【施術事例】50代男性の息苦しさが改善した理由とは?江戸川区東瑞江在住

初めに

◆「検査では異常なし」でも続く、原因不明の息苦しさ

「息がうまく吸えない」「胸がつかえて深呼吸できない」――。
日常生活でふと感じる“息苦しさ”は、重大な病気が隠れていることもありますが、検査をしても原因が見つからないことも少なくありません。

今回ご紹介するのは、江戸川区東瑞江在住の50代男性Aさんの症例です。
病院では「異常なし」と診断されたにもかかわらず、息苦しさや胸の圧迫感に悩まされていたAさん。その不調の原因は、胸郭のゆがみと自律神経のアンバランスにありました。

整体的なアプローチによってどのように改善していったのか、専門的な視点でご紹介いたします。


◆来院のきっかけ:長年の立ち仕事と慢性的な息苦しさ

Aさんは接客業に従事されており、日々多くのお客様と接する中で、長時間の立ち仕事や緊張が続く生活を送っていました。

数ヶ月前から「深く息が吸えない」「胸が圧迫されているように感じる」といった症状が出始め、次第に頭がぼーっとしたり、疲労感が取れなかったりといった不調も現れるように。
内科で検査を受けたものの、心電図・胸部レントゲン・血液検査などすべて「異常なし」。そのため治療も処方もされず、「このまま我慢するしかないのか」と思いながら数週間を過ごされていたそうです。

そんな中、インターネットで“息苦しさと整体”について検索し、近隣で施術を受けられる場所を探す中でご相談いただきました。


◆問診と検査で見えた、体と生活の関連性

初回のカウンセリングでは、Aさんの現在の生活状況や体調を細かく伺いました。
その結果、以下のような特徴が明らかになりました:

  • 1日3杯以上のコーヒーを飲む
  • 湯船に浸からずシャワーのみ
  • 運動習慣なし
  • 朝起きても疲れが取れていない
  • 首肩こりが慢性化している
  • たまに動悸や冷や汗がある

これらは、交感神経の過緊張状態を示す典型的なサインであり、呼吸に関わる筋群や内臓機能の調整力の低下も推測されました。


◆整体検査:胸郭の可動性低下と姿勢の崩れ

実際にAさんの身体を評価してみると、次のような特徴が見られました:

  • スウェイバック姿勢(骨盤が前に出て、胸郭が後方に引けている)
  • 右肩の下垂と背部の側弯傾向
  • 第1〜2肋骨の固着と、胸骨下部の突出
  • 第1頸椎〜第6胸椎にかけての可動制限
  • 後頭下筋群の過緊張
  • 腹部の張りと横隔膜の硬さ

特に注目すべきは、胸郭(肋骨・胸骨・胸椎)と頸椎・腹部の緊張が連動していた点です。
このような状態では、物理的に呼吸がしにくくなるだけでなく、自律神経(とくに副交感神経)の働きも妨げられ、息苦しさや動悸、不安感といった症状が出やすくなります。


◆施術内容:胸郭の柔軟性と自律神経バランスを回復

Aさんのケースでは、次の3つを重点に整体施術を行いました。

①胸郭のモビリゼーション

胸郭(肋骨・胸骨)の可動域を広げるために、ソフトな手技による胸骨と第1〜8肋骨の調整を行いました。
呼吸時にしっかり胸郭が開閉できるようになることで、酸素を深く取り込めるようになります。

②後頭下筋・頸椎・胸椎のリリース

後頭部と頸椎、胸椎中部(T4〜6)は自律神経と密接に関わるエリアです。
特に第1頸椎の可動性を改善することで、脳幹・迷走神経の働きを正常化する狙いがあります。

③腹部・横隔膜の緩和操作

お腹の緊張が強いと、横隔膜の動きも制限されます。
また、交感神経が過活動になると腹部の血流も悪くなるため、太陽神経叢周辺を含めた内臓調整をソフトに行いました。

施術全体はソフトかつ穏やかで、安心して受けられる内容に調整しています。


◆施術後の変化と経過

初回の施術直後、Aさんは「呼吸がしやすくなった」「胸のつまりが抜けた感じがする」と変化を実感。
また、視界が明るく感じたり、肩の力が抜けたりといった感覚もあったとのことでした。

その後の経過は以下のとおりです:

  • 2回目(3週間後):「息苦しさをあまり感じなくなってきた」「疲れ方が以前と違う」
  • 3回目(さらに3週間後):「朝起きたときの息苦しさが消えた」「気持ちも前向きになってきた」

以降は月1回ペースでメンテナンスを継続中。症状の再発もなく、仕事も以前より集中できるようになったとのことです。


◆まとめ:呼吸のしづらさは体のサインかもしれません

今回の症例は、以下の点を示唆しています:

  • 息苦しさの原因は、身体構造のゆがみ自律神経のアンバランスにもある
  • 胸郭や横隔膜の柔軟性を回復させることで、呼吸が劇的に変化することがある
  • 検査で「異常なし」と言われた不調にも、整体的アプローチが有効なケースがある

「病気ではないけれど、つらい」「どこに相談していいかわからない」という体の不調は、我慢せず専門的な視点でケアを受けてみることをおすすめします。


◆こんな方はぜひご相談を

  • 息苦しさが慢性的に続いている
  • 胸がつかえる・呼吸が浅い
  • 疲れが取れない、朝がつらい
  • 病院では異常なしと言われたが、どうしても気になる
  • 姿勢や猫背が気になる

自律神経・呼吸・姿勢のバランスを調える整体で、あなた本来の「呼吸のしやすさ」を取り戻しませんか?