【症例紹介】足底筋膜炎による右踵の激痛でお悩みだった40代女性Sさん(介護職・船橋市西船在住)のケース
始めに
こんにちは、整体院ゆいまーるです。
今回は「足をつくたびにズキッと響くような右踵の痛み」でお悩みだった、40代女性Sさん(介護職・船橋市西船在住)の施術事例をご紹介いたします。
介護職という職業柄、常に体を動かし、前かがみの動作も多く、身体にかかる負担は相当なものでした。Sさんが抱えていた痛みの正体は、**足底筋膜炎(そくていきんまくえん)**でした。
「もう何をしても変わらなかった…」
「歩くだけでも苦痛…」
そんな状態から回復されていった過程を、問診・検査・施術の流れに沿って丁寧にご紹介していきます。足底筋膜炎や踵の痛みにお悩みの方にとって、参考になれば幸いです。
来院のきっかけ:のぼり旗を見てふらっと来店
Sさんが当院に初めて来院されたのは【2024年12月3日】のことでした。
通勤時に当院の「痛みが1週間以内に戻ったら再調整無料」ののぼりが目に入り、気になってご来店いただいたとのこと。実は以前からずっと右の踵に強い痛みを感じていたものの、どこに相談したらよいか分からなかったそうです。
主訴:何もしていなくても「ドクドク」痛む右踵
まずはSさんから詳しくお話を伺うことに。
- 年齢:40代
- ご職業:介護職(常に動き回る仕事)
- 主訴:右踵の強い痛み(歩行困難)
- 痛みの性質:
- 歩くと痛いのは当然として
- じっとしていても「ドクドク」と脈打つような痛み
- 痛みの出現時期:約2年前から
- 既往歴:
- 糖尿病(3年前に診断、服薬中)
- 左ふくらはぎの肉離れ(1年前、治療済み)
- 医療機関での診断:
- レントゲンでは異常なし
- 湿布と痛み止めを処方され様子を見るよう指示
- 運動習慣:
- 学生時代は柔道
- 現在は週2回、ジムでピラティス・筋トレ・有酸素運動を約1〜2時間
- 睡眠時間:約7時間
- 飲酒:なし
- ストレスレベル:5段階中1(少なめ)
生活習慣や体力レベルに大きな問題はなさそうでした。しかし、過去の怪我や体の使い方に何らかの影響がある可能性を感じ、慎重に検査を進めることにしました。
検査:骨盤と踵の動きに注目
当院で行っている基本的な検査に加え、今回は足部の細かい関節の動きや圧痛にも着目しました。
主な検査項目と結果:
- 脊柱の粘弾性検査
→ 胸椎T12付近の硬さが顕著に - 骨盤の検査
→ 左の恥骨が下方へズレている - 腹圧の検査
→ 異常なし - 右踵の圧痛
→ 安静時も痛い。押すと「ウッ」となるほどの強い痛み - 足根骨の動き(踵骨・舟状骨・立方骨など)
→ 特に踵骨の可動性が著しく低下
この結果から、足底筋膜炎といっても局所的な負担だけではなく、骨盤・脊柱などの全身のバランスの乱れが影響している可能性が高いと判断しました。
原因の考察:骨盤の歪み+踵骨の可動性低下+日常動作のストレス
Sさんのケースで特に注目したのは以下の点です。
- 左恥骨の下方ズレ
- 右踵骨の可動性の悪さ
- 立ち仕事・前かがみ動作・週2回の運動による負担
- 既往歴としてのふくらはぎの肉離れ
これらが重なった結果、右踵の足底筋膜(ファシア)に炎症が生じ、強い痛みを引き起こしていたと考えられます。
初回施術の内容と経過
① 恥骨のズレの修正
Sさんには仰向けになっていただき、股関節を屈曲・内転した状態で、大腿外側に抵抗をかけて外転方向に力を入れてもらう運動療法を行いました。これにより、下方にズレていた恥骨が自然に上方へと戻ります。
② 踵骨の可動性回復
続いて、仰向けのまま踵を優しくけん引しながら関節の動きを丁寧に整えました。
ここまでで施術時間は約10分。Sさんに感覚を伺うと…
「痛みが10→8に軽減」
ドクドクした重だるい痛みが少しマシになったとのことでした。
③ ファシア(筋膜)へのアプローチ
次に、踵部のファシア(筋膜)に対して調整を実施。やり方は、痛みの出ている部位に対し、軽い圧を加えて血流を促す手技を10分ほどじっくり行いました。
その結果、痛みは10→4まで軽減。歩くとまだ少し響くものの、常に感じていた「脈打つような痛み」はほとんど消えていました。
④ 足周りの筋肉の緩和
仕上げとして、ふくらはぎ・足底筋・腓腹筋・ヒラメ筋など、周辺の筋肉を全体的に10分ほど丁寧に揉み解して初回の施術を終了しました。
その後の経過:週1回の通院で3回目にはほぼ痛み消失
その後、Sさんには週1回のペースで合計3回ご来院いただきました。
2回目の時点で、「起床時の一歩目の痛みが大幅に軽減」
3回目終了時には「日常生活に支障がないレベル」まで改善されました。
最初に「もっと早く来ればよかった(笑)」とおっしゃっていたSさんの笑顔がとても印象的でした。
足底筋膜炎の原因と当院での対応
足底筋膜炎の原因は多岐にわたります。
- 立ち仕事や長時間の歩行
- 過去のケガ
- 姿勢不良や骨盤の歪み
- 足根骨の機能低下
- 靴の影響
などが挙げられます。
当院では、局所だけに注目せず、骨盤・背骨・内臓圧(腹圧)・足部の機能連動まで幅広く検査・調整していくことが特徴です。
「痛みのある場所だけを揉む」「とりあえず湿布で様子を見る」といった対症療法だけでは、再発のリスクが高くなってしまいます。
まとめ:あなたの踵の痛み、我慢しないでください
今回は、**足底筋膜炎による踵の激痛でお悩みだった40代女性Sさん(介護職・船橋市西船在住)**の症例をご紹介しました。
【主な施術内容】
- 左恥骨のズレ修正
- 踵骨の可動性向上
- ファシアへの血流アプローチ
- 足部全体の筋緩和
結果として、わずか3回の施術で日常生活に支障がないレベルまで回復されました。
同じようなお悩みはありませんか?
- 朝、起きた時に踵が痛む
- 仕事終わりには歩くのもツラい
- 病院では異常なしと言われたが痛みが治まらない
そんな方は、ぜひ一度、整体院ゆいまーるまでご相談ください。
初回は丁寧なカウンセリングと検査から始め、無理なくあなたの症状に合わせた施術をご提案いたします。