ギックリ腰で動けない!船橋市西船在住40代女性Mさんの激痛を救った「仙骨のズレ」とは?
始めに
2024年5月10日、新緑がまぶしい季節の船橋市西船。当院に、突然の激痛に襲われ、ほとんど身動きが取れない状態の女性がご来店されました。船橋市西船にお住まいの40代の美容師、Mさんです。
座ることもままならず、壁にもたれかかったり、体育座りのような姿勢でなんとか痛みに耐えるMさんの姿は、見ているこちらも辛くなるほどでした。「ギックリ腰」は、文字通り突然襲いかかる激しい腰の痛み。しかし、正しいアプローチで原因を見極めれば、驚くほど早く改善に向かうことが多いのです。
この記事では、Mさんのギックリ腰がどのように発症し、当院がどのようにその原因を探り、施術を行ったのかを詳しくご紹介します。ギックリ腰の「本当の原因」を知り、痛みで悩む日々から解放されるヒントになれば幸いです。
なぜ当店を選んでくれたの?船橋市西船の地域密着型整体院
Mさんが当院を選んでくださったきっかけは、意外なものでした。実は、Mさんも当院と同じ船橋市西船にお住まい。当院がオープンした当初に配っていたチラシを覚えていてくれたそうで、「なんか良さそう」と感じてご来店を決意されたそうです。
オープンから約1年。あの時のチラシが、まさかこんな形で、困っているMさんの目に留まり、覚えていただけていたとは、本当に嬉しい限りです。地域の皆さんに支えられていることを実感し、改めて身が引き締まる思いでした。
美容師Mさんのギックリ腰:痛みの奥に隠されたヒント
ご来店時のMさんは、あまりの痛みにゆっくり話を聞くのも難しい状態でした。そこで、まずは最低限の情報に絞り、痛みの原因を探るための問診を進めました。
Mさんのプロフィールと気になる過去の症状
- 年齢: 40代
- 職業: 美容師(立ち仕事が多い)
- 既往歴: 4年前に子宮筋腫と診断されたが、経過観察中。
- その他の気になる症状: 昔から首の調子が悪く、バイクのヘルメットを被る時や、長時間下を向いていると「むち打ちのようになる」と訴えていました。病院では特に異常なしと診断され、湿布と痛み止めで様子を見ていたそうです。
一見、ギックリ腰と関係なさそうな首の症状ですが、体はすべてつながっています。過去の症状や体のクセも、現在の痛みのヒントになるため、しっかりとお話をお伺いします。
ギックリ腰、その時の状況
椅子に座るのも辛いMさん。壁にもたれたり、体育座りをしたりして、痛みを和らげながら話してくださいました。
- 痛めたきっかけ: 座って事務作業をしていたところ、立ち上がろうとした瞬間に「ピキッ!」と腰に電気が走るような激痛が走り、そこから動けなくなったそうです。
- 痛みの性質: 何もしなくても痛むが、特に腰を反らす動作や、姿勢をまっすぐにしようとすると激しく痛むとのこと。捻っても痛いが、まっすぐにする方がより辛いと感じていました。
この問診で、ある程度の予測はできましたが、正確な原因特定のためには、さらに詳しい検査が必要でした。
ギックリ腰の「犯人」探し:神経と骨の状態をチェック!
当院では、ギックリ腰の痛みの主な原因は「関節のズレ」にあると考えています。この「ズレ」は、レントゲンやMRIには映りにくいため、病院では「原因不明」と言われることも少なくありません。しかし、海外ではすでに広く知られている考え方なのです。
「関節のズレ」といっても、骨が大きく外れるわけではありません。関節を構成する骨同士のわずかな位置関係の変化や、それによって関節の動きが悪くなることを指します。
Mさんの場合も、問診で得られた情報から、どの関節が関わっているのかを予測し、それを確認するための検査を行いました。また、ギックリ腰と似た症状が出る、より深刻な病気(圧迫骨折や椎間板ヘルニアなど)ではないかを確認することも非常に重要です。
1.しびれの有無を確認:神経は大丈夫?
まず、神経が圧迫されていないかを調べるため、ゆっくりとベッドに仰向けになってもらいました。
- SLRテスト: 足をまっすぐ持ち上げる検査です。椎間板ヘルニアなどで神経が圧迫されている場合、足が上がりにくかったり、しびれや痛みが出たりします。
- 感覚テスト: 両足の感覚に左右差がないかを確認しました。
結果、Mさんにはしびれが見られませんでした。これは、神経が強く圧迫されている可能性が低いことを示し、椎間板ヘルニアの可能性が薄れたことを意味します。
2.押した時の痛み(圧痛)をチェック:痛みの中心はどこ?
次に、痛いと訴える腰の部分、特に仙骨あたりを軽く押して、痛みの程度を確認しました。
押すと痛みはあるものの、「そこまで辛くない」とのこと。このことから、圧迫骨折の可能性もさらに低いと判断できましたが、念のため完全には除外しきれませんでした。
問診と検査でわかったことのまとめ
これまでの問診と検査から、Mさんのギックリ腰について以下のことが判明しました。
- 問診でわかったこと
- 座った状態から立ち上がろうとした際にギックリ腰になった。
- 常に痛むが、特に姿勢をまっすぐにしようとすると激しく痛む。
- 検査でわかったこと
- しびれなどの神経症状はない。
- 椎間板ヘルニアの可能性は低い。
- 圧迫骨折の可能性も低い(大きな衝撃があったわけではないため)。
椎間板ヘルニアの可能性はほぼなく、圧迫骨折も可能性は低いと判断しました。そして、姿勢をまっすぐにする動きで痛みが強いという問診結果から、ギックリ腰の原因である「関節のズレ」が仙骨にある可能性が高いと推測しました。もし捻る動作で痛みが強ければ腰椎や股関節を疑いますが、前後に体を動かす時に特に痛む場合は、仙骨の関与が大きいと考えられます。
これらの推測に基づき、いよいよ施術へと移ります。
ギックリ腰の「核心」へ:仙骨のズレを修正する施術と、驚きの変化!
いよいよMさんのギックリ腰の施術です。問診と検査で特定した「仙骨のズレ」に対して、ピンポイントでアプローチしていきます。
仙骨への丁寧な調整
Mさんには仰向けになってもらい、術者がMさんの仙骨の動きを優しくサポートするように施術を進めました。激痛に耐えているMさんの様子を見ながら、痛みの状態を確認しつつ、慎重に、そして丁寧に約10分間かけて調整を行いました。
施術後、Mさんの状態を確認すると、驚くべき変化がありました。
「座れる!!ありがたい!」
さっきまで座ることすら困難だったMさんが、なんと自力で座れるようになったのです!Mさんの大きな声での喜びの声に、私たちも本当にホッとしました。こんなに素直に喜びを表現してくれるMさんは、素敵な方だなと感じました。
この時点で、今回のギックリ腰の主な原因が仙骨のズレであったことがほぼ確信に変わりました。私たちの推測通りの結果に、改めて当院のアプローチの有効性を実感しました。
体全体のバランスを整えるケア
仙骨のズレを修正し、激しい痛みが軽減されたとはいえ、ギックリ腰は全身のバランスの崩れから生じることがほとんどです。また、美容師というお仕事柄、Mさんの腰だけでなく、首や肩、股関節にも負担がかかっていることは容易に想像できます。
そこで、次に腰に関連する筋肉、股関節、そして問診で気になっていた首の部分を、約15分かけて丁寧に調整していきました。これは、単に痛い部分を揉みほぐすのではなく、体全体の連動性を考慮し、それぞれの関節や筋肉が本来持つ機能を取り戻せるよう促す施術です。
この全身調整の結果、Mさんの痛みは、ご来店時の「10」をピークとした場合、なんと「4」まで大幅に軽減されました。座れるようになっただけでなく、ご来店時は不可能だった「腰をまっすぐにする」動作も、平気でできるようになったのです。
もちろん、まだ痛みは残っています。これは、腰に炎症が起きているためです。そのため、Mさんには施術後、2〜3日はできるだけ安静にすることを指示しました。そして、万が一痛みがぶり返したり、別の症状が出たりした場合には、念のため病院を受診することも勧め、この日はお帰りになられました。
その後の嬉しいご報告:ギックリ腰からの解放!
そして、施術から3日後。一本の電話が鳴りました。受話器を取ると、それはMさんからでした。
「次の日、少し痛みはあったんですけど、めちゃくちゃ楽になりました!ありがとうございます!」
電話口から聞こえるMさんの明るい声に、本当に安心しました。完全に痛みがなくなったわけではないものの、ギックリ腰の激痛から解放され、日常生活が送れるようになった喜びが伝わってくる瞬間でした。
ギックリ腰の本当の正体:なぜ「原因不明」と言われるのか?
Mさんも経験された「ギックリ腰」。多くの人が一度は経験するか、周りで耳にする症状でしょう。しかし、その本当の原因について、正確に知っている人は少ないかもしれません。
先ほども触れましたが、当院ではギックリ腰の根本的な原因は「関節のズレ」にあると考えています。この「関節のズレ」とは、骨と骨が関節を形成する際に、その位置関係がわずかにずれたり、本来の動きができなくなったりすることを指します。
ではなぜ、日本ではギックリ腰の原因が「原因不明」と言われることが多いのでしょうか?それは、レントゲンやMRIといった画像診断では、この微細な関節のズレや機能不全が映りにくいためです。病院では、骨折や椎間板ヘルニアといった明らかな異常がなければ、「異常なし」と診断されてしまうケースがほとんどなのです。
しかし、海外ではすでに、この関節の機能不全が腰痛の原因として広く認識され、治療法も確立されています。特に、カイロプラクティックやオステオパシーといった手技療法では、この「関節のズレ」や「機能不全」を診断・治療の対象としています。
ギックリ腰の原因はどこ?ズレる可能性のある関節たち
ギックリ腰の原因が「関節のズレ」にあるとしても、具体的にどの関節がずれているのかを見極めることが非常に重要です。腰の周りには、多くの骨や関節が存在します。
- 仙骨(せんこつ): 今回のMさんのように、姿勢をまっすぐにする動作や、立ち上がり時に痛みが強い場合に特に疑われるのがこの仙骨です。仙骨は骨盤の中央に位置し、背骨と骨盤をつなぐ重要な骨。ここのズレは、骨盤全体のバランスにも影響を与え、腰痛を引き起こしやすくなります。
- 腰椎(ようつい): 腰の骨、つまり背骨の腰の部分です。人によっては、この腰椎の特定の骨がずれて、ギックリ腰を引き起こすこともあります。捻る動作や、特定の方向への動きで痛みが強くなる場合に疑われます。
- 恥骨(ちこつ): 骨盤の前側にある骨です。特に産後の女性に多いギックリ腰の原因として、恥骨のズレが挙げられることがあります。出産時に骨盤が大きく開くことで、恥骨結合部に負担がかかり、その後の回復過程でズレが生じることがあります。
このように、ギックリ腰の原因となる関節は一つではありません。大切なのは、どの関節が、どのような形でずれているのかを正確に突き止め、その原因となっている関節に対して的確な施術を行うことです。
当院では、丁寧な問診と触診、そして様々な機能検査を通して、患者さん一人ひとりのギックリ腰の原因を深掘りし、最適なアプローチを見つけ出します。
船橋市西船整体院ゆいまーるのギックリ腰アプローチ:早期回復へのオーダーメイド施術
「早くギックリ腰を良くしたい!」これは、ギックリ腰で苦しむすべての方が抱く切実な願いでしょう。船橋市西船整体サロンゆいまーるでは、その願いに応えるため、以下のステップでギックリ腰に対する施術を行っています。
1.徹底的な原因特定:あなたのギックリ腰の「犯人」を見つけます
最も重要となるのが、このステップです。ご来店されたら、まず時間をかけて丁寧に問診を行います。痛みの始まり方、痛みの性質、日常生活での影響、過去の怪我や病気など、細部にわたって情報を伺います。
次に、詳細な身体検査です。当院では、単に痛い部分を触るだけでなく、全身の可動域、姿勢のチェック、特定の動作に対する反応、そして関節のわずかな動きなどを確認していきます。どの関節がずれているのか、腰なのか、骨盤なのか、腰であれば何番目の骨なのか、といったことを多角的に見極めることで、ギックリ腰の根本原因を特定していきます。
この段階で、Mさんのケースのように「仙骨のズレ」が疑われる場合は、その推測を裏付けるための具体的な検査をさらに深く行います。
2.根本原因へのアプローチ:多様な手技と専門知識で改善へ
ギックリ腰の原因が特定できたら、それに対して最適な手技を用いて施術を行います。単に関節のズレを修正するだけでなく、そのズレを引き起こしている可能性のある内臓や筋肉にも目を向け、必要に応じて以下のような専門的な手技を組み合わせることで、より効果的な改善を目指します。
- 関節モビライゼーション: ギックリ腰の直接的な原因である「関節のズレ」に対して、非常に効果的な手技です。関節の動きを改善し、ズレを修正することで、痛みの軽減と機能の回復を促します。Mさんの仙骨へのアプローチも、この手技の一種です。関節のわずかなズレを的確に捉え、最適な方向に優しい圧をかけたり、動かしたりすることで、関節本来の動きを取り戻していきます。
- 筋膜リリース(筋膜への徒手的療法): ギックリ腰は関節のズレが原因と述べましたが、そのズレを引き起こす一因として、筋肉が骨を強く引っ張っているケースも少なくありません。特に、長時間同じ姿勢での作業や、特定の動作を繰り返すことで、筋肉の柔軟性が失われ、筋膜(筋肉を覆う薄い膜)が硬くなることがあります。このような場合、硬くなった筋膜に対して、手技を用いて筋膜リリースを行うことで、筋肉の緊張を緩和し、骨への余計な引っ張りを取り除きます。これは、ギックリ腰の再発予防にも繋がります。
- 鍼治療(必要な場合): 筋肉の深い部分にあるトリガーポイント(痛みの引き金となる点)や、慢性的な痛みにアプローチするために、鍼治療を併用することもあります。鍼は、筋肉の血行促進や緊張緩和に効果的で、自然治癒力を高める作用も期待できます。ギックリ腰による強い炎症を抑えたり、筋肉の深い部分の硬さを緩めたりするのに有効な場合があります。
- 内臓マニピュレーション(内臓調整): 一見関係なさそうに思えるかもしれませんが、実はギックリ腰のような腰痛と内臓の機能が密接に関わっているケースがあります。例えば、胃や腸、腎臓などの内臓の不調が、その周囲の筋膜や神経を介して腰に痛みを引き起こすことがあります。内臓マニピュレーションは、このような内臓の問題が腰痛の原因となっている場合に、内臓の動きを改善し、適切な位置に戻すことで、関連する腰の痛みを緩和する特殊な手技です。当院では、必要に応じてこの手技も取り入れ、多角的なアプローチを行います。
これらの手技を、患者さん一人ひとりの体の状態やギックリ腰のタイプに合わせて、オーダーメイドで組み合わせていきます。
ギックリ腰は諦める必要なし!船橋市西船で悩むあなたへ
今回のMさんのように、ギックリ腰は突然襲いかかり、私たちの生活を大きく制限してしまいます。しかし、多くの方が「ギックリ腰はすぐには治らない」「しばらく安静にするしかない」と思い込んでいるかもしれません。
ですが、今回のMさんのケースでもお分かりいただけたように、ギックリ腰は原因を特定し、的確な施術を行えば、驚くほど早く改善に向かうことが多いのです。Mさんも、ご来店された時は痛みに耐え、諦めかけたような暗い表情をされていましたが、施術後は「座れる!」と満面の笑みで、明るい表情でお帰りになられました。その変化を目の当たりにすると、この仕事のやりがいを強く感じます。
もし今、ギックリ腰でお悩みの方がいらっしゃいましたら、一人で抱え込まずに、ぜひ一度当院にご相談ください。LINEでも、お電話でも構いません。あなたの痛みの原因を一緒に突き止め、早期の改善に向けて全力でサポートさせていただきます。
私たちは、船橋市西船の皆様が、痛みなく快適な日常生活を送れるよう、常に最善を尽くします。あなたの笑顔を取り戻すお手伝いをさせていただけたら幸いです。
ギックリ腰に関するご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。