息苦しさでお悩みの50代男性Aさんー接客業ー江戸川区東瑞江在住
息苦しさで来店された経緯
2023年3月18日、息苦しさでお悩みの50代男性Aさんー接客業ー江戸川区東瑞江在住が来店されました。
来店された動機としては元々肩こりと背中の張り感が凄い気になってそのせいか分からないけど頭がボーとしてしまうらしく、
自宅近くの有名な整体のチェーン店にいっていたそうですが、やったときは良いけどあんまり改善がみられないみかったみたいで、
「なんかどうにか出来ないかな」
と思ってネットを調べていたら当店がヒットしたらしく今回来店いただきました。
有難いですね。
では息苦しさについて書いて行くのですが書いていく事は
・息苦しさの問診編
・胸周りの検査編
・息苦しさ考えられること 原因
・施術編 結果
・まとめ
の順で書いて行きます。
息苦しさの問診編
では息苦しさの問診編を書いて行きます。
性別年齢は50代男性、仕事は接客業をしており基本立っているが立っている状態でパソコンの見ることが多いとの事。
主訴は息が苦しい感じ、そのほかに肩こり、頭痛、眼精疲労、頭がボーっとする感じ、全身倦怠感などの症状があるとの事。
喫煙は無し、お酒は誘われたのみに行く程度で基本月1程度、運動はしない。
仕事の忙しさや人間関係でストレスは多く、たまに人間が嫌いになるそう。
大きな病気はないが10年前に痛風になって辛い時期があった。
手足が良く冷える、コーヒーは1日3杯。
という事が問診の内容でした。
本人曰く痛くはないけど自分の姿勢と普段何しても疲れやすくてすぐ息切れがしてしまい、何もしなくても息苦しくて苦しい感じがして辛いとの事でした。
では問診で分かった事をまとめます。
・性別年齢は50代男性 接客業
・主訴は息苦しさ その他に肩こり、背中の張り 頭痛etc、、
・仕事で立っていることが多い ストレス過多
・喫煙無し お酒月1 運動はしない
・コーヒー1日3杯
・大きな病気ケガはないが10年前に痛風になった
・手足が冷える
という事が分かりました。
では息苦しさの検査編を書いて行きます。
検査編
息苦しさの検査編を書いて行きます。
息苦しさを感じたらその息苦しさは何から来るものなのかを考えないといけません。
主に息苦しさに関係するのは肺や心臓などの胸郭の中の臓器なんですが、他にも骨や関節で言うと胸骨や肋骨、胸椎、
神経で言うと自律神経のうちの交感神経ですね。
このような中から原因は何かを考え検査していくのですがAさんの問診をした感じ自律神経は絶対関係していると思ったんですが
一番気になったのは姿勢です。
明らかにスウェイバック姿勢という姿勢になっていました。
そのうえで検査として背骨と背中の形を見ていくとめちゃくちゃ酷いわけでは無いのですが側弯しているのが診て取れました。
このようになっている方で共通している症状が胸の前の胸骨と呼ばれる骨の部分が痛くなったことがあったり、
胸の前の骨が鳴ったりする事なんですがAさんに
「胸の前が痛くなったり音があることはありました?」
と確認すると
「あったけどそういうものと思って放置してた」
と明らかに胸骨の前の痛みと音を確認できました。
実はこれ肋骨と胸骨の変形のサインなんです。
この事については後から書くとして、今回行った検査は自律神経も乱れているとしたうえで肋骨の弾性の検査、腹圧の検査、脊柱の検査を主に行いました。
方法とするとベットに座ってもらい脊柱の動きを1か所1か所ずつ粘弾性はどうか、動きはどうかを動かしながらみていく方法です。
この検査は明らかにC1、2あたりが明らかに硬くなっており、T4、5、6辺りが硬くなっているプラス7、8番目の右の肋骨が前に捻れており
背中が全体的に左斜め前方に移動していることが分かりました。
次に肋骨と腹圧の検査なんですが詳しい事はこちらを見てください。
・腹圧について 猫背の事例と共に
この肋骨と腹圧の検査で分かった事は胸郭が凄く硬く深めに圧を掛けると痛みがある事と、
みぞおちの太陽神経叢の所、下腹部の棒骨あたりに圧痛があることが確認できました。
ではここまでの検査で分かった事をまとめていきます。
・姿勢はスウェイバック
・肋骨の変形がある
・c1、2、T4、5、6辺りが硬く、右肋骨の7、8番目は捻れている
・胸郭は弾性がない
・みぞおちに圧痛あり(太陽神経叢) 下腹部に圧痛あり
という事が検査で分かりました。
次はここまでの問診検査で分かった事を踏まえて江戸川区東瑞江在住Aさんの息苦しさの考えられる原因について書いて行きます。
考えられる原因について
ではここまで問診と検査をしていきましたが特に大事な所をそれぞれ抜粋していきます。
問診
・主訴は息苦しさ その他に肩こり、背中の張り 頭痛etc、、
・ストレス過多
・運動はしない
・コーヒー1日3杯
・手足が冷える
検査
・姿勢はスウェイバック
・肋骨の変形がある
・c1、2、T4、5、6辺りが硬く、右肋骨の7、8番目は捻れている
・胸郭は弾性がない
・みぞおちに圧痛あり(太陽神経叢) 下腹部に圧痛あり
という感じになりました。
抜粋というかそのまんまって感じなんですけどここから考えられることをまとめます。
・ストレス過多
・コーヒーを良く飲む
・手足が冷える
・運動はしない
・みぞおち部分圧痛あり(太陽神経叢)
・c1、2が硬い
上記の5点は自律神経に関係するので自律神経が乱れているんだろな~という事が考えられます。
次が今回おそらく大事な所なんですが
・T4.5.6、右肋骨の7.8が捻れている 胸郭が硬い
・肋骨の変形がある
この2点は明らかに胸骨と骨の変形が入っている事が分かるので今回のAさんの場合
おそらく長期間のストレスによって呼吸が浅くなったり肝臓がやられたりしており、そのせいで内臓に肋骨が引っ張られ胸郭が変形し
息苦しくなってしまい、併発症状として頭痛や肩こり、背中の張りを感じているのではないかと推測出来ました。
根本的な原因はストレスでありそれに伴い肺や心臓、胃などの動きが悪くなり、肋骨を引っ張り骨が変形してしまい
その肋骨や胸骨が肺や気道を圧迫し息苦しくなってるという事が考えられます。
ではその場合どうするのかについて書いて行きます。
施術編 結果
まず第一前提として肋骨が変形しており、変形自体は手術でもしない限りなおせません。
しかし変形自体は治せませんが胸郭やその周りの動きを良くしてあげることで症状の緩和やそれ以上の変形を防ぐことは出来ます。
その旨をAさんにも伝えて施術を開始。
行う事は最初にに胸骨と肋骨の間の関節、胸肋関節という部分を動かしていくために胸肋関節に向けて
リコイルという技術を使い潰れている胸郭に刺激を加えていきます。
やり方は少し秘密なんですが胸に圧を加えるやり方です。
時間にして3分程で終わるのですがその施術を行う事で潰れている胸郭が元の弾性を取り戻しやすくなり終わった後に息が吸いやすくなります。
まず胸郭への施術をし、次に自律神経の調整とc1、2に可動性を出すための施術と、後頭下筋という筋肉に対して鍼灸施術を行いました。
自律神経の調整はこちらをご覧ください。息苦しさの自律神経verです。
・ストレスと不眠 自律神経 呼吸
ここまでの問診検査、施術で約50分程度経過したのでこれで施術は終了。
結果はまずAさんの実感として
「息が吸いやすくて目が空いた気がする!」
というお言葉を頂きました。
実際に検査もしてみると変形はどうしても治せないが先ほどまでの胸郭の弾性と、C1.2t4.5.6の弾性は改善されていました。
Aさんには
「おおもとにストレスがあってそのせいで胸骨が変形し息苦しさを感じています、変形自体は治せませんが悪化を防いだり症状の緩和は出来ます」
とお帰りになられました。
この記事は2024年7月5日に書いているのでAさんが来店された時から3.4か月ほどは経過していますがストレスによって波はあるものの
3週間に1回程度来てもらっているお陰で調子はよさそうです。^^
今回のまとめ
今回は息苦しさでお悩みの50代男性Aさんー接客業ー江戸川区東瑞江在住という題名で書かせていただきました。
一言に息苦しさといっても様々な要因が考えられます。
今回はストレスによって自律神経が乱れ、みぞおち部分の圧力が高まりその圧力と内臓に引っ張られ肋骨が変形し肺や気道を圧迫し息苦しく感じている
というパターンでしたがこれが進むと免疫が弱ったり、肺や心臓の病気になり
病気によって息苦しくなったりすることも考えられます。
この記事を読んでいる方はもし自分もそうかも!!と思ったらなるべく早く専門家に相談することをお勧めします。
私は病気も変形も治せませんが症状の緩和や、身体が病気になってしまう事を防ぐことは出来ると思います。
是非息苦しさや自律神経の乱れなどでお悩みの方は一度ご相談ください^^