機能性ディスペプシアでお悩みのsさん20代男性ー接客業ー船橋市本郷町在住
機能性ディスペプシアでご来店された経緯
2024年2月26日、機能性ディスペプシアでお悩みの20代男性sさんー接客業ー船橋市住みがご来店されました。
Sさんが来店された経緯として元々私の友達である日動物園に行ったのですが話の中で何となく体が疲れやすいと話題になり詳しく聞いて行くと昔に機能性ディスペプシアを診断され悩んでいることが分かり「力になれるかもしれない」といった一言がきっかけでご来店いただきました。
来店した際に詳しくお話を聞いて行くとまず中学生3年生の時に腰痛が酷くなり病院に行ったらお医者さんに
「腰の骨が片方ない?欠けてる?」と言われ腰痛はそのせいだと思うと言われ湿布と痛み止めを出されて終了。
その後腰痛を抱えたまま大学生を迎えたが色々なストレスがきっかけで胃が痛くなることが頻繁に出るようになったそうです。
あまりに胃の痛くなる頻度が多いので病院に行くと色々な検査をしたが原因は不明と言われ診断された病名が機能性ディスペプシアでしたとの事。
そこから機能性ディスペプシアのせいかストレスのせいか自宅以外でご飯が食べられず外食もままならない外食恐怖症にまでなってしまい本人はとても気にしている様子でした。
ではこの後問診検査、施術などを書いて行くのですがまずは今回sさんがお悩みの機能性ディスペプシアとはなにか?について書いて行きます。
機能性ディスペプシアとは
まず機能性ディスペプシアとは何かについて書いて行きます。
機能性ディスペプシアとは胃もたれやみぞおち辺りのの痛み、満腹感などのつらい症状を繰り返し感じることがありますが胃カメラや超音波検査など画像検査をしても胃の異常が見つからない病気です。
器質的(見た目には)には問題がないということですね。
このような症状は非常に多く、昔であれば慢性胃炎など言われていました。
現在病院に受診される患者さんの中で4割は機能性ディスペプシアであることがわかっています。
では機能性ディスペプシアの問診検査編を書いて行きます。
機能性ディスペプシア 腰痛の推測 問診検査込み
まずお話を聞いて行くと機能性ディスペプシアは大学生の時にストレスが多くそのせいかストレスがかかる度、もしくは外食するときに胃が痛くなってごはんが全然食べられない状態になり、
そのせいでずっと4年ほど外食はしておらず4年間ずっと自炊をしている。
仕事は接客業でずっと立ちっぱなし、時々重たい荷物を持つらしくその時に腰が痛くコルセットをしていないとギックリ腰をしそうで怖いとの事でした。
一番辛いのは機能性ディスペプシア、2つ目は腰痛、3つめは肩こりでした。
なので今回はまず機能性ディスペプシアに対しての施術を主に行っていきます。
早速検査を開始、機能性ディスペプシア自体は日常生活に戻ってストレスがかかる時にどうなるか診ないといけないので胃が痛くなるなどの症状の確認はその場では出来ないのですが
それ以外の身体の状態を確認していきます。
まずは仰向けになって胸郭(胸のあたり)の弾力性や圧痛のチェックを行います。
みぞおち部分の圧痛、腹部の圧痛、下腹部の圧痛がないか診たところ胸郭(肋骨と思ってもらえればOK)の弾力性が低く、みぞおち部分を押すとウって感じ、そのほかの腹部は圧痛無しという事が分かりました。
次に2番目に気になる腰痛の確認を行っていきます。
腰痛が一番気になるのはどの動作か確認したところ、腰は重たいものを持つときに一番痛くなるとの事ですが今回それを確認するほど重たいものはないので動作で診ていくと、
前屈時に少し腰が痛い、後屈(腰を反らす)と詰まって右側が痛い、体幹を右に捻ると右腰が痛いとの事でした。
この事をまとめていくと、そこから考えられることを書いて行くと以下の事が考えられます。
・胸郭の弾力性がない
→胸郭というものは胸周りの肋骨が作る空間の事でその中には肺や心臓、胃、肝臓などが入っています。
そこの弾力性がないという事は普段から呼吸が浅かったりストレスによって交感神経が高まっているという事が考えられます。
・みぞおち部分に圧痛
→みぞおち部分には胃や胆のうなどがあります。そこに圧痛がみられるという事は胃や胆のう付近に常に圧力がかかっているという事が考えられます。
・腰を前屈後屈時に少し痛い
→腰自体の筋肉や関節に問題があることが考えられたり、弾力性がない胸郭との関係性を考えると腰だけじゃなく胸郭も腰痛に関係しているのでは?という事も考えねばなりません。
もしくは学生時代にお医者様から言われた腰の骨がない、という事も視野に入れないといけません
という感じになりました。
では次に機能性ディスペプシアの施術編を書いて行くのですがここで胃についての解剖学的な事を書いて行こうと思います。
少し解剖学的なお話
施術を開始する記事をを書く前に胸郭(肋骨、胸椎、胸骨)について書いて行こうと思います。
今回の機能性ディスペプシアでお悩みのsさん船橋市本郷町住みの検査結果で胸郭が硬いのとみぞおち辺りが硬いことが分かりましたがそれはどういうことかについて書いて行きます。
胸郭というのは肋骨、胸椎、胸骨で構成されておりその中に肺や心臓などがあります。そして今回大事なのが胸椎(背骨の胸の部分)と肋骨の間の前面部分に交感神経管という交感神経の管があります。
交感神経とは何かというと簡単にいうと自律神経の一つで興奮するときに働く神経なんですがつまりその交感神経の束が肋骨と背骨の間にあるということは、
人は興奮=ストレスや緊張するときにこの交感神経が働く=背中が硬くなるまたは胸郭のなかに入っている臓器の動きが悪くなるということに繋がります。
ではその胸郭の中に入っている臓器の動きが悪くなるとどうなるのかというと肺であれば呼吸が浅くなる、
心臓であれば脈が速くなったりバランスが乱れ不整脈、動悸などにつながるわけです。よくいう自律神経の乱れの症状ですね。
胸郭についての流れをまとめると、
・ストレスを感じると交感神経が働く=背骨と肋骨の間にある交感神経管(神経の束)が興奮=背中が硬くなる
・交感神経管が働く=胸郭に入っている臓器の動きが悪くなる=代表的なのは肺や心臓、胃や肝臓も含まれる
という事にになります。
つまり今回機能性ディスペプシアでお悩みのsさん船橋市本郷町住みの検査で分かった胸郭が硬い、みぞおち部分に圧痛があるは普段から交感神経が活発に働いている=リラックスできていない?ストレスがある?ということが考えられるわけです。
この時点ではお話からもそうなんですがとりあえず今回のSさんの場合ストレスが多くそのせいで胃が圧迫されているということです。
機能性ディスペプシアの解剖的考察
上記でストレスがあって内臓の動きが悪い?悪くなりそうな状態にあることは分かりましたが船橋市にある整体サロンゆいまーるが考える機能性ディスペプシアの考察を書いて行きます。
まず胃は解剖学的にこうなっています。
機能性ディスペプシアとは胃カメラや検査をしても異常がないという事は胃の見た目に変化はないことを表します。
つまり見た目に出ていないということは何らかの機能障害?と考えられるわけです。
どういう事?というと言いますと医学的には見た目や数値などに異常が出て居ると何かしらの病気と診断されるわけです。
例えば胃に潰瘍ができているという事は器質的(見た目)に異常があるので胃潰瘍という病名が付く。しかし機能性ディスペプシアは見た目や検査で特に異常がみられない疾患なわけです。
つまり見た目や数値には出て居ないけど胃の動きが悪い=機能障害なわけです。
では機能性ディスペプシアは胃の機能障害だと書きましたが解剖的に詳しく書いて行きます。
まず胃の上の部分に噴門という部分があります。
この噴門とは弁のような形状になっており胃に入ってきた内容物を漏らさないようにする役割があります。
この部分が上手く働かないということは内容物が出やすい、つまり嘔吐しやすいや逆流性食道炎などの症状が出るわけです。
前回書いた逆流性食道炎の記事では逆流性食道炎の原因は弁の機能不全だと書きました。
機能性ディスペプシアもそれと同じ、または似ているんじゃないかと思っていて、
つまり逆流性食道炎と同じで弁の機能不全、もしくは幽門や、胃のどこかの部分で機能不全、もしくは狭窄が起きているのではと考えています。
この考えの元施術をしていきます。
※現在日本の医学では機能性ディスペプシアの本格的な理由や治療法は見つかっていないため当店の考えになります。
機能性ディスペプシアと腰痛 施術を開始
では実際に機能性ディスペプシアでお悩みのSさん船橋市本郷町住みへの施術を開始しました。
まずは自律神経の施術として頭蓋骨調整を選択、時間にして10分程度、その次に胸郭の交感神経を緩めるために肋骨への施術を5分程度この時点で気持ちよさそうでした。
次に胃への部分への施術です。
上記で機能性ディスペプシアの原因は弁の機能不全や機能的障害ではないかと書きました。
なのでその部分を探していきます。
これが少し感覚だよりになってしまうのですがsさんを仰向けに寝かせ肋骨のみぞおち辺りに術者の指を置き胃を蝕知し、特に圧痛部分と硬くなっている部分をさがしました。
そうすると感覚的に何となく狭窄?硬い?感じの部分がありその部分を広げるような施術を行いました。
そうするとsさん曰く「スッキリした感じがします!」との声を頂きました。施術の時間的には5分ぐらいです。
次に腰痛の施術です。正直sさんが中学生の時にお医者さんで言われた片方の骨がない?ということはあまり分かりませんが生まれついて腰痛があったわけでは無いので直接の原因ではないと思い無視。
動作として前屈、後屈時、腰を右に捻ると右の腰が痛むということから右の肋骨?捻る時の筋肉腸肋筋?臀部の筋肉?足回り?など色々な可能性を考え施術。
まずは体幹を捻る筋肉、広背筋と腸肋筋を緩めると右に捻ったときの痛みは下がりました。
しかし前屈、後屈時にはまだ痛むので起立筋群を緩め施術を終了。これで20分、機能性ディスペプシアの施術と合わせると検査含めて合計60分程度の施術でした。
指導としてとりあえず身体全体的に硬いのでストレッチ指導を行ったのと機能性ディスペプシアがどうなっているかまた教えてと1週間後に予約を取りご帰宅なされました。
1週間後
機能性ディスペプシア、船橋市本郷住みsさんご来店されました。
機能性ディスペプシアどうだったと聞くと
「お腹が痛くないんですっ!!」と嬉しいお言葉を頂きました^^
ストレスでウっとするときはあるけどいつものどうしようもない痛みはないとの事でした。
本人曰く病院で原因不明でどうしようもないと言われて
「もう治らないんだ俺は」
と思っていたので凄い嬉しかったみたいです。
次に腰痛はどうかと聞いて行くと腰痛はまだあったみたいですね汗
しかし船橋市西船にある整体サロンゆいまーるに来てからストレッチは毎日欠かさずにしているらしくそのおかげか
何となく調子はいいみたいで痛みはあるけど半分ぐらいには下がっているみたいでした。
機能性ディスペプシアは楽になっているとの事だったので2回目のこの日は腰痛への施術を主に行いました。やったことは自律神経への施術と下半身の筋肉への揉み解しとストレッチを軽く施術。
結果として腰痛は10→2へ減り本人も喜んでいました。しかし普段日常で絶対筋肉は固まってしまうのでストレッチは必須だよと指導しまた予約を取りご帰宅されました。
機能性ディスペプシアや腰痛に対するアプローチ
機能性ディスペプシアでお悩みのsさん20代男性ー接客業ー船橋市本郷町在住をタイトルに書きましたが最終的にみなさん「機能性ディスペプシアを良くしたい!!」これにつきますよね。
では船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるではどのように施術するかを書いて行きます。
まずは検査、問診を行いどこが一番問題になっているのか。関節?筋肉?内臓?など原因の特定を行い以下のような施術を行うことで機能性ディスペプシアの早期改善を行うことが出来ます。
・内臓→内臓マニュピュレーション
今回の機能性ディスペプシアでは有効な手技となっています。胃の狭窄部や硬くなっている部分に対して内臓マニュピレーションと呼ばれる手技をする事で胃の痛みを改善する事が出来ます。
・筋肉→筋膜への徒手的療法、鍼治療
筋肉が原因の場合の肩こりや腰痛であれば効果的な方法です。機能性ディスペプシアには効果は薄いです。
・骨格→関節モビライゼーション
機能性ディスペプシアには直接関わりはないですが胃の神経は胸椎4番あたりから出るのでその辺りに関節モビライゼーションをする事で胃の動きを促進する事は出来るかもしれません。
施術としてこのような施術があるのですがあくまで一例です。機能性ディスペプシアのように原因が分かっていない病気や、難病と言われるものも原因を一つ一つ探りひもどいて行けばよくなったりします。
今回は機能性ディスペプシアでお悩みのsさん20代男性ー接客業ー船橋市本郷町在住
今回は機能性ディスペプシアでお悩みのsさん20代男性ー接客業ー船橋市本郷町住みという題名で記事を書かせていただきました。施術内容、機能性ディスペプシアとは、などについて。
意外と胃炎や胃痛、似たような疾患で言えば逆流性食道炎などでお悩みの方大変多いですよね。
もしこの記事を読んでいる貴方がsさんと同じような機能性ディスペプシアや慢性胃炎、胃痛などでお悩みであればお力になれるかもしれません。