「曲げるのが辛い」長年のテニス肘の痛みが劇的改善 - 市川市大和田在住 50代女性 事務職Tさんの事例

始めに

こんにちは、船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるです。

「テニス肘の痛みがなかなか治らない…」「日常生活で肘を曲げるのが辛い…」「以前からギックリ腰を繰り返していたけど、今度は肘まで…」

もしあなたがそんな身体の不調に悩まされているなら、今回の記事はきっとあなたの希望となるでしょう。特に、市川市大和田在住で、長年の身体の悩みを抱えている50代女性の方には、深く共感いただける内容かもしれません。

今回は、2024年4月14日にご来店されたテニス肘(外側上顆炎)、腰痛、肩こりでお悩みの**50代女性、事務職のTさん(市川市大和田在住)**の施術事例をご紹介します。

実はTさんは、当院整体院ゆいまーるを設立する前から、店長の山城が診させていただいている方なんです。お付き合いはもう2年ほどになります。出会いは、当時私が勤めていた整骨院に通っていたTさんの高校生の娘さんが、「先生、実は私の母が腰がやばいらしく、先生に診てもらえますか?」と声をかけてくださった一言がきっかけでした。それ以来、今日までTさんの身体を診させていただいています。本当にありがたいご縁です。

Tさんは2年前、ひどいギックリ腰で来院され、全く動けない状態でした。それまでは「年に2回は必ずギックリ腰になる」とおっしゃっていました。しかし、初回の施術でギックリ腰の痛みが10→4へと劇的に改善。その後、回数を重ねるごとに痛みが取れ、可動域が広がり、私が診てからのこの2年間、一度もギックリ腰を起こしていません。本人も私も、この結果に喜びでいっぱいです。

しかし、お仕事が非常に忙しく、身体が疲れやすいというお悩みは続いていました。腰が楽になってきたことで、徐々に症状が変化し、最近では慢性的な腰痛に加え、新たにテニス肘が気になり始めたとのことでした。

テニス肘の症状自体は、元々10年ほど前から気にはなっていたそうですが、当時はあまり気にしていなかったようです。ところが、最近になって痛みが強くなってきたため、「何とかならないか」とご相談を受けました。

そこで今回は、Tさんの**テニス肘(外側上顆炎)**の施術について詳しくご紹介します。まずはその前に、テニス肘とは何かについて、一般的な知識と当院の見解を交えて解説していきます。


テニス肘(外側上顆炎)とは? - 一般的な知識と当院の見解

今回Tさんがお悩みの「テニス肘」について、まずは一般的な知識から見ていきましょう。

テニス肘の正式名称は「外側上顆炎(がいそくじょうかえん)」と呼ばれる疾患です。肘の外側に痛みが出ることからこの名前がつき、またテニスをする方にこの疾患が多いことから「テニス肘」という名前が定着したと言われています。

テニス肘は、30代から50代の方に多く見られる疾患です。テニス選手に多いと言われますが、実際にはテニスをしない方でもテニス肘になる方は非常に多いのが特徴です。

主な症状は、肘を曲げたり、手首をねじるような動作で痛むことです。特徴的なのは、動作を伴わない安静時には痛みがほとんど出ないこと。名前は「テニス肘」や「外側上顆炎」ですが、肘を曲げた際に肘の内側や、肘の角ばっている「肘頭(ちゅうとう)」と呼ばれる部分が痛いという方もいらっしゃいます。

原因ははっきりとは分かっていないとされていますが、一般的には、手首に負担のかかる動作が多い主婦層や、重たいものを持ったりする動作が原因ではないかと言われています。

検査としては、「トーマステスト」や「チェアテスト」といった徒手検査が行われるほか、必要に応じてレントゲンなどの画像検査を行うこともあります。

これらが、一般的にインターネットや教科書に書かれているテニス肘の知識です。この知識を踏まえ、次に当院がどのようにテニス肘の施術を行っていくのかを詳しく解説していきます。


「両肘が痛い…」:テニス肘の推測と問診・検査

それでは、今回のテニス肘(外側上顆炎)でお悩みの事務職**Tさん(市川市大和田在住)**について、詳しく見ていきましょう。

元々は腰痛が主な訴えだったTさんですが、最近は肘の痛みが気になるとのことで、今回はテニス肘(外側上顆炎)の施術について解説します。

まずTさんの生活環境からお伺いすると、お仕事はほとんど週7日されており、その合間には筋トレやテニス、そしてお子さんたちと遊ぶなど、非常に忙しい毎日を送っていらっしゃるそうです。お仕事は事務職で、ほとんどデスクワークで座っていることが多いとのこと。趣味のテニスは最低週に1回は必ずされているそうです。

早速、主な訴えである肘の痛みを詳しく確認するため、まずは軽く動作の確認を行いました。

  • 痛むのは両肘
    • 右肘: 曲げる時に痛い。
    • 左肘: テニスをしている際、ボールを上げる時(腕を身体の前にまっすぐ伸ばし、そのまま上にあげる動作)に痛い。
  • 既往歴:
    • 大きな病気や怪我の経験はない。
    • 捻挫や突き指は何回か経験があるが、詳しく覚えていない。
    • ギックリ腰は3年ほど前から4回以上経験している。
  • 体質:
    • 便秘になりやすい。
    • 若干アトピー体質。
    • 捻挫や軽い怪我が多い。

ここまでで分かったことを簡単にまとめ、推測を加えていきます。

分かったこと:

  • 事務職で非常に忙しい。
  • 趣味はテニスと筋トレ。
  • 両肘が痛い:
    • 右肘は曲げる時に痛む。
    • 左肘は腕を伸ばしながら上げる動作で痛む。
  • ギックリ腰を4回以上経験している。
  • 便秘になりやすい。
  • アトピー体質。
  • 捻挫や軽い怪我が多い。

推測として:

  • 事務職であること: → デスクワークで長時間座っているため、股関節が硬くなっている可能性が高い。 → 股関節の硬さは腸の動きを妨げ、便秘になりやすいことにも繋がる。
  • 肘の痛み:
    • 右肘が「曲げる時に痛い」: これは、肘を曲げる筋肉(屈筋群)の問題が考えられる。
    • 左肘が「ボールを上げる動き、腕を上げる動きで痛い」: これも、特定の筋肉の問題が考えられる。
  • 便秘やアトピー体質: → これらの症状は、内臓に何らかの問題がある可能性を示唆している。特に肝臓や腸の機能低下が考えられる。

これらの推測を基に、Tさんのテニス肘に対する施術計画を立てていきました。


「なにしたんですか!?」:テニス肘への施術と驚きの結果

それでは、Tさんのテニス肘への具体的な施術と、その結果について詳しく見ていきましょう。

Tさんの肘の痛みは両方に出ていましたが、まずは痛みがより強く出ていた右肘から施術を開始しました。

問診と推測で、「肘を曲げたときに痛む」ことから、筋肉の問題、特に肘を曲げる筋肉である上腕二頭筋が原因ではないかと推測していました。そこで、上腕二頭筋への施術を行うことにしました。

施術方法は、上腕二頭筋の停止部、簡単に言うと肘を曲げたときにできるくぼみ付近で、筋肉を少し伸ばしていくような感じで調整を行いました。この時の手技は少し特殊で、文章にするのは難しいのですが、お客様としては「気持ちいいような、何をしているか分からないぐらいの刺激」と感じる程度のものです。

施術時間は、右肘に約10分、左肘に約10分行い、合計で約20分程度でした。この時の様子に、Tさんご自身も少しびっくりされていました。なんと、筋肉の膜(筋膜)が緩むと同時に、肘が「ビクビク」と跳ねたのです。

Tさんは「なにしたんですか!勝手に腕がビクビク動いていました!」と、不思議がりながらも面白がっていらっしゃいました。

そして、施術の結果ですが、両肘の痛みは施術前の10段階評価で10だったものが、なんと1まで下がることができました。問診とテニス肘(外側上顆炎)への施術で、合計30分程度の時間でこの効果です。

本当は、メインの腰痛への施術も軽く15分ほど行いましたが、今回はテニス肘に焦点を当てているため、その部分は割愛させていただきます。

この後、軽くストレッチ指導を行い、この日の施術は終了しました。今後、テニス肘の痛みがぶり返さないよう、「近いうちにまた来てくださいね」と指導し、Tさんはお帰りになられました。


「現代人の生活習慣が原因?」:ゆいまーる流テニス肘の考察と解剖学

なぜテニス肘になるのかについては、一般的には原因不明とされています。しかし、当院ではこのように考えています。

近年、デスクワークやスマートフォンの普及が進み、猫背や巻き肩になる方が非常に増えました。これ自体は、現代社会においては避けられないことかもしれません。

しかし、ここで少し考えていただきたいのが、デスクワークやスマートフォンが普及することで、具体的に何が悪いのかということです。 スマートフォンを片手に持ち、肘を曲げて目線の高さに持ってきたり、あるいは首や目線をスマートフォンに近づけたりしますよね。この時、肘が曲がっている動作が長ければ長いほど、肘の筋肉は凝り固まっていくのです。 また、首をスマートフォンに近づければ近づけるほど、ストレートネックになり、首に症状が出やすくなります。

デスクワークも同様です。キーボードを打つために巻き肩になり、肘は常に軽く曲がった状態を保ち、首はストレートネック気味になってしまいます。つまり、今回の記事のテーマであるテニス肘について言えば、この「肘を曲げている状態」が長ければ長いほど、そしてその頻度が多ければ多いほど、テニス肘になりやすいと考えられます。

言い換えれば、肘を曲げている時間が長い、あるいは肘が曲がった状態で日常生活を送っているからこそ、肘に負担がかかりやすくなり、テニス肘になりやすいという見解です。

少しお勉強:肘の解剖学

肘を曲げている時間や頻度が多いとテニス肘になりやすいと書きましたが、ではそもそも「肘」とはどのような構造をしているのでしょうか。ここで少し解剖学的な知識を解説します。

肘は、上腕骨(じょうわんこつ)橈骨(とうこつ)、**尺骨(しゃっこつ)**という3種類の骨から構成されています。それぞれの骨は、強力な靭帯や筋肉によってしっかりと固定されることで安定し、また様々な動きを可能にしています。

[肘の骨と筋肉のイメージ図をここに挿入する]

今回のテニス肘のテーマで特に重要となるのが「肘を曲げる筋肉」です。肘を曲げる主な筋肉は、上腕二頭筋であり、その次に上腕筋橈骨筋が挙げられます。今回Tさんに対して行った施術は、簡単に言うとこの上腕二頭筋を緩める施術だったわけです。


「痛む肘」とどう向き合う?:テニス肘のセルフケア編

一般的には原因がはっきりと分かっていないテニス肘ですが、当院ゆいまーるの見解では、「肘を曲げる動作が多い人ほどなりやすい」と解説しました。では、もしテニス肘になってしまったらどうすれば良いのでしょうか。まずはご自身でできる対処法をいくつかご紹介します。

痛みが軽度の場合

  • 肘を曲げる動作の見直し: スマートフォンやパソコンを触る時間を減らす(可能であれば)。普段の生活の中で、肘を曲げっぱなしにしている時間がないか見直してみましょう。
  • 肘を伸ばすストレッチをする: YouTubeなどでも多くのストレッチ動画が公開されているので、参考にしてみてください。肘周りの筋肉をしっかりと伸ばすことが大切です。
  • 温める: 湿布などを貼る方もいらっしゃいますが、痛みが軽度の場合は温める方が効果的なことが多いです。慢性の痛みの原因は「組織の酸欠」であることが多いため、温めることで血流を促進し、酸素や栄養を供給することが重要です。

痛みが強い場合

  • 痛みが強くならない範囲で肘のストレッチをする: 無理は禁物です。痛みが強くなるようであれば、すぐに中止してください。
  • いったん冷やす: 触ってみて熱感がある場合は、炎症が起きている可能性があります。その際は、冷やして炎症を抑えることが優先されます。

一言に「テニス肘」と言っても、炎症の有無、または外傷や疲労骨折の可能性、あるいは肘ではなく内臓の問題が関係している場合など、様々なケースが考えられます。そのため、痛みが長引いている場合や、早期改善を望むのであれば、専門家に相談することをお勧めします


「根本原因を見極める」:船橋市西船橋整体院ゆいまーるのテニス肘アプローチ

今回は、テニス肘でお悩みのTさんの事例を通じて、最終的に皆さんが求める「テニス肘を早く良くしたい!」という願いに、私たち船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるがどのように応えるかを解説します。

当院では、まず丁寧な検査と問診を行い、お客様の症状の根本原因がどこにあるのかを特定します。関節、筋肉、内臓など、多角的な視点から原因を見極め、以下のような施術を組み合わせることで、テニス肘(外側上顆炎)の早期改善を目指します。

  • 内臓へのアプローチ(内臓マニピュレーション): テニス肘とは直接的な関係がないように思えるかもしれませんが、稀に右側のテニス肘の場合、肝臓などの内臓の疲労が関係しているケースもあります。その場合は、肝臓への内臓マニピュレーションを行うことで、テニス肘の緩和を促すことができます。
  • 筋肉へのアプローチ(筋膜への徒手的療法、鍼治療): 筋肉が原因でテニス肘の症状が出ている場合、その原因となっている筋肉に対して、もみほぐしや鍼治療を行うことで症状の改善を目指します。今回のTさんのケースのように、肘を曲げる筋肉である上腕二頭筋の調整が非常に効果的でした。
  • 骨格・関節へのアプローチ(関節モビライゼーション): 関節の動きが悪く、テニス肘を含め肘周りに負担がかかりやすくなっている方もいらっしゃいます。そのような場合には、関節モビライゼーションが有効です。肘関節だけでなく、肩甲骨や手首の関節など、関連する部位の動きも確認し、必要に応じて調整します。

これらの施術はあくまで一例であり、お客様一人ひとりの身体の状態や症状に合わせて最適なアプローチを選択しています。

まとめ

今回は、テニス肘でお悩みの**50代女性、事務職のTさん(市川市大和田在住)**の事例について記事を書かせていただきました。施術内容はもちろん、テニス肘の一般的な知識と当院の見解、そしてその原因や解剖学、セルフケアの重要性について解説しました。

しかし、身体のことで困っている方は、市川市大和田や西船橋だけでなく、世の中にたくさんいらっしゃいます。そんな方に、最後に船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるからメッセージです。

テニス肘を含め、身体、医学、整体に100%の正解というものは存在しません。日々新しい情報、治療法、知識は更新され、これまでの常識も覆されていっています。

その中で、私たち船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるは、小さなお店ですが、皆様の手助けになれるよう日々勉強し、新しい知識と技術を手に入れ、まずは西船橋、ゆくゆくは全国にお悩みをお持ちの方を手助けしたいと思っています。

まずは気軽にLINEでも、お電話でも構いません。どうぞお気軽にご相談ください。あなたの力となることをお約束