【施術事例】足首の冷えと痛みに悩む20代男性Sさん|接客業・船橋市本郷町在住|自律神経と美容鍼の関係とは?

初めに

こんにちは。
船橋市西船にある整体院ゆいまーるです。

今回は、「足首の冷えと痛み」でご来店された20代男性Sさん(接客業・船橋市本郷町在住)の施術事例をご紹介します。
単なる冷え性と思いきや、自律神経の乱れや日常的なストレスが深く関係していました。

「冷えが痛みに変わる」「冷えが全身の不調につながっている気がする」
そんなお悩みをお持ちの方に、ぜひ参考にしていただきたい内容です。


ご来店の経緯|冷えが痛みに変わった?

Sさんが初めて当院にご来店されたのは2024年2月下旬。
その時は「機能性ディスペプシア(FD)」と「慢性的な腰痛」でのご相談でした。

5回ほどの施術で胃腸の不快感や腰痛は改善し、1ヶ月ほど様子を見ていたのですが、
再度2024年7月に再来店。

今回は「足首が冷えすぎて痛い」とのご相談です。

同時に、仕事のストレスがピークに達していたこともあり、
再びディスペプシアの症状も少しずつ再発していました。


問診内容|足首の冷えに加え、頭痛やめまいも…

問診を詳しく行ったところ、以下のような背景がありました。

  • 年齢・職業:20代男性、接客業(立ち仕事中心・営業で車移動もあり)
  • 生活状況:帰宅後は即ベッドに倒れ込むような毎日。睡眠の質も低下気味。
  • 精神的ストレス:人間関係のストレスが強く、自律神経の乱れを示唆。
  • 主な症状
    • 足首の冷えと痛み(冷え性は中学生時代から)
    • 両側の側頭部の痛み(慢性的な張り)
    • 軽いめまい・全身のだるさ
    • 胃の不快感の再発(FD)

このように、冷えの症状だけでなく、全身的な不調が複合的に絡んでいる状態でした。


検査|足首の冷えは明らかだが、器質的な異常はなし

触診では、足首が明らかに冷えているのが確認できました。
同時に、手首も同様に冷たく、末端の血流が低下していることが伺えます。

ただし、可動域の制限や圧痛、炎症反応などは見られず
骨・関節に器質的な異常はないと判断しました。

このことから、冷えの主な原因は循環不良=血流の問題と考えられました。


足首の冷えと痛みの原因|血流・筋ポンプ・自律神経

足首や末端の冷えがなぜ起こるのか。
原因として、当院では主に次の2つを重要視しています。

① 筋ポンプ作用の低下(運動不足)

筋肉が収縮・弛緩を繰り返すことで血管が刺激され、
血液は心臓から末端へ効率よく運ばれます。

しかし、運動量が少なかったり、筋肉がこわばっていたりすると、
ポンプ作用が弱まり、血流が滞り、冷えやむくみの原因になります。

Sさんは接客業で立ちっぱなしのことが多く、
筋肉を使ってはいますが、「同じ姿勢が長時間続く」点が問題でした。

② 自律神経の乱れ

自律神経は無意識に体の機能をコントロールする神経系です。
とくに、交感神経と副交感神経のバランスが、血管の拡張・収縮に大きく影響します。

  • 交感神経が過剰になると… → 血管が収縮 → 血流が悪化 → 冷え
  • 副交感神経が優位になると… → 血管が拡張 → 血流改善 → 体が温まる

ストレスを受け続けていると、交感神経が緊張しっぱなしになり、
末端の血管が収縮したままになってしまいます。

Sさんはまさにこの**「交感神経優位の状態」**にあり、
それが「冷え」と「痛み」の根本原因と考えられました。


実際の施術内容|自律神経の調整と美容鍼

今回は以下の2点に重点を置いて施術を行いました。

1. 美容鍼による自律神経アプローチ

足首の冷えが主訴ではありますが、
側頭部の張り感・頭痛も顕著だったため、まずは頭部〜顔まわりへの美容鍼を実施。

20本ほどの細い鍼を、側頭部・目の周囲を中心に刺入しました。

すると、3本ほど鍼を刺した時点で、Sさんの額から汗がじわっと出てくる反応が。
明らかに交感神経の緊張が緩み、副交感神経が優位になり始めた反応です。

「少し緊張はしてますけど…勝手に汗が出てきます(笑)」
とのSさんのコメントも。

その後、10分ほど置鍼(鍼を刺したままにしておく)を行い、
自律神経への調整刺激を十分に加えました。

2. 足首・足裏・臀部まわりの筋肉アプローチ

冷えが改善傾向を示したあと、
足裏や臀筋(お尻の筋肉)・太もも裏にかけての緊張を手技でゆるめました。

とくに臀筋が硬くなると、下肢全体への血流が妨げられやすいため、
しっかりほぐすことでポンプ作用の補助を行います。


施術後の変化|冷えも痛みも大幅に改善

施術後、Sさんご本人と術者の双方で以下の変化が確認できました。

  • 足首の冷えが大幅に改善(10 → 3くらいに減少)
  • 冷えによる痛みは消失
  • 全身の軽さを実感
  • 顔色が明るくなり、笑顔も出るように

また、手足の末端の温度も上昇しており、
美容鍼による自律神経への働きかけの即効性が表れた結果となりました。

Sさんからは、

「冷えが自律神経から来ているなんて知らなかった」
「こんなに鍼が効くなんて思っていなかった」

という率直なご感想もいただきました。


まとめ|冷えと自律神経の関係性を見逃さない

今回のSさんの施術を通じて改めて感じたのは、
「冷え」は単なる末端の問題ではなく、全身状態のバロメーターであるということです。

特に若い方や忙しいビジネスパーソンでは、
自分の不調に気づかず頑張りすぎてしまい、
結果として「冷え」「頭痛」「胃腸症状」など多彩なサインが出ることがあります。


▼今回の施術事例まとめ

  • 主訴:足首の冷えと痛み
  • 対象:20代男性Sさん(接客業・船橋市本郷町在住)
  • 背景:ストレス過多・過労・自律神経の乱れ
  • 原因:
    • 運動不足による筋ポンプ作用の低下
    • 自律神経の緊張(交感神経優位)
  • 施術:
    • 美容鍼による自律神経調整(頭部中心)
    • 足裏・臀部などの筋肉アプローチ
  • 効果:
    • 冷えと痛みが大幅に軽減
    • 全身の軽さ・リラックス効果を実感

足首の冷えや慢性的な冷え性にお悩みの方、
また、「なんとなく調子が悪い」「冷えと頭痛がセットで来る」などの方は、
ぜひ一度当院にご相談ください。

あなたの「冷え」の原因、実は自律神経かもしれません。