【施術事例】頚椎後靭帯骨化症・頸椎手術後の可動域制限が改善!50代男性Mさん‐船橋市本中山在住
初めに
こんにちは、整体院ゆいまーるの山城です。
今回は「頚椎後靭帯骨化症で頸椎を3回手術した50代男性が、整体によって可動域制限と首の辛さが改善した実例」をご紹介します。同じように頸椎の手術を受けた方や、慢性的な首の不調に悩まれている方の参考になれば幸いです。
来店の経緯と背景

2025年3月1日、船橋市本中山在住のMさん(50代男性)が当院に初来店されました。
主訴は「首の辛さ」「左手指の痺れ」「首の可動域制限」「全身のだるさ」。
通勤で西船橋周辺を通ることもあり、首の状態を改善したいと整体や鍼灸院を探していたところ、当院のホームページをご覧いただき、好印象を持っていただいてのご来店でした。
問診と症状のヒアリング
Mさんは普段、パソコン業務を中心としたデスクワークを行っており、慢性的な首の不調が仕事の効率や日常生活にも影響しているとのこと。
過去の医療歴
- 2006年:交通事故によるむち打ち症
- めまいや動悸が出現 → 頸椎の初回手術
- 2023年1月:左腕の痺れ悪化
- 頚椎後靭帯骨化症と診断され、頸椎の2度目の手術
- 2023年6月:めまい・吐き気・痺れ増強
- 頸椎の3度目の手術(C3~C7にボルト固定)
以降、めまいや吐き気は改善するも、左首~第2・第3指にかけての痺れ、首の可動域制限が強く残る状態。
日常生活の状況
- 睡眠時間:約8時間
- ストレスレベル:2/5(比較的低い)
- 飲酒習慣:毎晩350ml缶を2本程度
- 薬の服用:複数あり(痛み止め・糖尿病薬など)本人曰く薬が多すぎて全部把握はしていない
- 自覚症状:たまに息苦しさ、寝つきにくさ
検査結果
当院では基本的に3つの検査とその方に関係が深そうな検査をプラスで実施しています。
Mさんの場合は3つの検査と首の可動域の検査をプラスし見ていきます。
基本検査と結果
- 脊柱の柔軟性
→頸椎1番~胸椎4番までガチガチに固まっている状態 - 骨盤のズレ
→特に問題なし - 腹部の緊張
→みぞおち・へそ周囲に強い圧痛あり
頸椎可動域(正常値と比較)
動作 | 正常可動域 | 初回Mさんの可動域 |
---|---|---|
屈曲(下を見る) | 約45° | 約20° |
伸展(上を見る) | 約45° | 約10° |
側屈(首を横に倒す) | 約45° | 約10° |
回旋(横を見る) | 約60° | 約15° |
表の正常可動域とMさんの可動域を比べると可動域は全体的に著しく低下しており、誰が見ても首がほとんど動かない状態という事が分かります。
施術方針とアプローチ
Mさんの状態は、頸椎の複数回の手術によって可動性が著しく低下していることが根本原因と考えられました。頸椎の可動性の改善に加え、神経圧迫や筋緊張の緩和も必要と考え以下の施術を行いました。
施術では以下の手順を取りました。
1. 鍼施術(うつ伏せ)
- 頸椎1~胸椎4番付近に約12本
- 手足バランス調整に約6本
- 合計約18本の鍼を刺鍼
- 置鍼時間:約10分
2. 関節マニュピュレーション(仰向け)
- 時間:約20分
- 非常にソフトな手技で頸椎の自然な動きを促進
- 頸椎1番~7番の連動性を意識した施術
3. 揉み解しと仕上げ
- うつ伏せで再度頸椎・胸椎周辺を緩める(起立筋や多裂筋、菱形筋)
- 手足も含めて全身調整(約20分)
今回Mさんは初回でしたが75分コースを選択いただき、丁寧に時間をかけて施術を行いました。
初回施術後の変化
では施術後Mさんの首はどうなったかというと、
可動域の偏か
動作 | 施術前 | 施術後 |
屈曲 | 20° | 20° |
伸展 | 10° | 10° |
側屈 | 10° | 15° |
回旋 | 15° | 20° |
数値的な変化は小さいものの、Mさんご本人は「めちゃくちゃ気持ちいいです、最高です」との感想を頂きました。
Mさん自体症状は重い方なので何回か様子は見たいですと伝えると「分かりました!全然来ます!」と1週間後に予約を取りお帰りになられました。
2回目(1週間後)
初回後、3日間ほど体が重くしんどい感じがあったが4日目以降は驚くほど軽く感じたとのことでした。
2回目も初回と同様の施術を行い、さらに1週間後に予約を取りお帰りになられました。
3回目(初回から2週間後)
では三回目の来店ではどうなったかというと腕と指の痺れが軽減し、身体全体がすっきりしているのが持続しているとの事。
そして主訴である首の可動域制限は以下の通りになりました。
可動域の変化
動作 | 初回 | 3回目 |
屈曲 | 20° | 30° |
伸展 | 10° | 15° |
側屈 | 10° | 25° |
回旋 | 15° | 35° |
これを見ると初回と比べて可動域が改善しているのがわかると思います。
Mさん曰く首の辛さなどもめちゃくちゃ楽になっているとの事でした。
現在(2025年7月時点)
この記事を書いているのは2025年7月22日でMさんの初回来店から約4ヶ月が経過し8回の施術を継続して頂きました。
頸椎のボルト固定の影響で完全な回復は難しいものの、結果として
- 可動域は明らかに向上
- 左手の痺れは軽減
- 全身の倦怠感も改善
「身体が本当に軽い。来て良かった!」と笑顔でお話しいただいています。
これからも辛くなりたくないから定期的に通いたいとのお言葉も頂いています♪
まとめ
今回は【施術事例】頚椎後靭帯骨化症・頸椎手術後の可動域制限が改善!50代男性Mさん‐船橋市本中山在住という題名で記事を作成し紹介しました。
頸椎にボルトが入っていても、整体や鍼によって可動域の改善や体の不調が緩和される可能性は十分にあります。
頸椎の手術を受けたからもう改善しない、と諦める前に、ぜひ一度当院にご相談ください。