【施術事例】左胸の痛みでお悩みだった30代男性Aさん(デスクワーク・船橋市本中山在住)

初めに

こんにちは。
船橋市西船橋にある【自律神経と内臓調整専門】の整体院ゆいまーるです。
当院では、肩こりや腰痛といった整形外科的なお悩みにとどまらず、「病院では異常がないと言われたのに、症状が続いて困っている」といった方に多くご来院いただいています。

今回は、「左胸の痛み」という一見すると心臓疾患も疑われるような症状で来院された30代男性Aさんの施術事例をご紹介します。


■ 来院のきっかけ:デスクワーク中に感じる左胸の違和感と痛み

Aさんは船橋市本中山にお住まいの30代男性。
仕事はIT関連のデスクワークで、一日中パソコンに向かっていることが多いとのことでした。

来院当初、Aさんは「左胸のあたりにズキズキするような痛みがあり、時々違和感もある」と話されていました。
この症状が出始めたのは数ヶ月前から。最初は軽い違和感程度だったものが、最近では仕事中や就寝前などに強く感じるようになり、不安が募っていったそうです。

Aさんは循環器内科と整形外科を受診し、心電図やレントゲンなどの検査を受けましたが、結果は「異常なし」。
医師からは「ストレスや姿勢の問題かもしれないね」と言われただけで、処方もなく経過観察となってしまいました。

「異常がないなら安心するべきなんでしょうけど、痛みがあるのは事実。
でもどこに相談していいかわからない……」
そんなとき、当院のホームページで「胸の痛みや自律神経の不調にも対応」と書かれているのを見て、来院を決意されたそうです。


■ 初回のカウンセリングと検査:胸の痛みの“本当の原因”とは?

初回カウンセリングでは、まず詳しくお話を伺いました。
Aさんが訴える痛みの特徴は次の通りです。

  • 痛みの場所:左の胸部、肋骨の前側~わき腹あたり
  • 痛みの質:ズキズキ・ピリピリするような痛み
  • 痛みが出る状況:長時間の座位、緊張時、寝る前
  • その他の症状:背中の張り、首・肩こり、時々動悸感

ここで注目すべきなのは、「呼吸の浅さ」と「背中の緊張」でした。
Aさんの呼吸を観察すると、胸郭(肋骨周り)がうまく開かず、息を吸うときに肩で呼吸するような動きが目立ちました。

また、肋骨に沿った筋肉(前鋸筋や肋間筋)が過緊張状態にあり、圧痛も顕著でした。
つまり、筋膜・筋肉由来の「肋間神経痛」に近い症状である可能性が高いと判断しました。

さらに詳しく検査を進めると、次のような所見がありました:

  • 頸椎(首)と胸椎(背骨の上部)の可動性低下
  • 肋骨の可動制限(特に左側第4~7肋骨)
  • 横隔膜の緊張による呼吸制限
  • 自律神経バランスの乱れ(交感神経優位)

■ 施術方針:構造的調整+内臓・自律神経の調整を複合的にアプローチ

Aさんのケースでは、単純な「筋肉のこり」を取るだけでは根本的な改善は望めません。
そこで、以下のような多層的アプローチで施術を行うことにしました。

① 胸郭と肋骨の可動性を改善する整体

まずは、肋間筋や前鋸筋、広背筋などの緊張を和らげ、肋骨全体の動きを改善する施術を行いました。
肋骨の動きが改善されることで、痛みの発生源であった神経への圧迫や刺激が軽減されていきます。

② 頸椎・胸椎の調整で姿勢の軸を整える

猫背傾向により、胸郭前方の圧迫が起きていたため、首・背中の関節調整を実施。
これにより神経の伝達改善と、胸部全体の緊張緩和が期待できます。

③ 横隔膜と内臓の調整で深い呼吸を可能に

呼吸の浅さは自律神経にも関与しています。
横隔膜、胃、肝臓などの内臓を調整することで、胸腔・腹腔の圧力バランスを整え、深くゆったりとした呼吸が可能になりました。

④ 自律神経系へのアプローチ

頭蓋骨や仙骨への調整を取り入れることで、自律神経のバランス(交感神経と副交感神経)を整えていきました。
緊張時の痛みや動悸感なども、自律神経の働きが改善することで落ち着く傾向が見られました。


■ 経過と変化:5回の施術で痛みの頻度は大幅に軽減

初回施術後、Aさんは「胸の奥の詰まりが軽くなった感じがします」と話されました。
2回目、3回目の施術では「仕事中の痛みはまだ少しあるけど、前ほど不安感がなくなってきた」と前向きな変化を感じ始めたようです。

5回目の施術を終える頃には、「そういえば、最近痛みを意識しなくなってきました」と笑顔で報告していただけました。
動悸感もほとんど感じなくなり、呼吸も深くなったとのことです。


■ 担当者より:胸の痛みは“身体と心の両方から”のサインかもしれません

胸の痛みというと、どうしても心臓や肺などの病気をまず疑いたくなるものです。
実際、Aさんもそれが心配で内科や整形外科を受診されました。
そして「異常なし」と言われたものの、症状はなくならない——。

これは、自律神経や筋膜、内臓、姿勢などの複合的な問題が絡んでいるケースでよく見られます。
西洋医学的な検査では「構造の異常」がなければ見逃されがちな問題も、整体の視点から見れば明らかになることが多いのです。

もしあなたやご家族・ご友人が、「病院では異常がないと言われたけど、症状がつらい……」とお悩みでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。


■ 同じような症状でお悩みの方へ

Aさんと同じように、

  • 胸の奥がチクチク痛む
  • 緊張すると胸が苦しくなる
  • 呼吸が浅く、動悸もある
  • 病院で異常なしと言われたけど不安が残る

といった方は、肋間神経・自律神経・内臓の状態を丁寧に見直すことで、大きく改善する可能性があります。

当院では、一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイド施術を提供しています。
無理な矯正や痛い施術ではなく、ソフトで丁寧な施術ですので、安心してご来院ください。


■ まとめ:胸の痛みの背景には、姿勢と自律神経の乱れが隠れている

Aさんの事例を通じて、胸の痛みが必ずしも心臓の異常だけでなく、「身体の使い方」や「呼吸」「自律神経の乱れ」といったさまざまな要因と関係していることが分かりました。

「原因が分からない不調」にこそ、整体の可能性が活かされます。

あなたのお悩みが少しでも軽くなるお手伝いができたら幸いです。