動かすと痛い【腱鞘炎】にサヨナラ!早期改善の道は船橋市西船の整体院ゆいまーるで
始めに
こんにちは!船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるです。
今回の記事は、**腱鞘炎(けんしょうえん)**を治したいと願う皆さんのために書きました。日々の生活で手や指を使うたびに感じる痛みは、本当につらいものですよね。
この記事を読んで、あなたの腱鞘炎の悩みが少しでも軽くなるヒントを見つけていただければ幸いです。
腱鞘炎ってどんな病気?手の構造から理解しよう

まずは、腱鞘炎がどんな状態なのかを理解するために、少しだけ手の構造についてお話しさせてください。
私たちの手や指は、物を叩いたり、つかんだり、握ったりと、非常に多くの細かい動きをこなしています。この複雑な動きを可能にするために、手首から指先にかけて27個もの骨があり、それらを支えるたくさんの筋肉や靭帯、そして「腱(けん)」と呼ばれる組織があります。
「腱」は、筋肉と骨をつなぐコードのようなもので、筋肉が収縮すると腱が引っ張られて指が動きます。この腱が骨から浮き上がらないように、トンネルのように覆い、固定しているのが「腱鞘(けんしょう)」です。
腱鞘炎とは?
この腱鞘と腱が擦れ合うことで炎症が起こり、痛みを感じる状態が「腱鞘炎」です。
特に有名なのは、親指の付け根に起こる「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」と呼ばれる腱鞘炎です。これは、主に40代以降の女性、指をよく使う方、更年期の方、妊娠・出産期のお母さんに多く見られます。
「痛みはあるけど、まだ指は動くから大丈夫」と放置してしまう方もいますが、腱鞘炎を放っておくと「ばね指」という状態に進行してしまうことがあります。ばね指になると、指の動きが制限されたり、自分の意思でスムーズに指が動かせなくなったりと、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。
そのため、腱鞘炎になったら、長期間放置せずに早めに適切なケアを始めることが大切です。
腱鞘炎の主な症状
腱鞘炎の主な症状は、指や手首を動かした時に生じる痛みです。特に、女性に多いことから、家事や育児で指や手首を酷使する際に痛みを感じることがよくあります。多くの場合、親指や手首の親指側に痛みが出ることが特徴です。
「腱鞘炎は親指だけの病気」と言われることもありますが、実際には指のすべての腱に腱鞘が存在するため、親指以外の指にも炎症が起こる可能性は十分にあります。
なぜ腱鞘炎になるの?3つの主な原因
腱鞘炎になる要因は一つではありません。主に次の3つの要因が考えられています。
1.ホルモンの影響
腱鞘炎が女性、特に更年期や妊娠・出産期の女性に多いのは、女性ホルモン「エストロゲン」の低下が関係していると考えられています。エストロゲンが減少すると、関節や腱の動きを滑らかにする滑膜(かつまく)と呼ばれる組織に炎症が起こりやすくなると言われています。指の第一関節が変形する「へバーデン結節」なども、このホルモンが関与しているのではないかと考えられています。
2.「使いすぎ」による摩擦
腱鞘は、腱を包み込むリング状の鞘(さや)です。指を動かすたびに、腱はこの鞘の中を滑るように動きます。しかし、年齢による組織の変化、体の水分量の低下、組織の滑りやすさ(滑走性)の低下などが原因で、腱と腱鞘の間で摩擦が起きやすくなり、炎症につながることがあります。つまり、日々の「使いすぎ」が、摩擦を増大させる要因となるのです。
3.体の「歪み」と負担の集中
ホルモンの影響や使いすぎも原因となりますが、それらと同じくらい重要だと考えられるのが「体の歪み」です。これはつまり、「手首に負担がかかりやすい状態」になってしまっている、ということです。
私たちの体は、たくさんのパーツが組み合わさって動く精密な機械のようなものです。例えばパソコンも、キーボード、画面、基盤など様々な部品が連携して動きますよね。一つでも部品が足りなければ起動しません。
しかし、人間の体は少し違います。どこか一部が不調になっても、すぐに動かなくなるわけではありません。他の部分がその不調を「かばう」ように機能してくれるのです。この「かばい合い」が長期間続くと、結果として特定の部位に負担が集中し、痛みや不調となって現れます。
実際、腱鞘炎で悩んでいる方の中には、足首や骨盤を少し調整しただけで、手首の痛みが改善するケースも少なくありません。これは、手首だけでなく、全身のバランスが重要であることを示しています。
腱鞘炎を放っておくとどうなる?「ばね指」と「へバーデン結節」
腱鞘炎を放置すると、別の症状に発展してしまうことがあります。
腱鞘炎の進行:ばね指
指や手首は、腱や強靭な靭帯によって曲げ伸ばしが行われています。物を掴んだり握ったりする強い力を発揮する筋肉は、前腕(手首と肘の間の部分)にあり、その力が腱を通じて指に伝わります。この力を伝える際、指を曲げる「屈筋腱(くっきんけん)」が浮き上がらないように押さえているのが「靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)」と呼ばれる組織です。これは、言わば腱の「留め具」のような役割をしています。
この腱鞘は指の部分にありますが、特に腱鞘が終わる指の付け根付近に力がかかりやすく、炎症を起こしやすい場所です。この部分の腱や腱鞘が炎症を繰り返し起こした結果、腱が肥大してこぶ状になり、指を動かす際に引っかかりや痛み、そして可動域の制限を生じます。これが「ばね指」と呼ばれる状態です。
実際に施術現場で患者さんを診ていると、「急に指が動かなくなった」「動かす時に痛みがでる」と訴えてくる方でも、詳しくお話を聞いてみると、ほとんどの方がばね指になる前に腱鞘炎を経験しています。
ばね指とは?
ばね指は、腱鞘炎が悪化したり放置されたりすることで起こるため、その原因は腱鞘炎と同じく、ホルモンの低下、使いすぎ(オーバーユース)、体の歪みが考えられます。
- 症状:
- 指の可動域制限。
- 指を動かす際の痛み。
- 特に多いのが、指を曲げた状態から伸ばそうとすると、途中で引っかかり、力を入れて伸ばすと「びょーん」と勢いよくバネのように動く現象です。
- 関節部分を触ると痛む(圧痛)ことがあります。
- 診断: 「びょーん」と指が動く特徴的な動きと圧痛があれば、医療機関でばね指と診断されることが多いです。
- 治療法(医療機関): 痛みが強い場合は、痛み止めが処方されたり、安静を指示されたりします。もし可動域制限や痛みが非常に強い場合は、手術を検討することもありますが、ばね指の手術は一部の腱鞘を切開するだけなので、比較的リスクは少ないとされています。
類似症状:へバーデン結節
手の指に起こる症状として、へバーデン結節も挙げられます。これは、指の第一関節に生じる変形性関節症です。
- 症状: 最初は関節の痛みから始まり、徐々に第一関節が変形し、膨らむように腫れてきます。
- 原因: はっきりとした原因は不明ですが、40代以上の女性に多いことから、更年期やホルモンの低下が関係していると考えられています。
- 腱鞘炎・ばね指との違い: へバーデン結節は、第一関節だけに症状が出るのが特徴です。
自分でできる腱鞘炎セルフチェック:アイヒホッフテスト
ご自身の症状が腱鞘炎(ドケルバン病)かどうか、自宅で簡単にチェックする方法があります。アイヒホッフテストと呼ばれるものです。
- まず、親指を他の指で包むように握ります。
- 親指を上にした状態から、ゆっくりと小指側に手首を倒します。手首の親指側を伸ばすようなイメージです。
この時、手首の親指側に強い痛みがあれば陽性です。普段痛みを感じていない方でも、このテストで痛みが誘発されるようでしたら、腱鞘炎の「予備軍」である可能性があります。
船橋市西船橋の整体院ゆいまーるが考える腱鞘炎の治療法
船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるでは、腱鞘炎の治療を行うにあたり、まず徹底した問診と検査を行い、痛みの根本原因がどこにあるのかを探っていきます。
腱鞘炎の原因として「使いすぎ」「ホルモンの低下」「体の歪み」が挙げられることは先述しました。しかし、当院ではさらに踏み込んで「なぜ体が歪むのか?」「なぜホルモンが低下するのか?」「今まで散々使ってきて痛くならなかったのに、なぜ今になって痛みが出るのか?」という問いに着目しています。
徒手療法の考え方の一つに「姿勢は補正(ほせい)」という言葉があります。これは、私が個人的に好きな言葉なのですが、例えば胃が痛い人は胃のある左の脇腹を抑えて前かがみの姿勢になったり、生理が重い人は下腹部をかばうように前かがみになったりしますよね。このように、内臓の不調などがあると、人は無意識にそれをかばうような姿勢を取るものです。
つまり、姿勢が悪くなっているのではなく、根本的な不調や痛みが出ている場所(例えば胃や子宮など)があり、その不調を「補正」した結果として姿勢が悪くなっている、という考え方です。
もちろん、骨格自体の歪み、年齢、既存の病気なども関係します。このような考え方に基づいて問診や検査を行うことで、腱鞘炎の痛みが出ている手首だけでなく、その大もとにある原因にアプローチし、腱鞘炎にならない、あるいは再発しにくい体を作ることが可能になると考えています。
では、具体的にどのような施術を行うのかをご紹介します。
1.内臓マニピュレーション(内臓調整)
「腱鞘炎と内臓って関係あるの?」と思われるかもしれません。しかし、腱鞘炎がホルモンの影響を受けている可能性や、ストレスが関係している可能性も考えられます。その場合、肝臓や子宮などの内臓にアプローチすることで、ホルモンバランスの調整や、自律神経の乱れを整え、腱鞘炎の症状が改善することもあります。
2.筋膜リリース
これは分かりやすいアプローチかもしれません。単純に手首の周りについている筋肉や、腱鞘炎の原因となっている関連筋肉に対して、手技や鍼(はり)を使って施術を行い、筋膜(筋肉を包む膜)の緊張を緩め、血行を促進することで、腱鞘炎の痛みを和らげ、改善を目指します。
3.関節モビライゼーション(関節調整)
関節の動きが硬くなっていたり、本来の動きが悪くなっている方には、この施術方法を用います。関節に優しい圧をかけたり、リズミカルに動かしたりすることで、関節の弾力性や可動域を取り戻すことが可能です。その過程で「パキッ」と音が鳴ることが稀にありますが、基本的に強い刺激を加えることはないのでご安心ください。
西船橋にお住まいの腱鞘炎でお悩みの方へ
今回の記事は、腱鞘炎に悩む全国の皆様に読んでいただきたいという思いで書きましたが、特に整体サロンゆいまーるがある船橋市西船橋にお住まいの方に向けて、当院のアプローチをお伝えしました。
この記事を読んでいるあなたは、きっと腱鞘炎のつらい痛みにお困りのことと思います。船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるは、そんなあなたの悩みを解決する手助けになれると信じています。