「産後矯正」をしたい方へ知ってほしい事

始めに

 こんにちは船橋市西船にある整体院ゆいまーるの山城です。

 今回は産後の方ならだれでも気になる「産後矯正」についての記事を書いて行こうと思います。

 産後矯正にかかわることでよく聞くのが、

 産後の骨盤は緩くなっており開き気味な為、矯正をしないと治らない、、

 放置すると腰痛の原因になる、

 など様々なネガティブな事を聞いたりもしますし、そのように広告をするお店をちらほら見かけます。

 そんな色々気になる産後矯正ですが

 今回はそんな産後矯正について書いて行くので参考になれば幸いです。

産後矯正の前に骨盤を知ろう

 まず最初に知ってほしいのが産後矯正の前に骨盤の構造についてです。

 骨盤のイラスト張るのでこちらのイラストを見てください。

 こちら骨盤のイラストになります。

 これが骨盤なんですが、一応骨盤についての説明を引用させていただきます。

骨盤とは図にあるように腸骨、恥骨、坐骨がそれぞれくっつき寛骨となり、その寛骨と仙骨、尾骨が合わさり骨盤というものを形成しています。

https://yuima-ru0421.com/%e6%95%b4%e4%bd%93/%e8%a5%bf%e8%88%b9%e6%a9%8b%e3%81%a7%e5%a7%bf%e5%8b%a2%e7%9f%af%e6%ad%a3%e3%82%84%e9%aa%a8%e7%9b%a4%e7%9f%af%e6%ad%a3%e3%82%92%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%84%e3%81%a8%e6%80%9d%e3%81%86%e6%96%b9%e3%81%b8.html

 骨の名前など詳しいことは覚えなくても大丈夫なんですが、

 産後矯正の話をするにあたって重要となるのは恥骨同士がくっついている恥骨結合という部分と、腸骨と仙骨によって構成される仙腸関節という関節になります。

 なぜ大事かはこの後説明するのでまずは腸骨、坐骨、恥骨合わせたものが骨盤なんだ~と思っていただけたら結構です。

骨盤って歪むの?

 ここから大事な事になります。

 それは実際に骨盤は歪むのか?についてです。

 これは上記で引用した記事にも少し書いているのですが、

 実際は「歪んでいる場合もある(歪んで見えている)」という事が正解だと船橋市西船にある整体院ゆいまーるでは考えます。

 詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

骨盤矯正について

 しかし本当に骨盤が歪んでいるのは全体の2割程度、もしくは1割ぐらいだと思います。

 ここで皆様思う事は、

 「え、そうなの?他の所で骨盤が歪んでるって言われたよ」

 「産後って骨盤が開いているから締めないと、矯正しないとだめじゃないの?」

 そんなことを思われると思います。

 ではここで気になるのはなぜ産後に矯正が必要と言われ始めたのか、そこのところを考察していきたいと思います。

なぜ産後矯正が必要と言われ始めたのか? 船橋市西船にある当店の考え

 なぜ産後矯正が必要と言われ始めたのか、それには主に2つあると思っています。

 理由とそのように考えた根拠を書いて行きます。

 1つ目 出産で骨盤が開く仕組み

→出産時は実際にプロゲステロンやリラキシンといったホルモンの影響で恥骨結合が緩み骨盤は開きやすくなりそのお陰で骨盤内を胎児が通り抜けやすくなります。

 その緩んだ骨盤を元に戻さないと骨盤が緩みっぱなしになると誰かが考えたため。

 2つ目 ビジネス

→医学的用語に産後矯正という言葉はありません。

 なので誰かが言葉を作って流行らせた。という事が考えられます。

 これは個人的な意見なんですが産後ってホルモンの影響で大半の方がネガティブや不調になりやすいので

 産後矯正って言われると産後にネガティブや不調になってる方は誘惑されやすいのかもしれないと思っています。。。

 以上、上記2つが産後矯正が流行りだした理由じゃないかと船橋市西船橋にある当店では考えています。

 しかし先ほど

 「骨盤は歪んでいる場合もある」

 という風に書きました。

 それはどのような場合なのかも書いて行きたいと思います。

骨盤が本当に歪んでいる場合 

 本当に骨盤が歪んでいる場合について書いて行きます。 

 もう一度このイラスト見てください。

先ほどの画像になるのですが最初に大事になるのは主に恥骨結合と仙腸関節だと書きました。 

ではなぜ恥骨結合が大事なのかで言うとこの恥骨結合、妊娠終盤から出産時にかけて出るリラキシンというホルモンの影響によって緩くなることが分かっています。

リラキシンとは妊娠中の恥骨結合を緩める作用があると報告された約6000のペプチドホルモンである。

https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-23592403/23592403seika.pdf

 このような研究結果からもリラキシンが恥骨結合を緩める作用があることは分かっています。

 という事は出産したあとは自然的に骨盤が開きやすくなっている、または開いている状態という事が想像できます。

 これが骨盤の歪みと言う方もいらっしゃいますが、

 緩んでしまった恥骨結合は時間の経過とともに自然にしまるとされています。

 しかし時間がたっても骨盤が開いている気がする、または腰痛や股関節痛、全身の疲労感などが出てくる方もいらっしゃいます。

 そのような方は骨盤が歪んだまま(関節がズレている)になっている方もいらっしゃいます。

 そのような場合は骨盤の歪みを整えるという施術が効果的になりますが本当に骨盤がズレているのかは

 自分では分からないので専門家に診てもらうのをお勧めします。

 ここまでの内容をまとめると

・骨盤は歪んでいる場合もある(約2割程度)
・骨盤矯正、産後矯正という医学的用語はない

 という事になります。

 しかしきっとこの記事を読んでいる産後矯正が気になるかたはこう思うと思います。

 「けど産後にかなり不調があったし腰も痛いよ?」

 この声、すごく多いです。

 実際に船橋市西船にある整体院ゆいまーるに来ていただいた方もこのような事を言われます。

 それには色々な理由があります。

産後に様々な不調が現れる理由

 まず産後というものは必然的にホルモンの量が変化します。

 こちらのグラフをご覧ください。

 簡易的なグラフなんですが出産を機にすごくホルモンが低下しているのが分かりますでしょうか?

 女性というものは妊娠すると出産に向けて様々なホルモンを放出します。

 お腹の赤ちゃんの成長度合いや子宮の状態によってホルモンの分泌量や種類が変わったりします。

 そのお陰で胎内で子供が成長しやすくなったりするのですが、

 出産をするとともにこれまで多く出ていたホルモンが急激に低下します。

 このホルモンの急な落差によって気分の落差、倦怠感、腰痛、手首の痛みなど以下のような症状が出ることがあります。

・うつ
・倦怠感
・寒気
・頭痛
・めまい
・腰痛
・肩こり

 などになります。

 このような症状は人によって様々で全然影響がない方もいますが産後にこのような症状で困っている方というものはかなりいます。

 こういう時に、

 「産後矯正すると不調でなくなりますよ」

 と言われるとそうかも、、

 となるわけですね。。

 (あくまで個人的な意見)

 あと実際に時間の経過とともに骨盤は閉まるとされていますが約半年間ぐらいは腰痛や股関節痛などは出やすくなったりします。

 安定性がないので。

 他に考えられることで大事なのは

・産後より妊娠する前の姿勢はどうだったか、

・妊娠中の過ごし方はどうだったか、

・出産は自然分娩なのか、帝王切開なのか

 このような事が大事になります。 

 産後の骨盤も大事ではありますが妊娠する前、妊娠した後、手術の跡などがあるのかこれらの事も産後の体調に影響を与えます。

 ではここまで産後矯正やホルモンについて書いて行きましたが産後の不調を解決していくためには何が必要かを書いて行きたいと思います。

産後に必要な事 

 おそらくこの記事を見ている方は産後に軽度の差はあれど

 不調を抱えている、もしくは産後も健康でいたい

 そのような方だと思います。

 では産後には何をしたらいいのか書いて行きます。

 まず不調が出ていたら不調の根っこにはホルモンが関係するという事を頭に入れましょう。

 そしてその産後のホルモンというものは5か月、8か月、13か月目に大きく変化するとされているのでこの期間を狙って施術するのがいいとされています。

 どんな施術をすればいいのかというポイントは、3つありそれは以下の通りになります。

・骨盤は本当に歪んでいるのか
・腹横筋や骨盤底筋は使えているのか
・帝王切開かどうか

 などを確認することで精度の高い骨盤矯正、または症状の改善が見込めます。

 そこを見極めるには専門家に相談するのが1番いいとしたうえで2つ例を書いて行きます。

腰痛の場合

 産後に腰痛になった場合に考えられるのは本当に骨盤が歪んでいる(骨盤の関節がズレている)いたり体幹を支えるための腹横筋や骨盤底筋などが上手く使えていない可能性があるので骨盤の歪みと筋力を見ていきます。

 そのうえで骨盤が歪んでいたら歪んでいる箇所を矯正します。

 もし筋力が足りていない場合はトレーニング指導をするのですが特に大事な筋肉が腹横筋と言われており、普通の腹筋では鍛えられない為、少し特殊なやり方を当店ではトレーニング指導をさせて頂いています。

めまいや倦怠感(だるさ)の場合

 これはホルモンも関係はしているのですが自律神経が関与しているので基本的な生活習慣の改善がいいとされています。

 方法としては以下の通りになります。

・睡眠
・運動
・食生活

 などですね。

 しかし上記の事を改善しても変わらない、そのような方は自律神経の調整や内臓への施術を行い改善を図ります。

 その場合選択される施術として、

・頭仙系への施術
・子宮や卵巣へのマニュピレーション
・腹横筋のトレーニング指導
・手術後への施術(帝王切開などであれば)

 このような施術方法を行い症状の改善を図ります。

最後に船橋市西船橋にある当店からメッセージ

近年身体の事に悩む方が増えており、それに伴い様々なグッズやお店、それこそ整体のお店も増えてきました。

そんな中船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるはお客様に少しでも正しい情報、正しい技術を提供しお客様の健康をお手伝いできればと切に願っております。

もしこの記事を読んでいる貴方が船橋市西船橋で骨盤矯正や猫背矯正、姿勢の歪みを良くしたいと思うならお力になれたら幸いです。

まずは身体の事は何でもご相談下さい^^