【リウマチと手首の痛み】20年来の関節リウマチで悩む50代男性Wさんの施術事例|整体院ゆいまーる(船橋市海神町)

始めに

こんにちは。西船橋の【自律神経専門・整体院ゆいまーる】です。
本日は、**20年以上にわたり関節リウマチに悩まされている50代男性Wさん(船橋市海神町在住/倉庫作業員)**の来店事例をご紹介します。

Wさんのように、長年リウマチによる関節痛に苦しんでいる方にとって、「整体は効果があるのか?」「痛みの緩和や体調の改善は可能か?」と疑問に思われることも多いかと思います。
実際の施術内容や変化をご紹介することで、同じようにお悩みの方にとっての参考になれば幸いです。


◆ ご来店の経緯|20年来のリウマチ、娘さんの紹介で当院へ

2024年3月25日、Wさんが初めて当院へ来られました。
主訴は「右手首の強い痛み」ですが、その他にも「腰痛・膝の痛み・肘の違和感」と、複数の関節の不調を抱えておられました。
Wさんは20年以上前に関節リウマチを発症しており、これまで整骨院やマッサージなども通ったそうですが、「どこに行ってもその場しのぎで改善しなかった」と感じ、長らく治療を中断されていたそうです。

そんな中、当院に通われていた娘さんの「ゆいまーるいいよ!」という一言がきっかけとなり、当院への来店を決意されたとのことでした。

特に今回は、1か月ほど前に趣味で行ったボウリングの後から、右手首の痛みが強まり、なかなか取れないという状態が続いており、「何かしらの手助けになれば…」という想いでご来店されました。


◆ 問診・検査から見えたリウマチの特徴的な痛みと症状

初回のカウンセリングと検査では、Wさんのこれまでの経緯を丁寧に伺いました。

  • 20年以上前に関節リウマチを発症
  • その後、徐々に膝、腰、手首、肩関節などの関節痛が出現
  • 2年前には右手首の橈骨・尺骨を骨折し、ボルトを入れる手術を実施
  • 現在も右手首にボルトが残存している状態

また、リウマチの特徴として、日によって痛みの部位や程度が変動するとのこと。今回来店時も、右手首が特に痛みを訴えておられました。

▼ 手首の症状の詳細

  • 可動域自体に大きな制限はない
  • 親指と人差し指で「つまむ」動作で手首に強い痛み
  • 圧痛(押すと痛い)も強く、特に手首全体に広がるような感覚
  • 1ヶ月経過しても痛みは改善しない

この時点では、「リウマチによる炎症性の痛み」なのか、それとも「筋・骨格由来の痛み」なのか、判断がつきにくい状態でした。


◆ 関節リウマチとは|免疫異常によって関節が破壊されていく病

ここで、Wさんが患っている**「関節リウマチ」**について簡単にご説明します。

▼ 関節リウマチとは

関節リウマチは、膠原病の一種であり、自己免疫の異常によって関節が慢性的に炎症を起こし、破壊されていく病気です。進行すると関節が変形し、運動障害を引き起こします。

特徴的な症状には以下のようなものがあります:

  • 朝の手のこわばり
  • 関節の腫れや痛み(動かさなくても痛む)
  • 関節の変形
  • 倦怠感、微熱、食欲不振などの全身症状
  • 左右対称に起こる関節の痛み

主に30〜50代の女性に多いとされていますが、男性にも発症することがあります。


◆ 膠原病と恒常性|身体のバランスが崩れることで起きる免疫の暴走

リウマチは「膠原病」と呼ばれる自己免疫疾患のひとつです。

人の身体は、以下の3つの系によって健康が保たれています:

  • 自律神経系:内臓の働きや血流、呼吸、体温の調整
  • 免疫系:体内に侵入したウイルス・細菌などの排除
  • 内分泌系:ホルモンのバランスを整え、全身の機能を調整

この中でも、リウマチは免疫系の異常によって**「自分自身の身体(関節)」を攻撃してしまう自己免疫疾患**です。

炎症が滑膜に起こり、放置すると軟骨や骨まで破壊されてしまいます。まさに「免疫の暴走」とも言える状態で、原因は不明ながらもストレスや遺伝、環境要因などが関与していると考えられています。


◆ 初回施術|筋・内臓・全身循環へのアプローチ

さて、Wさんの症状に対してどのようなアプローチを行ったのか、具体的な施術内容をご紹介します。

▼ ① 手首周辺の筋肉へのアプローチ(鍼灸+手技)

まずは右手首に関係する筋肉(屈筋群・伸筋群・外転筋群)に対して鍼灸と手技療法を合わせて約10分間の施術を実施。
結果として、痛みのレベルは10→5へと軽減しましたが、圧痛はまだ残っていました。

▼ ② 内臓(肝臓)へのアプローチ|内臓マニュピュレーション

次に全身チェックをしたところ、右季肋部(肋骨の下あたり)に圧痛と硬さが見られました。
この部分には肝臓や胆のうがあり、機能障害や胆汁の停滞があると、全身の緊張や痛みにつながるケースがあります。

そこで、**肝臓の働きを調整する「内臓マニュピュレーション(内臓整体)」**を実施。時間にして約3分です。

施術後は、

  • 手首の痛みが5→3へ
  • 座っているだけでも痛かった腰痛が消失

という反応が見られ、ご本人も驚かれていました。


◆ 施術後の注意とご案内

この段階では痛みの緩和が見られましたが、**「圧痛が取れない」ことや「リウマチ既往歴+手首手術歴」**を踏まえ、

「痛みが戻ったら病院で画像検査(レントゲンやMRI)を受けてみてください」

とご案内をし、1週間後に再来院のご予約をいただきました。


◆ 翌週|まさかの「疲労骨折」が判明

1週間後、再来院されたWさんの右手首は包帯で固定された状態
なんと、施術翌日に痛みが戻り病院を受診された結果、「疲労骨折」と診断されたとのことでした。

前回の施術で一時的に痛みが和らいだものの、骨自体にヒビが入っていたという状況だったのです。

この日は、患部の右手には触れず、左手首の痛みと腰痛への施術を行いました。
Wさんは「原因が分かって安心した」「体調を崩したくないので引き続き通いたい」とのことで、定期的なメンテナンスを継続されています。


◆ 難病・膠原病と自律神経の関係性についての考察

Wさんのようにリウマチを患う方は、過去のストレスや生活習慣、自律神経の乱れが関係しているケースが多く見受けられます。

▼ リウマチの方に多く見られる症状

  • 不眠・倦怠感
  • 頭痛・耳鳴り
  • 便秘や下痢
  • 動悸や冷え

これらは自律神経が乱れている時に出やすい典型的な症状です。
当院では、リウマチの治癒を謳うことはできませんが、**自律神経と内臓機能を整えることで「悪化を防ぐ」「痛みの出にくい身体づくり」**をサポートできると考えています。


◆ リウマチと整体|整体院ゆいまーるのアプローチ

当院ではリウマチの方に対し、次のような視点で施術を行っています。

● 内臓アプローチ(内臓マニュピュレーション)

例:肝臓・胆のう・胃腸などの機能調整
→ 痛みや腱鞘炎の軽減、自律神経の安定

● 筋膜・筋肉アプローチ(鍼灸・徒手療法)

例:患部の緊張緩和や血流改善
→ 筋肉・筋膜が原因の痛みへの直接アプローチ

● 関節の調整(関節モビライゼーション)

→ 手首や肩などの関節機能にアプローチ(※骨折や変形がある場合は除外)


◆ まとめ|リウマチを抱えている方へ

リウマチという病は、**「完治が難しい」「原因が分からない」「日々変動する痛み」**という特徴から、患者さんにとってとても辛く、精神的な負担も大きいものです。

しかし、**整体によって「痛みの軽減」「自律神経の安定」「内臓機能の回復」**などを通じて、生活の質を向上させることは可能です。

もし、あなたやご家族が同じように関節リウマチ・膠原病・手首の痛みなどでお悩みの場合は、どうぞお気軽にご相談ください。


▶ 船橋市・西船橋でリウマチに対する整体をお探しの方へ

整体院ゆいまーるでは、膠原病・自己免疫疾患の既往がある方でも安心して通える施術プランをご提供しています。
無理のない優しい施術で、体調や体質改善のサポートをいたします。