【解説&事例】変形性膝関節症について│船橋市西船にある整体院ゆいまーる

💡 はじめに:挨拶から☟

はじめまして!船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です^^

今回は50.60代以降の方に多い変形性膝関節症について記事を書いて行きたいと思います。

・立ち上がる時に膝が痛む
・階段の昇り降りが辛い
・O脚が進んできた

そのような方のさんこうになれば幸いです。

変形性膝関節症は、高齢化に伴い患者数が増加している最も一般的な関節疾患です。

しかし、膝の構造的な変形が進んでいても、適切なケアをすれば痛みを和らげ、進行を遅らせる、または痛みを取り除く事は可能です。

本記事では、変形性膝関節症の基礎知識から、進行度別の症状、そして膝以外の「隠れた根本原因」に対する整体の役割について解説します。


1. 変形性膝関節症とは?仕組みと主な原因

💥 変形性膝関節症のメカニズム

変形性膝関節症のイラスト

変形性膝関節症は、膝関節にある関節軟骨(クッションの役割)が摩耗し、炎症が起きることで痛みや変形が生じる病気です。

  1. 軟骨のすり減り: 加齢や過度な負担により、軟骨の弾力性が失われ、表面がすり減り始めます。
  2. 炎症と痛み: 軟骨の削りかすが関節内に広がり、炎症を引き起こします。これが初期の痛みの原因です。
  3. 骨の変形: 軟骨がさらにすり減ると骨同士が直接こすれ合い、骨の縁に骨棘(こつきょく:トゲのような突起)ができ、関節が変形し、O脚やX脚へと進行します。

主な発症原因

変形性膝関節症は単一の原因ではなく、複数の要因が複合的に作用して発症します。

  • 加齢: 最も大きな要因。軟骨の水分量や弾力性が年齢と共に低下します。
  • 肥満: 膝関節には、歩行時に体重の約3〜5倍、階段の上り下りでは約7〜8倍の負担がかかると言われています。体重増加は膝の軟骨をすり減らす最大の要因です。
  • O脚・X脚: 元々の姿勢や骨格の歪みにより、膝の内側(または外側)に体重が偏ってかかるため、軟骨のすり減りが加速します。
  • 筋力低下: 膝を保護する大腿四頭筋(太もも前の筋肉)や腓腹筋などが衰えると、衝撃吸収能力が低下し、膝関節に直接ダメージが伝わりやすくなります。
  • 過去の外傷: 半月板損傷や靭帯損傷など、若い頃の膝の怪我も後遺症として発症に関わります。

2. 進行度別に見る症状の変化(初期・中期・末期)

変形性膝関節症は進行性の病気であり、症状の現れ方は段階によって異なります。

進行度主な症状膝の状態(レントゲン所見)
初期立ち上がりや歩き始めの「違和感」や「軽い痛み」。休めば痛みが治まる。軟骨の摩耗は軽度。骨棘は疑わしい程度。
中期痛みが継続し、階段の昇り降り、正座が困難になる。膝のこわばりが強くなる。水(関節液)がたまる、腫れ、熱感が生じ始める。O脚が進行する。関節の隙間が狭くなり始め、骨棘が確認できる。
末期安静時や夜間も痛む(夜間痛)。膝の変形が顕著で、ほとんど曲げ伸ばしができない。歩行が極めて困難となり、日常生活に大きな支障が出る。軟骨がほとんどなくなり、骨同士が接触。関節の変形が明確。

🚨 早期の対処が重要

痛みが軽い初期の段階で、適切な生活指導とリハビリを開始することが、進行を遅らせるための鍵となります。


3. 変形性膝関節症に対する整体の役割と根本改善アプローチ

「膝が変形しているから、もう治らない」と考える方もいますが、膝の変形=痛みの原因とは限りません。当院では、膝への負担を減らす全身の構造的な問題に焦点を当てます。

整体でアプローチする「隠れた根本原因」

変形性膝関節症の痛みの多くは、膝関節そのものだけでなく、以下の部位の機能不全によって引き起こされています。

  1. 股関節の機能不全: 股関節が硬くなると、歩行時に膝が不必要なねじれを受けます。股関節の動きを改善することで、膝への負担を大幅に軽減できます。
  2. 足首・足底の歪み: 足首や足底のバランスが崩れると、歩行時の衝撃吸収ができず、その衝撃が直接膝に伝わってしまいます。
  3. 骨盤・体幹の歪み: 体幹が不安定だと、歩くたびに体が揺れ、膝関節に横方向のストレスが継続的にかかります。

整体院ゆいまーるの施術アプローチ

当院では、痛む膝に直接強い刺激を与えるのではなく、膝への負担を取り除くための施術を行います。

  • 股関節・骨盤調整: 骨盤の関節のズレや股関節の可動域を回復させ、歩行時に膝が正しく使えるようにします。
  • 体幹・姿勢矯正: 骨盤や背骨の歪みを整え、膝にかかる重力のベクトルを正常な位置に戻します。
  • 筋膜・深層筋の解放: 膝周りや太ももの深層にある緊張した筋肉をゆるめ、血流を改善し、炎症による痛みを和らげます。

当院の役割: 軟骨そのものを再生させることはできませんが、「今の痛み」を緩和し、「変形の進行」を遅らせるための身体づくりをサポートします。


4. 自宅でできるセルフケアと生活指導

変形性膝関節症の治療は、医療機関や整体院での施術に加え、日々のセルフケアが非常に重要です。

① トレーニング(大腿四頭筋の強化)

膝の安定性を高めるために、特に太もも前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えましょう。

  • タオルつぶし(大腿四頭筋の収縮): 仰向けに寝て、膝の下に丸めたタオルを入れます。そのタオルを押しつぶすように膝の裏で力を入れ、5秒キープ。これを10回繰り返します。
  • 軽めのウォーキング:呼吸機能と膝の機能は関係しているとされています。週2程度でいいので20.30分以上の「息が上がる程度」のウォーキングや有酸素運動がお勧めです。

② 膝に負担をかけない生活習慣

  • 正座を避ける: 膝に最も負担がかかるため、正座や深くしゃがむ動作は避け、椅子や洋式トイレを使いましょう。
  • 体重管理: 適正体重を維持することは、進行を遅らせる最も効果的な方法の一つです。
  • 杖やサポーターの活用: 痛みが強い場合は、杖を痛い足と反対側の手に持つことで、膝への負荷を軽減できます。

5.施術事例の紹介

施術事例の紹介も書いて行きます。

・性別年齢:60代女性Aさn
・居住地:船橋市西船在住
・仕事:保育士
・主訴:膝の痛みと可動域制限
・痛い動作:仕事中や階段の昇降時に痛い 正座が出来ない

【1回目】施術前

1回目施術前の正座をしようとするお客様

(正座できない)

1回目の膝が曲がらない患者様

(膝が曲がらない)

【1回目】施術後

1回目施術後のお客様の正座の写真

(少し正座が出来る!)

1回目施術後のお客様の膝の可動域の写真

(膝が曲がり始めた!)

【3回目】施術後

3回目の施術後の正座の様子

(あと少しで正座が出来る!)

3回目の施術後の膝の可動域

(あと少しで正常可動域へ!)

お客様の感想の写真

写真はこれで以上になりますがこのAさんは計6回で殆ど膝の痛みは消え正座が出来るようになりました^^


6. まとめ:まずは一人で悩まず専門家にご相談ください^^

変形性膝関節症は、早期に対処すれば進行をコントロールできる病気です。

「年のせいだから…」と諦めず、立ち上がりや階段の昇り降りで痛みを感じたら、まずは整形外科で正確な診断を受けましょう。そして、薬や注射で痛みが取れない場合は、全身の機能改善を得意とする整体院で、根本原因へのアプローチを試すことをおすすめします。

変形性膝関節症や膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度「整体院ゆいまーる」にご相談ください。

【整体院ゆいまーる 基本情報】

整体院ゆいまーるの院長山城正弥の施術の写真

営業時間: 10:00~20:00(木曜定休)

住所: 千葉県船橋市西船6-2-27 鹿鳴館 1-b

アクセス: 京成西船駅から徒歩約3分 / JR西船橋駅から徒歩約10分