「後頭部のジンジン」その正体は眼精疲労!?デスクワークで悩む30代男性の隠れた原因を解き明かす - 習志野市奏の杜在住
始めに
こんにちは、船橋市西船橋の整体院ゆいまーるです。
「後頭部がいつもジンジンしてつらい…」「パソコン作業中に痛みがひどくなる…」「病院に行っても原因がわからない、薬も効かない…」
もしあなたがそんな後頭部の痛みに悩まされているなら、今回の記事はきっと希望の光となるでしょう。特に、習志野市奏の杜在住でデスクワークやテレワーク中心のお仕事をされている方には、共感できる内容かもしれません。
2024年1月31日、当院に後頭部のジンジンする痛みでお悩みの30代男性、事務職のIさんがご来店されました。Iさんは当院のTwitterをご覧になり、雰囲気や施術方法に興味を持たれてご来店されたとのこと。SNSからのご縁も増え、大変嬉しく思っています。
結論から言うと、Iさんの長年悩まされていた後頭部のジンジンする痛みは、初回施術後に痛みが10→2まで劇的に減少し、身体全体もスッキリしたと嬉しいご報告をいただきました。そして、その後も月1回のメンテナンスで、あの時のジンジンする痛みは再発していないそうです。
この記事では、Iさんの具体的な症状の経緯、当院での詳細な問診・検査、施術内容、そして痛みの正体である「眼精疲労」との意外な関係、さらに当院のアプローチについて詳しくご紹介します。同じような症状でお悩みの方にとって、この記事が解決への一歩となることを願っています。
「パソコン作業中に悪化」:後頭部のジンジンする痛み、Iさんの問診から見えた背景
まずは、習志野市奏の杜在住の事務職Iさんの詳しい状態と、後頭部の痛みに関する問診内容から見ていきましょう。
- 年齢・性別: 30代後半男性
- 職業: 事務職。基本的にはテレワークでパソコン作業をしていることが多いとのことでした。
- 運動習慣: 意識的にジムに通い、トレーニングはされているそうです。
- ストレス: 「多くはないが、仕事上どうしても感じてしまう」とのこと。そのせいか、たまに寝付きにくい、眠れない夜もあるそうです。
- 胃腸の調子: 少し弱く、辛い物を食べた翌日や体調によっては、お腹を下しやすいことがあるとのことでした。
- 嗜好品: コーヒーを1日3杯ほど飲む習慣があるそうです。アルコールは週に1回、友人と居酒屋で500ml缶を4本程度飲むとのことでした。
今回のIさんの主な訴えは、**「後頭部のジンジンする痛み」**でした。 他に気になる症状としては、首や肩こり、背中の張り感、たまに膝裏にズキッとした痛みがあるとのこと。また、ご自身で「身体が硬いこと」も悩みだとおっしゃっていました。
「後頭部のジンジンする痛み」について詳しく伺いました。
- 痛みの性質: 常にジンジンとした痛みがある。
- 痛みの悪化要因: 特に仕事でパソコンを使っている時に痛みが強くなる。
- 痛む場所: 後頭部の、ちょうどへこんでいる部分。両側に痛みはあるが、特に右側が強く痛むとのことでした。
- 特定の動作による影響: 日常生活で痛みがひどくなる特定の動作はないが、強いて言えば「頭をブンブン横に振ると痛い」とのことでした。
ここまでで分かった、習志野市奏の杜在住の事務職Iさんの情報をまとめると、以下のようになります。
- 30代後半男性、事務職でパソコン作業が多い。
- 運動はしているものの、ストレスを感じることがあり、たまに不眠も。
- 胃腸が弱く、下痢しやすい傾向がある。
- コーヒーやアルコールの摂取習慣がある。
- 主訴は後頭部のジンジンする痛みで、仕事中のパソコン作業で悪化。
- 痛む場所は後頭部のへこんでいる部分で、特に右側。
- 首、肩こり、背中の張り感、膝裏の痛み、身体の硬さも気になる。
これらの問診情報を基に、Iさんの後頭部の痛みの原因を探るため、次に身体の検査へと進んでいきます。
「首の動きの悪さ」と「硬い眼球」:検査から見えた痛みの真実と推測
問診で得られた情報と、Iさんの症状のポイントとなる「仕事中に後頭部がジンジン痛くなる+パソコンをよく使う」という点に着目し、検査を選択していきました。
- 首の可動域検査: まずは、首がどれくらい動くのか、そして特定の動きで痛みが悪化するかを確認しました。施術ベッドに座ってもらい、以下のような結果が出ました。
- 上を向く動作: 首の後ろが詰まる感じがする。
- 右を向く動作: 左の首が引っ張られる感じがする。
- 左を向く動作: 左の肩が詰まる感じがする。 これらの所見から、首周りの筋肉に全体的な緊張があり、可動域が制限されていることが分かりました。
- 目の可動域と眼圧チェック: 次に、今回の痛みに深く関係していると推測される「目」の検査です。ベッドに仰向けになってもらい、顔を動かさずに目だけでどこまで上下左右に動かせるかを確認しました。そして、眼球自体を軽く圧迫し、嫌な感じや硬い感じがあるかどうかも確認しました。 結果として、全体的に上を向く動作が苦手な様子で、目を動かすと少し痛みがあるとのことでした。そして、眼球を押した際には眼球自体が硬い感じがした上に、Iさんご自身も**「後頭部のジンジンする痛みに繋がっていそうな感覚がある」**と、施術者の所見と合致する感覚を教えてくださいました。これは、今回の痛みの大きなヒントとなりました。
- お腹の張り感(腹圧)の検査: 問診で「胃腸が弱い」という訴えがあったため、お腹の張り感、いわゆる「腹圧」のチェックを行いました。腹圧について詳しい情報はこちらの記事もご参考ください: 「腹圧について症例と共に」 ベッドに仰向けに寝てもらい、お腹を軽く押していく検査です。すると、Iさんご自身もお腹全体を押されると嫌な感じがするとおっしゃり、触っている私の方も**「凄い張っている」**のが分かりました。特に張り感と圧痛が強かったのは、右の下腹部あたりでした。この場所は、盲腸があったり、小腸と大腸の境目あたりに相当します。
他にも股関節の可動域や細かい検査も行いましたが、今回の記事は後頭部の痛みに焦点を絞るため、他の検査については割愛します。
ここまでの問診と検査で分かったことをまとめると以下のようになります。
問診で分かったこと:
- パソコン作業が多い。
- 仕事中に後頭部のジンジンする痛みが強くなる。
- 胃腸が弱く、下痢しやすい。
検査で分かったこと:
- 首は上を向くと後頭部が詰まる感じがし、左右を向くと首や肩が引っ張られたり詰まる感じがする。
- 眼球は上を向くのがつらく、押すと後頭部に響く感覚がある。
- お腹は全体的に張っており、特に右の下腹部に強い圧痛がある。
これらの情報から、Iさんの後頭部の痛みの原因を推測し、最適な施術の方向性を決めていきます。
「眼精疲労」と「内臓疲労」が原因!?:推測と施術の方向性
問診と検査で得られた情報を元に、Iさんの後頭部のジンジンする痛みの原因について考察し、施術の方向性を決定します。
推測される原因:
- 眼精疲労:
- デスクワークでパソコンを多用するというIさんの仕事環境。
- 仕事中に後頭部の痛みが強くなるという訴え。
- 首の可動域の狭さ(特に上を向く時の詰まり感)。
- 眼球が上を向きづらく、押すと後頭部に響くという検査結果。 これらの点から、Iさんの後頭部のジンジンする痛みの主な原因は眼精疲労であると強く推測できます。眼精疲労と後頭部の関係については、後ほど詳しく解説しますが、当院の別の記事「眼精疲労と脳神経の話」でも触れていますので、ご参考にしてください。
- 内臓疲労:
- お腹全体が張っているという検査結果。
- 特に右の下腹部に強い圧痛があるという所見。
- 胃腸が弱く、下痢しやすいという問診情報。 お腹の張りは自律神経の乱れも関係しますが、直接的な内臓疲労が大きく影響していると考えられます。特に右下腹部の痛みは、小腸と大腸の境目にある弁の機能不全を示唆する可能性も考えられます。内臓の疲労は、全身の血流や神経系に影響を与え、間接的に頭痛や身体の不調を引き起こすことがあります。
施術の方向性:
今回のIさんの主訴は「後頭部のジンジンする痛み」であるため、まずはこの痛みの根本原因である眼精疲労の解消を主な施術の方向性としました。
さらに、プラスアルファとして、お腹の張りや胃腸の弱さといった内臓疲労の調整も取り入れることで、身体全体をスッキリさせ、より根本的な改善を目指すことにしました。
それでは、これらの方向性に基づいて、実際にどのような施術を行ったのかをご紹介します。
「こんなに変わる!?」:後頭部のジンジンする痛み、施術とその劇的結果
問診と検査で得られた情報に基づき、Iさんの主な症状である後頭部のジンジンする痛みの根本原因と特定した「眼精疲労」の解消、そして内臓疲労の調整を中心とした施術を行いました。
施術内容
- 目のストレッチ: まず、目の筋肉の緊張を緩めるために「目のストレッチ」から始めました。ベッドに仰向けに寝てもらい、術者の指を目で追いながら、ゆっくりと時計回りに5周、次に反時計回りに5周、目を大きく動かしてもらいます。 この目のストレッチは、眼精疲労がある方には地味にきつい動きです。Iさんも少し痛がる様子を見せていました。このストレッチを2〜3分程度行った後、すぐに首の可動域を再確認しました。すると、不思議なことに、先ほどまで感じていた首の詰まり感や引っ張られる感じがなくなっていました。これにはIさんも驚きを隠せない様子でした。
- 鍼灸治療による眼精疲労へのアプローチ: Iさんは鍼にも興味があり、「効果があるならやってみたい」とのことでしたので、鍼灸治療を取り入れました。目の周りの筋肉である**眼輪筋(がんりんきん)**や、東洋医学で目に関係するとされるツボ、**攅竹(さんちく)、太衝(たいしょう)、合谷(ごうこく)**に鍼を刺し、約10分間置鍼を行いました。 置鍼後、目の動きをチェックすると、先ほどまで上を見にくかった感じがなくなったとIさんからご報告いただきました。さらに、眼精疲労の影響で固まっていた後頭部の筋肉を、ゆっくりと10分程度かけてほぐす施術を行いました。これで眼精疲労に対する施術は終了です。ここまでの時間は、会話をしながらで約25分程度でした。問診と検査に約15分かかっていたので、この時点で合計40分程度が経過していました。
- 内臓マニピュレーション(お腹の調整): 最後に、検査で確認されたお腹の張り感を解消するため、内臓マニピュレーションを行いました。これはお腹全体を優しく調整する施術です。時間にして約5分程度でしたが、施術後、Iさんのお腹は全体的にスッキリしたような感じになり、触った際の張りや圧痛も薄まりました。内臓が疲れている方や圧痛がある方は、お腹の施術を行うと身体全体が非常に楽になることが多く、Iさんもその効果を実感されていました。
施術結果
全ての施術を終え、Iさんに長年悩まされていた後頭部のジンジンする痛みがどうなったかを確認したところ、
「痛みが10→2くらいまで下がりました!身体全体もすごく楽になりました!」
と、大変嬉しいご感想をいただきました。
後頭部のジンジンする痛みの根本原因が「眼精疲労」であったため、日常生活でも目のストレッチや目への負担を減らすこと、そしてお腹の張りが身体全体を重くしてしまうため、プチ断食もお勧めであることを指導し、この日の施術は終了となりました。
その後も、Iさんは月1回程度のメンテナンスで当院に通ってくださっていますが、あの時の後頭部のジンジンする痛みは再発していないとのことです。
つまり、今回の記事のタイトルにある「後頭部のジンジンする痛み」の正体は、**「眼精疲労」**だったという結論に至ります。
「視神経」が繋ぐ!:後頭部と眼精疲労の密接な関係
上記で、Iさんの後頭部のジンジンする痛みの原因は「眼精疲労」であると述べました。では、なぜ眼精疲労が後頭部の痛みと繋がるのでしょうか?
簡単に言うと、それは視神経が「後頭葉」に繋がっているからです。
より詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考にしてください: 「解剖学的 眼精疲労と後頭部の繋がり」
つまり、目を使いすぎて目が疲れたり、眼圧が高くなったりすると、目の神経である視神経を通して、その刺激が直接後頭部に伝わりやすくなります。あるいは、視神経の過度な使用によって神経が炎症を起こし、その炎症の刺激や痛みが後頭部に繋がるとも考えられます。
ここで、目の解剖イラストを少し見てみましょう。
[目の解剖図イメージをここに挿入する] (※実際の図は生成できませんが、読者がイメージできるように説明を加えます。) この画像の右側に見えるのが視神経です。視神経は、網膜で受け取った光の情報を脳に伝える非常に重要な神経です。さらに、この視神経は、**脳神経(中枢神経の一部)**と呼ばれる非常に重要な神経の一つでもあります。つまり、視神経は脳と直接繋がっているのです。
このことから、今回のIさんのような後頭部のジンジンする痛みだけでなく、目を使いすぎることが脳に何らかの影響を与えやすい、ということが想像できるのではないでしょうか。例えば、自律神経の乱れ、不眠、寝付きにくさ、その他の頭痛など、様々な症状に繋がる可能性があります。
詳しく知りたい方は、先ほどご紹介した眼精疲労に関する記事をぜひ参考にしてみてください。
「100%正解は存在しない」からこそ:整体サロンゆいまーるのアプローチ
今回は、後頭部のジンジンする痛みでお悩みの**30代男性、事務職のIさん(習志野市奏の杜在住)**の症例をご紹介しました。最終的に皆さんが求めているのは、「後頭部のジンジンする痛みをなくしたい!」という一点に尽きるでしょう。では、私たち整体サロンゆいまーるでは、どのように施術を行うのかをご紹介します。
当院では、まず丁寧な問診と検査を行い、お客様の症状の根本原因がどこにあるのかを特定します。それは、関節、筋肉、内臓など、多岐にわたる可能性を視野に入れます。原因を特定した上で、以下のようなアプローチを組み合わせることで、後頭部のジンジンする痛みの早期改善を目指します。
- 内臓へのアプローチ(内臓マニピュレーション): 今回のIさんのケースでは、お腹全体の張りがあったため、内臓マニピュレーションを行いました。これは、内臓の機能向上と、それに伴う身体全体の調整を図る手技です。詳しい内容は別の機会にご紹介できればと思います。
- 筋肉へのアプローチ(筋膜への徒手的療法、鍼治療): Iさんの主な原因は眼精疲労でしたが、それによって後頭部の筋肉も硬く緊張していました。そのため、後頭部の筋肉をゆっくりとほぐす施術を行いました。その結果、Iさんも「大分スッキリした」と実感されていました。また、鍼治療も、目の周りの筋肉や関連するツボへの刺激で眼精疲労の解消を促しました。
- 骨格・関節へのアプローチ(関節モビライゼーション): 今回は主に使用しませんでしたが、眼精疲労は首の第一頸椎(C1)や第二頸椎(C2)と深く関係していることがあります。もし頸椎の歪みや動きの悪さが原因であると判断した場合は、この関節モビライゼーションという手技を用いて調整を行います。
ご紹介した施術はあくまで一例であり、お客様一人ひとりの身体の状態に合わせて最適なアプローチを選択しています。
今回の記事は、「後頭部のジンジンする痛みでお悩みの30代男性ー事務職Iさんー習志野市奏の杜在住」というテーマで書かせていただきました。施術内容とその痛みの正体について、少しでも理解を深めていただけたなら幸いです。
しかし、後頭部のジンジンする痛みだけでなく、背中の痛みを含め、身体や医学、整体の世界に「100%の正解」というものは存在しません。だからこそ、私たち船橋市にある整体サロンゆいまーるでは、全てのお客様に満足いただけるよう、日々研鑽を重ね、努力を続けています。
もし身体のことでお困りであれば、ぜひ一度ご相談ください。ラインでも、お電話でも、お気軽にお問い合わせいただけると大変嬉しく思います。あなたの力になれたら幸いです。