【整体施術症例】20代男性Oさん、自律神経失調症からの解放劇 - 船橋市西船橋在住
始めに
こんにちは、船橋市西船橋の整体院ゆいまーるです。
「毎日身体がだるい、やる気が出ない…」「めまいや動悸が突然起こるのが怖い…」「病院で自律神経失調症と診断されたけど、薬だけではなかなか良くならない…」
もしあなたがそんな身体の不調や、自律神経の乱れに悩んでいるなら、今回の記事はきっとあなたの希望になるでしょう。特に、船橋市西船橋在住で、私たちの整体院が気になっていた方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
今回は、2023年12月11日にご来店された、自律神経失調症でお悩みの20代男性、接客業のOさんの施術事例をご紹介します。
Oさんは船橋市西船橋にご自宅があり、当院の目の前を毎日通勤で通っていらっしゃったそうです。「整体って何に効くのか分からなくて、正直入りづらかった」と正直な気持ちを教えてくださいました。しかし、「自分の身体を何とかしたい」という強い思いから、勇気を出して一度受けてみようとご来店されたとのこと。その一歩を踏み出してくださったOさんの勇気には、心から拍手を送りたいと思います。
**結論から言うと、Oさんの自律神経失調症による症状は劇的に改善しました。**施術後、全身のだるさやめまい、動悸といった症状が大幅に軽減され、身体能力も向上。その変化にOさんご自身も驚きを隠せない様子でした。
この記事では、Oさんの具体的な症状の経緯、当院での問診・検査・施術内容、そして自律神経の仕組みと乱れた時の対処法について詳しくご紹介します。同じような症状でお悩みの方にとって、この記事が解決への一歩となることを願っています。
「気を抜くと倒れそう…」20代男性Oさんを襲った自律神経失調症の問診
まずは、船橋市西船橋在住のOさんの詳しい状態と、自律神経失調症に関する問診内容から見ていきましょう。
- 年齢・性別: 20代男性
- 職業: 接客業
- 仕事環境: 普段から立ちっぱなしの作業が多く、また休みも少ないためプライベートの時間がなかなか取れないとのこと。仕事内容や人間関係においても様々な問題があり、非常に強いストレスを抱えていらっしゃることが伺えました。
Oさんの主な訴えは、**「全身倦怠感」「肩こり」「たまに起こるめまい」「動悸」**でした。これらの症状に悩まされ、最初に病院を受診したところ、自律神経失調症と診断され、薬も処方されたそうです。しかし、薬を服用しても症状が大幅に改善することはなく、「何とかしたいけれど、何をしたら良いのか分からない」と途方に暮れていらっしゃいました。
一つ一つの症状について詳しく確認していくと、以下の具体的な状況が明らかになりました。
- 全身倦怠感: 朝起きた瞬間から夜寝るまで、全身がだるいような感覚が常にあり、感覚的に「気を抜くとフラッと前に倒れてしまいそうになる」と表現されていました。
- 肩こり: 常に肩こりを感じている状態でした。
- めまい: たまに座った状態から立ち上がると、景色がぐるぐる回るようなめまいが起こるとのこと。しかし、いつめまいが出るかは予測不能だそうです。
- 動悸: 動悸もいつ出るかは不明確ですが、「なんとなくストレスを強く感じると動悸がする気がする」とご自身の感覚を教えてくださいました。
- 睡眠: 基本的に睡眠時間は6時間程度。たまに長時間寝ることもあるそうですが、それでも「スッキリした感じはしない」とのこと。普段も途中で目が覚めてしまうことがあり、ご自身でも「睡眠が浅い」と自覚されていました。
- 運動習慣: 特になし。
- 既往歴: これまで大きな怪我や病気の経験はなく、特に身体に機能的な障害はないようでした。
ここまでで分かったOさんの自律神経失調症に関する情報をまとめると、以下のようになります。
- 20代男性、接客業(立ち仕事が多く、休みが少ない)。
- 主訴は全身倦怠感、肩こり、めまい、動悸。
- 病院で自律神経失調症と診断され、薬を服用中だが改善がみられない。
- ストレスが非常に多い。
- 運動習慣なし。
- 睡眠時間は平均6時間、質は浅いと自覚。
- 過去に大きな病気や怪我の経験なし。
これらの問診情報を基に、Oさんの自律神経の状態を客観的に評価するため、次に身体の検査へと進んでいきます。
「今にも倒れそう…」:自律神経失調症の身体的検査から見えた深刻な状態
自律神経は目に見えない神経系であるため、徒手検査で直接その状態を測ることはできません。しかし、自律神経の乱れは、身体の様々な機能に影響を及ぼします。そこで今回のOさんの場合、私たちは筋力、関節の可動域、そして身体の安定性といった機能的な側面から、自律神経の状態を間接的に評価していきました。
- 立位での身体機能チェック:
- 前後屈の可動域: まずは立った状態で、前屈と後屈の可動域を確認しました。結果は、どちらの方向にも可動域が非常に悪いことが分かりました。これは、全身の筋肉の過緊張や、体幹のバランスの悪さを示唆しています。
- 重心の安定性: そのままの状態で、外部から軽く力を加えた際に身体がどの程度安定しているかを確認する重心の検査を行いました。Oさんの場合、重心が全く安定しておらず、軽く力を加えただけでもフラフラと倒れてしまいそうな状態でした。これは、自律神経の乱れによる平衡感覚の異常や、全身の筋力低下が顕著に現れているサインでした。正直なところ、この時のOさんの不安定さには、私自身も「やばい」と感じるほどでした。
- 座位での身体機能チェック:
- 首の可動域: 座った状態で首の可動域を確認したところ、意外にも首自体の可動域に大きな問題はありませんでした。これは、首の直接的な問題よりも、他の部位からの影響が大きい可能性を示唆します。
- 腕の可動域と筋力: 軽くバンザイをしてもらい、両腕の可動域を確認しました。すると、腕が約100度(真上まで180度)程度しか上がらず、それ以上上げようとすると力が入らず、腕が上がらないことが発覚しました。これは、肩甲骨周りの筋肉の機能不全や、自律神経の乱れによる全身の筋力低下が複合的に影響していると考えられました。
- 仰向けでの身体機能チェック:
- 腹圧の確認: ベッドに仰向けになってもらい、お腹の硬さ、いわゆる「腹圧」を確認しました。内臓に問題がある場合、その周辺が硬くなることが多いのですが、Oさんのお腹は全体的に柔らかい感じで、内臓に直接的な問題はなさそうでした。
- 股関節の可動域と筋力チェック: 股関節の可動域を確認しました。理想的な股関節の柔らかさとは、膝がお腹につくくらいまで曲がる状態とされています。Oさんの股関節は理想的とまではいきませんでしたが、可動域としては大きな問題はなさそうでした。しかし、そこで股関節と腰をつなぐ重要な筋肉である腸腰筋(ちょうようきん)の筋力チェックを行ったところ、衝撃的な結果が出ました。通常の筋力を5とした場合、Oさんの腸腰筋の筋力は、ほとんど0に近い状態だったのです。腸腰筋は、身体を支え、姿勢を安定させるために非常に重要な筋肉であり、ここが機能していないことは、全身の倦怠感や不安定な重心に直結すると考えられます。
ここまでの検査で分かったOさんの身体の状態をまとめると、以下のようになります。
- 立位での前後屈の可動域が悪い。
- 重心が極めて不安定で、今にも倒れてしまいそうな状態。
- 両腕が真上まで上がらず、途中で力が入らない。
- 内臓に直接的な問題は見られない。
- 腸腰筋の筋力がほとんどない。
これらの問診と検査の結果から、Oさんの自律神経失調症の症状が、身体のどのような機能不全に起因しているのかを考察し、最適な施術の方針を立てていきます。
「腸腰筋の機能不全」と「不安定な重心」が鍵:問診・検査からの施術方針
問診と検査で得られたOさんの詳細な情報から、彼の自律神経失調症の症状がどのように引き起こされているのかを深く考察し、それに基づいて施術の方針を決定していきます。
問診で分かったこと:
- 20代男性、接客業で立ち仕事が多く、プライベートの休みも少ない。
- 主訴は全身倦怠感、肩こり、めまい、動悸。
- 病院で自律神経失調症と診断され、薬を服用中だが改善が見られない。
- ストレスが非常に多い。
- 運動習慣なし。
- 睡眠時間は平均6時間で、睡眠が浅いと自覚。
- 過去に大きな病気や怪我の経験なし。
検査で分かったこと:
- 立位での前後屈の可動域が悪い。
- 重心が極めて不安定で、今にも倒れてしまいそうな状態。
- 両腕が真上まで上がらない。
- 内臓に直接的な問題は見られない。
- 腸腰筋の筋力がほとんどない。
これらの情報を総合すると、Oさんの症状は、やはり自律神経の大きな乱れに起因していることが再確認できます。ストレスが多いこと、睡眠の質が悪いこと、全身倦怠感やめまい、動悸といった症状は、まさに自律神経失調症の典型的なサインです。
ここで改めて、自律神経とは何かを簡単に説明させてください。自律神経は、私たちの意思とは関係なく、体の生命維持に必要な機能を自動的に調整してくれる神経のことです。心臓の拍動、呼吸、消化、体温調節など、意識することなく行われる体のあらゆる働きをコントロールしています。この自律神経には、体を活動モードにする「交感神経」と、リラックスモードにする「副交感神経」の2種類があり、この二つのバランスが崩れると、今回のような様々な不調(めまい、動悸、冷や汗、倦怠感など)を引き起こすと言われています。
Oさんの場合、特に注目すべきは、**「重心の不安定さ」と「腸腰筋の著しい筋力低下」**です。重心が不安定であることは、身体が無意識のうちに常にバランスを取ろうとしており、それが全身の疲労やだるさに繋がっていると考えられます。また、腸腰筋は、座っている時間が長いデスクワークや立ち仕事の方にとっては特に重要な筋肉で、ここが機能不全に陥ると、正しい姿勢を維持できなくなり、腰や股関節への負担が増大します。
なぜ腸腰筋の筋力低下が自律神経と関係するのか? 腸腰筋は、身体の深い部分に位置し、姿勢の維持や歩行に大きく関わっています。この筋肉が弱ると、身体は無意識に他の筋肉で代償しようとし、全身に余計な緊張を生み出します。この慢性的な緊張は、自律神経に持続的なストレスをかけ、興奮状態(交感神経優位)からリラックス状態(副交感神経優位)への切り替えを困難にしてしまうのです。また、不安定な重心は、脳が常にバランスを保とうとすることで過剰な負荷がかかり、脳疲労を引き起こし、自律神経の乱れをさらに悪化させると考えられます。
以上の考察から、今回のOさんの施術は、主に自律神経の調整に焦点を当てて行うことが最善であると判断しました。特に、全身の筋力低下や重心の不安定さといった機能的な問題も同時に改善することで、自律神経が正常に機能しやすい身体環境を整えることを目指します。
30分で「重心が安定!腕も上がる!」:自律神経の調整施術とその驚くべき効果
自律神経の調整と聞くと、「一体何をするんだろう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。当整体院では、自律神経、特にリラックスを司る副交感神経に深く関わる**「頭仙系(とうせんけい)」**と呼ばれる部位にアプローチすることで、身体を強制的にリラックス状態へと導いていきます。
「頭仙系」とは、その名の通り頭部(頭蓋骨)と仙骨(骨盤の中央にある骨)の連動性を指します。これらの部位の周辺には、自律神経の中でも副交感神経が非常に多く分布しているため、ここにアプローチすることで、脳脊髄液の流れを整え、神経系の緊張を和らげ、身体本来の回復力を引き出すことができるのです。
具体的な施術方法は、他の記事でも詳しく解説していますが、Oさんの場合も、ベッドに仰向けになっていただき、私が頭蓋骨と仙骨にそっと手を置き、その微細な動きを感じ取りながら、優しく調整を行いました。強い力は一切加えません。Sさんの頭痛の症例でも行いましたが、わずかな力で身体の深部に働きかける、非常に繊細な手技です。
今回の施術時間は、Oさんの極度の疲労状態を考慮し、いつもより少し時間をかけて、約20分から30分程度行いました。
施術後、Oさんの身体にどのような変化が起こったのか、その効果をすぐに確認しました。
- 腸腰筋の筋力チェック: まずはベッドに仰向けの状態で、施術前にほとんど力が入らなかった腸腰筋の筋力を再チェックしました。すると、なんと!最初の筋力0に近い状態から、明らかに力が入るようになり、筋力が「3程度」にまで回復していました。これは、自律神経が整い、脳から筋肉への神経伝達が改善されたことを示唆しています。
- 腕の可動域の改善: 次に、座った状態で両腕を上げてもらいました。施術前は100度程度しか上がらず力が入らなかった腕が、今度はピシッとまっすぐ真上まで上がるようになっていました。肩甲骨周りの緊張が緩み、全身のバランスが整った証拠です。
- 重心の安定性の改善: 最後に、立った状態で重心の安定性を再確認しました。施術前は軽く押しただけでフラフラと倒れてしまいそうな状態でしたが、施術後は「まだ少しふらつきはあるが、最初よりも明らかに力が入るようになった!」とOさんご自身が驚きの声を上げられました。
この劇的な変化に、Oさんご自身も驚きを隠せず、「こんなに変わるんですか!?(笑)」と喜びのリアクションをいただきました。
この時点で、問診、検査、施術で約50分ほどが経過していました。今回は、自律神経の調整のみに特化した施術でしたが、これだけでOさんの身体に大きな変化をもたらすことができました。
Oさんの自律神経失調症による全身倦怠感、めまい、動悸といった症状は、まさに自律神経の乱れから来ているものでした。施術後、Oさんには再発防止のために、規則正しい生活と適度な運動が必須であることを改めてお伝えし、具体的なアドバイスをしてお帰りになられました。
「ONとOFFの切り替え」が鍵:自律神経の乱れとセルフケアの重要性
今回のOさんのケースでは、すでに病院で自律神経失調症と診断されていましたが、改めて自律神経の乱れが彼の様々な症状の根本原因であることが確認されました。
ここで改めて、「自律神経の乱れ」とは何か、そして乱れた場合にどうすれば良いのかを簡単に説明させてください。
簡単に言うと、自律神経の乱れとは、体が**「ON(興奮・活動)とOFF(リラックス・休息)の切り替え」がうまくできていない状態**を指します。つまり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れている状態です。
このONとOFFの切り替えができない原因として、現代社会で最も多く見られるのが、**「ストレス」と「眼精疲労」**です。
- ストレス: 強いストレスを感じると、人は無意識のうちに緊張状態になります。この緊張状態が長く続くと、交感神経が常に優位になり、リラックスしようと思ってもその「リラックスの仕方」が分からなくなってしまいます。実際、船橋市西船にある当店でも「力の抜き方が分からない」とおっしゃる方が非常に多くいらっしゃいます。
- 眼精疲労: スマートフォンやパソコンの普及により、私たちは目から大量の光(特にブルーライトなど)の刺激を受けています。この光刺激を長時間受け続けると、脳が興奮状態になり、リラックスしにくくなると言われています。また、脳は興奮して活動しているのに、身体は動かしていない(座りっぱなしなど)という、自然界ではありえない「脳と身体の不一致」が起こり、これが自律神経の乱れや様々な不調を招くと考えられています。
このように、自律神経が乱れる原因は多岐にわたりますが、では実際に自律神経の乱れを感じたら、何をすれば良いのでしょうか。
自律神経が乱れた場合の対処法
自律神経の乱れとは、ONとOFFの切り替えができていない状態なので、この切り替えをスムーズにできるようにすることが目標となります。代表的な方法としては、以下のものが挙げられます。
- 運動
- 規則正しい生活
- 薬物療法(医師の指導のもと)
「こんなこと分かっているよ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで大切なのは「なぜこれらの選択肢が有効なのか」という理由を理解することです。
運動を例に挙げましょう。運動にも様々な種類がありますが、当院でお勧めしているのは、「少し息が上がるぐらいの運動」です。筋力トレーニングのような無酸素運動でも、ランニングのような有酸素運動でも構いません。なぜなら、自律神経の乱れはONとOFFの切り替えの問題なので、少し息が上がるような運動を行うことで、強制的に神経が興奮状態(ON)になります。その後、興奮した神経はバランスを取ろうとするため、自然とリラックス状態(OFF)へと切り替わります。また、脳と身体の不一致を解消するという目的もあります。このように、少し息が上がる程度の運動をするだけで、自律神経は整いやすくなるのです。具体例としては、縄跳びを短時間行うことや、少し頑張ってランニングをすることなどが挙げられます。
運動以外では、規則正しい生活やストレス解消も重要です。しかし、現代社会において、完璧に規則正しい生活を送れる人はそう多くありませんし、ストレスもどうしようもないものが多いのが現実です。薬物療法に関しては、症状が非常に辛い時には頼ることも必要ですが、個人的には薬に頼りっぱなしになるのではなく、身体本来の機能を取り戻しながら悩みを解消できる方が良いと考えています。
そのため、当院では現在、自律神経の乱れに悩む方には、まず**「少し息が上がるぐらいの運動」**を積極的に取り入れることをお勧めしています。
船橋市西船橋から、あなたの健康と笑顔を応援します
今回は、自律神経失調症でお悩みの20代男性、接客業のOさん(船橋市西船橋在住)の症例を通じて、自律神経失調症の症状や原因、そしてお勧めの運動などについてご紹介しました。
Oさんのように、身体の不調を抱えながらも「整体ってどんなところだろう?」「本当に効果があるのかな?」と一歩踏み出すのを躊躇している方は、船橋市だけでなく日本中にたくさんいらっしゃると思います。
当整体院ゆいまーるは、そんな方々の助けになれたらと願っています。
あなたの身体が発する小さなサインに耳を傾け、根本原因を見つけ出し、健康的で快適な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。船橋市西船橋で、自律神経失調症やその他の身体の不調でお悩みの方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
あなたの健康と笑顔のために、心よりお待ちしております。