「逆流性食道炎と背中の激痛」船橋市北本町の60代女性を襲った不調の連鎖。その裏に隠された真実とは?

始めに

こんにちは!整体院ゆいまーるです。

「長年の逆流性食道炎が悪化して、今度は背中まで痛くなってきた…」「吐き気を伴うほどの不調で、仕事にも支障が…」

もしあなたがそんな体のサインに悩んでいるなら、今回の記事はきっとあなたの助けになるでしょう。特に、忙しい事務職で体を酷使しがちな船橋市北本町にお住まいのあなたにとって、共感できる内容かもしれません。

2024年4月27日、当院に逆流性食道炎と背中の痛みでお悩みのTさん(60代女性)がご来店されました。Tさんは、約2年ほど前から当院の店長である山城が担当させていただいている方で、これまでに腰痛や膝の痛み、指の痛みなど、様々な症状を抱えていらっしゃいました。普段は月に1回のペースで定期的にご来店いただき、体の状態をチェックさせていただいていますが、今回は「逆流性食道炎が悪化したせいか、背中が痛くなってしまった」とのことでした。

今回は、Tさんの長年の逆流性食道炎と、突然襲った背中の激痛が、どのようにして改善へと向かったのかを詳しくご紹介します。


「諦めかけていた体、まさかの改善」Tさんのこれまでのお話

今回の主な悩みは逆流性食道炎と背中の痛みですが、実はTさんはこれまでに数々の怪我や不調を経験されてきました。まずは、これまでのTさんの体の状態を簡単にご紹介します。

Tさんの既往歴(過去の病気や怪我)

  • 10代: バスケットボール中に足首を複数回捻挫。
  • 30代: 転倒した際に右手親指を骨折し、手術を経験。
  • 50代後半: 自転車同士の衝突事故で右肘を複雑骨折。
  • 50代頃: 逆流性食道炎と診断される。
  • 60代: 尻もちをついた際に腰を痛め、すべり症を発症。腰痛と足のしびれが悪化し、手術済み。
  • 60代: 右膝が変形性膝関節症と診断され、薬物治療と安静治療を受けていた。

本当に体のあちこちに不調を抱えていらっしゃったTさんは、有名な鍼灸院や整骨院にも通ったものの、結局腰痛や肘の痛みなど、根本的な改善には至らなかったそうです。「諦め」と「手術」を繰り返す日々だったとのこと。

しかし、船橋市にある整体サロンゆいまーるの店長である山城がTさんの体を診させていただくようになってから、見違えるように症状と体に変化が現れ、大変喜んでいただけました。今回の逆流性食道炎と背中の痛みには直接関係ありませんが、まずはTさんの体がどのように変わっていったのかを簡単にご紹介します。

2年前のTさん(初診時)

  • すべり症の手術から半年が経過したが、足のしびれは治ったものの、腰痛が辛い。
  • 階段の上り下りで右膝が痛む。
  • 右親指の付け根を触ったり動かすと痛い。
  • 左肘が90度以上曲がらず、110度以上伸びない。

これらは簡単に書きましたが、ご本人曰く「正直めちゃくちゃボロボロで、何しても身体は重いし、朝起きたくないし、生きてるのが辛い状態だった」とのことでした(後日談)。

そこから2年間、約月に1回欠かさずに施術を続けてきた結果、まず大きく変わったのはTさんの表情が非常に明るくなり、笑顔が増えたことです。具体的に体がどう変わったかというと、

  • 腰痛は多少の凝り感はあるものの、痛みは全くない。
  • 膝は全く痛まない。
  • 指も全く痛くない。
  • 左肘も80度まで曲がり、160度くらいまで伸びるようになった。

これほどの変化がありました。その詳しい過程も書きたいのですが、非常に長くなるため、もしご興味があればLINEなどでお気軽にお問い合わせください。

さて、前置きが長くなりましたが、今回のメインである逆流性食道炎と背中の痛みについての問診へと進んでいきます。


逆流性食道炎と背中の痛み、その原因を探る:問診・推測編

今回の主な悩みである逆流性食道炎と背中の痛みについて、詳しく問診をしていきます。

前述のようにTさんはこれまで様々な怪我や逆流性食道炎の既往がありますが、ご来店される3日前に突然背中を痛めたとのことで、その痛みを改善してほしいというご要望でした。

詳しくお話を伺うと、仕事が忙しくストレスが溜まったせいか、職場で吐き気が出てきてしまい、職場のトイレで嘔吐してしまったそうです。さすがに体調が悪いと感じ、その日は早めに仕事を切り上げて帰宅。熱や風邪などの症状はなかったため、「ストレスによって元々の逆流性食道炎が悪化したのかな?」と自己認識をされていたとのこと。

しかし、職場での嘔吐の翌日、背中に激痛が走り、何をしていても痛みが続くようになったそうです。ご来店される頃には痛みが「10」から「7」くらいに下がってはいたものの、それでも痛みが辛いとのことでした。

特に痛む動作としては、立った状態で腰を反らす動作が辛いとおっしゃっていました。首や肩への影響も気になりましたが、左肘の複雑骨折以降、肘の影響で肩や腕が上がりにくくなっていたため、今回の症状との比較が難しく、ここでは割愛します。

とにかく、何もしなくても常に痛いような感じで、特に反らすときに背中の痛みが悪化するという状態でした。

ここまでの情報と推測

ここまでの問診から分かったことと、そこから推測されることをまとめます。

分かったこと:

  • ストレスによって吐いた経験がある。
  • 元々逆流性食道炎がある。
  • 背中を反らすと痛む。

このことから、ポイントは2つ考えられます。それは「吐いたこと」と「元々逆流性食道炎があること」です。つまり、明らかに胃の状態が悪いということが分かります。もちろん、根底にはストレスなども関係しているでしょう。

この分かったことを踏まえて、次に身体の検査へと進んでいきます。


胃と背中の痛みの関連を探る:検査編

問診で「背中を反らすと痛い」こと、そして「胃が悪い」ことがすでに分かりました。そこで、今回の検査では胃の状態を詳しく確認するため、腹圧の検査を行いました。腹圧についてはこちらの記事も参考にどうぞ。

  • 腹圧について、猫背の例と共に

簡単に言うと、腹圧とはお腹を触って、どこに圧がかかっているか、圧痛(押すと痛む)があるか、お腹が張っているかなどを確認する検査です。

今回は胃の状態が悪いことが分かっていたため、胃のある位置であるみぞおち部分が硬かったり、圧痛があるのではないかと推測し、検査に移りました。

結果: その推測は的中し、まずみぞおちには張っている感じと圧痛がありました。さらに、おへそ周りや右の下腹部あたりにも張っている感じと圧痛がありました。

検査から分かったこと・考えられること

  • みぞおちに圧痛、硬さがある: 胃の状態が悪いことが確定しました。
  • おへそ周りが硬い: 腸や、もしかすると腎臓あたりの動きが悪くなっている可能性があります。
  • 右下腹部が硬い: 盲腸や、腸の弁の機能が関係しており、下痢をしやすい傾向があるかもしれません。

これらの結果から、まず胃の状態が悪く、それに加えてお腹全体に張り感があることが確認できました。それでは、これらの情報をもとに、実際の施術へと移っていきます。


胃へのアプローチが背中の痛みを改善!:施術と結果

問診と検査で分かったことを元に、施術の方向性としては、主に胃への施術を行い、ストレス緩和のために自律神経系へのアプローチ、そして硬くなっている筋肉をほぐしていくことにしました。

1.胃への施術(内臓マニピュレーション)

まず胃の施術ですが、Tさんにベッドに仰向けで寝てもらい、圧痛のあるみぞおち付近を触診し、硬くなっている、あるいは動きが悪くなっている箇所を見つけて、その部分の動きを改善するような手技を行います。

少し感覚的な部分もあり、文章で伝えるのは難しいのですが、圧痛がある場所は細かく触っていくと「ここだ!」という明確な感覚があったり、血管の伸び縮みの感じが分かることがあります。

この施術は、機能性ディスペプシアの記事でも詳しく書いていますので、よろしければ参考にしてみてください。

胃の施術は、時間にして約5分程度です。施術者が「緩んだ」と感じられれば、その時点で患者さんも楽になっていることが多いです。

さて、胃の施術の結果をすぐに確認します。Tさんに座ってもらい、背中を反らす動作をしてもらい、動きや背中の痛みがどうなったかを確認すると、驚くべきことに、違和感は残るものの、痛み自体は「10」から「2」へと劇的に軽減していました! これには船橋市北本町にお住まいのTさんも大変驚かれました。

「先生!痛みがなくなりました!」と、いつものTさんのように、大きく明るい声で喜んでいただきました。いつも非常に明るい方で、施術している私も楽しい気持ちになります。

結果として、わずか5分ほどの胃へのアプローチで背中の痛みが取れました。つまり、問診と検査の内容通り、胃の状態の悪さが背中の痛みにつながっていたということが証明されたのです。

あとは、いつものように全体的に揉みほぐしたり、身体の調整を行ったりして、この日の施術は終了です。今回の記事のテーマは逆流性食道炎と背中の痛みですので、それ以外の施術内容は割愛させていただきます。

後日、Tさんにお話を伺うと、施術後に少し残っていた背中の違和感や痛みも、夕方には完全に消えていたとのことでした。

(施術後のTさんの笑顔のイラストや写真があればここに挿入)

では、なぜ逆流性食道炎、ひいては胃の状態の悪さが背中の痛みにつながるのかを解説していきます。


なぜ胃の不調が背中の痛みに?逆流性食道炎と体のつながり

逆流性食道炎について:一般的な知識

胃と背中の関係を説明する前に、まず一般的な逆流性食道炎について簡単に説明します。

逆流性食道炎とは、胃酸が何らかの理由によって、胃だけでなく食道まで逆流してしまい、食道に炎症を起こしてしまう病気です。この病気は成人の約1割が罹患しており、中高年以降の男女ともに多く見られます。

症状としては、軽い吐き気、胸やけ、食後に胸やみぞおちあたりに違和感や痛みが出ることがあります。また、自律神経的な症状を併せ持っている方が多いため、自律神経の乱れによって症状が軽くなったり、悪化したりすることもあります。

基本的には薬物療法で胃酸や吐き気を抑える薬を服用し、症状の改善や経過を観察するケースが多いとされています。ここまでが、一般的な逆流性食道炎についての知識です。(あくまで大まかな説明です。)

当整体院の考える逆流性食道炎

上記で一般的な逆流性食道炎の知識をご紹介しましたが、当整体院の逆流性食道炎に対する考え方は少し異なります。

まず、胃の解剖学的な構造を見てみましょう。

(胃の解剖図やイラストをここに挿入)

ここで注目してほしいのは、胃の上の部分にある**噴門(ふんもん)**と呼ばれる箇所です。胃は、入ってきた食べ物を分解する際に胃酸を出し、消化を助けます。その際、胃の中の胃酸が漏れ出ないように、この噴門には「弁」のような蓋をする役割があります。そして、その弁を動かしているのが、弁についている筋肉です。

当院では、その筋肉がうまく動かず弁が機能しない結果、胃の中で出てきた胃酸や内容物が逆流してしまうのではないかと考えています。

さらに、その弁や筋肉、そして胃や食道全体には、背中から神経が通っており、内臓の動きを調整しています

つまり、逆流性食道炎の根本原因は、「弁」の機能不全に加えて、背中の神経や硬さが影響している可能性が高いと考えています。

背中の神経と胃の痛み

胃には弁があり、その胃には背中から神経が通っていると述べました。

(人体模型の背中の写真で、胃に繋がる神経を指している写真があればここに挿入。またはシンプルな神経のイラストでも可)

この画像(模型)は人体模型の背中ですが、指をさしている部分の神経が胃に繋がる神経となっています。解剖学的に、胃への神経は胸椎(きょうつい)と呼ばれる背骨のT4(胸の骨の4番目)とT5(胸の骨の5番目)の間から出ている神経が分布しています。

つまり、このT4、T5の神経が何らかの理由で障害されたり、機能しなくなってくると、胃への神経的な信号も適切に届かなくなり、弁の機能不全が起こるということが考えられます。

例を挙げると、

  • 背中の筋肉の凝りや緊張のせいで神経が圧迫され、胃の働きが悪くなる。
  • ストレスによって背中に緊張が生まれ、神経を圧迫した結果、胃の調子が悪くなる。
  • 交通事故やヘルニアによって神経が障害され、胃の働きが悪くなる。

このようなことも考えられます。

今回のTさんのケースもまさにこの通りでした。ストレスによって逆流性食道炎が悪化し、吐き気に繋がってしまいました。つまり、ストレスで背中が硬くなり、神経を圧迫した結果、胃の噴門部の弁が機能しなくなり、胃の内容物を嘔吐してしまったということです。

そして、胃の調子が悪くなり、さらに嘔吐することで、食道や胃にさらなる負担がかかり、胃の神経を介して背中の筋肉に傷めるほどの過緊張を起こしてしまい、背中の痛みを発症した、ということが考えられます。

だからこそ、胃の弁や弁の筋肉をほぐし、胃の動きを促進することで背中の痛みも取れるのではないかと考え施術を行った結果、背中の痛みの改善につながったのです。


当整体院のアプローチ方法

今回、船橋市にある当整体院では、Tさんの逆流性食道炎と背中の痛みの施術を行いました。その結果、痛みの改善を達成できましたが、当院ではお客様一人ひとりの状態や症状に合わせて、様々な施術内容を使い分けています。

その一例をご紹介します。

  • 内臓マニピュレーション: 今回行った胃への施術方法です。一般的な揉みほぐしやマッサージと異なり、内臓本来の動きを良くすることを目的とした特別な手技です。
  • 筋膜リリース: 硬くなっている筋肉に対して、揉みほぐすような刺激を入れたり、鍼(はり)を使って筋肉をほぐすことで、凝りや痛みに即効性の効果を発揮します。
  • 関節モビライゼーション: 硬くなっている関節に対して、モビリティ(可動域)をつけていくような手技であり、関節の動きが悪い方には効果的な施術方法です。

他にも様々な技術や理論を駆使し、お客様一人ひとりの身体を根本から改善していきます。


最後に:船橋市北本町で逆流性食道炎や背中の痛みにお悩みのあなたへ

今回は、逆流性食道炎と背中の痛みでお悩みの60代女性、事務職のTさん(船橋市北本町在住)の症例についてご紹介しました。施術内容や逆流性食道炎と背中の痛みとの関連性までを解説しました。

しかし、逆流性食道炎や背中の痛みで悩んでいる方は、船橋市だけでなく、世の中にたくさんいらっしゃいます。逆流性食道炎、背中の痛みを含め、身体や医学、整体において「100%の正解」というものは存在しません。

だからこそ、船橋市にある整体院ゆいまーるでは、全てのお客様に満足いただけるよう、日々努力を重ねています。

もしあなたが体のことでお困りでしたら、ぜひ一度ご相談いただけると大変嬉しく思います。まずは気軽にLINEでもお電話でも、お問い合わせください。あなたの力になれたら幸いです。