や、自律神経の乱れに対して、整体が非常に有効なサポートとなることを示してくれました。

Aさんのケースでは、

  • バセドウ病の影響で乱れやすくなっていた自律神経のバランス
  • 長年のデスクワークとストレスによる全身の筋肉の緊張と体の歪み
  • それらが引き起こしていた血の巡りの悪さや呼吸の質の低下

が、Aさんの体調不良の主な原因となっていました。当院の、頭蓋仙骨療法、首・背中の骨の調整、胸の広がりを促す施術、内臓マニピュレーションといった、体の奥深くから働きかける優しいアプローチによって、これらの根本原因に働きかけ、Aさんは病気と共存しながらも、快適な身体と心の状態を取り戻すことができました。

【改めて重要】整体は、バセドウ病の診断や治療を行う医療行為ではありません。 しかし、医療機関での治療と並行して、身体の緊張を和らげ、自律神経のバランスを整えることで、病気によって生じる身体の辛さや不快感を軽減し、患者さんのQOL(生活の質)を大きく向上させる可能性があります。

もしあなたが、船橋市宮本、あるいはその近隣にお住まいで、

  • バセドウ病と診断されているけれど、全身のだるさや疲れが抜けない
  • 動悸や息切れに伴う不安な気持ちやイライラに悩んでいる
  • 慢性的な首・肩のこり、背中の張りが辛い
  • なかなか寝付けず、ぐっすり眠った感じがない
  • 薬で症状は安定しているが、体全体がスッキリしない
  • 心と体の両面から、より良い状態を目指したい

このようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、整体院ゆいまーるにご相談ください。

私たちは、あなたの症状だけでなく、お一人おひとりの身体と心の状態に真摯に向き合い、**「病気と共に、もっと快適に、あなたらしく」**生きるためのサポートをさせていただきます。主治医との連携も大切にしながら、あなたのより良い未来のために、私たちがお力になれるかもしれません。どうぞお気軽にご連絡ください。