吐き気と胃のムカムカでお悩みの30代女性Hさんー事務職ー船橋市葛飾町在住
来店された経緯
2024年9月1日、朝から吐き気と胃のムカムカでお悩みの30代女性Hさんー船橋市葛飾町在住が来店されました。
来店された経緯として2週間ほど前から吐き気と胃のムカムカが続いており、最初は体のリフレッシュ目的でネット検索で当店を見つけてご予約いただいたそうです。
今回の記事は、
- Hさんについて 吐き気と胃のムカムカの問診
- 体の検査
- 問診検査のまとめ
- 吐き気と胃のムカムカに対して考えられる原因
- 実際の施術 結果
- まとめ
の順番で書いていきますので、同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
Hさんについて 吐き気と胃のムカムカの問診編
では問診編について書いていきます。
性別年齢は30代女性、事務職
主訴は吐き気と胃のムカムカ。
2週間ほど前から症状が続いているとのことで思い当たる原因を聞いてみたところ、ちょうど2週間ほど前に油っこいものやお酒をたくさん飲み食いしたとのことでした。
おそらくそれが引き金となって今回の症状を起こしているのだと思いましたが、暴飲暴食にしては長引き過ぎていたので違う切り口で質問してみることにしました。
その内容というのが日常的にむくみがあるか?ということです。
むくみが吐き気や胃のムカムカと関連するとは考えにくいかもしれませんが、元からむくみがあって今回のように異様に長引く内臓不調が出ている場合は関係している可能性が高いのです。
細かい解説はまた後ほどお伝えしますので次は体の検査編に移ります。
体の検査編
今回の主訴は吐き気と胃のムカムカということなので腹部の張り感を検査しました。
内臓の検査といえば胃カメラなど機械を使うことで癌などの大きな病気を見つけ出すイメージが強いと思いますが、実は徒手検査と問診でもある程度の状態を把握することは出来るのです。
ただし、正式な診断名を知りたい場合や手術をしてほしい場合は病院にて機械検査と手術をしてもらうことをオススメします。
胃の検査
さてまずは胃の部分の張り感をチェックします。
張りが強いと胃の機能低下が疑われるのですが思ったよりも張りが強くありませんでした。
そこで今度は胃に炎症がある場合に反応が出る反応点で検査をしてみたところ陽性ではありましたが、ハッキリとしたものではなく陽性気味という表現が近いような結果でした。
そこで他の消化器もチェックしようと腹部を検査していたところ、普通ではイメージがつかない内臓が反応しました!
意外な原因とは
それはズバリ”肝臓”です!
肝臓の不調時に反応が出やすい頚椎と股関節も検査をしてみましたが、やはり陽性の反応が出ていました。
ちなみに肝臓というとお酒の飲み過ぎ時に不調になるイメージがあると思いますが、実は以下のような症状や生活習慣がある場合でも肝臓が機能低下してその他の臓器や筋肉・骨格に悪影響を与えてしまうのです。
あ
- 油っこいものを多量に食べる
- 油っこいものが苦手
- 常に足がむくむ
- 便秘もしくは下痢になることが多い etc…
あ
肝臓が体に及ぼす影響は一説には数百とも言われているそうで、いかに大事な器官かというのがわかると思います。
事務職ということもあって体全体の筋緊張が強かったので、筋緊張に対しては筋肉を直接揉みほぐす施術も一緒に行うことにしました。
あ
問診検査のまとめ
では問診検査で分かった事をまとめていきます。
問診
- 性別年齢は30代女性
- 主訴は吐き気と胃のムカムカ
- 2週間ほど前から続いているが改善しない
- 今日は朝起きた時に吐き気があった
- 暴飲暴食が引き金の可能性が高い
- 便秘や下痢はしていないが、足のむくみがいつもある
検査
- 胃の炎症がやや疑われる
- 肝臓の機能低下が顕著に疑われる
- 全身の筋緊張
という事が分かりました。
ではまとめた問診検査の中から考えられる事を書いて行きます。
吐き気と胃のムカムカで考えられる原因
今回のHさんの吐き気と胃のムカムカについて考えられる事を書いていきます。
検査編でも書いたように今回の症状は肝臓の影響が大きいと推測されます。
なぜなら問診時に油っこいものを大量に食べた後から症状がで始めたことと、慢性的な足のむくみと便秘という所見がありこれらは肝臓の機能が低下している時に現れる症状であることと、肝臓と関係の深い頚椎への検査をしたところ顕著に陽性が出たことで今回の施術でメインの部位として行うことにしました。
ちなみに下痢気味の方も肝臓の機能が低下している可能性があるので要注意です。
でも肝臓と胃では臓器も違うし場所も違う(肝臓は右、胃は左)のになぜ胃のムカムカや吐き気がしたのか読んでいて不思議に思った方もいるかもしれないので解剖学的な側面から解説をすると、、胃と肝臓は靭帯という強靭なベルトのようなもので繋がっていてどちらかの内蔵が機能低下するともう片方も機能低下してしまうという関係があるので今回のように肝臓が機能低下したことで胃の症状が出てしまったと考えられるのです。
この検査結果と原因の考察をもとに施術をしていきます。
実際の施術と結果
ここまででHさんは肝臓に対してのアプローチと全身の緊張をとるための手技施術が必要だとお伝えしてきました。
まず肝臓へのアプローチですが、肝臓への施術をする前に関連する股関節へのアプローチから行なっていきます。
人工股関節や事故の後遺症を除いて、股関節が硬い方(足を曲げた時に胸に足がつかなかったり、詰まる感じがするなど)の多くは肝臓の機能低下も見られます。
少し乱暴な言い方をすると股関節が柔らかくなれば肝臓も正常に近づきますし、肝臓が正常化すれば股関節も柔らかくなるということです。
なのでいきなり肝臓へのアプローチをするよりも料理の下準備をするように股関節の柔軟性から出す方がより効果的な施術ができるということです。
Hさんも股関節あたりの血流を良くしたり、緊張をとった後に肝臓のチェックを行うと施術前よりも良い状態に近づいていました。
もちろんこれだけでは不十分なので次に本命の肝臓を施術していきます。
肝臓の施術と聞くと何をされるのか不安に思う方もいると思いますが、簡単にいうと肝臓周りの循環を良くして緊張をとるのと肝臓が本来納まるべき場所に自然と誘導することで肝臓が働きやすい環境を作り機能低下を防ぐというものです。
なので苦しい思いや痛い思いをすることなく体の状態を改善できるのです。
肝臓への施術が終わった時点で施術効果のチェックを行い、施術方針が間違っていないかを確かめます。
まず、股関節ですが施術前よりも柔軟性が上がり曲がるようになりました。
続いて起きあがってもらい吐き気や胃のムカムカを確認してもらったところ、来店された時の気持ち悪さがなくなったと驚いた顔でおっしゃっていました。
症状的にはこれで施術は終わりなのですが、首や背中も硬いと体に悪影響を及ぼすので全身の筋肉を丁寧に緩めて、再度吐き気などの症状を確認して症状がなくなったことを確認して施術を終えました。
来た時よりもお顔がトーンアップしたかと思うくらい清々しい顔になったのがとても嬉しかったです!
今回のまとめ
今回の記事は吐き気と胃のムカムカでお悩みの30代女性Hさんー船橋市葛飾町在住で書かせていただきました。
Hさんの吐き気と胃のムカムカは問診検査施術の結果、肝臓の機能低下が主な原因で症状が出ていました。
なので原因である肝臓と関連する首や股関節へのアプローチをすることで吐き気などの諸症状を改善することができました。
本人も油っこいものはほどほどにしますとおっしゃっており、何かあればご連絡くださいとお伝えさせていただきました。
もし今回のHさんのような症状で悩んでいる方は力になれるかもしれないので是非ご相談お待ちしています♪