【施術事例】朝起きた時の1歩目の踵の痛みが改善!50代女性Kさん‐デスクワーク‐船橋市前原東在住

初めに挨拶から^^

こんにちは!船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です!

今回は朝起きた時の1歩目の踵の痛みでお悩みのKさんについての記事を書いて行きます。

・寝起きの一歩目の踵が痛い
・歩いていると段々楽になってくる
・病院では骨に異常がなく足底筋膜炎と言われた

そのような方は参考になるんじゃないかなと思います^^

では今回書いて行く内容は以下の通りです。

・一般的知識踵の痛みについて(足底筋膜炎)
・当店の考え
・踵の痛みでお悩みのKさんについて
 来店された経緯
 問診
 検査
 推測
 施術と結果
 その後の経過
・まとめ

 では早速書いて行きます♪

一般的知識:踵の痛み(足底筋膜炎)とは

踵の痛み(足底筋膜炎)とは、足の裏にある足底腱膜(そくていけんまく)に炎症が起き、かかとや土踏まずに痛みを生じる疾患です。

かかとの痛みの原因として最も頻度が高く、特に朝起きて最初の一歩で激しい痛みを感じるのが最大の特徴です。


足底腱膜炎(そくていけんまくえん)の基本

1. 足底腱膜とは

足底腱膜は、かかとの骨(踵骨)から足の指の付け根にかけて、足の裏を縦に弓状に走っている腱の膜です。

この膜は、歩行や走行時に足にかかる衝撃を吸収し、土踏まず(足のアーチ)を保つための非常に重要なクッション・バネの役割を果たしています。

2. 発症のメカニズム

ランニングや長時間の立ち仕事、不適切な靴の使用などにより、足底腱膜に過度な牽引力(引っ張る力)や圧迫力が繰り返し加わると、腱膜が骨に付着する部分(主にかかとの内側)に小さな損傷(微細な断裂)が生じます。

この損傷と修復の繰り返しによって炎症が起き、痛みが発生すると言われています。


症状と特徴

次に踵の痛み(足底筋膜炎)についての主な症状と特徴についてです。

表にまとめ

項目詳細
主な痛みかかとの内側や土踏まずにかけて。押すとピンポイントで痛む場所がある。
特徴的な症状朝起きての最初の一歩目や、長時間座った後の立ち上がりで、刺すような鋭い痛みを感じる。
痛みの経過動き始めると徐々に痛みが和らぐことが多いが、長時間の活動で再び痛みが増す。
悪化すると慢性化すると、かかとの骨に踵骨棘(しょうこつきょく)というトゲ状の突起ができることがある(ただし、骨棘自体が痛みの原因とは限らない)。

踵の痛み(足底筋膜炎)の主な原因とリスク要因

足底腱膜炎は、特定の動作や身体的な特徴を持つ人に多く発生します。

  1. 過負荷(オーバーユース):
    • ランニングやジャンプを伴うスポーツのやりすぎ(特に硬い路面)。
    • 長時間の立ち仕事や、急な運動量の増加。
  2. 身体構造・機能:
    • 扁平足(足のアーチが低い)やハイアーチ(足のアーチが高い)など、足のアーチの異常。
    • ふくらはぎやアキレス腱の硬さ:アキレス腱が硬いと足首の柔軟性が低下し、着地時に足底腱膜への負担が大きくなる。
  3. 生活要因:
    • 不適切な靴の使用(クッション性のない硬い靴、ヒールの高い靴、アーチサポートがない靴など)。
    • 体重の増加(肥満):足底腱膜にかかる負荷が単純に大きくなる。
    • 加齢:腱膜自体の弾力性が失われ、損傷しやすくなる。

一般的な踵の痛み(足底筋膜炎)についての知識についてはこんな感じですね。

では次に当店の足底筋膜炎に対する考えを書いて行きます。

当店の考え:踵や足の裏の痛み(足底筋膜炎)について

上記の一般的知識の足底筋膜炎について色々書きました。

発症のメカニズムとして上記で書いた通りなんですが使い過ぎで痛みになってしまう、炎症してしまうだけを見ると筋トレした後の筋肉痛などと同じになってしまいます。

筋肉痛は数日すれば治ります、しかし足底筋膜炎は治りません。そこにどんな違いがあるのかというと「酸欠」または「血行不良」が考えられるのではないかなと思います。

例えば、

踵を使いすぎて炎症が起きるor踵や足裏だけに負担が掛かる→組織を治すための栄養循環や酸素の供給が間に合わず痛みへとつながる

などですね。

そこに寝起きや、朝の一歩目が痛いなどの状況を考えると寝ている時は勿論身体はそこまで動いていないわけですから全身の血行が悪くなっており末梢である足底は特に血流が悪くなり痛みが出やすいという事は考えられます。

ではどうしたら足底への血流が良くなり朝起きた時1歩目の踵の痛みが解決するのかというとまずは身体全体の悪い箇所(機能してない所or硬い所)を改善し踵だけに負担の掛からない身体を作り、例えば温めたり電気などを使って踵の血流を良くすると踵の痛み(足底筋膜炎)は改善すると思われます。

一通り書いたところで実際に踵の痛みでお悩みのKさんについて書いて行くのですが当店は電気を使った医療器などがないため全体の施術と少し特殊な方法で施術をしていきます。

朝起きた時の1歩目の踵の痛みでお悩みのKさんについて

来店の経緯

2025年8月6日、朝起きた時の踵の痛みでお悩みの船橋市前原東在住Kさんが来店されました。

来店された経緯として半年前から踵の内側に痛みが出始め、特に朝起きてベッドから降りる瞬間の痛みが強烈で、日中は痛みが和らぐものの、長時間座った後や立ちっぱなしでいると痛みが増して不安になり病院へ行くと、

整形外科で「足底筋膜炎」と診断され、湿布や痛み止めを試しましたが、中々根本的な改善が見られず、色々検索していると当店のHPを発見したそうで今回来店頂きました。

問診編:Kさんのお話を聞いていく

まずはKさんの身体の状態を把握する為詳しくお話をお伺いしました。

簡単にまとめるとこんな感じです。

  • 性別・年齢: 50代女性
  • 職業: 事務職(1日8時間程度のデスクワーク)
  • 居住地: 船橋市前原東在住
  • 主訴: 朝起きた時の一歩目の踵の激痛(主に右足)、長時間休息後の歩き始めの痛み
  • 気になる動作: 最初の1〜2歩。歩き始め。
  • 既往歴: 過去にギックリ腰を3回程度
  • 運動: 週に2回軽いウォーキング
  • 生活環境: 仕事中はクッション性の低いオフィスサンダルを履いている

この時点で、長時間のデスクワークと、それに伴うアキレス腱・ふくらはぎの硬さが、足底腱膜炎を慢性化させている主要因ではないかと推測しました。

検査編:踵の痛み(足底筋膜炎)の原因を調べる

Kさん踵の痛みの原因を探る為検査したところ、以下の検査結果を得ました。

  • 足首・ふくらはぎの硬さ:
    • 所見: 両側のアキレス腱とふくらはぎの筋肉(特に深部)が非常に硬い。足首を上に反らす動き(背屈)に強い制限がある。
    • 推測される原因: この硬さが足底腱膜を昼夜問わず引っ張り続け、朝の激痛を引き起こす原因の1つ。
  • 骨盤の歪み:
    • 所見: 右側の仙腸関節(骨盤の関節)が上方にズレている。
    • 推測される原因: 骨盤のバランスが崩れることで、身体の重心が右足に偏り、右足への負荷が過剰になっていた。
  • 脊柱の柔軟性:
    • 所見: デスクワーク姿勢による胸椎(背中の真ん中)の柔軟性低下。
    • 推測される原因: 背骨の衝撃吸収機能が低下し、歩行時の衝撃が分散されずにダイレクトに足底に伝わっていた。

問診と検査の結果、Kさんの踵の痛みは、「硬いふくらはぎによる牽引ストレス」と「骨盤の歪みによる重心の偏り」と今回の記事の最初らへんで書いた血流不足が絡み合い痛みを引き起こしていると推測出来ました。

施術と結果:根本原因への集中アプローチ

特定した原因に基づき、Kさんの施術は「アキレス腱とふくらはぎ」と「土台(骨盤)の安定化」に重点を置いて行いました。

施術内容

問診検査の結果以下の施術を行う事にしました。

  1. 骨盤(仙腸関節)のソフトな調整: 全身の土台の歪みを整え、左右の足への体重のかかり方を均等に近づけました。(約3分)
  2. ふくらはぎ・アキレス腱の深部リリース: 痛みの根本原因であるアキレス腱の付着部周辺、そして硬くなっているふくらはぎの筋肉を、慎重かつ丁寧にゆるめる手技を行いました。(約20分)
  3. 踵のファシア調整: 痛みが出ている踵まわりの組織へ血流を促すためファシアへの調整を行いました。(約5分)
  4. 背中のほぐし:背中の緊張を取り全身への循環を高めるために胸椎付近をほぐしました。(約10分)

問診検査と合わせると計50分程の施術になりました。

初回施術の結果

ではKさんの踵の痛みはどうなったかというまずベットから起き上がり最初の1歩目が痛くないとの事。

他にもKさんは「足首からふくらはぎにかけて、血が通ったような、スッキリした感覚がある。歩いた時の地面からの衝撃が和らいだ感じがする」とご感想をいただきました。

しかしKさんの踵が特に痛いのは朝起きた時なのでとりあえず1週間様子見てまた様子を教えて下さいと伝え1週間後に予約を取りお帰りなられました。

5. 1週間後の経過とその後の経過

1週間後のKさんの様子

ではKさんの様子はどうなったかというと、「まだ完全に痛みがないわけではないけれど、朝の痛みが本当に楽になりました! いつもは激痛で顔をしかめていたのに、今日はゆっくりなら歩き始められることに感動しました」とご報告をいただきました。痛みのレベルを10段階で評価したところ、初回の「10」から「4」程度まで軽減しているとの事。

2回目のこの日も同じようにKさんの身体の悪い箇所を見つけ施術し笑顔でお帰りになられました。

その後の経過

Kさんが来店されたのは2025年8月6日でこの記事を書いているのが2025年10月21日です。

Kさんにはこの約1ヶ月の間に計4回の施術を受けていただきました。

経過は以下の通りになりました。

  • 2回目来店時(2025年8月13日):踵の痛みは10→4
  • 3回目(2025年8月20日):踵の痛みは6にぶり返し再度施術をしたら3へ
  • 4回目(2025年10月3日):踵の痛みは少しぶり返し4→1へ

最後の施術の際には「朝起きた時の一歩目は何となく怖いのと痛み?見たいのはあるけど全然楽だし身体全体が軽いです!」という良い感想を頂きました^^

しかし痛みはまだほんとうに少し残っているのとKさんは、「仕事上、どうしても座りっぱなしで今後も身体を大事にしたい」とのことで、現在は月に1回のメンテナンスで、再発予防と体調管理に取り組まれています。

まとめ:朝起きた時の1歩目の踵の痛み(足底筋膜炎)でお悩みのKさんについて

参考になりましたでしょうか?

簡単にですが朝起きた時の1歩目の踵の痛みについてまとめると以下の通りになります。

・朝起きた時の1歩目の踵の痛みは足底筋膜炎
・足底筋膜炎になってしまう原因自体は色々(偏平足や股関節、アキレス腱の硬さなど)
・踵の炎症+局所の酸欠(組織が治りにくい)=朝起きた時の一歩目の痛み

そして今回Kさんの踵の痛みは「ふくらはぎの硬さ」「骨盤の歪み」「酸欠」といった全身のバランスが絡み合って起きていることが分かりそれを1つ1つ施術することで痛みの早期改善につながりました。

今回のこの記事が参考になれば幸いです^^


船橋市・前原東エリアで朝起きた時の一歩目の踵の痛みにお悩みのはゆいまーるへ!

当店は船橋市西船にありますがKさんを始め地域の方や様々な地域からご相談を頂きます。

もし船橋市・前原東エリアで、Kさんのように朝の踵の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度、整体院ゆいまーるにご相談ください。私たち専門家が、あなたの健康的な歩行を取り戻すための根本改善を全力でサポートいたします!

【整体院ゆいまーる 基本情報】

  • 住所: 千葉県船橋市西船6-2-27 鹿鳴館 1-b
  • アクセス: 京成西船駅から徒歩約3分 / JR西船橋駅から徒歩約10分
  • 営業時間: 10:00~20:00(木曜定休)
  • 駐車場1台あり