左肩と首痛でお悩みの30代女性Fさんー座り仕事ー船橋市葛飾町在住

初めに
2025年1月26日に左首から肩にかけて痛みと可動域制限でお悩みの30代女性Fさんがご来店されました。
来店された経緯としては約1ヶ月前くらいから左首肩のこりが気になるようになり、ここ数日首は痛みを感じるようになり、左肩は体の真横から挙げようとすると痛みが出てしまい挙げられなくなってしまったため、ネットで検索して来店されました。
では今回次のような順番で記事を書いていこうと思います。
・左肩と首の痛みでお悩みの30代女性Fさんについて
・体の検査編
・注意点
・まとめと推測
・施術と結果
・今回のまとめ
もし同じようなお悩みの方の参考になれば幸いです。
左肩と首の痛みでお悩みの30代女性Fさんについて
性別年齢は30代女性、仕事は座り仕事をしており基本的にはずっとパソコンを使って事務的な仕事をしているとの事。
今回の主訴は左首の痛みと左肩の痛みを伴う可動域制限。
症状が出たきっかけとなることがなく、普通に生活していたので本人は何が原因かわからないとのことでした。
強いて言えば年末にかけて忘年会などのイベントが多く暴飲暴食はしていたくらいだそうです。
既往歴はなし。
生理は重め。
日常的な症状として首肩こりやむくみ、起床が重だるい。
身体の検査編
首の検査
まずは痛みが出続けている首の検査から始めます。
首の可動域テストの結果は↓
- 前屈→異常なし
- 後屈→左首が痛くなる
- 左回旋(左を向く動作)→痛みはないが向きづらい
- 右回旋→異常なし
- 右側屈(右に頭を倒す動作)→左首のストレッチ感(痛みはない)
- 左側屈→倒しづらい
このようになりました。
左肩の検査
左肩は体の横から挙げること(外転動作)が出来ないとのことだったので可動域と筋肉や関節のチェックを行いました。
- 外転 → 80°
本来、外転動作は頭の横に手がつくくらい挙がるのが普通です。
80°では半分くらいしか挙げられないということなので肩の可動域としては狭いというのがわかると思います。
次に筋肉や関節のチェックを行いましたが目立って関節に異常が出ているような感じもなく、筋肉もハリ感はありましたが異常な緊張は見られませんでした。
内臓について
内蔵の機能低下をチェックしたところ、胃や肝臓、その周囲の組織に機能低下が見られました。
これはおそらく年末にかけての飲み会が連続したことで起きたもので一時的なものかもしれません。
ちなみに先ほど挙げた内蔵はどちらも消化機能やむくみなどに関わるでもあります。
まとめと推測
先ほど行った問診と検査のまとめとそこからの推測を書いていきます。
首肩のまとめ
まず初めに首からですが、自覚症状の有無に関わらず元から首の左側に筋肉の硬さがあったと推測できます。
なぜなら首を”左”に回したり、右に倒したりした時に可動域が狭かったり”左”首にストレッチ感が現れるからです。
このように首を倒した時に反対側の首にストレッチ感を覚えたり、同じ方向に回そうとすると可動域が狭くなったりする場合は長年の不良姿勢や偏った使い方によって筋肉の柔軟性がなくなってしまったのが原因による結果なのです。
次に肩ですが、先ほど書いたように可動域が恐ろしいほど狭かったですが関節に異常はなく、筋肉もそれが原因になるほどの緊張はありませんでした。
ここからわかることは肩自体に目立った問題はないということです。
ちなみに肩に問題がなくても肩に異常が出ると言うのはよくあることなので、肩だけ揉まれても改善しなかった方には今回行っていくような施術がとても有効的ですので最後まで読んでみてください。
内臓のまとめと関連情報
ここで内臓の話も大事になるので話していきますね。
首肩に関係する内臓があることをご存知でしょうか?
実はそれが先ほどの検査編であがっていた胃と肝臓なのです。
胃は左側、肝臓は右側の首肩に対応しているので暴飲暴食をした後や、元から消化機能が弱い方などで首肩に問題がある方は首肩を揉んでも改善しにくいのです。
ちなみに肝臓と胃は相互に関係しあう間柄なのでどちらかだけをやるよりも両方施術したほうが効果は高いことが多いですね(もちろん片方だけでも効果は高いですが)
全てをまとめると
文章が長くなってしまったので要点をまとめると↓
- 首肩は慢性的に硬さがありそう
- 首肩を悪くしてしまった要因の一つは暴飲暴食による消化機能の低下
- 特に胃と肝臓の機能低下が顕著
施術と結果
今回の施術は筋肉と内蔵の合わせ技で進めていきます。
まずは胃と肝臓の機能低下を調整するために周りにある組織を緩める手技を行いました。
この手技を行うと自律神経も調整されるため人によっては寝落ちしそうになる方もいらっしゃいます。
ここまで揉んだりストレッチをしたりなどはしていませんが、首肩の軽さが出たのと、動きにも変化が起きました。
主に可動域が広くなり首はストレッチ感が薄れ、上や横を向いたり、倒したりするのが楽になりました。
肩に至っては80°→160°まで挙がるようになりました!
このように内蔵調整によって変化が出る理由としては、今回施術した内蔵たちは首に神経的に接続されていて、首や肩に筋緊張や可動域制限を起こしてしまうからなのです。
大方の症状は取れやすいですが、ハリ感やストレッチ感が残る方もいらっしゃるので首から肩と背中をほぐさせて頂いたところ残っていたストレッチ感も消えて「めっちゃ軽い!」とおっしゃっていました。
今回主訴として背中は気になっていませんでしたが、施術中の検査と触診によって首肩のハリ感につながる可能性があったので施術させていただきました。
座り仕事ということもあって背中の筋肉は鍛えたのか?と思うほど硬くなっていて、背骨の可動域も狭くなっていました。。
これは仕事中の不良姿勢が原因の大半を占めるので、それに対するセルフケアも一緒にお伝えして施術を終了しました。
今回のまとめ
施術後にFさんから「最初全く揉まないから怪しく思ってたけど肩が挙がるようになって驚きました(笑)」と言っていただけました!
整体院だと揉まれるかバキバキ矯正されるかというイメージが強いですが、実はそうしない方が改善率や状態の継続率も上がりやすいので当店では徒手検査で陽性の場合は内蔵調整を行なっています。
特に長年同じ症状で困っている方にはこちらの方が効果的ですので、どこに行っても揉んだりバキバキ矯正されるだけで改善していない。。という方がいらっしゃいましたら当店の整体をお試しください。
改善の糸口を見つけられるかも知れませんよ!