フェイスラインの肌荒れでお悩みの20代女性Yさん(接客業・船橋市印内在住)の施術事例


はじめに

2024年7月9日、フェイスラインの肌荒れに悩む20代女性のYさん(接客業・船橋市印内在住)が当院「整体院ゆいまーる」にご来店されました。

来店のきっかけは、妹さんが当院の美容鍼施術を受けており、「ゆいまーるは良いよ!」と紹介してくださったことでした。ご紹介に心より感謝いたします。

この記事では、Yさんの肌荒れの経緯、整体的な問診と検査内容、肌荒れの原因考察、具体的な施術内容とその経過・効果について詳細にご紹介いたします。


フェイスラインの肌荒れでお悩みのYさん【問診編】

Yさんは20代女性で、接客業に従事されています。

仕事中は立ったり座ったりを繰り返す動作が多く、基本的には猫背の姿勢が続くとのことでした。

主な悩みは、肌全体の荒れで、特にフェイスラインに赤みと肌荒れが顕著に見られ、精神的にもかなりのストレスを感じているそうです。

肌荒れの症状は中学生の頃に生理が始まった時期から悪化し、重症時には顔全体が真っ赤になり、ニキビも多発していました。

これまでに皮膚科での治療、エステでのケア、さらには整骨院での姿勢矯正など様々な方法を試みましたが、いずれも根本的な改善には至らなかったとのことです。

さらに、以下のような身体的な症状も抱えています。

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 頭痛
  • 生理痛(腹痛、下痢、頭痛を伴う)

睡眠は平均で5時間程度とやや短めで、運動習慣はなく、ストレスは比較的少ないとの自己申告です。

飲酒は月に2~3回程度で、トイレの回数は多めとのことでした。

現在は、肌荒れの治療目的で抗生剤を服用し、生理痛対策として低用量ピルを服用中です。


身体の検査編

整体的観点から肌荒れを見る際、皮膚状態は自律神経の乱れや内臓機能、そしてホルモンバランスと密接に関係します。

そこで、Yさんの頭痛や生理痛と肌荒れの関連を探るため、以下の検査を行いました。

1. 目の可動域と痛みの確認

仰向けの状態で首を固定し、指を上下左右に動かしながら視線で追ってもらいました。

結果、上下方向(特に真上・真下)の視線移動が非常に見づらく、視線を動かすたびに目に痛みが生じるとの訴えがありました。

このことは、側頭部や後頭部の筋肉の緊張や、首周りの神経圧迫が疑われます。

2. 頭部筋肉の緊張状態の触診

頸椎の動きは正常範囲内でしたが、側頭部および後頭部の筋肉に強い張りが見られました。

これは頭痛の原因の一つとしても考えられ、緊張性頭痛の特徴に合致します。

3. 内臓の硬さと圧痛チェック

仰向けの状態で、胸郭、みぞおち、へそ周辺、下腹部を順番に軽く圧迫し、内臓周辺の硬さや圧痛の有無を評価しました。

  • 胸郭:硬く圧痛あり
  • みぞおち:やや硬く圧痛あり
  • へそ周辺:問題なし
  • 下腹部:少し硬く圧痛あり

これらの所見は自律神経の乱れや内臓機能低下の可能性を示しています。


肌荒れの原因についての考察

Yさんのフェイスラインの肌荒れと生理痛、下腹部の硬さ・圧痛は相関があると考えました。

この考え方は「バイオタイポロジー」に基づき、内臓の不調が顔面の特定部位に現れるという理論です。

特に女性ホルモンのバランスの乱れが、肌荒れに深く関与していると考えられます。

ホルモンの関与

  • エストロゲン(卵胞ホルモン)
    肌をきめ細かく整え、潤いを保つ「美肌ホルモン」として知られています。
  • プロゲステロン(黄体ホルモン)
    皮脂の分泌を促進し、過剰分泌になるとニキビや肌荒れを悪化させる可能性があります。

生理開始時にエストロゲンの減少とプロゲステロンの増加が起こるため、皮脂が過剰に分泌され肌荒れが悪化するケースが多いのです。

自律神経との関連

自律神経の乱れはホルモン分泌にも影響を及ぼし、内臓の動きが悪くなることでホルモンバランスが崩れやすくなります。

そこで、子宮・卵巣の機能回復を促進し、さらに自律神経の調整を目指すために仙骨神経叢へのアプローチが必要と判断しました。


施術内容とその効果

Yさんへの施術は以下のステップで進めました。

1. 美容鍼施術

フェイスラインの赤みや肌荒れが目立つ部分に約20本の鍼を刺し、約10分間置鍼しました。

施術直後、目の可動域と痛みを再評価すると、上下方向の視界が楽になり、目と頭のすっきり感をYさんも実感。

側頭部の張りも軽減されていました。

2. 仙骨神経叢へのアプローチ

仙骨神経叢は女性の生殖器や内臓の神経支配に関わっており、ここに対し約5分間、当院独自の秘密の手技でソフトに神経系を調整しました。

3. 子宮・卵巣のマニピュレーション

約10分間、内臓の動きを正常化する手技を用いて、下腹部の硬さと痛みを改善する施術を行いました。

施術時間は合計で約50分。

施術中からお腹の中で音が鳴り始め、施術後は下腹部の痛みが消失し、足の軽さも感じられたとのことです。

施術後の経過

肌荒れの根本的改善には数回の施術が必要であることをお伝えし、5日後に次回予約をいただきました。


施術3回目での明確な変化

3回目の施術ご来店時には、以下のような改善が見られました。

  • 初回にあった大きなニキビが小さくなった
  • フェイスラインや顎周辺の赤みが大幅に減少した

Yさんからは以下のご感想をいただきました。

「たった2回の施術でここまで変わるとは思いませんでした。
天気が悪いと必ずあった頭痛もなくなり、生理痛もほとんど感じません!」

この声は施術効果の大きな励みとなりました。


まとめ

今回の施術事例では、フェイスラインの肌荒れに悩む20代女性Yさんの症状が、ホルモンバランスの乱れと内臓機能低下に起因している可能性を踏まえました。

整体的アプローチと美容鍼の組み合わせによって、子宮・卵巣、仙骨神経叢への施術を実施。

その結果、肌荒れの改善だけでなく、生理痛や頭痛の軽減も実現し、Yさんにも大変喜んでいただいております。

同様の症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。