「諦めかけた腰の激痛」の真犯人、まさかの「太もも裏」だった! 船橋市西船在住 50代男性Nさんのぎっくり腰克服記

初めに

こんにちは!整体院ゆいまーるの山城です。

「ぎっくり腰がぶり返して、もうどうしようもない…」「デスクワークで腰はボロボロだけど、原因が分からない…」「ベッドから起き上がるだけで激痛が走る毎日から解放されたい…」

もしあなたがそんな腰の痛みや、その他身体の不調でお悩みなら、今回の記事はきっとあなたの希望になるでしょう。特に、船橋市西船にお住まいのデスクワークをされている方には、深く共感いただける内容かもしれません。

2024年6月16日、ぎっくり腰の激痛に悩む船橋市西船在住の50代男性Nさんが当院にご来店されました。Nさんのぎっくり腰は、約3週間前の出来事でした。特に何か無理をしたわけでもないのに、仕事でパソコン作業中に徐々に腰が痛み始め、「そのうち治るだろう」と放置していたそうです。しかし、翌朝にはベッドから起き上がるのも困難なほどの激しい腰痛に襲われ、これはまずいと本格的に治療院を探し始めたとのこと。

インターネットで検索し、船橋駅方面のカイロプラクティック院を訪れたそうですが、残念ながら改善が見られず、むしろ一度落ち着きかけていた痛みがぶり返してしまったそうです。「これは別のところが良いかもしれない」と、さらに情報を集め続けた結果、最終的に船橋市西船にある当整体院ゆいまーるにたどり着いてくださいました。

今回は、ぎっくり腰に悩むNさんが、どのようにしてその痛みから解放されたのかを、問診、検査、そして実際の施術という段階に分けて詳しくご紹介していきます。彼の体験が、同じような痛みに苦しむ方の助けになれば幸いです。


デスクワークが招いた慢性的な不調:50代男性Nさんの詳細な問診

まずは、Nさんの詳しい状態と、ぎっくり腰に関する問診内容から見ていきましょう。Nさんは50代の男性で、船橋市西船にお住まいです。お仕事は主にデスクワークで、出社と在宅勤務を組み合わせていますが、基本的に座っている時間が非常に長いとのこと。多い時には、なんと1日12時間以上も座りっぱなしになることがあるそうです。この情報から、彼の身体にかかる負担の大きさが想像できます。

Nさんの主な訴えは、3週間前から続くぎっくり腰でした。一度は痛みが引いたかに見えたものの、最近になって再び激しい痛みがぶり返してしまったそうです。具体的な症状は、腰から左の太ももの裏にかけての痛みと違和感でした。

特に痛む動作は、ベッドから起き上がる際に腰を捻る時。この時の痛みが強く、朝の起床時が最も辛いとのことでした。また、仕事中も椅子に座っているとじんわりと腰が痛み続けるため、集中力も低下し、仕事の効率にも影響が出ていました。

ぎっくり腰以外にも、Nさんは普段からいくつかの身体の不調を抱えていらっしゃいました。慢性的な肩こり眼精疲労に悩まされており、ご自身でも**「身体が硬い」**と感じているそうです。これは長時間のデスクワークが原因で、身体のあちこちに負担がかかっている典型的なサインと言えるでしょう。

既往歴について伺うと、5年前に不整脈があり、心臓カテーテル手術を受けた経験があるとのことでした。その他の大きな病気の経験はなく、現在服用している薬も特にないそうですが、目の健康のためにサプリメントは毎日飲んでいらっしゃいました。

運動習慣は、ぎっくり腰で休止中ではありましたが、通常は週に1回程度テニスを習いに行っているそうです。これは運動習慣がある方と言えますが、座りっぱなしの時間が長いため、テニスだけではカバーしきれない身体の歪みや硬さが生じている可能性も考えられました。

ストレスレベルについては、ご自身で**「多い方」**と認識されていました。仕事の責任や日々の生活の中で、精神的な負担を感じているようです。 また、体質的に胃腸が昔から弱く、お腹を下しやすいとのことでした。これは自律神経の乱れや内臓疲労とも関連することがあります。 アルコールは週に350ml缶を1本飲むか飲まないか程度で、喫煙習慣はないそうです。

ここまでで分かったNさんの状態をまとめると、以下のようになります。

  • 50代男性、船橋市西船在住、デスクワーク中心(長時間座位)。
  • 主訴は3週間前に発症し、ぶり返したぎっくり腰。腰から左太もも裏の痛み。
  • 特にベッドからの起き上がり(捻り)と、座っている時に痛みが強い。
  • 肩こり、眼精疲労、身体の硬さを自覚。
  • 既往歴: 5年前に心臓カテーテル手術。
  • 週1回のテニス習慣あり。
  • ストレスが多く、胃腸が弱い体質。
  • 飲酒は少量、喫煙なし。

これらの詳細な問診情報を元に、Nさんのぎっくり腰の本当の原因を特定するため、次のステップである身体の検査へと進んでいきます。彼の身体に隠された痛みのサインを読み解くことが、改善への第一歩です。


見逃されがちな「真犯人」の特定:ぎっくり腰の精密検査

ぎっくり腰の検査は、単に痛む箇所を見るだけでなく、身体全体のバランスや関連する部位の状態を総合的に評価することが重要です。先に結論からお伝えすると、ぎっくり腰の痛みの原因は、多くの場合**「関節のわずかなズレ」**にあります。

これは、腰椎(腰の骨)や仙腸関節(骨盤の関節)といった部位が、何らかの原因で正常な位置からわずかにずれることで、周囲の神経や筋肉に刺激を与え、あのどうしようもない激しい痛みを発するケースが非常に多いのです。この点については、当院のブログ記事「ギックリ腰の正体 事例と共に」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

この「関節のズレ」という視点を持って、Nさんの身体を詳しく検査していきました。

  1. 腰椎と骨盤の関節のズレの特定: まず、Nさんの腰椎と骨盤の関節の動きを細かく確認しました。具体的には、どの腰椎が、あるいは骨盤周りのどの関節がずれているのかを、触診と動きのテストによって慎重に探ります。言葉で表現するのは難しい微細な動きや位置の差を評価していくのですが、Nさんの場合、腰椎の第5番(L5)あたりがわずかに右にずれていることが明確に分かりました。L5は腰の中でも特に負担がかかりやすい部位であり、ここがずれると広範囲に影響を及ぼす可能性があります。
  2. 炎症の度合いの確認: ぎっくり腰は急性の炎症を伴うことが多いため、患部の炎症度合いを確認することは施術方針を決める上で非常に重要です。直接腰の患部に触れてみると、わずかに熱感はありましたが、激しい炎症を示すような強い熱感ではありませんでした。このことから、炎症の度合いは中程度だろうと推測できました。しかし、痛みが強い状況なので、患部を強く揉んだり、直接的に刺激を与えたりする施術は避けるべきだと判断しました。これは、炎症を悪化させず、回復を促すための重要なステップです。
  3. 腰に影響を及ぼす関連筋肉の検査: 腰の痛みは、必ずしも腰そのものに原因があるとは限りません。腰と密接に関連する他の部位の筋肉の硬さや機能不全が、腰の痛みを引き起こしていることも多々あります。特に、股関節や膝周りの筋肉は腰の動きに大きな影響を与えるため、以下の検査を行いました。
    • 太ももの前の大腿四頭筋の硬さチェック(FNS検査の改良版): この検査では、大腿四頭筋の柔軟性を確認します。Nさんの場合、この筋肉に極端な硬さは見られませんでした。
    • 太ももの裏のハムストリングスの柔軟性検査(SLR検査の改良版): SLR(Straight Leg Raise:下肢伸展挙上)検査は、仰向けで片足をまっすぐ持ち上げることで、主に坐骨神経の緊張やハムストリングスの柔軟性を評価します。Nさんの場合、このSLR検査でハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の柔軟性が著しく低いことが明らかになりました。神経的な牽引症状は見られませんでしたが、筋肉自体の柔軟性の欠如が顕著でした。

(※これらの検査方法や一般的な腰痛については、以前の「腰痛について」という記事でも詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。)

ここまでの検査で分かったNさんのぎっくり腰の状態をまとめると、以下のようになります。

  • 腰椎の第5番(L5)あたりがわずかに右にずれている。
  • 腰部の炎症の度合いは中程度で、直接的な強い刺激は避けるべき。
  • ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の柔軟性が極めて低い。

これらの問診と検査の結果から、Nさんのぎっくり腰の痛みのメカニズムを深く考察し、最適な施術の方針を立てていきます。彼の痛みの「真犯人」がどこに潜んでいるのか、次でその真相に迫ります。


「まさかの原因」と的確なアプローチ:ぎっくり腰の考察と施術方針

ここまでの問診と検査で得られた情報を統合し、Nさんのぎっくり腰の根本原因と、それに対する最適な施術方針を深く考察していきます。

まず、問診の中で特に重要だと感じたポイントは以下の3点でした。

  • 長時間のデスクワーク(1日12時間座りっぱなしの日も): 長時間同じ姿勢を続けることは、特定の筋肉群に過剰な負担をかけ、硬直を引き起こす主要な原因となります。特に、座った姿勢では股関節と膝が常に曲がった状態になるため、太ももの裏の筋肉に持続的なストレスがかかります。
  • ぎっくり腰が3週間前に発症し、一度良くなったもののぶり返した: この経過は、一時的に痛みが引いても、根本的な原因が解消されていないために再発した可能性を強く示唆しています。また、完全に治癒していない状態で無理をすると、ぶり返しやすくなります。
  • ベッドから起き上がる時に腰を捻ると痛む、座っていてもじんわり腰が痛む: これらの動作は、腰椎や骨盤、そしてそれらに関連する筋肉に直接的な負担がかかるため、痛みの局在や性質を理解する上で重要な情報です。特に、座りっぱなしで痛むという点は、股関節周辺の筋肉の状態が大きく影響している可能性を示唆します。

次に、検査で特に重要だと判断したポイントは以下の3点です。

  • 腰椎の第5番(L5)あたりが右にわずかにずれている: これは、腰の痛みの直接的な原因となる関節の機能不全を示しており、このズレを修正することが重要です。
  • 腰部の炎症の度合いは中程度: 急性のぎっくり腰とは異なり、強い炎症反応は出ていないものの、まだ組織が傷ついている状態であるため、患部への強い刺激は避け、炎症を悪化させないような配慮が必要です。
  • ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の柔軟性が極めて低い: これが今回のNさんのぎっくり腰の「隠れた真犯人」だと私は推測しました。

これらの問診と検査の結果を統合して推測できることは、主に2つあります。

  1. 長時間のデスクワークによるハムストリングスの慢性的な硬化が、腰椎のズレを引き起こしている: ハムストリングスは、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋という3つの筋肉の総称で、これら全てが骨盤の下部にある坐骨結節という重要な骨に付着しています。長時間のデスクワークでこれらの筋肉が硬く縮こまると、坐骨結節を継続的に下方や後方に引っ張ってしまいます。この強い牽引力が、骨盤全体の歪みを引き起こし、結果として仙骨や、今回Nさんにズレが見られた腰椎の第5番(L5)あたりにまで歪みや機能不全を生じさせてしまったと考えられます。つまり、腰の痛みの根本原因は、実は腰そのものではなく、太ももの裏の筋肉の硬さにあったのです。これは、多くのぎっくり腰のケースで見落とされがちなポイントです。
  2. 炎症の残存と再発のサイクル: Nさんの痛みがぶり返してしまったことと、腰部にわずかに熱感が残っていることから、現在のNさんの腰は、まだ組織が完全に修復されていない「傷ついている状態」だと判断できます。このような状態の時に、痛む箇所を強く揉んだり、無理な矯正を試みたりすると、かえって組織を損傷させ、炎症を悪化させ、痛みをぶり返す悪循環に陥りかねません。

以上の考察から、今回の船橋市西船在住のNさんのぎっくり腰は、ハムストリングスの慢性的な硬さが原因で腰椎にズレが生じ、それが痛みを引き起こしているということが明確になりました。また、施術としては、局所の炎症が残っているため、腰自体はあまり触らずに、根本原因であるハムストリングスへのアプローチを主に行うべきだと判断しました。


「嘘みたいに楽に!」:ぎっくり腰の施術と劇的改善の瞬間

上記の考察に基づき、Nさんのぎっくり腰の施術では、主にハムストリングスへのアプローチを行いました。具体的には、ハムストリングスの念入りな揉みほぐしと、効果的なストレッチが中心となります。

まず、Nさんに痛みの状態を細かく確認しながら、慎重にベッドにうつ伏せに寝ていただきました。そこから、私がNさんの膝を軽く屈曲させ、ハムストリングスが少し収縮した状態を作り、その状態で筋肉を丁寧に揉みほぐしていきます。ハムストリングスは複数の筋肉から構成されており、それぞれの筋肉の走行や硬結(しこり)を意識しながら、ゆっくりと、しかし確実に筋肉の緊張を解放していきました。両方のハムストリングスをじっくりとほぐしていったため、この工程だけで約15分程度を要しました。問診と検査に時間を費やしていたこともあり、この時点で合計35分ほどが経過していました。

ハムストリングスの入念なほぐしが終わった後は、さらに筋肉の柔軟性を高めるためのストレッチです。 やり方は片足ずつ行いました。Nさんには仰向けになっていただき、私が軽く膝を屈曲させた状態で、太ももをNさんのお腹側に向かってゆっくりと曲げていきます。これは、ハムストリングスのみを安全かつ効果的に伸ばすための特別なストレッチ方法です。Nさんには「息を吐きながら力を抜いてくださいね」と呼吸を意識していただきながら、無理のない範囲でじっくりと筋肉を伸ばしていきました。両足合わせて約10分程度のストレッチを行いました。施術中、Nさんは「ああ、そこ、効きますね」といった声を時折漏らしながらも、私の指示にしっかりと従って協力してくださいました。

そして、全ての施術が終了し、Nさんにベッドから起き上がっていただきました。

結果は、まさに劇的なものでした。

Nさんがベッドから起き上がる際に、少し強く腰を捻るとわずかな痛みは残るものの、ご来院当初の激しい痛みは劇的に軽減され、座っている時の腰の鈍痛も完全に消え去っていたのです。全体的な評価として、ご来院当初の痛みの度合いを10とすると、施術後には3程度まで激減していました。

この劇的な変化に、船橋市西船在住のNさんは心から驚き、満面の笑みでこうおっしゃいました。

えっ、腰が原因ではなかったんですね!すごい、嘘みたいに楽になりました!

長年デスクワークによる慢性的な腰痛に悩まされ、ぎっくり腰のぶり返しで「もう治らないのか」と諦めかけていたNさんにとって、この改善はまさに驚きであり、希望そのものだったことでしょう。

私からは「まだ炎症自体は残っているので、しばらくは激しい動きは避けてくださいね」と、今後の注意点とセルフケアの重要性をお伝えさせていただきました。Nさんは、痛みが取れたことで非常に嬉しそうな表情で、次回の予約もスムーズに取り、軽やかな足取りで、晴れやかな表情でお帰りになられました。彼の痛みが取れて、本当に良かったです。


「真の原因」を見極める力:ぎっくり腰克服の鍵と当院のこだわり

今回のぎっくり腰でお悩みの**50代男性Nさん(デスクワーク、船橋市西船在住)**のケースでは、直接的な腰の痛みではなく、ハムストリングス(太もも裏の筋肉)の硬さがその根本原因でした。この症例は、身体の不調の根本原因が、痛む場所とは全く別のところにあるという、私たちの施術理念を象徴するものでもあります。

基本的に、どんな症状の施術においても私たちが最も重視しているのは、「なぜそこに痛みが出るのか?」という真の原因を徹底的に突き詰めて考えることです。今回のNさんの場合はハムストリングスの硬さが引き金となっていましたが、ぎっくり腰の原因は、時には肋骨の硬さであったり、足首の関節の機能不全であったりと、非常に多岐にわたります。また、痛みが急性期なのか、それとも慢性期なのかによっても、原因の捉え方やアプローチの仕方は大きく変わってきます。急性期のぎっくり腰では、炎症を抑えることを最優先し、患部への直接的な刺激を避けるべき場合があります。一方、慢性期であれば、根本的な身体の歪みや生活習慣にまで踏み込んだアプローチが必要になります。

本当に大切なのは、お客様一人ひとりの身体の状態を詳細に評価し、真の原因を見極めること。そして、その特定された原因に対して、最適な方法で的確にアプローチしてあげることです。単なる症状の一時的な緩和ではなく、根本的な改善を目指すことが、再発を防ぎ、お客様の生活の質を劇的に向上させるために不可欠だと私たちは考えます。

船橋市西船にある当整体院ゆいまーるでは、お客様一人ひとりの痛みや体調に合わせて、関節モビリゼーション(関節の動きを改善する手技)、内臓マニピュレーション(内臓の働きを整える手技)、鍼灸治療など、様々な技術と検査を組み合わせることで、お客様の身体の状態を根本から改善していきます。私たちの目標は、ただ痛みをなくすことだけではありません。お客様が痛みに悩まされることなく、趣味や仕事、日常生活を心から楽しめるようになることです。

もしあなたが、今回のNさんのように、船橋市西船でぎっくり腰に悩んでいるのであれば、あるいは「どこに行っても良くならない腰痛」や「原因不明の身体の不調」でお困りであれば、ぜひ一度、船橋市西船にある整体院ゆいまーるへご相談ください。

私たちは、あなたの身体の「なぜ」を共に探求し、痛みのない快適な毎日を取り戻すためのお手伝いをさせていただきます。

お気軽にご連絡ください。あなたの健康と笑顔を、心よりお待ちしております。