【施術事例】長年の膝の痛みが改善! - 船橋市西船在住 50代男性 立ち仕事Hさん
始めに
こんにちは、船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるです。
「膝が重くて力が入らない…」「歩く時にふらつく…」「仕事終わりに膝の痛みとしびれがひどくなる…」「妻との散歩についていけないのが嫌だ…」
もしあなたがそんな膝の痛みや身体の不調に悩まされているなら、今回の記事はきっとあなたの希望となるでしょう。特に、船橋市西船在住で、立ち仕事による膝の痛みや全身の不調に苦しんでいる50代男性の方には、深く共感いただける内容かもしれません。
今回は、2023年10月25日にご来店された膝の痛み、膝に力が入らない、膝の重さ、そして首と肩の痛みでお悩みの**50代男性、立ち仕事のHさん(船橋市西船在住)**の施術事例をご紹介します。
Hさんがご来店された経緯は、膝に力が入らず歩く時にふらつきが出てしまうこと、そして仕事終わりに近づくにつれて歩きにくさに加え、首肩の痛み、膝の重さ、さらにはビリビリとしたしびれ感も伴って出るのが辛い、と感じて良い整体院を探していたからだそうです。特に、仕事が忙しい日や気圧が急激に変化した日には、始業して数時間でこれらの症状が出てしまうとおっしゃっていました。
実は当院、整体院ゆいまーるの前の道をよく通るそうで、オープン時からずっと気になっていたとのこと。最近、ひどい症状が出る間隔が短くなってきて不安を感じたため、意を決してご来店されたそうです。
Hさんが一番辛いのは膝の痛みで、前述した仕事中の辛さも気になっていましたが、実は日常生活で奥様の歩くペースについて行けないのが嫌だったそうで、「歩き姿と歩行のスピードも改善できたら嬉しい」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
結論から言うと、Hさんの長年の膝の痛みと歩行時のふらつきが、初回の施術で劇的に改善し、その後継続的なケアで奥様との散歩も楽しめるようになりました。「まさかこんなに軽くなるなんて」「奥さんにまっすぐ歩けていると言われた」「歩くペースもほとんど同じくらいになってきたよ」と、喜びの声をいただくことができました。
この記事では、Hさんの具体的な症状の経緯、当院での詳細な問診・検査、施術内容、そして「膝の痛み」の根本原因(特に首との意外な関係性)、最後に当院でのアプローチについて詳しくご紹介します。長年の痛みで諦めかけている方でも、改善の可能性は十分にあることをお伝えできれば幸いです。
「膝以外の原因?」:Hさんの膝の痛み・首肩の問診と検査
それでは、Hさんの膝の痛みと首肩の痛みに関する問診と検査の内容から見ていきましょう。
その前に、膝の痛みについての豆知識をお伝えします。整体業界では、膝の痛みは大きく分けて2つのパターンで悪化することが多いとされています。
- 膝自体が悪くなるパターン: 関節の変形や怪我、または周囲の筋肉に炎症やダメージがある場合です。例えば、膝関節の形が変わってしまい、主に膝を曲げることが困難になる「変形性膝関節症」や、加齢とともにすり減ってしまう「半月板損傷」(すり減った結果、周囲の筋肉が硬くなり痛みが生じることが多い)などが代表的です。
- 膝以外の悪さをカバーすることで膝に負担がかかり、結果的に膝が痛くなるパターン: これは全身的に原因が考えられますが、多くの場合、腰や股関節、足首などの柔軟性がなくなり動きにくくなることで起こります。足首や股関節、腰などが筋肉の柔軟性低下や関節の異常により動かしにくくなった時に、その動きを肩代わりして膝が負担を受けてしまうケースが多いです。 ちなみに、本来の原因であるはずの足首・股関節・腰には痛みや違和感がないことも少なくないため、お話を伺うだけでは特定できない場合もあります。そのため、私たちは手で身体の状態をチェックする「徒手検査」も同時に行っています。
前置きが長くなりましたが、ここからHさんに行った実際の問診と検査の流れを書いていきます。
初回問診と検査:原因不明?
まずは問診で、膝の痛みがいつ頃から始まったのか、平日と休日で症状に差があるのかなど、これまでの経緯を詳しく伺いました。その後、膝と周囲の関節や筋肉などを徒手検査を含めてチェックしましたが、これといった明確な原因が見つかりませんでした。
ここで不思議に思った私たちは、もう一度問診をやり直し、さらに深掘りして話を聞いてみました。すると、実はHさんはもともと「頚部脊柱管狭窄症(けいぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という病気を患っていたことが分かりました。これは、首の関節内を通る脊柱管という神経の通り道が狭まってしまい、手や足に神経症状(しびれや痛み、重い感じ)や頭痛を引き起こしてしまう状態です。Hさんは4年ほど前に手術を受けていたのですが、担当医師から「手術自体は成功したが、リハビリをしても足や手に後遺症が残る可能性がある」と言われていたとのことでした。
頚部脊柱管狭窄症の疑いと詳細検査
この情報を受けて、私たちは首の神経に対する徒手検査と、足の筋力チェックを行うことにしました。
- 首の神経検査: 「ジャクソンテスト」と「スパーリングテスト」という、神経の根元が狭まっていないかをチェックする検査法を実施しました。これらと同時に、首にかかる負担を一時的になくす「伸延テスト」というのも実施してみました。 結果として、ジャクソンテストとスパーリングテストでは断定できるほどの結果は出ませんでしたが、首にかかる負担を一時的になくす伸延テストでは、足の重さが減ることが確認できました。
- 足の筋力チェック: 施術者が抵抗を加えてチェックする「徒手筋力テスト(Manual Muscle Testing)」を実施したところ、明らかに反対の足よりも、足を挙げたりバランスをとる筋肉にうまく力が伝達していないような結果となりました。
これらの検査結果から、Hさんの膝の痛みや重だるさ、そして力が入らない感覚は、おそらく神経的に力の出力がうまくいっていないために生じていると推測されました。
そのため、初日の施術ではあえて膝自体へのアプローチをせず、頭蓋骨〜首〜肩の一連の緊張を取り、関節の安定を図るように施術することで、症状の改善を目指すことに決定しました。
頚部脊柱管狭窄症と膝の痛み:その症状と隠れた関連性
Hさんの症状の根本原因として推測された「頚部脊柱管狭窄症」について、もう少し詳しく説明しましょう。これは先ほども書いた通り、首にある神経が通る管が何らかの原因で狭くなってしまう状態ですが、実に様々な症状を引き起こします。
ここでは、頚部脊柱管狭窄症でよく見られる症状を列挙します。もし同じような症状がある方で、今回Hさんのように膝の痛みや動かしにくさが出る場合は、特に注意が必要です。
- 首や肩周りのコリ(肩甲骨あたりも含む)
- 首や肩の痛み(首を動かすと悪化することもある)
- 手や足に力が入りにくくなる
- 手や足がしびれる
- 手足の動きが悪くなる(細かい動きができないなど)
- 頭痛
Hさんの場合も、首や肩の痛みに加え、膝に力が入らず重だるさやしびれを伴っていたことから、頚部脊柱管狭窄症の後遺症が膝の症状に繋がっている可能性が非常に高いと判断しました。
「膝に触れていないのに…」:Hさんへの施術と驚くべき変化
それでは、具体的な施術内容と、Hさんに現れた驚くべき変化について詳しく見ていきましょう。
施術開始:頭部からアプローチ
最初にアプローチしたのは、頭部にある筋肉群の緊張緩和でした。実は、頭部には笑顔を作る「表情筋」や食べ物を噛む「咀嚼筋(そしゃくきん)」など、さまざまな筋肉があります。しかし、これらの筋肉は普段、凝っている自覚が薄いため、使いっぱなしでケアされることがほとんどありません。そのため、ずっと硬い状態が続き、首をはじめとした身体全体の筋肉の緊張を引き起こしやすくなってしまうのです。その結果、無意識に肩に力が入ってしまったり、身体の力が抜けなかったり、さらには自律神経的な症状の引き金になったりすることもあります。
顔面や頭皮の筋肉たちをゆっくりと緩めていくと、Hさんは本人も気づかないうちにすーっと眠ってしまいました。これは、普段から身体が緊張している人に多く見られる反応で、大抵の場合、その日の睡眠の質も向上します。
Hさんには申し訳ないと思いつつも、一度起こして足の徒手筋力テストを再度行ったところ、なんと足の安定感が増し、検査時は1秒も止めることができなかったテストも余裕で止められるようになりました。まるで一瞬で若返ったかのように、筋肉の出力が向上していたのです(筋肉への出力が正しくできると、その人本来の力が出せるようになります)。また、筋肉の表層の緊張が緩んだことで、Hさんも「足の重さが軽減した」とおっしゃっていました。
こうした表面の緊張をしっかり取らないと、「もみ返し」などを起こす場合があるため、施術時にはいつも細心の注意を払っています。
首の調整と膝の変化
次に、頭を支えている首の施術に移ります。首には7個の骨(頚椎)があり、Hさんの場合は特に一番上の骨(第一頚椎)周辺の緊張が高かったため、そこの動きを出すように揉みほぐしと関節運動を組み合わせた手技で緩めていきました。
正直なところ、この首の施術が一番の難所でした。しかし、首の動きが出始めた頃、Hさんがおもむろに膝を曲げ伸ばしし始めたのです。私が「何か異常を感じますか?」と尋ねると、Hさんは驚いたように「膝触られてないのに、膝の動きが軽い気がする」とおっしゃいました。ご本人曰く、急に膝の重さがなくなったので、思わず確かめたくなったそうです。
最後の仕上げ:肩甲骨と肩の調整
ここまでで膝の動きも改善しているはずですが、最後のダメ押しで肩の可動域を広げる手技を加えました。現代人の多くは、肩甲骨が背骨から外側に離れ、下側が外に向いてしまう傾向があります。そうすると、肩関節は固定するように作用してしまい、猫背の姿勢でロックされてしまいます。そして、猫背の姿勢が長く続くと、首の関節に異常を起こしやすくなってしまうのです。
そのため、肩と肩甲骨の位置を正常に戻すために、補助を入れながら動かすように緩めていくと、肩周りもスッキリしたようで、Hさんは「まさかこんなに軽くなるなんて」と驚きの声をこぼしていました。
施術後のチェックと長期的な改善
施術後の歩行チェックを行ったところ、健康な人ほどのスムーズな歩きではありませんでしたが、歩行時のブレが抑えられ、膝に力が入りやすくなったようで、歩幅が広がり歩行速度もアップしていました。
その後、5回目のご来店時には「奥さんに『まっすぐ歩けている』と言われた」と、Hさんは嬉しそうに笑っていました。そして、10回目のご来店時には「歩くペースもほとんど(奥さんと)同じくらいになってきたよ」と言っていただけて、私たちも大変嬉しかったです。
これからの施術計画としては、引き続き症状の改善を進めていくとともに、身体の正常な可動域を出すための簡単なトレーニングも取り入れていく予定です。
「膝の痛みは膝だけの問題じゃない」:今回の膝の痛みについて
今回のHさんの膝の痛みは、問診と検査を入念に行わなければ、その根本原因を特定することが非常に難しい症例でした。
一般的に、首と足は身体の中で最も離れているため、関係性が薄いと感じる人も多いかもしれません。しかし、首は全身につながる神経の橋渡し役のような存在でもあります。今回のように、過去に手術をしてそれ自体は成功したけれど、後遺症のように症状が潜んでいて、将来的にリスクとなってしまう事例は非常に多く存在します。
そのため、「膝が痛くてマッサージや整骨院に行ったけど、痛みが一向に変わらなかった」という方は、もしかしたら膝以外の原因が、膝の痛みとして影響を出しているだけなのかもしれません。
もちろん、今回Hさんのように頚椎狭窄症のようなものでなくても、前述したように、股関節や足首の柔軟性や安定性がなくなるだけでも、膝には大きなダメージが加わります。
なぜかというと、身体はどこかが動きにくくなると、他の部位でその動きを補おうとする習性があるからです。この習性のおかげで、しばらくは普通に動けるし、一時的に痛みが出なくなることもありますが、少しずつ進行していき、最後に大きな痛みや重み、しびれなどとして症状が表面化するのです。
膝痛になったらどうしたらいいのか?
もし膝が痛くなったら、まずはご自身で簡単に「膝がちゃんと曲がるか」をチェックしてみてください。 この時、お尻に踵がつくくらいまでスムーズに曲がるようなら、関節自体が問題である可能性はかなり低いでしょう。 しかし、少し曲げただけでも痛いという場合は、関節に異常が起きている可能性もあるため、整形外科を受診し、レントゲンやMRIなどで骨やその他の状態を検査してもらいましょう。変形などの異常が見つかるかもしれません。 もし検査をしてみても変形が見つからないなら、それは構造的には問題がない可能性が高いので、私たちのような整体院でも対応及び改善が見込めます。
次に、腰や股関節、足首などに痛みがないか、あるいは過去に足首を捻挫したり、ギックリ腰になったことがあるかなどを思い出してみてください。そういった過去の小さな怪我や負担が、今の症状に繋がっていることも少なくありません。こうした些細な情報が、症状の改善に繋がる大きなヒントになることもあります。
このように、順を追ってご自身の身体の状態をチェックすることが、早期改善への近道となります。一番良くないのは、痛いからといってその場所だけを揉んだり叩いたりすることです。最悪の場合、痛みが増したりする可能性もありますし、痛みが引いてもほんの一瞬、ということが多いのでお勧めしません。
「根本原因を追求する」:船橋市西船橋整体院ゆいまーるの膝の痛みアプローチ
最終的に、皆さんの願いは「早く膝の痛みをとりたい!!」これに尽きるかと思います。では、船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるでは、膝の痛みに対してどのように施術を行うのかを解説していきます。
当院では、まず丁寧な検査と問診を行い、お客様の症状の根本原因がどこにあるのかを特定します。関節、筋肉、内臓など、多角的な視点から原因を見極め、以下のような施術を組み合わせることで、膝の痛みの早期改善を目指します。
- 内臓へのアプローチ(内臓マニピュレーション): 腸内環境が悪い方や、体質的に内臓が弱い方は、内臓の血流が悪くなり、それが腰痛や膝の痛みといった全身の不調を引き起こしている可能性があります。そのような場合には、内臓に対する施術として「内臓マニピュレーション」という特別な手技を行い、改善を図ります。
- 筋肉へのアプローチ(筋膜への徒手的療法、鍼治療): 筋肉が原因で痛みを感じている場合は、その原因となっている筋肉に対して揉みほぐしや鍼灸アプローチを行い、疼痛の改善を図ります。
- 骨格・関節へのアプローチ(関節モビライゼーション): 関節の動きが悪いと、膝に負担がかかりやすくなり、膝の痛みとなることがあります。その際には、関節に柔軟性を持たせるように関節を動かしていきます。施術の中には「バキバキ」と音が鳴る場合もあれば、音が鳴らない方法もあります。お客様の好みや疑問点などがあれば、遠慮なくお伝えください。
今回は、膝の痛みでお悩みの**50代男性、Hさん(立ち仕事、船橋市西船在住)**の検査や施術についての記事を書かせていただきました。
しかし、身体のことで困っている方は、船橋市西船橋だけでなく、世の中にたくさんいらっしゃいます。そんな方に、最後に船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるからメッセージです。
膝の痛みを含め、身体、医学、整体に100%の正解というものは存在しません。日々新しい情報、治療法、知識は更新され、これまでの常識も覆されていっています。
その中で、私たち船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるは、小さなお店ですが、皆様の手助けになれるよう日々勉強し、新しい知識と技術を手に入れ、まずは西船橋、ゆくゆくは全国にお悩みをお持ちの方を手助けしたいと思っています。
膝の痛みでお困りの方、もしかしたらその原因は、あなたが思っている場所とは全く違う場所にあるかもしれません。当院では、身体全体を診て、根本原因を見つけることを大切にしています。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。