【整体院ゆいまーる発信】「ヘルニア」とは?症状・原因・整体での対応まで徹底解説|船橋市西船橋の整体院より

初めに

こんにちは。
船橋市西船橋にある【整体院ゆいまーる】の山城です。

今回は、多くの方が悩まれている「ヘルニア」について、整体の観点から詳しく解説していきます。
「ヘルニアって一体どんな病気?」「整体で良くなるの?」と疑問をお持ちの方に向けて、原因や症状、セルフチェック方法、施術のポイントまでわかりやすくお伝えします。


◆ ヘルニアとは?その正体を知ることが改善の第一歩

まず、「ヘルニア」とはどういう状態を指すのかご存じでしょうか?

医学的に「ヘルニア(hernia)」とは、本来あるべき場所から臓器や組織が飛び出してしまった状態を意味します。
中でもよく知られているのが、背骨(脊椎)の間にある椎間板から中の“髄核”が飛び出し、神経を圧迫してしまう「椎間板ヘルニア」です。

背骨は、上から【頸椎(7個)・胸椎(12個)・腰椎(5個)・仙骨・尾骨】で構成されており、それぞれの骨と骨の間にある椎間板がクッションの役割を果たしています。
この椎間板の中心にある髄核が外へ飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれなどの症状が出現するのが、椎間板ヘルニアです。

【ヘルニアの種類】

  • 頸椎椎間板ヘルニア(首)
  • 胸椎椎間板ヘルニア(背中)
  • 腰椎椎間板ヘルニア(腰)
  • 鼠経ヘルニア(足の付け根:いわゆる脱腸)

どの部位に発症するかによって症状は異なりますが、共通して「神経が圧迫されること」による不快な症状が特徴です。


◆ ヘルニアの症状とは?―部位別にみる代表的な症状

ヘルニアの症状は「神経の障害された位置」によって変化します。

【頸椎椎間板ヘルニアの症状】

首から上肢(肩~腕~手)にかけて以下のような症状が出ます:

  • 首・肩のこり、痛み
  • 腕や指のしびれ・感覚異常
  • 筋力の低下(ペットボトルが持てない、ボタンが留めにくい等)
  • 胸の痛み、息苦しさ、内臓の違和感(迷走神経の関与も)

特に「C6・C7・C8」といった神経根が障害されることが多く、指先のしびれ位置や筋力の変化から障害部位をある程度推定できます。

【腰椎椎間板ヘルニアの症状】

腰から足にかけて以下のような症状が見られます:

  • 腰やお尻、太もも・ふくらはぎ・足のしびれや痛み
  • 坐骨神経痛(お尻~太もも裏を通る神経の痛み)
  • 足の力が入らない、脱力感
  • 排尿・排便の異常(重度の場合)

特に「L4・L5・S1」といった神経が障害されることが多く、デルマトームと呼ばれる神経支配領域の感覚変化から診断の参考になります。

【鼠経ヘルニア(脱腸)の症状】

椎間板ヘルニアとは異なり、腸の一部が筋膜の間から出てくるタイプです:

  • 足の付け根が膨らんでいる
  • 立ったり力んだときに違和感が強くなる
  • 痛みや圧迫感を伴うことも
  • 小児や高齢者に多いが、大人でも発症することがある

こちらは外科的処置が必要なケースもあります。


◆ 椎間板ヘルニアの原因は?生活習慣がカギを握る

【ヘルニアになりやすい人の特徴】

  • デスクワークが長時間続く(猫背、前かがみ姿勢)
  • スマホを長時間見ている(ストレートネック)
  • 交通事故や外傷歴がある
  • 筋力低下や体幹の不安定さ
  • 便秘や胃腸の不調による姿勢変化
  • 精神的ストレス、呼吸の浅さ

現代社会は、特に「頭部の位置異常(前方変位)」が問題になるケースが多く、頭の重さ(約5kg)を首の骨が不安定に支え続けることで椎間板への圧力が増し、ヘルニア発症に至ります。

また、胃腸の不調や呼吸機能の低下など、内臓由来の問題によって姿勢に影響を及ぼし、二次的に首や腰に負担がかかるケースも少なくありません。


◆ 整体で対応できるヘルニアとは?

「整体でヘルニアが良くなるの?」というご質問をよくいただきます。

結論から申し上げると、症状の度合いと身体の状態によっては、整体的アプローチで大きく改善されるケースが多く存在します。

当院では、画像診断(MRIなど)の結果に基づきつつ、以下のような点を丁寧に評価します:

  • 神経根の走行と症状の一致
  • 姿勢の分析(頭・肩・骨盤・足の位置)
  • 筋肉の緊張バランス
  • 呼吸の深さや内臓の動き
  • 関節可動域、筋力、感覚のチェック

その上で、「なぜその場所に負担が集中しているのか?」という本質的な原因を見極めていきます。

【よくある施術例】

  • ストレートネックの改善(首の前弯を作る施術)
  • 肩甲骨・肋骨・骨盤の連動を回復
  • 腰椎の可動性を高めて内臓下垂を予防
  • 横隔膜や腸腰筋のリリースで呼吸を深く
  • 自律神経調整により回復力を高める

※重度の神経麻痺、膀胱直腸障害がある場合は、医療機関との連携が前提になります。


◆ 徒手検査でヘルニアの可能性を評価

整形外科などでは画像による判断が主ですが、整体では“動き”と“感覚”に着目した検査も重要です。

【頸椎ヘルニアで使われる代表的な検査】

  • ジャクソンテスト:首を横に倒して上から圧をかけると、しびれが出るかを確認
  • スパーリングテスト:頭部を斜め後方に傾けて圧迫し、症状の再現を見る

しびれの出方によって障害されている神経根(C5〜C8)を推測できます。

【腰椎ヘルニアの検査】

  • SLRテスト(下肢伸展挙上テスト):仰向けで足を上げた時にお尻~足にしびれが出ると陽性(L4〜S1神経障害)
  • FNSテスト(大腿神経伸張テスト):うつ伏せで太もも前側に痛みが出れば上位腰椎の障害(L2〜L4)

検査の結果と、デルマトーム(皮膚感覚の地図)を組み合わせて評価していきます。


◆ ヘルニア改善に向けてあなたが今できること

整体での施術と並行して、日常生活の中でも改善に向けた取り組みが重要です。

【セルフケアのポイント】

  • 1時間に1回は立って背伸びをする
  • デスクや椅子の高さを調整し、前傾姿勢を防ぐ
  • 枕の高さ・硬さを見直して首の湾曲を保つ
  • ストレス対策(深呼吸や入浴、良質な睡眠)
  • 腹部のマッサージや腸活による内臓ケア

一人ひとり原因が違うため、当院ではその方の状態に合わせてセルフケアの方法も個別にご提案しています。


◆ まとめ:ヘルニアは“負担がかかりやすい身体”が作り出す

ヘルニアは、突然の外傷というよりも「負担がかかり続けた結果、ある日症状として現れる」ケースが圧倒的に多いです。

つまり、「その部分だけ施術しても根本解決にはならない」のです。

当院【整体院ゆいまーる】では、
●首や腰への局所的な施術だけでなく、
●姿勢、内臓、自律神経、生活環境を含めて全体を評価し、
●“再発しない身体づくり”を目指したアプローチを行っています。


◆ ヘルニアの症状でお悩みの方へ

  • しびれがなかなか取れない
  • 首や腰に不安を抱えたまま仕事をしている
  • 手術は避けたい、でも改善したい

そんなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
ヘルニアによる痛みやしびれで悩む多くの方が、当院で本来の身体の力を取り戻しています。

あなたが「不安なく動ける身体」になるために、私たちは全力でサポートいたします。