【施術事例】てんかん後の体温調節障害が改善!30代女性Tさん‐デスクワーク‐流山市宮園在住

挨拶から☟

こんにちは!船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です^^

今回はてんかん後の体温調節障害や眩暈、頭がふらふらなどでお困りの30代女性Tさんについて記事を書いて行きます。

・てんかん後の不調で困っている
・周りの気温がわからない
・頭がふらふらする

そのような方の参考になれば幸いです。

今回書いて行く内容は以下の通りです。

・一般的知識:てんかんについて
・一般的知識:体温調節障害について
・当店の考え:てんかん発作後の体温調節障害とその関係性について
・体温調節障害でお悩みのTさんについて
 来店された経緯
 問診
 検査
 施術と結果
・まとめ

この記事がTさんと同じようにてんかん後の不調や体温調節障害でお悩みの方の参考になれば幸いです。

一般的知識:てんかんについて☟

「てんかん」とは、脳の神経細胞が一時的に過剰な興奮を起こすことで、意識障害やけいれんなどの発作を繰り返す病気です。
てんかんとは、「てんかん発作を繰り返す、慢性の脳の病気」と定義されます。


てんかんとは?そのメカニズムと種類

🧠 てんかんの定義とメカニズム

てんかん発作は、脳の神経細胞(ニューロン)の電気的な活動が一時的に異常な興奮を起こし、それが脳全体や一部に広がることで生じます。この異常な興奮が起こる場所によって、症状の現れ方が異なります。

てんかん発作の主な分類

発作の始まり方や症状によって、大きく以下の種類に分けられます。

  • 全般発作: 脳の広範囲が同時に異常興奮を起こす発作。意識を失い、全身のけいれん(強直間代発作など)を伴うことが多いです。
  • 焦点発作(部分発作): 脳の一部(焦点)から異常興奮が始まり、意識が保たれる場合や、意識が混濁する場合(複雑部分発作)があります。手足の一部がピクつく、体の一部に違和感を感じるなどの症状が典型的です。

てんかんの原因

てんかんの原因は構造的問題(脳梗塞や脳出血、脳動静脈奇形、腫瘍など原因がある)がある場合と構造的問題が見つからない場合(原因不明)があるとされています。

次に体温調節障害についてです。


一般的知識:体温調節障害とは?

🌡️ 体温調節障害のメカニズム

体温調節障害とは、外部の温度変化や体内の熱産生・熱放散に応じて、体温を一定に保つ機能が破綻した状態を指します。

通常、私たちの体温は脳の視床下部(ししょうかぶ)にある体温調節中枢によって厳密に管理されています。視床下部が体温が上がりすぎたと判断すれば汗をかかせたり血管を拡張させたり(熱放散)、下がりすぎたと判断すれば筋肉を震わせたり(熱産生)して、体温を調整します。

この視床下部や自律神経系に異常をきたすと、体温調節がうまく働かなくなり、以下のような重篤な状態を引き起こします。

  • 高体温(高熱): 熱中症や悪性症候群のように、体温が異常に上昇し続ける状態。
  • 低体温: 環境温度に関わらず体温が異常に低下する状態。

なぜ体温調節障害が起こってしまうのかは様々なですが今回のこの記事ではてんかんとの関係性について書いて行きたいと思います。


当店の考え:てんかん発作後の体温調節障害とその関係性について

てんかん発作後に体温調節障害が起こる現象は、特に発作後の回復期(ポストイ ictal期)に重要視されており、原因は主に脳の機能的な混乱にあるとされています。

脳の視床下部のイラスト

視床下部機能の一時的な麻痺・混乱

てんかん発作は、脳全体または一部で異常な電気的興奮を引き起こします。

  • 発作が視床下部や、体温調節に関わる自律神経の中枢に近い脳領域で発生したり、あるいは脳全体に波及したりすると、体温調節中枢の機能が一時的に麻痺したり、混乱したりします。
  • その結果、発作後しばらくの間、体が熱を放散すべきか、熱を産生すべきかを正しく判断できなくなり、異常な高体温(特に発作直後)や、その後の低体温を招くことがあります。

筋肉の過剰な活動による熱産生

特に強直間代発作などの激しいけいれんを伴う全般発作の場合、発作中は全身の筋肉が激しく収縮します。

  • この筋肉の過剰な活動が、大量の熱エネルギーを産生します。
  • さらに、発作後の視床下部の機能不全が重なることで、この過剰な熱をうまく放出できず、体温が危険なレベルにまで急上昇することがあります(発熱性てんかん)。

上記で考えられる理由を書きましたが要は体温調節する機能は脳の視床下部という部分にありそこが何らかの理由で機能がおかしくなると体温が調整できなくなり体温に関する色々な症状が出るという事です。

では今回Tさんの場合はどうしたのかというと脳への血流を促し視床下部が正常な動きを取り戻すような施術をすればいいのではないかと考え施術した所症状が改善しました。

参考になれば幸いです。

てんかん後の体温調節障害でお悩みのTさんについて

来店された経緯

不調のある女性のイラスト

2025年9月29日、てんかん後の体温調節障害とめまい?ふらつきでお悩みのTさんが来店されました。

来店された経緯として当店は船橋市西船にあり流山市宮園在住のTさんのご自宅とは遠い位置にありましたが丁度西船に来る用事があったのとふらつきというか身体全体のだるさなどもありどうにか近場で何とかできないかとネットを探していたころ当店のHPにたどり着き相談してみようと今回来店頂きました。

問診編:Tさんの状態を把握する

ではお話を聞いたTさんの状態を書いて行きます。

  • 性別・年齢:30代女性
  • 職業:デスクワーク(ここ半年ほど休職中)
  • 居住地:流山市宮園在住
  • 主訴:眼精疲労?めまい?ふらつき?頭がくらくらする感じ 体温調節障害など
  • その他の症状:胃の痛みやムカムカ
  • 気になる動作:常に 眼鏡をかけるとふらふら
  • 見た目の所見:皮膚に赤みが掛かっている
  • 既往歴:10年前にてんかん→現在も一応投薬中 5年前に脳に腫瘍あり→良性&小さいため経過観察
        半年前に適応障害と診断→休職中
  • 運動:しない
  • ストレスレベル:現在はなし
  • 睡眠時間:平均6時間(2.3時間の時もある、寝れない)

という事が分かりました。次に検査編です。

※脳の腫瘍は良性、悪性の確認、医療機関からの注意事項の有無など確認しました。考えられるリスクは説明、他にも施術中やその後身体に異常が出たらすぐ医療機関に行ってくださいと説明したうえで了解を頂き施術に入りました。


検査編:身体全体を評価

Tさんの身体を総合的に検査し、不調の根本的な原因を絞り込みました。

検査項目Mさんの所見整体的推測される原因
脊柱の粘弾性ふにゃふにゃ体幹に力が入らず疲れやすい状態、自律神経の異常
骨盤の歪み右の仙腸関節が下方にズレ。骨盤の不安定性。体の重心バランスの偏り。
お腹の硬さお腹全体に圧痛、みぞおち部、下腹部に特に強い痛みあり呼吸の浅さ(横隔膜の緊張)や胃腸の機能低下。子宮や大腸の機能障害など。また自律神経の乱れと強く関連。
肋骨の動き左の第4肋骨の動きが悪い。呼吸の制限、心臓の過収縮、自律神経の乱れなど。
腕肩の筋肉の張り両腕の前腕の筋肉が非常に硬い、首の神経を引っ張り、肩こりを悪化させる。
頭の浮腫み側頭部、後頭部がぶにぶにやわらかい頭や脳への血流が悪い、自律神経の乱れ、脳への酸素供給が出来ない

検査結果から推測できる体温調節障害の原因

上記の検査結果を総合的に分析した結果、Tさんの体温調節障害や眼精疲労?めまい?ふらふら?などの症状は以下の事が関係していると推測されました。(腫瘍などのこちらで対応できない原因は除く)

  1. 頭の浮腫み:頭への血流が滞ると今回のような眩暈、ふらつき、眼精疲労、頭痛などの症状が出やすくなる。
  2. 呼吸の機能不全(第4肋骨の動きの悪さ・みぞおちの圧痛): 呼吸が浅くなると、本来リラックスを促す副交感神経が働きにくくなり、自律神経の乱れがさらに加速します。
  3. 腕の筋肉の緊張と骨盤の関節のズレ(前腕の硬さ・仙腸関節のズレ): 腕のコリが首や肩の神経を牽引し、肩こりの痛みを増強。骨盤のズレは、全身の血流と姿勢バランスを崩す土台の問題となる

では上記の原因に対して施術していきます。


施術と結果:Tさんの身体を楽にしていく!

問診と検査の結果、今回のMさんの冷えと肩こりに最も深く関係していると考えた原因は、「頭への血行不良」「腕のコリ」「肋骨と呼吸の機能不全」の3点でした。

施術のステップ

  1. 骨盤の調整(土台の安定化):
    • まずは全身のバランスの土台である仙腸関節のズレを調整。当院の骨盤調整はソフトな刺激で、約2分で終了します。
  2. 腕の筋肉のリリース(神経のけん引をなくす):
    • デスクワークで最も疲労していた両腕の前腕の筋肉を、時間をかけて(約10分)ゆっくりとほぐしました。
  3. 肋骨と呼吸の調整(自律神経へのアプローチ):
    • 動きの悪かった左の第4肋骨と、硬くなっていたみぞおち周辺を運動療法と組み合わせながら調整(約5分)。これにより、深い呼吸がしやすくなり、自律神経のバランスを整えやすくします。
  4. 頭へ血流促進(頸静脈の解放):
     後頭部と耳の間に頚静脈孔という穴がありそこを開放することで頭蓋骨内への血流を促すやり方です。(約5分)これにより頭の浮腫みや脳への循環を促します。(体調に変化ないか確認しながら)

初回施術直後の結果

今回は問診に時間をかけました。問診検査25分、施術25分、合わせて約50分の施術後、Tさんから「身体全体が軽くて頭がめちゃくちゃスッキリしています!!すごい!」という嬉しいお言葉を頂きました^^

再検査をしてみても頭のぶにぶにする感じの浮腫みは大分取れお腹の圧痛などもとれていました。

最後に体調によからぬ変化を感じたらすぐ医療機関に行くのと、こちらも様子を確認したい旨を伝え流山市宮園在住Tさんは5日後に予約を取りお帰りになられました。

5日後の様子とその後の経過

では5日後のTさんの様子はというと「あれから眼精疲労?ふらつきなども無くなり気温も分かるようになりました!!凄いです!!有難うございます!」というお言葉を頂きました。

写真などは取っていないですが私の目から見ても明らかに赤みがかっていた顔や体の皮膚が健康的な白っぽい色へと変化しておりスッキリしている様子が伺えました。

2回目のこの日は同じく全体的に検査し、気になる箇所を施術しTさんはスッキリした様子でお帰りになられました。

Tさんが来店されたのは2025年9月29日。この記事を書いている2025年10月28日でこの約1ヶ月間で計3回程度の施術を受けていただきました。

経過は以下の通りです

・2回目(2025年9月29日):頭がスッキリ、気温が分かるようになった。
・3回目(2025年10月4日):身体全体がスッキリしめちゃくちゃ調子がいいがなんとなく肩こりがあり

他にも寝つきが良くなり1回も起きずに6時間は睡眠がとれるようになったり頭痛が無くなったりいい変化を感じている様子でした^^

その後も機会があれば来店したいとお言葉を頂きましたが距離が遠いため来れる時に来ますという事でした。「

では今回のまとめを書いて行きます。


まとめ:てんかん後の体温調節障害でお悩みのTさんについて

今回は【施術事例】てんかん後の体温調節障害が改善!30代女性Tさん‐デスクワーク‐流山市宮園在住という題名で記事を書かせて頂きました。

まとめとして、Tさんの体温調節障害は視床下部の異常だと考え、身体全体の悪い箇所や頭への循環を良くする施術をしたところ改善がみられました。

流山市宮園在住Tさんの様子に体温調節障害やてんかん後の不調でお悩みの方がの参考になれば幸いです^^

※あくまで一例です。てんかんや脳の腫瘍がある場合は先に医療機関の受診をオススメしています。


千葉・流山市・宮園エリアでてんかん後の体温調節障害や不調ならゆいまーる!

流山市・宮園エリアでてんかん後の不調ならお悩みゆいまーるへ!!

当店は船橋市西船にありますが、Tさんのように千葉県全域・流山市・宮園のエリアなど多数のエリアからご相談を頂きます。

気になる方は是非ご相談下さい^^

【整体院ゆいまーる 基本情報】

  • 住所: 千葉県船橋市西船6-2-27 鹿鳴館 1-b
  • アクセス: 京成西船駅から徒歩約3分 / JR西船橋駅から徒歩約10分
  • 営業時間: 10:00~20:00(木曜定休)