肩こりの正体と根本改善:西船橋 整体院ゆいまーるが教える原因と対策
始めに
こんにちは!船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるの山城です。
今回は、ほとんどの方が感じたことや悩んだことが多いであろう「肩こり」について詳しく解説していきます。もし肩こりに悩んでいる方、肩こりに対しての知識を深めたい方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
「肩こり」とは?

まず「肩こり」とは、病気や病名などではなく、「肩が凝っている」「張っている」と感じる様子のことを略したものです。症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 肩が重い
- 肩が動きにくい
- 何となく痛い感じがする
現代では、デスクワークや座り仕事、スマートフォンや携帯電話の普及が進み、身体がこわばったり、疲れが溜まりやすくなったりして、肩こりになる方が大変多いとされています。
肩こりでも軽度であれば日常生活にさほど影響はありませんが、酷くなると**頭痛や吐き気、五十肩(肩関節周囲炎)**など、日常生活に支障をきたすような症状が現れることもあります。
肩こりの主な原因
肩こりの原因は多岐にわたりますが、まずは主な原因について見ていきましょう。
- 姿勢不良: 肩こりがある方の多くは、猫背やストレートネックになっている方が非常に多いと言われています。本来、正しい姿勢というのは背骨の上にしっかりと頭蓋骨が乗ることで支えられているのですが、ストレートネックというのは、背骨にうまく頭蓋骨が乗っていない状態になっています。 頭というものは体重の約10分の1の重さがあると言われており、頭蓋骨がうまく背骨に乗っていないということは、例えるならボーリングの球を斜めに持っているような状態になってしまっているわけです。そんな状態だと無駄な力が必要になりそうですよね?それが肩に起こることで肩がこわばり、肩こりになるのです。
- 眼精疲労: 眼精疲労で肩こりが起こるメカニズムとして、目の奥にある視神経は脳と直接繋がっており、視神経自体が「脳の第二神経」とも言われています。その視神経がずっと刺激を受けている状態が続くと、脳は休まらないわけです。詳しく知りたい方は「眼精疲労の症例と脳神経のお話」もご参考にしてください(※記事内リンクがあれば記載)。簡単に言えば、視神経と肩を支配している神経は密接に関わっているため、目が疲れると肩こりも酷くなってしまうのです。
- 血流不足: 今回ご紹介する肩こりを含め、慢性的な痛みというものは「局所の酸欠」が原因と言われています。血流が悪く酸素が細胞に行き渡らないと、痛みが出たり辛く感じたりすると言われています。 また、血管は三層構造になっており、中膜という部分が「平滑筋(へいかつきん)」という不随意筋(自分で動かせない筋肉)でできています。この平滑筋は自律神経によって調節され、つまり環境や自分の精神状態によって勝手に調整される筋肉なのです。興奮すると縮み、リラックスすると広がるようにできており、ストレスがかかると縮むため血管の中の血液量が減り、呼吸は浅くなり全身の循環不良につながります。 つまり、運動不足によって血流が悪くなったり、ストレスで血流が悪くなることで肩こりを感じやすくなるのです。
肩こりを解決するには、単に揉んで刺激を与えることで血流が良くなり、一時的に楽になることもありますが、なぜ肩こりが起きているのかを根本的に考え、原因を取り除いていくことが大事になります。
肩こりの対処法:今日からできるセルフケア
肩こりがなぜ起こるのか、考えられる要因については上記で述べました。では、どうしたらいいのか?ご自身でできるセルフケアについて3つご紹介します。
- ストレッチで姿勢改善: 肩こりを抱えている方の多くは、「自分は姿勢が悪い」「巻き肩なんだよね」など、自覚していることがあります。簡単に言えば、その姿勢を正すことで肩こりは軽減されていくと考えられます。 しかし、ここで大事なのは「なぜ姿勢が悪いのか」です。皆さん姿勢が悪いことは分かっていますが、「気が付いたら勝手に姿勢が悪くなってる」と感じませんか?そうなのです。 勝手に姿勢が悪くなる原因として、デスクワークや長時間携帯を見ているせいで、肘や胸の前の筋肉が固まっていることが考えられます。そのため、胸を開くようなストレッチを行い、丸まっている背中をまっすぐにできるようにしていきましょう。
- 血流促進で酸欠解消: 簡単に言うと、1日15分程度の有酸素運動をしましょう。慢性的な症状(肩こり、腰痛など)は「血流不足による酸欠」が原因であることが多いため、血流改善を行うために運動することが大切です。激しい筋トレや無理な運動をする必要はありません。大事なのは、ご自身が続けやすく継続できるかどうかです。
- 目の疲れを取り除く: これはデスクワークや事務職をしている人に効果的な方法だと思います。目の疲れ、いわゆる眼精疲労がある場合は、目から入る光の刺激により脳が興奮し、自律神経が乱れて筋肉の過緊張が生まれます。その結果、緊張した筋肉の「血流不足」が起き、肩こりを感じることになります。 そのため、目の疲れを取ることは肩こり解消に繋がったりします。 方法としては、湿ったタオルを30秒程度電子レンジで温め、それを寝る前に目に当てたり(目を温めることができれば何でも大丈夫です)、目の運動を行いましょう。目にも眼球を動かすための筋肉が存在しており、その筋肉が固まることで眼精疲労を起こします。なので、定期的に目の運動を行うことで目の筋肉がほぐれ、眼精疲労を楽にすることができます。 目の運動の方法として、目を時計回りに可動域いっぱいにグルグル10回程度行いましょう。終わったら反時計回りにも10回行いましょう。目の筋肉が固まっている人は、これだけでもスッキリしたり、首の回旋動作や回旋可動域が変わったりします。
セルフケアで対応できない肩こりの種類
上記で3つの肩こりのセルフケアを書きましたが、実は肩こりやストレートネックになる原因は上記以外にもあります。それが、セルフケアでは対応できない種類の肩こりです。
その原因とは「内臓」です。実は意外と知られていないのですが、内臓の悪さというか硬さが肩こりに影響していたりします。
例えば、肩や肩甲骨は肋骨にへばりついており、この肋骨の中には肺や気管支、心臓、また肝臓、胃なども入っています。この内臓の動きが悪かったり、何らかの問題があると、組織的なつながりで肩こりを感じたりもします。
実際に西船橋 整体院ゆいまーるに来る方で「肩こりなんです」とご来院される方のお話を伺っていくと、問題は肩ではなく胃や肝臓だったというケースは多々あります。
例として分かりやすく書くと、
- 30代女性:生理が重い → 下腹部をかばうため前傾姿勢になりやすい → 肩こりしやすい
- 50代男性:お腹が痛くなりやすい → お腹の中心辺りをかばうため前傾姿勢になりやすかったり、組織的に左肩に問題が生じやすい → 肩こりしやすい
などになります。
なので、このような症状を持っている方、体質の方は、肩が辛いと感じている部分だけでなく、動きの悪くなっている内臓に対してアプローチをしていかないと、結果として肩こりというものは良くならないのです。
整体や徒手療法と呼ばれるものは、このような内臓の動きを調整したり、働きを活発にしたりする「内臓マニピュレーション」という方法が確立されています。しっかりと技術を学んだ人にやってもらうと、肩を揉まなくてもすごく楽になったりします。
肩こり専門治療?「肩甲骨はがし」の真実と注意点
もしかすると、ひと昔前「肩甲骨はがし」などという名前を聞いたことがありませんか?私の記憶では5年ぐらい前、新型コロナウイルスが流行する前あたりに有名になったこの「肩甲骨はがし」ですが、肩こりのある皆さんは「肩こりに効きそう」「初めて聞く名前!興味があるから行ってみたい」などと思ったり、また実際に受けに行ったことがある人もいると思います。
しかし、まず徒手療法の中に「肩甲骨はがし」という療法は存在しません。この名前は誰かが勝手に名前を付けてメニュー化し、それが流行しただけの「方法」です。
この肩甲骨はがしは、肩こりにも効果があることもありますが、実は危険な行為になる人もいます。
- 向いている人: 筋肉質な人、普段ストレッチをしない人になります。このような方は単純に肩関節自体をあまり動かしていない人が多く、肩甲骨はがしを受けることで可動域が上がり、血流が促されスッキリします。
- 向いていない人: 細身の人、40代以上の方、脱臼癖のある人になります。 まず肩甲骨は肋骨にへばりついている、別の表現をすると肋骨と鎖骨にぶら下がっているようについていますが、屈強な筋肉や靭帯によって固定されており、様々な動きができるようになっています。 しかし、細身の方はこの肩甲骨を固定するための筋肉が弱いため、無理な力を加えて肩甲骨を動かしたりすると、筋肉や靭帯を痛める原因となってしまいます。 脱臼癖がある方は、上腕骨と呼ばれる骨が肩甲骨から外れやすい状態になっているため、無理な外力を加えると痛めやすいと言われています。
この「向いている人」「向いていない人」を、お店の人や施術者自身が分かっていない場合が多く、「肩こり=肩甲骨はがし」と考える人が非常に多いと感じます。もしご自身が向いていない人で、お店の人に肩甲骨はがしを勧められたら、断ることも自分の身を守ることに繋がると思います。
まとめ:あなたの肩こり、あきらめないで!
今回の記事のまとめです。
- 肩こり自体は病気や病名などではなく、肩が重いと感じるなどの症状の総称です。
- 肩こりの原因は、**「血流不足」「姿勢不良」「眼精疲労」「内臓」**など多岐にわたります。
- セルフケアで補える部分と、専門家の施術が必要な部分があります。
- 流行りの肩甲骨はがしは、人によっては危険であったり、効果がない場合もあるため注意が必要です。
西船橋で整体で肩こりを治したい方は
今回は肩こりについて書かせていただきました。結論として、肩こりの原因自体は多岐にわたり、ご自身でケアできるものと、できないものに分かれます。
基本的に肩こりで悩んでいる方の多くは、日常生活も普通に送れるし緊急性がない方がほとんどだと思います。しかし、酷くなってくると頭痛やだるさ、めまいなど様々な症状や弊害が生まれてくることが考えられ、病院では原因不明や自律神経の乱れだと言われ、対処法がないと言われて途方に暮れてしまう方も少なくありません。
西船橋にある整体院ゆいまーるは、そうなる前に整体で早期の改善を目指し、肩こりはもちろん、小さな不調も見逃さず、不調が出ないような身体作り、そしてアドバイスを提供できたら幸いと考えています。
もしこの記事を見ている西船橋の方で、肩こりを治したい、早く良くしたいと思っている方は、ぜひ船橋市西船橋にある整体院ゆいまーるへ一度ご相談ください。