【施術事例】長年の頭痛と全身疲労 - 船橋市東中山在住 40代女性 Sさんの事例
始め
こんにちは、船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるです。
「長年頭痛に悩まされている…」「めまいや吐き気もする…」「時には仕事中に倒れるほどひどくなる…」「痛み止めを飲み続けるのは怖い…」「体質だからと諦めていたけれど、本当にそうなのかな…」
もしあなたがそんな身体の不調に悩まされているなら、今回の記事はきっとあなたの希望となるでしょう。特に、船橋市東中山在住で、長年の頭痛とそれに伴う全身の疲労感に苦しんでいる40代女性の方には、深く共感いただける内容かもしれません。
今回は、2023年5月29日にご来店された頭痛でお悩みの**40代女性、事務職のSさん(船橋市東中山在住)**の施術事例をご紹介します。当院は2023年5月にオープンしたばかりでしたので、Sさんはオープンしてすぐにご来店くださった、大変ありがたいお客様です。
Sさんの主な訴えは一番気になるのが頭痛、次に腰痛でした。元々は近所の整骨院に3年ほど通っていたそうですが、施術直後は良いものの、結局1日くらいで元に戻ってしまうらしく、「こういうものなのかな」「体質だから仕方ない」と諦めていたそうです。そんな中、当院のホームページをご覧になり、「なんかよさそう!」と感じてご来店いただきました。
頭痛と腰痛が主な訴えでしたが、お話を伺うと、めまいや吐き気、ひどい時には仕事中更衣室で倒れるほど酷い時もあったそうです。既往歴としては大きな病気や怪我はないものの、小さい頃から頭痛と生理が重く辛いとのことでした。ご来店時には弱い頭痛が2週間ほど続いており、「痛み止めを飲みすぎるのも怖いのでなんとかなりませんか?」とご相談を受けました。
結論から言うと、Sさんの長年の頭痛、めまい、吐き気、そして全身の疲労感が、初回の施術で劇的に改善しました。「めっちゃ頭が軽い!!すご」「うほ!すげ!」「身体がすごい軽いです!!有難うございます!」「一生お願いします!」と、驚きと喜びの声をいただくことができました。
この記事では、Sさんの具体的な症状の経緯、当院での詳細な問診・検査、施術内容、そして「頭痛」の根本原因(特に内臓や自律神経との意外な関係性)、最後に当院でのアプローチについて詳しくご紹介します。長年の痛みや疲労で諦めかけている方でも、改善の可能性は十分にあることをお伝えできれば幸いです。
「ただの頭痛じゃない?」:Sさんの頭痛の推測・問診・検査

頭痛にはさまざまな種類がありますが、Sさんのお話を詳しく伺い、検査を行った結果、その原因を探っていきました。
頭痛の症状と種類
Sさんの頭痛は、痛みの部位が後頭部と側頭部、少し頭頂部にあり、痛みの種類はズキズキするような痛みとのことでした。
頭痛自体を直接検査することはできませんが、私たちは別の検査として、各関節の可動域や詰まり感、痛みが悪化する動作などを詳しく調べました。
- 首の可動域:
- 後屈時(上を向く動作)に後頭部が痛む。
- 回旋動作(左右を見る動き)は左は問題ないが、右の可動域に制限があった。
- 首を左右に振ると、頭に「ガンガン」と響くような痛みがある。
- 筋力と重心:
- 股関節の筋力や重心の安定性を調べると、明らかな脱力感が見られ、足がうまく使えていないことが分かった。
- 重心も安定していなかった。
推測:慢性的な頭痛の複合型
これらの情報から、Sさんの頭痛は緊張性頭痛と片頭痛のミックス型だと推測しました。これは慢性的な頭痛に悩む方に多く見られるタイプです。
さらに、ご来店時にはなかったものの、Sさんがお話しされていためまいや吐き気、生理の重さ、重心の不安定さ、足の脱力感といった症状から、自律神経と子宮や下腹部あたりの内臓が関係している可能性が高いと推測しました。特に、生理の重さは内臓、特に子宮や骨盤内の血流の問題と深く関連していることが多いです。
この推測に基づき、Sさんの施術方針を立てていきました。
「めっちゃ頭が軽い!」:驚くべき改善をもたらした施術
それでは、Iさんへの具体的な施術内容と、施術中に現れた驚くべき変化について詳しく見ていきましょう。
施術開始:自律神経と内臓へのアプローチ
まず行ったのは、自律神経の調整です。患者様には仰向けに寝ていただき、私が頭側に移動し、頭のむくみや自律神経にアプローチするために頭蓋骨調整を行いました。この方法は様々な意見がありますが、私のイメージとしては、頭に流れている血液やむくみの流れをスムーズにするような感じで、ゴリゴリしたり力を入れたりするようなやり方ではありません。約10分程度、時間をかけて丁寧に行いました。
この時点で、Sさんはご自身でも分かるほど頭痛が軽減し、実際に頭を持ってみて重さやむくみの程度を確認すると、びっくりされて「めっちゃ頭が軽い!!すご」とおっしゃいました。
しかし、まだ全ての症状が取れたわけではありませんし、このままで終わっては結局元に戻ってしまう可能性があるので、施術を再開しました。
次は、内臓への施術です。体勢は仰向けのまま、問題がありそうな下腹部を触り、流れが滞っていたり緊張がある場所を見つけて施術を開始しました。臓器としては、ちょうど子宮のある位置が特に硬く、その周りの組織も固まっている感じでした。この時行った施術は「内臓マニピュレーション」と呼ばれるもので、内臓の動きをサポートし、流れを良くしていくような施術で、約10分程度行いました。
施術中、Sさんは気持ちよさそうに眠ってしまっていました。この時点で、頭蓋骨調整に10分、内臓マニピュレーションに10分、体勢変更やお話で5分程度かかっていました。
再検査とさらなる改善
そして、再検査です。まず、頭痛は10→1にまで軽減し、足の脱力感も消え、重心も安定するようになりました。「めちゃくちゃ足が軽くなった!」とのことでした。Sさんは「うほ!すげ!」とニヤニヤされており、その明るい性格にこちらも楽しくなりました。
症状が取れて楽になったので、ここで施術を終えても良かったのですが、まだ少し時間があったので、肋骨周りや背中の凝っている筋肉を軽くサービスでほぐしました。だいたい15分程度の揉みほぐしを行い、この日の施術は終了です。
最後に最終チェックを行ってみると、頭痛は10→0に完全になくなり、首の後屈動作(上を向く)も軽々と痛みなく行うことができ、首の回旋動作(左右を向く)も楽になり、頭を左右に振っても「ガンガン」する痛みは治まっていました。足の脱力感もなくなり、重心も安定していることが確認できました。
施術後の説明と指導
検査が終わり、身体の状態について詳しく説明しました。頭痛の直接の原因はむくみと自律神経によるものでしたが、Sさんは元々生理が重たかったり、胃腸も弱くよく痛くなりやすいとのことでしたので(施術中に知った情報です)、内臓も深く関係していることをお伝えしました。また、コーヒーを大量に飲む方だったので、控えめにするようにアドバイスし、内臓の動きを高めるために「ドローイング」と呼ばれるインナートレーニングに少し改善を加えた運動を指導しました。
今回の施術で痛みや症状は大きく改善しましたが、どれくらい身体が良い状態を保てるか分からないため、念のため1週間後にご来店いただくようお伝えしました。「分かりました!」と元気な声で返事をいただき、予約を取り、Sさんはその日、ルンルン気分でお帰りになりました。
1週間後の再来院:持続する効果と喜び
その1週間後、Sさんが再びご来店されました。開口一番に「身体がすごい軽いです!!有難うございます!」と、とても元気な声でご報告いただきました。その元気さに私も圧倒されました。
「良かったです!しかし、Sさんの場合、元々の体質や職場の環境、ストレスなどで体調に波が出やすいので、定期的にケアに来られた方が良い状態を保てるかもしれません」とお伝えすると、Sさんは「一生お願いします!」と言ってくださいました。その言葉に、私も大変嬉しくなりました。
ご来店されたその日も、Sさんの調子は良好でしたが、まだ流れが悪いところや少し凝りがある場所があったため、前回と同じような施術を行うと、さらにスッキリした様子でお帰りになりました。
この記事を書いているのは2024年3月22日ですが、Sさんは現在も当院に通ってくださっています。仕事や子育てがハードなため、体調に波はありますが、全体的な調子は良いとのことです。これは余談になりますが、Sさんの息子さんも肩こりとアトピーで悩んでいたそうで、後日ご紹介いただきました。その記事は、そのうち書くかもしれません。
「頭痛は氷山の一角?」:頭痛とは何か?その種類と原因
今回は頭痛でお悩みの40代女性Sさん(事務職、船橋市東中山在住)を題材に書かせていただきましたが、改めて「頭痛」とは何なのかについて解説していきます。
まず頭痛とは、「頭に痛みを感じる」「頭が重く、なんとなく痛い感じがする」など、頭部や頭頸部の一部、または全体的に痛む感じがするという感覚の話であり、病気自体の名前ではなく、一つの感覚症状となります。
基本的には、日常生活に問題が出るほど強い痛みが出ることは少ないとされていますが、頭痛の種類や原因によっては、日常生活に支障をきたしたり、重大な疾患が見つかることもあります。そのため、「たかが頭痛」と軽視すると危険なことになる可能性もあります。詳しいことはこちらで書いているので興味のある方はぜひご覧ください(※注:記事内リンクがあれば記載)
頭痛の種類について:Sさんの場合
上記で頭痛とは何かについて書きました。しかし、ここでは少し簡潔にまとめていきます。
頭痛には大きく分けて3種類あるとされています。
- 片頭痛
- 緊張性頭痛
- 群発性頭痛
Sさんの場合は、片頭痛と緊張性頭痛のミックスタイプでした。これは、元々血流が悪く、体質や悪天候に左右されやすい「片頭痛」と、肩こりやストレスなどが原因で起こる「緊張性頭痛」が同時に現れるタイプです。
さらに、内臓や血流の問題のせいで頭部にもむくみが生じ、頭を左右に振ると頭がガンガン痛むという症状が出ていました。このような複合型の頭痛に悩む方はとても多く、共通して肩こりや疲労、ストレスが慢性的にあり、頭痛も昔からある方が多いです。つまり、様々な症状が一緒に出てくるほど、超慢性的な状態にあるということです。では、なぜそのような状態になるのかについて解説していきます。
考えられる原因:Sさんの場合と一般的
では、頭痛になる原因はなんなのか?一般的な場合とSさんのケースを、実際の問診や施術内容を踏まえて書いていきます。
まず、頭痛になる一般的な原因から。
- 身体の硬さ(筋骨格性): 頭痛に限らず、慢性的な症状の多くは基本的に局所の酸欠です。頭痛で言えば、首の筋肉(胸鎖乳突筋、頭板状筋、僧帽筋など)が固まり、その固まった筋肉が血流を阻害することで頭痛になっていると考えることができます。 これは、緊張性頭痛、片頭痛、群発性頭痛、全ての頭痛に当てはまる可能性があり、頭痛が出ている人はどこか身体が硬いと考えられます。しかし、ここで例外なのが、女性は関節が柔らかい方が多いのと、筋力が男性より少ないので、「関節は柔らかいのに頭痛がする」という方がいます。 そのような方は、局所、つまり身体の一部分だけが凝っていたり、お腹や下腹部が硬いことがあります。これは筋骨格性の問題だけでなく、内臓の問題が絡んでいるため、少し話が変わります。 Sさんもこのタイプでした。身体や関節は基本的に柔らかいのですが、お腹、下腹部と前屈だけが硬く、それ以外はフニャフニャでした。筋肉も少なめではありますが、肩周りの一部分だけが非常にゴリゴリに凝っている感じがありました。
- 姿勢不良・猫背: この2つ目の原因は、原因であって原因ではない、という表現になりますが、皆さん初めてご来院される際に「猫背だから〜」「姿勢が悪いんです」など、姿勢の悪さを自覚して来られることが多いです。 しかし、なぜ猫背になるのかを考えたことがある方は非常に少ないのです。もちろん、デスクワークや育児で子供を抱っこしたりすると猫背になったりしますが、それは環境や生活習慣的に仕方ないことです。しかし、これは猫背が悪いのではなく、猫背になる環境が悪いと言えます。 その場合は、環境をすぐに変えることはできないので、日頃のストレッチやケアが重要になります。その日頃のケアを怠ると、頭痛であれば、腕や肩甲骨が首を引っ張り、ストレートネックになり、頭蓋骨がちゃんと背骨に乗っていないという状態になり、頭や首に過度な負担を強いることになります。 頭蓋骨は体重の10分の1程度の重さがあると言われており、体重50kgの人でも約5kgの重さがあると言われています。その頭蓋骨が正常な位置にないと、無駄な力が入ったり、首を痛めやすくなり、頭痛に繋がりやすくなることは容易に想像できるでしょう。例えるなら、ボーリングの球を斜めに構えて、腕をプルプルさせながら持っているような状態です。
- 内臓の硬さ・内臓の動き: この3つ目の原因は、2つ目の猫背の原因とも関連していますが、今回のSさんの例で言えば、Sさんは元々胃腸が弱かったり、生理が重たかったりと、内臓の不調を抱えていました。 つまり、これは内臓の動きが悪くなっていたり、内臓を覆う膜や周囲の組織が硬くなっていることが考えられるのです。例えば、皆さんお腹が痛い時にお腹に手を当てて猫背になったり、女性であれば生理の時、下腹部が辛いと下腹部を抑えて前傾姿勢になったりしますよね? 元々の体質などもありますが、このような動きがあると、姿勢で言えば猫背になったり、あるいは内臓の膜や周りの組織が硬くなり、肋骨や首を引っ張ることで猫背になる方がいらっしゃいます。実際にSさんを仰向けに寝かせ、下腹部を触ると硬さがあり、子宮や腸の周りの組織が硬くなっていることが確認できました。 このような方の猫背は、ただ姿勢が悪いというわけではなく、「内臓が悪くなっているから、それをかばうように猫背になっている」という方が正しいでしょう。つまり、猫背、広く言うと姿勢というものは身体の「補正」機能なのです。 今回の頭痛も、内臓が悪い → 猫背になる → ストレートネックのようになる → 首に負担がかかり頭痛を起こす、という連鎖になっていたのです。
「諦める前に」:頭痛になった際にどうしたらいいのか?
ここまで読んでいただいた方は分かると思いますが、頭痛の種類によって対処法が変わってきます。
ただ単に筋肉が硬いのであれば、ストレッチを試してみてください。特に脇腹あたりを伸ばすストレッチが効果的な場合が多いです。
内臓に関しては、例えば生理が重たいのであれば、婦人科で相談してピルを飲んでみるのも選択肢の一つです。便秘などがあり腸の動きが悪いのであれば、整腸剤を試したり、軽い股関節の運動やストレッチをしてみるのも良いでしょう。
痛みが非常に強い場合は、セルフケアでどうにかなるものではないと思うので、一時的に痛み止めを飲んでみるのも良いと思います。
しかし、根本的に良くしていくとなると、どこが悪くて頭痛になっているのかを突き止め、その原因を取り除いていかなければなりません。そのため、頭痛の根本的な解決を望むのであれば、専門家に相談するのが一番の近道です。詳しい頭痛の事を知りたければ、当院の他の記事もご参照ください。
「あなたの頭痛、私たちにお任せください」:船橋市西船橋整体院ゆいまーるのアプローチ
最終的に皆さんの願いは「頭痛を良くしたい!!」これに尽きるかと思います。では、船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるでは、頭痛に対してどのように施術を行うのかを解説していきます。
当院では、まず丁寧な検査と問診を行い、どこが一番問題になっているのか、関節、筋肉、内臓など、原因の特定を行います。そして、以下のような施術を組み合わせることで、頭痛の早期改善を目指します。
- 内臓へのアプローチ(内臓マニピュレーション): 内臓が原因の頭痛に対しては、問診と検査でどこが悪いのかを突き止め、その原因となる臓器に内臓マニピュレーションと呼ばれる施術を行います。その結果、内臓の機能や血流が良くなり、症状の改善が期待できます。今回のSさんのケースでは、肝臓と大腸への施術を行うことで、首の痛みの改善に繋げることができました。
- 筋肉へのアプローチ(筋膜への徒手的療法、鍼治療): 筋肉が原因で痛みを感じている場合は、原因となっている筋肉に対して揉みほぐしや鍼灸アプローチを行うことで、頭痛の改善を目指すことができます。今回の場合、首や肩の筋肉である「板状筋」や「僧帽筋」と呼ばれる筋肉に対して、揉みほぐしと鍼灸アプローチを行いました。
- 骨格・関節へのアプローチ(関節モビライゼーション): 関節の動きが悪いと、最終的に首の痛みに繋がり、頭痛を引き起こすことがあります。そのため、関節に動きを付けるように「関節モビライゼーション」と呼ばれる手技を行い、改善を目指すことがあります。バキバキと音が鳴る時もあれば、音が鳴らない方法もありますので、お客様の好みや疑問点などがあれば遠慮なく教えてください。
頭痛の原因は様々です。血管、内臓、自律神経など、原因は多岐にわたります。そこで大事なのは、なぜ頭痛になっているのかを突き止め、それに対して適切な施術をしていくことです。
もし頭痛でお困りの方は、船橋市西船橋にある当院、整体院ゆいまーるへぜひご相談ください。あなたの長年の頭痛の悩みを、一緒に解決していきましょう。